ラグドールの平均寿命は短い?性格や体重、大きさについても徹底解説
この記事では
・ラグドールの特徴
・ラグドールの性格
・ラグドールの体重
・ラグドールの値段
・ラグドールの飼育ポイント
・ラグドールがなりやすい病気
ラグドールの特徴は?寿命はどれくらい?
ラグドールの平均寿命は14~16歳です。
猫全体の平均寿命は14歳なので、ラグドールの寿命は平均的といえるでしょう。
ちなみにラグドールの14歳は、人間に換算すると72歳です。
ラグドールは人間の約5倍の速さで年をとります。
ラグドールに関わらず猫全般が人間より急速なスピードで成長するため、愛猫との1日1日を大切に過ごしたいものです。
ラグドールの性格は?
ラグドールはおっとりとした性格で、争い事を好みません。
また、狩猟本能も薄く猫パンチが出にくい傾向があるとされているため、室内飼いが推奨されています。
ラグドールを外飼いしてしまうと、喧嘩に巻き込まれたりノミやダニなどの感染症を引き起こす虫が着いてしまったりする可能性があるため、ラグドールのためにも室内飼いしましょう。
ラグドールの体重は?大きさはどれくらいになる?
ラグドールは、骨太でずっしりとした体格のいい猫種です。
猫には6つのボディタイプがありますが、ラグドールは胴長で骨太、筋肉質なロング & サブスタンシャルとなっています。
ボディタイプ | 特徴 | 代表的な猫種 |
コビー | 胴体が短く筋肉質。頭部は丸く、耳は離れ気味。 | ペルシャ・ヒマラヤン・エキゾチックショートヘア |
セミコビー | コビーよりも手足が長く、顔や目が丸い。体型はコビーよりも小さい。 | アメリカンショートヘア・スコティッシュフォールド |
オリエンタル | 胴体や手足が細く、顔がくさび形。耳は大きめで離れ気味。 | サイアミーズ・バリニーズ |
フォーリン | 胴体や手足など全体的に線が細いが、オリエンタルよりも体に厚みがある。 | ロシアンブルー・アビシニアン |
セミフォーリン | フォーリンタイプより丸みを帯びた体型で、くさび形の顔。 | マンチカン・スフィンクス、トンキニーズ |
ロング & サブスタンシャル | 体長が長く体高も高い。骨太で筋肉質。 | ラグドール・ノルウェージャンフォレストキャット・メインクーン |
平均体重はオスが5~8キロ、メスが4~6キロです。
体長は約50cmで、一般的な猫の平均(25〜30cm)と比べるとかなり大きめです。
ラグドールは「世界一重い猫」と言われており、中には10キロを超える個体もいます。
おっとりとした性格も相まって気を抜くとすぐに太ってしまうデメリットがあるため、適度に運動をさせたり食事に気を使ったりして適正体重をこころがけましょう。
ラグドールの値段は?
ラグドールの値段は、18~20万円と猫の中でも比較的高額な価格です。
ブリーダーからショータイプの子猫や良血の子猫を購入する場合は、オスが23~25万円、メスが25~30万円程度といわれています。
メスは繁殖を視野に入れられるため、オスよりも2~3万円程度高いです。
ラグドールの飼育のポイントは?
ラグドールは穏やかな性格で猫パンチも出にくい傾向にあるため、ほかの猫と縄張り争いになる危険性がある外飼いはやめましょう。
ラグドールは帰巣本能の強い猫とされているため、家族に迎えるときや引っ越しするときは、ケージや囲いなどを作って安心できる場所づくりをしてあげる必要があります。
そして、新しい環境になれるまではあまり構わず、ラグドールの方から寄ってくるまでじっと待ってあげましょう。
また、長毛種のラグドールは毎日のブラッシングが必須です。
ブラッシングを怠ると、毛づくろいで長い毛を大量に飲み込んでしまい、毛球症になる可能性が高まります。
ラグドールがなりやすい病気は?
ラグドールは比較的新しい猫なので先天性の遺伝疾患は少ないとされています。
しかし、バーマンやペルシャの血を引いている猫なので、それらの猫がなりやすい病気には注意しておきましょう。
ラグドールがなりやすい病気①毛玉症
ラグドールは長毛種のため、長い毛を毛づくろいで飲み込んでしまい毛玉症を引き起こすリスクが高いです。
毛玉病は毛づくろいで体内に入った毛が体外に排出されず、胃や腸の壁を傷つける病気で、嘔吐や食欲不振などの症状がみられます。
ただ、毛玉症はこまめなブラッシングで予防できる病気なので、毎日1回は丁寧にブラッシングしてあげるといいでしょう。
ラグドールがなりやすい病気②熱中症
毛量の多いラグドールは、体の熱を外へ逃がしにくいため熱中症にかかりやすいです。
熱中症になると、口呼吸、ヨダレ、下痢、嘔吐などの症状が見られます。
熱中症の症状がみられた場合は、保冷剤や氷などで体を冷しながら急いで動物病院へ連れていきましょう。
熱中症は防げる病気です。
夏は室内にいても熱中症になる可能性があるため、部屋の風通しをよくする、クーラーをつける、水分補給をこまめにさせるなどして熱中症対策をしましょう。
ラグドールがなりやすい病気③肥大型心筋症
ラグドールのオスは、肥大型心筋症になりやすいとされています。
肥大型心筋症とは、心臓の構造に異常が生じ、血液がうまく送り出せなくなる病気です。
初期症状はほとんどありませんが、症状が進行すると疲れやすい、運動をあまりしなくなったなどの症状がみられます。
さらに症状が進行すると、呼吸困難や突然死など命に係わる症状がみられることもあるため、早期発見早期治療が大切です。
ラグドールの長生きのコツは?
ラグドールに長生きしてもらうためには、食事・運動に気を配りましょう。
ラグドールは筋肉質なので、高タンパク&高カロリーな食事を与え、大きな体を維持できるようにします。
ただ、高タンパク&高カロリーを与えたまま運動をさせないでいるとすぐに適正体重を超えてしまうため、毎日こまめに運動させるのが大切です。
キャットタワーを設置したり、猫じゃらしやボールで遊んだりして、楽しみながら運動できる環境を整えてあげましょう。
キャットタワーはラグドールの重さに耐えられるものを選んであげてくださいね。
ラグドールにおすすめの保険は?
ここではラグドール及び猫に合ったおすすめのペット保険、比較・選び方について解説します。
全てのペット保険で補償の対象外である去勢の費用等の項目は除き、あくまで保険会社・プランで差別化になるポイントに絞って解説します。
他サイトのようなランキング形式ではなく、あくまで猫目線で解説していきます。
ラグドールのペット保険加入の選び方のポイント
・歯科治療(歯周病等)
③通院・手術・入院を補償するフルカバー型のペット保険の中でも通院は他社と比較しても手厚いか
④更新の際に「来年度からの傷病や部位補償の対象外」とする可能性がないか
①猫のなりやすい病気が補償されるか確認
ペット保険は保険会社によって補償する病気や、補償の対象外となる項目が異なります。
中には猫がなりやすい、歯周病を含む一切の歯科治療を補償の対象外としているペット保険も存在します。例えば「プリズムコール」では一切の歯科治療が補償の対象外です。
また、「日本ペット少額短期保険:いぬとねこの保険」では「歯肉に触れる治療は補償されるが、歯に触れる治療は補償の対象外」といった細かい制限があります。
特に歯科治療は保険会社によって補償されるかが異なりますので、必ず保険約款や重要事項説明書を確認することをおすすめします。
また公式HPでも「保険金のお支払いできない事例」の中に記載されていることがほとんどですので必ず確認しましょう。
補足になりますが、予防目的の歯石除去等は全てのペット保険で補償の対象外なので注意しましょう。
猫がなりやすい病気で補償の対象外か確認すべき病気
②加入後に発症した先天性、遺伝性疾患が補償されるか
全てのペット保険で加入前に発症している先天性、遺伝性疾患は基本的には補償の対象外となってしまいますが、加入後に発症した先天性、遺伝性疾患を補償するかどうかは保険会社によって異なります。
猫種によっては、なりやすい遺伝性疾患があります。例えばラグドールでもなりやすい「肥大心筋症」という遺伝性疾患が存在します。
こちらも併せて公式HP内の「保険金をお支払いできない事例」や保険約款・重要事項説明書を確認し、加入後に発症した先天性疾患が補償されるかしっかり確認しましょう。
③通院・手術・入院を補償するフルカバー型のペット保険の中でも通院補償の手厚さを重視するのがおすすめ
猫がなりやすい病気である「腎臓病」や「膀胱炎」は長期もしくは複数回の治療が必要になる疾患です。また「尿結石」は症状が重い場合、外科手術を伴う高額治療が必要になる傷病です。
そのため、猫には「通院・手術・入院を補償するフルカバー型のペット保険」に加入することがおすすめです。
しかし、猫は腎臓病等の慢性疾患になりやすいのに対し、そこまで手術の可能性は高くありません。そのため猫にはフルカバー型の中でも通院補償が他社より手厚いペット保険に加入することをおすすめします。
【通院治療費】
・年間平均診療費 : 272,598円
・平均診療単価 : 9,329円
・年間平均通院回数 : 15.2回
参考:アニコム損保「家庭どうぶつ白書2019」
参考:猫との暮らしとお金「猫が慢性腎臓病になったときにかかる費用はどれくらい?」
(あくまでも統計による平均なので一つの参考資料として見てください)
④更新の際に「来年度からの傷病や部位補償の対象外」とする可能性がないか
ほとんどのペット保険が一年契約となっており、契約を毎年更新していくことで終身の補償となっています。
つまり、ペット保険に加入すると毎年契約更新の審査があります。
中には「前年度にかかった傷病や慢性疾患」等の、特に治る見込みが少ない、再発の可能性が高い慢性疾患を、更新の際に「来年度から補償の対象外とします。」と条件を付け加えてくる保険会社があります。
もちろん中には「更新の際に条件を付け加えることはありません」といった記載をしているペット保険もあります。
猫がなりやすい「腎臓病」は慢性疾患のためかかってしまったら一生の付き合いが必要な病気です。
加入を検討しているペット保険会社の「更新時の対応」についても必ず確認することをおすすめします。
また、ペット保険比較アドバイザーではそういった情報も一つの記事内でまとめていますのでぜひ一度ご確認ください。
ラグドールにおすすめのペット保険をご紹介!
最後に、今回ペット保険比較アドバイザーでは猫におすすめのペット保険をご紹介します。
おすすめの理由としては上記で説明した猫及びラグドールのペット保険の選び方、ポイントや条件をすべて満たしているからです。
アニコムでは保険金請求回数に応じた保険料割増制度ありますが、「腸内フローラ測定」を年一で行えるため、猫の死因ランキング1位である腎不全の予防までできる他、外出しずらい猫には有効な健康チェックです。
ただし、細かい補償内容や金額についてはもちろん違いがありますので必ず重要事項説明書や保険約款、パンフレットや公式HPを確認してください。
あくまで参考ですが、そもそも病気にさせたくないと考える飼い主様にはアニコムがおすすめです。
ちなみに、気になる保険料を条件が近いプラン同士で比較すると、保険料が高い順に①アニコム、となります。※0~15歳までの保険料の総額
メリット | デメリット | |
・歯科治療も補償 ・「腸内フローラ測定」等の予防型サービスも付帯 ・通院は一日当たり14,000円×年20日まで補償(補償割合70%プラン) |
保険料が高い 保険金請求回数に応じた保険料割増制度あり |
弊社の商品の保険期間は1年間ですが、ご契約には「継続契約特約」を適用して引受をさせていただいておりますので、解約等のお申し出がない限り満期後は、原則ご契約は自動的に継続となり、終身ご継続いただけます。
※ご注意
・ご契約者または弊社より別段の意思表示があった場合には、ご契約は継続となりません。
・自動的にご契約が継続とならない場合や、商品改定により保険料、補償内容などが変更となる場合があります。
引用:重要事項説明書
補足:先天性疾患が発症する前に!遅くとも7.8歳までには加入しよう
ペット保険は、加入する前に発症している先天性疾患は補償の対象外となります。
そのため、病気になってから保険に加入しようとしても、肝心のその病気の治療費は補償の対象外になってしまいます。
また、加入後に発見できた病気であっても先天性疾患を補償の対象外としているペット保険や、慢性疾患にかかると更新できない保険もあります。
また一般的にペット保険では8~12歳で新規加入年齢を設定していることがほとんどです。早いところでは7歳で新規加入を締め切るペット保険もあります。
「健康なうちに加入しないと意味がない」「また年齢制限に引っかからないから保険の選択肢が広がる」という意味で遅くとも7~8歳までにはペット保険の加入、少なくとも検討をすることをおすすめします。
補足ですが、アニコムやプリズムコールではシニア向けのペット保険商品もあります。しかし保険料も高くなり、補償内容のグレードも普通のプランより下がってしまいます。
高齢・シニア向けのペット保険については下記の記事でも解説していますのでぜひ参考にしてください。
よくある質問
ラグドールの毛色は白のみですか?そのほかの毛色も存在しますか?
ラグドールの子猫を家族に迎えたいのですが、先住猫の性格が悪いため仲良くやっていけるか不安です。
家に慣れてきたら、先住猫と顔合わせさせてあげるといいでしょう。
ペット保険は必要?
ペットには公的な保険制度がありません。そのため治療費の自己負担額は100%です。
もしもの時に、お金を気にせずペットの治療に専念できるよう健康なうちにペット保険に加入することをおすすめします。
また、病気になった後では加入を断られる可能性があります。
ペット保険比較表や記事を活用するのがおすすめ!
ペット保険比較アドバイザーでは、ペットに合った保険の選び方やペットの健康に関するお役立ち記事を公開しております。
記事と合わせて比較表も活用することで、ペットと飼い主様に合った保険を選ぶことができます。
また、保険会社のデメリット等も理解できるので、後悔しないペット保険選びができます。
ペット保険への加入を検討されている方はぜひご活用ください。
【ラグドールの寿命】まとめ
今回、ペット保険比較アドバイザーでは
・ラグドールの特徴
・ラグドールの性格
・ラグドールの体重
・ラグドールの値段
・ラグドールの飼育ポイント
・ラグドールがなりやすい病気