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会陰(えいん)ヘルニアとは?症状や治療法、費用についても解説!

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会陰(えいん)ヘルニアについて解説します。会陰ヘルニアの原因や症状、診断方法や治療法、手術費用について解説します。また手術後の家での過ごし方ついてもお伝えします。
会陰(えいん)と聞くと出産の際の会陰切開を想像する人が多いでしょう。
しかし動物の場合の会陰は人とは違い、肛門周りのことを意味します。

この記事では

・会陰ヘルニアの原因・症状・治療法
・会陰ヘルニアの手術
・術後のホームケア
について解説します。
最後までお読みいただければ、会陰ヘルニアについてわかるようになっていますので、ぜひ最後までお読みください。


 

去勢していない男の子は要注意!会陰ヘルニアってどんな病気?

会陰ヘルニアとは会陰部簡単に言うと肛門の周囲)にある筋肉の隙間から脂肪やお腹の中の臓器(直腸や膀胱、前立腺)が飛び出す病気です。

飛び出る理由は肛門周囲の筋肉の状態が関係しています。

肛門周囲の筋肉が薄く弱くなると、直腸や内臓を正しい状態や位置で維持ができなくなります。

そして筋肉が弱くなると筋繊維の間に隙間(ヘルニア孔)ができ、この隙間から脂肪や内臓がはみ出しやすくなります。

そうなると排便時など、お腹に力を入れたときに脂肪や内臓などが腹圧に耐えきれずに会陰部にはみ出します。

この会陰部に内臓や脂肪がはみ出た状態を会陰ヘルニアと呼びます。

会陰ヘルニアは進行性の病気で自然に治ることはなく、病院で治療を受けなければ症状は進行してしまいます。

 

【会陰ヘルニア】原因について解説!

会陰ヘルニアの大半は、去勢手術を受けていない中高齢(7歳以上)のオス犬に発症しています。

そのため原因は男性ホルモン(テストステロン)の影響が強いと考えられています。

しかし、肛門周囲の筋肉が弱くなることで発症する会陰ヘルニアと男性ホルモンとの関係は未だに明らかになっていません。

また男性ホルモン以外にも、お腹の中の圧力が過度に上がったり、筋肉を脆弱化させる病気の関与も疑われています。

その他にも会陰ヘルニアになってしまう要因には以下のようなものがあります。

・前立腺肥大
・便秘症
・膀胱炎
・肥満
・ホルモン疾患
・交通事故などによる外傷
・興奮しやすい性格

なども会陰ヘルニアを引き起こす要因であると考えられます。

また大変稀ではありますが、メス犬や猫での発症も確認されています。

 

【会陰ヘルニア】どんな症状がでるの?

会陰ヘルニアの特徴的な症状について解説します。

会陰ヘルニアの初期症状(軽度)

・尻尾の付け根や肛門の周りがポコっと腫れる(片側もしくは両方)
・便秘や下痢になる
・うんちの時に不自然にいきむようになる

軽度の症状は肛門周りの筋肉が薄くなることで直腸が歪んでしまい、肛門の左右にうんちが溜まってしまいます。

会陰ヘルニアの症状を放っておくと更に直腸の歪みがひどくなり、肛門周囲の腫れが大きくなったり、肛門が正常な場所から移動してしまいます。

そしてさらに症状が進むと次のような症状が現れるようになります。

会陰ヘルニアの後期症状(重度)

・うんちが出ないなどの排便困難
・おしっこが出ないなどの排尿困難
・嘔吐

これらの症状は直腸や膀胱、前立腺が弱くなった肛門周りの筋肉の隙間に入り込むことで、うんちやおしっこが通過できなくなっている状態です。

また、この筋肉の隙間に小腸が入り込んでしまうと腸内の消化物が通過できずに腸閉塞を引き起こし、嘔吐などが現れるようになります。

腸閉塞の状態では尿路や小腸が壊死を起こしている可能性があり、急変し命を落とす事態にもなるので、緊急手術が行われることがあります。

 

【会陰ヘルニア】なりやすい犬種はいるの?

会陰ヘルニアは年齢が7歳以上の去勢手術を受けていないオス犬に多く見られます。

中でも以下の犬種によく見られる傾向があります。

・ウェルシュコーギー
・ミニチュアダックスフンド
・トイプードル
・マルチーズ
・ボクサー
・ボストンテリア
・ペキニーズ
・オールドイングリッシュシープドック
・ポメラニアン
・テリア系の小型のミックス犬

会陰ヘルニアの診断方法や治療法は?手術も必要?

会陰ヘルニアは見ただけでは判断できないため、獣医師による診断が必要です。

ここでは、会陰ヘルニアの診断方法や治療法、手術とその後のケアについて解説します。

 

【会陰ヘルニア】診断方法をご紹介!

会陰ヘルニアの診断方法は触診(触って診察すること)です。

具体的には肛門から直腸に直接指を入れて触診します。この際に

・直腸の蛇行の有無
・うんちのたまり具合

を確認します。

会陰ヘルニアがあった場合は病状の進行を確認するため画像検査をして内臓に異常がないかなどを確認します。

併せて発症の原因となりうる膀胱結石や前立腺炎、ホルモン疾患などがないかも必要に応じて検査を行います。

そうして検査結果などを総合的に考慮して治療方法を判断をします。

 

【会陰ヘルニア】治療方法をご紹介

会陰ヘルニアは進行していく病気で自然治癒する病気ではないので、手術による外科治療が一般的です。手術できない場合(老犬である等)介護が必要になります。

ヘルニアは早い段階で手術を行えば再発のリスクが少なく、手術後も良好な傾向にあるので早期での治療が勧められています。

しかし、かなり早い段階で見つかった場合にのみ、手術しない内科療法を行う場合もあります。

内科療法では以下の方法が取られることが多いです。

内科療法の内容

・うんちを柔らかくして排便時のいきみを和らげる
・うんちの量が増えないような食事にする

などがあります。

 

【会陰ヘルニア】手術について

会陰ヘルニアに対する手術の方法はこれといったものはありません。そのため

・ヘルニアの進行度合い
・筋肉の状態
・去勢手術の有無

など、患者さんの状態に応じて最適であろう手術が検討され、行われます。

手術内容は以下のようなものが一般的です。

手術の内容

・ホルモンの関与や前立腺肥大を改善させるための去勢手術
・動いてしまった直腸や膀胱、前立腺などを正しい位置に戻して固定する手術
・肛門周りの緩んでしまった筋肉の部位を塞ぐ手術

これらの手術を必要に応じて、組み合わせを変えて行われます。

 

【会陰ヘルニア】術後の管理も大切!感染予防や食生活が大事!

会陰ヘルニアの手術は肛門周りの手術のため、感染予防が重要です。

傷口を不衛生にして細菌感染を起こさないために、うんちをしたあとには肛門周りをきれいにしましょう。

もし傷口にうんちが付着してしまったなら、よく洗い流してしっかりと乾かす必要があります。

二次感染を防ぐため病院によって抗生剤などの飲み薬や塗り薬を処方される場合もあります。

 また、獣医からうんちの量を調節するために消化性が高いフードや、うんちの量が増えにくいフードに切り替えるよう指示がでる場合があります。

回復が順調に進めば手術後2週間程度で抜糸です。

抜糸後は日常生活に戻れますが、時に脱肛(肛門から直腸がはみ出る)する場合もあります。しかし程度は軽く、一時的なものです。

しばらくは再発がないか定期的な診察を受けることをおすすめします。

 

補足:先天性疾患が発症する前に!遅くとも7.8歳までには加入しよう

ペット保険は、加入する前に発症している先天性疾患や既に発症している病気や疾患は補償の対象外となります。

そのため、病気になってから保険に加入しようとしても、肝心のその病気の治療費は補償の対象外になってしまいます。

また、加入後に発見できた病気であっても先天性疾患を補償の対象外としているペット保険や、慢性疾患にかかると更新できない保険もあります。

また一般的にペット保険では8~12歳で新規加入年齢を設定していることがほとんどです。早いところでは7歳で新規加入を締め切るペット保険もあります。

「健康なうちに加入しないと意味がない」「また年齢制限に引っかからないから保険の選択肢が広がる」という意味で遅くとも7~8歳までにはペット保険の加入、少なくとも検討をすることをおすすめします。

補足ですが、アニコムやプリズムコールではシニア向けのペット保険商品もあります。

高齢・シニア向けのペット保険については下記の記事でも解説していますのでぜひ参考にしてください。

よくある質問

会陰ヘルニアは完治するの?

会陰ヘルニアは進行性の病気で自然に治ることはありませんが、手術を行えは完治する可能性の高い病気です。
会陰ヘルニアの治療は外科手術を行うことが一般的となっています。

会陰ヘルニアの手術費用はいくらかかるの?

会陰ヘルニアの手術費用はヘルニアの進行具合によって変わってきますが、だいたい7〜15万円程度かかることが多いです。
会陰ヘルニアの手術は数日入院して様子を見てから退院する事が多いので、実際に支払う金額は手術費用+入院費+必要に応じた薬代などを合わせた金額になります。
この金額はあくまでも平均的な金額であるため、病気の進行具合・犬種・動物病院の方針などによって金額は変わっていきますので、不安に感じるならば一度かかりつけの病院で確認されると良いでしょう。

ペット保険は必要?

動物病院

ペットには公的な保険制度がありません。そのため治療費の自己負担額は100%です。

もしもの時に、お金を気にせずペットの治療に専念できるよう健康なうちにペット保険に入ることをおススメします。

また、病気になった後では加入を断られる可能性があります。

 

ペット保険比較表や記事を活用するのがおすすめ!

ペット保険比較アドバイザーでは、ペットに合った保険の選び方やペットの健康に関するお役立ち記事を公開しております。

記事と合わせて比較表も活用することで、ペットと飼い主様に合った保険を選ぶことができます。

また、保険会社のデメリット等も理解できるので、後悔しないペット保険選びができます。

ペット保険への加入を検討されている方はぜひご活用ください。

 

【犬の会陰ヘルニア】まとめ

今回、ペット保険比較アドバイザーでは

・会陰ヘルニアは去勢手術を受けていない中高齢のオス犬に多く発症する病気であること
・会陰ヘルニアは手術を受ければ完治が望める病気であること
・会陰ヘルニアの自宅管理は傷口を清潔に保つことが重要であること
について解説してきました。
会陰ヘルニアは手術を行えば再発のリスクも少なく、退院後も発症前の生活に戻れる可能性が高い病気です。
しかし、いくら完治の可能性が高いとはいえ症状が重度であればその分手術の難易度も上がり、再発のリスクや術後の回復にも影響が現れやすくなります。
いざというときに「手術」という選択肢が取れるように、ペットが健康な時からペット保険への加入を検討してみることをおすすめします。
ペット保険比較アドバイザーではペット保険に関する記事も掲載しておりますので、ぜひご活用ください。