犬の爪切りを自分でするのが難しい!やり方や頻度等についても解説!
2024年8月1日
この記事では
・犬の爪切りのコツ
・爪切りを嫌がるときの対処法
犬の爪切りの必要性
犬の爪切りは健康を守るためにも必要なケアです。理由としては
爪切りは
・骨格の異常を防ぐ
・爪や肉球の病気を防ぐ
などの効果が期待できます。
犬が安全に生活することができる
爪切りは「犬が安全に生活すること」ができます。
爪切りをすることによりカーテンやおもちゃなどに引っ掛けることがなく安全に過ごせることが期待できます。
爪が長いと他の犬や人に怪我をさせてしまうことや転倒してしまうこともあり怪我してしまうこともあります。
安全に生活するためにも適正な長さに切っておくことが大切です。
骨格の異常を防ぐ
爪切りは「骨格の異常」を防いでくれます。
犬の爪が伸びることにより肉球に爪が食い込むこともあり歩き方がおかしくなってしまいます。
そのまま放置することで骨格が変形してしまうこともあるため注意が必要です。
足の異常は体全体に影響してしまうため健康的な状態を保つようにしましょう。
爪や肉球の病気を防ぐ
犬の爪切りは「爪や肉球の病気」を防いでくれます。
犬の爪は巻爪になっているため伸び続けるとそのまま肉球に刺さります。
放置してしまうと肉球からの出血や爪が割れてしまう可能性もあります。
足は犬にとって健康に生活するためにも大切な部位なため犬の健康維持にも影響してしまいます。
犬の爪切りのコツは?頻度や長さについても解説!
犬の爪切りは犬が落ち着いてくれれば簡単に切ることができます。
しかし犬の爪の中には血管が走っているため誤って切ってしてしまうと出血してしまい犬が爪切りを嫌がるようになってしまうこともあります。
ここでは「犬の爪切りのコツ・頻度や長さ」について解説します。
犬の爪切りの期間はどれくらい?
犬の爪切りのペースは月に1度程度が目安となります。
犬の爪は散歩中のアスファルトなどで多少削れるため2週間程度で爪の状態を確認し長いようであれば切ってあげることがおすすめです。
こまめに爪切りをすることで1回の爪切りの時間を短くすることもできます。
2週間~1ヶ月程度間隔をあけて爪の状態を確認していきましょう。
犬が爪を噛む等の行動が見られたときは手入れしてあげましょう。
爪の適切な長さの目安は?
犬の爪の長さの目安としては血管まで行かない程度です。
白い爪の犬の場合は血管がどこまで伸びているのか確認しやすいため血管を確認しながら爪切りをし無理しないようにしましょう。
肉球から爪が飛び出ない程度が目安となりますが血管がすでに伸びてしまっていると血管を切ってしてしまいます。
「血管の位置」と「足を地面につけたときに肉球から爪が出ないか」を確認しながらすすめていきましょう。
犬の爪を切るための必要な道具は?
犬の爪を切るために必要な道具は「爪切り」で必要に応じて「爪やすり」を用意します。
犬の爪切りはギロチンタイプとニッパータイプがあるため使いやすい方を使用しましょう。
子犬の頃はハサミタイプもおすすめです。
ギロチンタイプは持ち方や向き(詰めの根元に対して水平)が決まっているため使用する時には使い方についてしっかり確認してから使用しましょう。
誤って使用することで思っていた場所より短い位置で切ってしまうこともあるため注意が必要です。
爪が伸び巻いてしまっている場合はギロチンタイプの爪切りが入りません。
そのときはニッパータイプを使用して短くしましょう。
犬の爪を短く切りすぎないようにするコツは?
犬の爪を切りすぎないようにするコツは少しずつ短くしていくことです。
白い爪の場合は爪の長さを確認することができますが黒い爪の場合は確認できません。
血管が近くなると爪の断面が少し湿ったようになりますが、初めて爪切りをするときには判断することが難しいです。
そのため少しずつ短くしていき爪の断面を確認しましょう。
自宅で切るときには無理して短くしようとしなくても問題ありません。
無理して切ることで犬が爪切りを嫌いになってしまうことがあるため無理をしないようにしましょう。
血が出てしまった!どう対処したらいい?
犬の爪切りをしている時に付け根等が出血してしまった場合はまず圧迫して止血をします。
肉球を抑えるのではなく出血部位をしっかり抑えましょう。
止血時に肉球を強く握ってしまうとさらに出血してしまう可能性があるため手は軽く握ります。
犬の爪専用の止血剤があるのであればひとつまみし出血部位におしつけて2~3分程度待ちます。
血が止まれば自宅観察で大丈夫ですが、感染症の危険もあるので外のお散歩を2.3日はやめるようにしましょう。
止血剤がない場合はコットンなどで圧迫止血をし3~5分程度様子を見ます。
かなり出血が多い場合はかかりつけの動物病院に連絡し受診することをおすすめします。
血管には神経も通っているため深爪してしまうとかなりの痛みがあります。
犬が爪切りを嫌がることにもつながるため無理やりしないように心がけましょう。
上手に爪切りするポイントは?
犬の爪切りをうまくするポイントは少しずつ爪切りに慣れる・慣れさせることです。
初めて爪切りをするときは緊張してしまったり、犬自身が怖がることもあるでしょう。
緊張は犬にも伝わるため爪切りを怖いと感じてしまうこともあります。
爪切りは練習すればどんどん上手くなっていきます。
無理せずに少しずつ切っていき爪切りに慣れるようにしましょう。
爪切りに慣れることで犬も爪切りに対して「痛くない」「怖くない」と感じてくれるようになります。
爪切りには犬が落ち着いてくれることも大切です。
できたらたくさん褒めてご褒美を与えるようにしましょう。
ご褒美は何がいい?
ご褒美には犬が喜びものがおすすめです。
「おやつ」や「ご飯」「おもちゃ」など犬が好むものを見つけましょう。
おやつやご飯を与えるときにはカロリーオーバーしないように1日のカロリーを調節しましょう。
犬の爪切りの段取りを4ステップでご紹介!
犬の爪切りは4ステップでできるため慣れれば簡単に切ることができます。
ここでは「犬の爪切りの段取り4ステップ」について解説します。
ステップ1.血管の確認
爪切りを行うときはまず「血管の長さを確認」しましょう。
どのくらい切ればいいのか、どの角度で切ればいいのかみていきます。
白い爪は確認しやすいですが黒い爪は確認しづらいためよくみてみることをおすすめします。
わかりづらいときは肉球からどれくらい爪が出ているかみてみましょう。
ステップ2.保定して足を上げる
爪切りをするときには「犬を保定することが大切」です。
保定とは犬を動かないようにすることで「あご」「肩」「腰」を押さえることでしっかり保定することができます。
ただ誤った部位を押さえることで犬が苦しくなってしまうこともあるため力づくで押さえることはやめましょう。
爪切りを持つ反対側の脇に犬を挟むように押さえることで爪切りしやすい体勢になるためおすすめです。
脇に挟んだ状態で犬の足を軽く持ち上げて爪切りをしていきます。
ステップ3.後ろ足から切る
犬の爪は「後ろ足から切って」いきましょう。
後ろ足から切ることで犬も恐怖心を感じづらくなります。
少しずつ短くしていき爪切りに慣れていけるようにしましょう。
犬の後ろ足を持ち上げるときに引っ張ることがないように注意が必要です。
前足は後ろ足の爪切りが終わってからにします。
後ろ足のカットに時間がかかってしまうときには日を改めることもおすすめです。
補足:狼爪(犬の親指)も忘れずに
犬の爪の数は人間と同じように5本あり、いわゆる親指に当たる狼爪と呼ばれる部分があります。
狼爪は地面に接することがないので他の爪と桑部手も削れることが少ないです。
狼爪もしっかり爪切りしてあげましょう。
ステップ4.たくさん褒める
爪切りをした後は「たくさん褒めて」あげましょう。
爪切りしているときも少しずつおやつを与えることもおすすめです。
爪切りに慣れていないときは休み休みおやつを与えながらすすめていきましょう。
爪切りは手に力が入りやすいため深呼吸し落ち着いてから切っていくことをおすすめします。
犬が爪切りを嫌がるときは?爪切りを成功させるコツ
犬の爪切りは犬が嫌がってしまうとかなり難易度が上がりカットできずに終わったということもあります。
ここでは「犬が爪切りを嫌がるときや爪切りを成功させるコツ」について解説します。
ステップ1.愛犬が喜ぶところからさわる
爪切りを成功させるコツとして「愛犬が喜ぶところからさわる」ことをおすすめします。
犬は顔周りや背中などの広い部分は触られることを喜びます。
しかし「鼻先」「足先」「尻尾」などを触られることを嫌がります。
爪切りをする前の準備として喜ぶところを触っていくことから始めていきましょう。
ステップ2.全身をさわりながら足を触っていく
爪切りを成功させるコツとして「全身を触りながら足を触っていく」ことをおすすめします。
全身を触られることに慣らす段階で犬が触られることを苦手とする部分も少しずつ触っていきましょう。
爪切りをするときには足先を触らなければいけないため少しずつ足先を触られることに慣れさせていくことをおすすめします。
ステップ3.終わったらたくさん褒める
爪切りを成功させるコツとして「終わったらたくさん褒める」ことをおすすめします。
犬の体を触ってからたくさん褒めることで「体を触られると褒めてもらえる」と認識するようになります。
犬の体を触れるようになることは爪切りがしやすくなるだけでなく日常ケアや万が一病気になったときのケアもしやすくなります。
補足:爪が黒い愛犬の場合
犬の爪が黒いときには血管が全く見えません。
そのため無理に切ることはせずに少しずつ切っていくようにしましょう。
犬の血管の位置は爪を切った後の断面でも確認することができます。
犬の爪が乾燥している部分はまだカットできる状態です。
爪の断面が半透明のような湿り気を帯びた状態は血管が近くなってきているサインですので注意しましょう。
犬が嫌がるときの対処法
犬が嫌がるときの対処法として犬の体を触ることから始めましょう。
犬が体を押えられることに慣れずに暴れてしまうこともあるためはじめは爪切りを持たずに保定してみることもおすすめです。
体に触られることや保定されることに慣れてきた段階で爪切りにステップアップしてみましょう。
さらに、こまめにご褒美を与えることもおすすめです。
できたらご褒美を与えたくさん褒めることを繰り返しましょう。
うまく切れないときは動物病院へ
犬の爪切りが自分でうまくいかないときには動物病院にいくことがおすすめです。
爪切りを無理して行うことで爪切りに対して恐怖心を抱いてしまうことがあります。
そのため慣れていないときやうまく切れないときには専門家にお願いしましょう。
動物病院だけでなくトリミングサロンでも爪切りができるため活用することをおすすめします。
よくある質問
犬の爪切りはいつから始める?タイミングは?
犬の爪切りは初心者でもできる?
ペット保険は必要?
ペットには公的な保険制度がありません。そのため治療費の自己負担額は100%です。
もしもの時に、お金を気にせずペットの治療に専念できるよう健康なうちにペット保険に加入することをおすすめします。
また、病気になった後では加入を断られる可能性があります。
ペット保険比較表や記事を活用するのがおすすめ!
ペット保険比較アドバイザーでは、ペットに合った保険の選び方やペットの健康に関するお役立ち記事を公開しております。
記事と合わせて比較表も活用することで、ペットと飼い主様に合った保険を選ぶことができます。
また、保険会社のデメリット等も理解できるので、後悔しないペット保険選びができます。
ペット保険への加入を検討されている方はぜひご活用ください。
補足:先天性疾患が発症する前に!遅くとも7.8歳までには加入しよう
ペット保険は、加入する前に発症している先天性疾患や既に発症している病気や疾患は補償の対象外となります。
そのため、病気になってから保険に加入しようとしても、肝心のその病気の治療費は補償の対象外になってしまいます。
また、加入後に発見できた病気であっても先天性疾患を補償の対象外としているペット保険や、慢性疾患にかかると更新できない保険もあります。
また一般的にペット保険では8~12歳で新規加入年齢を設定していることがほとんどです。早いところでは7歳で新規加入を締め切るペット保険もあります。
「健康なうちに加入しないと意味がない」「また年齢制限に引っかからないから保険の選択肢が広がる」という意味で遅くとも7~8歳までにはペット保険の加入、少なくとも検討をすることをおすすめします。
補足ですが、アニコムやプリズムコールではシニア向けのペット保険商品もあります。しかし保険料も高くなり、補償内容のグレードも普通のプランより下がってしまいます。
高齢・シニア向けのペット保険については下記の記事でも解説していますのでぜひ参考にしてください。
【犬の爪切りの必要性やコツについて】まとめ
今回、ペット保険比較アドバイザーでは
・犬の爪切りのコツ
・爪切りを嫌がるときの対処法