この記事では
・犬猫の臍ヘルニアの治療法
・犬猫の臍ヘルニアの手術費用
・犬猫の臍ヘルニアの予防
犬猫の臍ヘルニアとは?
臍ヘルニアは、犬猫によく見られる奇形で、成長過程で閉じるべき臍の穴が閉じず、その穴から臓器や脂肪組織などが体の外に出てしまっている状態のことです。
臍ヘルニアは先天性と後天性の2種類に分けられますが、先天性であるケースがほとんどです。
犬猫の臍ヘルニアの症状
犬猫が臍ヘルニアになると、おへそ部分がポコっと丸く突出します。
感触は柔らかく、指で押すと戻る場合があります。
犬猫の臍ヘルニアの治療法
臍ヘルニアは子犬や子猫の場合、生後半年程度で自然に治る場合がありますが、なかなか治らない場合は去勢・避妊手術の際に一緒に切除するケースが多いです。
ただし、ヘルニアが大きい場合や痛みを伴っている場合は命に関わる危険性があるため早期の手術が必要になります。
臍ヘルニアの手術費用
犬猫の臍ヘルニアを手術で切除するとなった場合、体重によっても異なりますが5~10万円程度の費用がかかります。
去勢・避妊手術と一緒にヘルニアを切除する場合は、去勢・避妊手術に5,000円~1万円程度プラスした費用がかかるケースが多いです。
術後の入院は1~2日程度で、1週間後に抜糸となります。
犬猫の臍ヘルニアは極端に大きくない限り難しい手術ではなく、再発する確率もかなり低いです。
犬猫の臍ヘルニアの予防
犬猫の臍ヘルニアは、予防法が存在しません。
しかし、早期発見することで適切な処置ができます。
日頃から愛犬や愛猫の体を触り、おへそやその他の部位に異常がないか確認しましょう。
よくある質問
友人の家で生まれたチワワの赤ちゃんを譲り受けたのですが、最近急にでべそになった気がします。治す方法はあるでしょうか?
猫の足の付根あたりにしこりがありますが、これも臍ヘルニアでしょうか?
ペット保険は必要?
ペットには公的な保険制度がありません。そのため治療費の自己負担額は100%です。
もしもの時に、お金を気にせずペットの治療に専念できるよう健康なうちにペット保険に加入することをおすすめします。
また、病気になった後では加入を断られる可能性があります。
ペット保険比較表や記事を活用するのがおすすめ!
ペット保険比較アドバイザーでは、ペットに合った保険の選び方やペットの健康に関するお役立ち記事を公開しております。
記事と合わせて比較表も活用することで、ペットと飼い主様に合った保険を選ぶことができます。
また、保険会社のデメリット等も理解できるので、後悔しないペット保険選びができます。
ペット保険への加入を検討されている方はぜひご活用ください。
補足:先天性疾患が発症する前に!遅くとも7.8歳までには加入しよう
ペット保険は、加入する前に発症している先天性疾患や既に発症している病気や疾患は補償の対象外となります。
そのため、病気になってから保険に加入しようとしても、肝心のその病気の治療費は補償の対象外になってしまいます。
また、加入後に発見できた病気であっても先天性疾患を補償の対象外としているペット保険や、慢性疾患にかかると更新できない保険もあります。
また一般的にペット保険では8~12歳で新規加入年齢を設定していることがほとんどです。早いところでは7歳で新規加入を締め切るペット保険もあります。
「健康なうちに加入しないと意味がない」「また年齢制限に引っかからないから保険の選択肢が広がる」という意味で遅くとも7~8歳までにはペット保険の加入、少なくとも検討をすることをおすすめします。
補足ですが、アニコムやプリズムコールではシニア向けのペット保険商品もあります。しかし保険料も高くなり、補償内容のグレードも普通のプランより下がってしまいます。
高齢・シニア向けのペット保険については下記の記事でも解説していますのでぜひ参考にしてください。
【犬猫のでべそ(臍ヘルニア)】まとめ
今回、ペット保険比較アドバイザーでは
・犬猫の臍ヘルニアの治療法
・犬猫の臍ヘルニアの手術費用
・犬猫の臍ヘルニアの予防