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猫の進行性網膜萎縮はどんな病気?症状や原因、予防方法について解説

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猫の進行性網膜萎縮(PRA)は後天的な原因で発症することが多く、珍しい病気ですが、発症すると失明する病気です。猫の進行性網膜萎縮の症状や原因、予防方法などについて解説しています。
猫の進行性網膜萎縮(しんこうせいもうまくいしゅく)という病気を知っていますか?
猫ではあまりみられない珍しい病気ですが、発症するとだんだんと目が見えずらくなり失明してしまう病気です。失明した場合、飼い主のサポートが必要になります。

この記事では

・猫の進行性網膜萎縮とは
・猫の進行性網膜萎縮の症状や原因
・猫の進行性網膜萎縮の予防方法
について解説します。
最後までお読みいただければ、「猫の進行性網膜萎縮」についてわかるようになっていますので、ぜひ最後までお読みください。


目次

猫の進行性網膜萎縮(PRA)とは

猫の進行性網膜萎縮(しんこうせいもうまくいしゅく)は、PRA(Progressive Retinal Atrophy)とも呼ばれる網膜が徐々に薄くなり、最終的に両目とも失明する病気です。

眼の奥にある網膜の視細胞(光や色を感じる細胞)が変性・萎縮してしまい、正常な機能が果たせなくなります。視細胞が減少することで徐々に視力が落ちていき、最終的には失明します。

犬の場合、遺伝性の要素も大きいと言われていますが猫の場合は後天的な原因で発症することが多い病気です。アビシニアンやペルシャ猫では先天的な原因(遺伝)により発症することがあります。

早期に発症する場合と遅くに発症する場合があり、早期に発症する場合は生後2〜3週齢ほどで発症し、遅く発症する場合は生後1歳半〜2歳齢ほどで発症します。

白内障や目の中の炎症を伴うこともあります。

 

猫の進行性網膜萎縮(PRA)の症状

猫が進行性網膜萎縮になると網膜が薄くなり光を感じられなくなるため、夜間や暗い場所では周囲が見えづらくなります。この状態は夜盲症と呼ばれ

  • ・おもちゃで遊ばなくなる
    ・ものにぶつかる
    ・高いところにのぼれなくなる
    ・階段でつまずく

などの症状が見られます。進行すると昼間でも周囲が見えづらくなり、やがて失明してしまいます。正常であれば光に反応しますが、光を感じないため瞳孔が開きっぱなしになります。

 

猫の進行性網膜萎縮(PRA)の原因

猫の進行性網膜萎縮は、先天的な原因と後天的な原因の2種類に分かれます。猫の場合この病気のほとんどは後天的な原因によるものです。

先天的な原因は遺伝によるもの

  • ・ヒマラヤン
    ・ペルシャ猫

などの猫種がかかりやすいとされています。

後天的な原因はタウリンと呼ばれる必須アミノ酸の不足が主な原因です。タウリンは目の網膜にも含まれていて、目の新陳代謝や角膜の修復を手伝っています。

猫は体内でタウリンを生成することができず、食べ物からタウリンを摂取しなければなりません。

以前はタウリンが含まれていないフードを与えていてタウリン不足になりましたが、現在ではキャットフードにタウリンが含まれているためこの病気が減っています。

タウリン不足の他にも

  • ・緑内障や脈絡網膜炎などの眼の病気
    ・腎不全による全身性高血圧
    ・薬剤による中毒

などが病気を発症する原因です。

 

猫の進行性網膜萎縮(PRA)の予防方法

先天的な遺伝による病気の発症は残念ながら予防方法がありません

定期的な健康診断は病気の早期発見につながり、根本的な治療はできなくても病気の進行を遅らせることができる場合もあるためおすすめです。

後天的な原因のひとつタウリン不足にならないためには、日ごろから良質なキャットフードを与えることが病気の予防につながります。

他の病気などが原因の場合は、原因である病気の治療をすることで進行を抑えることができる場合もあります。

 

猫が進行性網膜萎縮(PRA)になってしまったら

残念ながら一度変性・萎縮してしまった網膜は、元には戻りません。猫が進行性網膜萎縮だと診断されたら、完全に視力が失われてしまうまで生活環境を変えないようにすることが大切です。

猫は目以外にも鼻や耳でにおいや音なども使って生活しているため、目が見えていたときと同じ環境であれば記憶を頼りにある程度は今までと変わらない生活が送れます

もちろん飼い主がサポートすることも大切で、

  • ・猫にとっての障害物を減らす
    ・大きな音を出さない
    ・猫に声を掛ける
    ・飼い主が外出時はケージを使う

など、猫の安全に配慮することが大切です。特に失明してからは音に敏感になるため、猫が驚かないようドアの開け閉めなど生活音には気をつけましょう。

猫の進行性網膜萎縮(PRA)の治療費用

※こちらは参考などが見つかればで大丈夫です。

進行性網膜萎縮症の平均年間通院回数は2回で通院一回あたりの平均単価は9,260円です。

参考:猫の「進行性網膜萎縮症」ってどんな病気?治療法は? | 猫との暮らし大百科 (anicom-sompo.co.jp)

 

よくある質問

猫の進行性網膜萎縮は治療できますか?

残念ながら現在この病気を治せる治療法はありません。定期的な健康診断を行ったり、普段から猫に異常がないか観察したりしましょう。またタウリン不足を解消するなど、日ごろできる予防法は取り入れてください。

遺伝性の進行性網膜萎縮は必ず遺伝するのですか?

両親が持っている関係遺伝子を受け継いで、2つそろったときに発症のリスクがありますが、必ず発症するわけではありません。

ペット保険は必要?

ペットには公的な保険制度がありません。そのため治療費の自己負担額は100%です。

もしもの時に、お金を気にせずペットの治療に専念できるよう健康なうちにペット保険に加入することをおすすめします。

また、病気になった後では加入を断られる可能性があります。

ペット保険比較表や記事を活用するのがおすすめ!

ペット保険比較アドバイザーでは、ペットに合った保険の選び方やペットの健康に関するお役立ち記事を公開しております。

記事と合わせて比較表も活用することで、ペットと飼い主様に合った保険を選ぶことができます。

また、保険会社のデメリット等も理解できるので、後悔しないペット保険選びができます。

ペット保険への加入を検討されている方はぜひご活用ください。

【猫の進行性網膜萎縮はどんな病気?症状や原因、予防方法について解説】まとめ

今回、ペット保険比較アドバイザーでは

  • ・猫の進行性網膜萎縮とは
    ・猫の進行性網膜萎縮の症状や原因
    ・猫の進行性網膜萎縮の予防方法
について解説してきました。
猫の進行性網膜萎縮は治療や予防が難しい病気です。普段から愛猫をよく観察し、異変があったらすぐにかかりつけの獣医師に相談しましょう。また食事や定期的な健康診断を行い、猫の健康に注意してください。
ペット保険比較アドバイザーではペット保険に関する記事も掲載しておりますので、ぜひご活用ください。

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