× CLOSE

メニュー

\かんたん5秒/

ペット保険を比較する
  • HOME
  • 犬の保険
  • 犬の椎間板ヘルニアの手術費用はいくら?検査費用や内科治療も解説!

犬の椎間板ヘルニアの手術費用はいくら?検査費用や内科治療も解説!

犬の椎間板ヘルニアの手術費用はいくら?検査費用や内科治療も解説!サムネイル
犬の椎間板ヘルニアの手術費用は相場で20~30万円程度ですが、犬の状態や動物病院、検査内容で大きく異なります。レーザー治療含む内科治療もありますが根治治療には手術が必要になります。

 

愛犬がなんだか様子がおかしい。

定位置のソファの上に上がってこない。
心配ですよね。
その症状はもしかしたら椎間板ヘルニアになっているかもしれません。

この記事では

・椎間板ヘルニアの原因と症状
・椎間板ヘルニアの治療法と治療費
・椎間板ヘルニアの予防
について解説します。
最後までお読みいただければ椎間板ヘルニアの症状や治療法・手術費用などがわかるようになっていますので、ぜひ最後までお読みください。


犬の椎間板ヘルニアとは?

犬の背骨は27個の椎骨により形成されています。背骨の中央には脊柱管という空洞があり、その中を神経や血管が通っています。

椎骨と椎骨の間でクッションの役割を果たしている椎間板という組織が変性したり、飛び出して近くの脊髄神経を圧迫することで、痛みやしびれ、麻痺などの症状を引き起こしたものを言います。

 

犬の椎間板ヘルニアの原因

犬の脊椎(背骨)は頚椎7個・胸椎13個・腰椎7個合計27個の骨で構成されています。

それぞれの脊椎の間には椎間板があり、外部からの衝撃を吸収する役割を担っています。椎間板は髄核(ゼリー状の物質)とそれをとりまく繊維輪により成り立っています。

脊椎の中央には脊柱管という空間があり、その中を脊髄神経が通っているのですが、椎間板の髄核が飛び出したり、繊維輪が変性して脊髄神経を圧迫するのが「椎間板ヘルニア」です。

犬に見られる「ヘルニア」には鼠経ヘルニア・臍ヘルニア・会陰ヘルニア・食道裂孔ヘルニアなどがありますが、椎間板ヘルニアは内臓のヘルニアとは全く異なった疾患です。

では椎間板ヘルニアはどのような原因で発症するのでしょうか?

 

原因① 過激な運動によるもの(HansenⅠ型)

過激な運動や無理な態勢をとることで、椎間板の線維輪が傷つき、髄核が脱出し脊髄神経を圧迫します。

犬の場合はこのタイプのヘルニアが多く、軟骨異栄養という遺伝的体質をもつ犬種(ダックスフンド、ビーグル、シーズー、ペキニーズ、トイプードル、コーギーなど)に好発します。その中でも特に多いのがミニチュアダックスフンドです。

これらの犬種では繊維輪が早期に老化すると言われており、発症年齢が若いのも特徴です。発症も急激な場合が多く、内科的治療中でも急に悪化する場合があるので注意深く観察しましょう。

 

老化現象によるもの(HansenⅡ型)

椎間板の線維輪の変質(肥厚・亀裂など)が原因で髄核が外に飛び出したり、肥厚した繊維輪が脊髄を圧迫して症状が出ます。

加齢が原因で発症することが多く成犬や老犬に多い症例です。ゆっくりと進行するするのが特徴です。

▼保険の適性診断をしてみる!(無料)▼

犬の椎間板ヘルニアの治療と治療費について

では、実際にはどのような治療法があり、治療費はどれくらいかかるのでしょうか?

 

椎間板ヘルニアの治療はどのようなもの?

椎間板ヘルニアは背骨の間でクッションの役割をしている組織が何らかの下原因で飛び出して神経を圧迫することで様々な症状を引き起こします(頚椎の発症15%、胸腰椎の発症85%)。

【椎間板ヘルニアの初期症状】

グレード1:痛みのみで麻痺はない 歩きたがらない 背中を触られると嫌がる 立っているとき背を丸める ソファーに飛び乗ろうとしない など

状態が悪化すると次のような症状が出てきます。

・歩くときふらつき(歩行はできるが運動失調や感覚異常が出始めている)
・四肢の麻痺(頸椎の場合前足の麻痺・・・つんのめるような歩き方)
・腰が立たない(グレード3以上)
・排泄困難(グレード4以上)

【ヘルニアの診断に用いられる検査と費用】

・単純レントゲン検査:骨の構造の把握(所要時間5~10分 費用4,000~8,000円)

・造影レントゲン検査:脊髄の圧迫を証明する検査(所要時間30分~1時間 費用2~3万円)

・CT検査:脊髄の圧迫を肉眼的に確認(所要時間10~15分 費用3~5万円)

・MRI検査:神経系の総合評価を行う重要な検査(所要時間30分~1時間 費用7~10万)

※MRIは多くの情報を得ることができるので有用な検査ですが、一般的なヘルニアの検査ならCTで十分な情報を得られます。

椎間板ヘルニアは検査結果と症状をもとに「グレード」による分類がなされています。これを基準にして治療法が決定されます。

【グレードによる分類と内科治療・外科治療による改善率】

グレード1グレード2グレード3グレード4グレード5
痛みのみ不全麻痺 ふらつき麻痺 自力歩行不可麻痺 自力排尿不可深部感覚なし
内科治療:90%

外科治療:90%以上

内科治療:90%

外科治療:90%以上

内科治療:50%

外科治療:90%以上

内科治療:50%

外科治療:90%以上

内科治療:適用外

外科治療:50~25%

痛みが強い場合やグレード3以上の症例は手術の適用になります。

 

内科的治療法(保存療法):基本的に絶対安静が治療の軸になります。

「ケージレスト」という方法をとります。体より少しだけ大きい程度のスペースに犬を入れて厳密に安静を保たせる方法でトイレや食事以外はケージの中で過ごします。

期間:最低でも2週間、理想は2ヶ月
目的:神経の腫れや炎症、繊維輪の修復

痛みに対しては鎮痛剤を使用することもありますが、痛みがとれると動き回ることも予想されるので、個々の犬に適した方法をとります。

レーザー治療を併用する場合もあります。レーザー照射を数分行うと効果は少しずつ効果が出てくることもありますが、全く効果のない場合もあります。目的は痛みや炎症の緩和であり、根治治療ではありません。レーザー照射1回あたりの治療費は1,500円程度です。

消炎鎮痛剤やレーザーの使用はあくまでも補助的な治療であり、メインは「ケージレスト」による絶対安静です内科治療を選択した場合、犬の状態をみて自己判断せずに、獣医師から言われたことをきちんと守る必要があります。

内科治療は根治治療ではないので、再発の危険性があります。治療をきちんと行っていないと、将来的に歩けなくなることも想定して治療にあたりましょう。しかし、症状が安定しても半数は半年以内に再発するとも言われています。

外科的治療法(根治治療)

脊髄を圧迫している椎間板物質を取り除く根本的な治療法です。原因が排除されるため早期回復が期待できます。

しかし治療の遅れや、重症度によっては回復が思わしくないこともあります。

術後は積極的なリハビリで神経の回復に努めます。

1週間程度の入院期間が必要になりますが、重度になるほど手術の成功率は低下し、回復までの時間もかかります。

完全に回復しないで部分的に障害が残ることもあり、排尿に異常が残ることが多く尿路感染などを繰り返すこともあります。

※ 注意したい「進行性脊髄軟化症」~脊髄の炎症が広がり、脊髄が壊死する致死的疾患です。急速に悪化し、痛みが強く最後は呼吸不全により死に至ります。治療法がないため苦痛から解放するために安楽死を選択する場合もあります。グレード5の症例の1割程度に見られるという報告があります。

▼保険の適性診断をしてみる!(無料)▼

椎間板ヘルニアの治療費はどれくらいかかるのか?

・実際に手術を受けた体験者ブログ;ミニチュアダックスが発症から手術・退院、通院にかかった費用の合計は236,592円でした。明細書の画像も添付してあるのでご覧ください。

ペット保険会社アニコムに請求のあった事例】

入院費38,000円
手術費用150,000円
全身麻酔15,000円
静脈点滴5,000円
静脈注射5,000円
鎮痛剤5,000円
MRI検査125,000円
CT検査40,000円
レントゲン検査4,500円
合計387,500円

アニコム保険金の請求例より

椎間板ヘルニアの手術費用は、犬の状態や地域性、各動物病院によって大きく異なるので治療費を明言することはできませんが、一般的な椎間板ヘルニアの手術費用の相場としては20~30万円程度の金額が必要になります。中には40万円以上の治療費がかかった事例もあります。

 

費用面に目を向けると治療費の大きな差が出る理由の一つはMRI検査を実施するかどうかということが挙げられます。MR検査は精密な神経の状況を把握するためにはとても有用な検査ですが、実施する場合としない場合では治療費が数万円から10万円程度異なります。

 

ペット保険に加入していた場合の治療費は?

ペット保険は各保険会社からそれぞれ特徴をもった商品が販売されています。

主流は補償割合が70%・50%の商品です。

例えば、上記のアニコムの請求例をみると治療費総額は387,500円です。

ペット保険に加入していない場合、当然全額自己負担です。しかしペット保険に加入していれば3~7割が保険でおりることになります。

補償される額自己負担額
補償割合 70%の場合271,250円116,250円
補償割合 50%の場合193,750円193,750円

 

椎間板ヘルニアの予防法

犬のQOLに大きく影響を及ぼす椎間板ヘルニアを予防するにはどうすればよいのでしょうか?

 

腰への負担を避ける

椎間板ヘルニアは腰への負担によって発症する可能性が高い病気です。そのためソファーや階段などの段差の上り下りなどはなるべく避けられるような環境を整えましょう。

また、フローリングなどの滑りやすい床材は腰に負担がかかる可能性があり、カーペットを敷くなどして対応するようにしましょう。足裏の毛が伸びていると滑りやすいので注意が必要です。

普段生活の中で、ジャンプや激しい運動は控えることが大切です。

 

肥満にさせない

適正体重から外れてしまい、肥満になると、腰への負担が大きくなり椎間板ヘルニアになる可能性が高くなります。

散歩などで適度な運動を習慣化し、必要以上に食べ物を与えたないよう気をつけ、肥満にならないようしっかりと体重管理しましょう。

「可愛いから」「ちょっとだけなら」とおやつや人の食べ物のおすそ分けは厳禁です。

犬の椎間板ヘルニアはペット保険で補償される?

犬の椎間板ヘルニアはペット保険によって補償されるかが異なります。

ダックス種等の椎間板ヘルニアの好発種の飼い主様がペット保険を加入する際は、必ず保険約款や重要事項説明書、HPの「保険金をお支払いできない事例」を確認しましょう。

また、椎間板ヘルニアは先天性・遺伝性の要素も大きい病気です。ペット保険を検討する際には「加入後に発症した先天性疾患を補償するかどうか」も確認しましょう。

そのため、必ず

・椎間板ヘルニアが補償の対象外項目になっていないか
・加入後に発症した先天性疾患を補償するかどうか
の2点は確認するようにしましょう。

椎間板ヘルニアを補償するペット保険はどこ?

人気のペット保険、各社の補償内容は下記の通りとなっています。
椎間板ヘルニア加入後に発症した先天性疾患
アニコム
アイペット
楽天ペット保険
ペット&ファミリー
PS保険
SBIいきいき少短
FPCペット保険
プリズムコール
日本ペット少短

ペット保険比較アドバイザーでは、各社の口コミやデメリットについての記事もございますので、気になるペット保険があればぜひ参考にしてください。

 

 

よくある質問

犬の椎間板ヘルニアの検査にはMRIが必ず必要ですか?

MRIは神経の状態をはっきりと確認できる有益な検査ですが、はっきりとした椎間板ヘルニアならCTで十分な診断が可能です。ただし、他の疾患も疑われ判別診断が必要な場合などは必要になります。判断は獣医師によって異なります。

ケージレストは犬の状態がよければ中断してもよのでしょうか。

体の中の様子は外から判断することはできません。症状が落ち着いているように見えても動くと安静を保つことの意味がなくなります。狭い空間に長期間閉じ込めておくのは心苦しく感じる飼い主さんもおられますが、ここはきちんと病院の先生と相談しながら判断しましょう。

ペット保険は必要?

ペットには公的な保険制度がありません。そのため治療費の自己負担額は100%です。

もしもの時に、お金を気にせずペットの治療に専念できるよう健康なうちにペット保険に加入することをおすすめします。

また、病気になった後では加入を断られる可能性があります。

 

ペット保険比較表や記事を活用するのがおすすめ!

ペット保険比較アドバイザーでは、ペットに合った保険の選び方やペットの健康に関するお役立ち記事を公開しております。

記事と合わせて比較表も活用することで、ペットと飼い主様に合った保険を選ぶことができます。

また、保険会社のデメリット等も理解できるので、後悔しないペット保険選びができます。

ペット保険への加入を検討されている方はぜひご活用ください。

【犬の椎間板ヘルニアの治療法や治療費】まとめ

今回、ペット保険比較アドバイザーでは

・椎間板ヘルニアの原因や症状
・椎間板ヘルニアの治療法と治療費
・椎間板ヘルニアの予防法
について解説してきました。
犬の椎間板ヘルニアはQOLに大きな影響を及ぼします。
完全に予防をすることはできないため「早期発見・早期治療」が最も重要になります。
愛犬の行動の異変に気づいたら早期に動物病院を受診しましょう。
ペット保険比較アドバイザーではペット保険に関する記事も掲載しておりますので、ぜひご活用ください。