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犬の室内飼いのしつけや注意点は?飼いやすさや人気犬種も解説!

 
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犬の室内飼いにはメリットもデメリットもあり、室内犬として人気犬種=飼いやすい犬種ではありません。犬を室内飼いする前に必要な注意点や室内飼いの方法・しつけについて解説します。

 

在宅ワークや少子化が進む中、室内で犬を飼いたいと考えている人は、年々増えており、ペットが飼える賃貸物件も増えてきました。
ただ、犬を飼い始めてから「こんなはずじゃなかった」と後悔してしまう人も中にはいるようです。
まずは犬を飼い始める前に、犬種による特徴や飼う前の準備など、知っておきたいポイントがあります。

この記事では

・室内で犬を飼うメリット・デメリット
・室内犬ランキング
・室内犬のお世話ポイント
について解説します。
最後までお読みいただければ、「室内で犬を飼うメリット・デメリット」「室内犬のお世話ポイント」がわかるようになっていますので、ぜひ最後までお読みください。


「犬の室内飼い」とは

昔は犬を外で飼う人が多かったですが、現在は犬の室内飼いをする人が圧倒的に多くなりました。

庭付きの戸建てが減り、マンションなどの集合住宅に住む人が増え、室内で飼いやすい小型犬の人気が高まったことが背景にあります。

犬の室内飼いによって起こる問題もあります。室内で犬と快適に過ごすためには、犬の習性を知るようにしましょう。

ちなみに散歩以外外に出ない犬を「座敷犬」と呼ぶことがあります。

 

室内で犬を飼うメリット・デメリット〜散歩はいらない?〜

室内で犬を飼うメリット・デメリットを紹介します。室内犬は散歩はいらないという話は本当なのでしょうか?

 

室内で犬を飼うメリット

まずはメリットから見ていきましょう。3つのメリットについて解説します。

 

室内で犬を飼うメリット①安全性が高い

室内で犬を飼うメリットのひとつは、安全性が高いことです。

外で犬を飼っていると、脱走してしまったり誘拐されてしまうケースがあります。

脱走して、事故にあったり他人に危害を加えてしまうことも考えられるでしょう。

また、よく吠える犬の場合、ご近所との騒音トラブルになることもあります。

室内飼いの場合、そのような事故やトラブルが起こる可能性は低くなります。

 

室内で犬を飼うメリット②寄生虫・熱中症のリスクが少ない

外で犬を飼うとマダニやノミなどの寄生虫がつくリスクが高くなります。

また、犬も人間と同じように熱中症にかかります。

暑さに弱い犬は多く、高温多湿の日本の夏は犬にとっても過酷な時期です。

空調のきいた室内にいれば、夏場でも犬が快適に過ごせます。

 

室内で犬を飼うメリット③信頼関係を築きやすい

室内で犬を飼うと、外で飼うより必然的に一緒にいる時間は長くなります。

その分、たくさん遊んであげたり、犬の様子をいつも見てあげられます。

多くの時間を過ごすことで、犬との関係も深くなり、信頼関係を築けるでしょう。

信頼関係が築けると、しつけがしやすくなり飼いやすくなります。

信頼できる飼い主がいることは、犬にとっても安心・安全に暮らせて、ストレスも減少します。

 

室内で犬を飼うデメリット

次に室内で犬を飼うデメリットを紹介します。

 

室内で犬を飼うデメリット①抜け毛・においが発生する

室内で犬を飼うデメリットのひとつは、抜け毛やにおいが発生することです。

犬種によっては換毛期という毛の生え代わる時期があり、その時は大量の抜け毛が発生します。

換毛期は春と秋の2回で、期間は1ヵ月程になります。

抜け毛対策としては、毎日こまめにブラッシングをすることです。

また、室内で犬を飼うと、においが気になるようになるかもしれません。

掃除や換気を怠らないようにしましょう。

 

室内で犬を飼うデメリット②部屋の中を散らかす

犬が部屋の中を散らかすのは、飼い主が不在の留守中が最も多いです。

ゴミ箱をひっくり返したり、家具を噛んでボロボロにしてしまったり、トイレを粗相してしまうことがあります。

ひとりで寂しく不安な気持ちになって、ストレスでしてしまうことです。

対策は、留守番トレーニングを子犬の頃からしておくことです。

いきなり長時間の留守番をさせるのではなく、短い時間から始めて少しずつ慣れてもらいます。

また、運動不足でストレスがたまっている場合もあるので、毎日の散歩や遊ぶ時間が足りているか振り返ってみましょう。

 

室内で犬を飼うデメリット③誤飲誤食の恐れ

犬は思いもよらないものを口にして食べてしまうものです。

実際に誤飲誤食で病院に運ばれるケースはとても多いです。

例えば、ティッシュ・輪ゴム・ボタン・クリップ・靴下などがあります。

そのまま便と一緒に出てくればいいのですが、つまって腸閉塞になってしまうと、大変危険です。

また、ゴミ箱に入っている残りの食べ物を食べてしまうこともあります。

魚や肉の骨、串、爪楊枝など先の尖っているものは臓器を傷つける恐れがあり、その場合は緊急手術が必要になります。

キッチンなど、犬にとって危険な場所には入れないようにする工夫が必要です。

誤飲誤食してしまう可能性があるものは、犬の届く範囲に置かないように管理しましょう。

 

室内で犬を飼うデメリット④騒音(鳴き声)が問題となることも

犬の鳴き声が原因でご近所とのトラブルに発展することもあります。

特にマンションやアパートなどは壁が薄く、距離が近いので問題となることが多いです。

犬が吠えることは多少は仕方ないですが、長い時間鳴き続けたり、夜中や早朝に大きな声で鳴いていたら周囲に迷惑が掛かります。

この場合、犬が吠える原因を考えて、無駄吠えをしないようにトレーニングをする必要があります。

自分ひとりで抱え込まず、トレー二ングの専門家に相談することも考えてみてください。

犬はなぜ無駄吠えするの?その原因・理由とやめさせる方法も解説!

 

室内犬は散歩しない?

「室内犬は散歩をしなくてもいい」という話を聞くこともありますが、それは間違いです。

犬種によって散歩をする時間の違いはありますが、どんなに小さな犬でも散歩は大事な活動のひとつです。

適度な散歩は日頃の運動不足を解消し、程よい筋肉を維持し、丈夫な身体をつくります。

犬は、外の風や匂い、音をたくさん感じながら散歩をしています。

外には室内にないたくさんの刺激や情報があり、犬の好奇心を満たし、それがストレス解消になります。

また、外に出ることで、家族以外の人や犬に会う機会が増え、社会性が身に付きます。

犬種、年齢、健康状態などに合わせて散歩をするようにしましょう。

 

室内犬人気ランキング10・飼いやすい犬種は?

ここで室内犬人気ランキング10を紹介します。

2021年度のジャパンケンネルクラブの犬種別犬籍登録頭数によるものです。

1位 プードル
2位 チワワ
3位 ダックスフンド
4位 ポメラニアン
5位 フレンチブルドッグ
6位 ミニチュアシュナウザー
7位 柴犬
8位 ヨークシャーテリア
9位 マルチーズ
10位 シーズー

出典:2021年(1月〜12月)犬種別犬籍登録頭数 | 一般社団法人 ジャパンケネルクラブ (jkc.or.jp)

 

室内犬の人気1位 トイプードル

原産国:フランス
サイズ:体高24~28cm 体重3~4kg
性格:明るく賢い

トイプードルはカールしたふわふわの毛で、ぬいぐるみのような可愛い容姿で人気が高い犬種です。

性格はフレンドリーで明るくなつきやすく、遊ぶことが大好きで運動能力も高いです。

とても賢く、トレーニングを始めてもすぐに覚えてしまうため、初心者向けともいえる犬種です。

抜け毛は少ないですが、トイプードルの特徴であるカールした被毛は毛玉になりやすいので、毎日のブラッシングが大切です。

また、1ヵ月に1回の定期的なトリミングも必要です。

 

室内犬の人気2位 チワワ

原産国:メキシコ
サイズ:体高12~20cm 体重1.5~3kg
性格:勇敢、甘えん坊

チワワは世界で最も小さい犬種です。アップルヘッドと呼ばれる丸い頭と大きな目をしています。

性格は明るく勇敢、飼い主への愛情が深く甘えん坊です。

その一方、警戒心は強く、初対面の人にはすぐになつかない傾向があります。

また、チワワの毛は厚くないため、特に寒さに弱いです。冬は防寒対策をしっかりしましょう。

物覚えは良いですが、頑固な面があるので飼い主がリーダーシップをとり、根気よくしつけを行う必要があります。

 

室内犬の人気3位 ミニチュアダックスフンド

原産国:ドイツ
サイズ:胸囲30~35cm 体重3.5~5kg
性格:好奇心旺盛、フレンドリー

ミニチュアダックスフンドは、胴長短足で垂れた耳に長いマズルが特徴です。

性格は、好奇心旺盛で遊ぶことが大好き、活発でフレンドリーです。

もともと猟犬だったことから、大きな声でよく吠えます。

小さいですが運動量は多く、1日2回30分程度のお散歩が望ましいです。

運動不足になると、ストレスがたまって問題行動につながります。

飼い主に忠実でしつけやすいですが、頑固な面もあるため、主従関係をしっかり取ることが大事です。

 

室内犬の人気4位 ポメラニアン

原産国:ドイツ
サイズ:体高18~25cm 体重2~3kg
性格:活発、甘えん坊

ポメラニアンは小さい身体にまん丸な目、豪華なふわふわの被毛を持っています。

性格は明るく人懐っこく育てやすい犬種です。活動的でたくさん動き回ります。

繊細な面もあり、よく吠える傾向があります。

ポメラニアンは運動が大好きですが、骨が細いので関節に負担がかかりやすいです。運動のしすぎには注意しましょう。

ポメラニアンの特徴であるふわふわな毛を維持するためには、毎日のブラッシングが大事です。

 

室内犬の人気5位 フレンチ・ブルドッグ

原産国:フランス
サイズ:体高28~33㎝ 体重8~10kg
性格:温厚、社交的

フレンチブルドッグは鼻ぺちゃでコウモリのようにピンと立った大きな耳をしています。

身体は筋肉質でがっちりしていながら、愛らしい表情としぐさが魅力で人気です。

性格は温厚でフレンドリー、好奇心旺盛。愛情深く、家族と一緒にいるのが大好きで、留守番は苦手です。

暑さ寒さに弱く、室温管理は徹底する必要があります。

顔のシワは皮膚のトラブルが起こりやすいので、こまめに固く絞ったタオルなどでシワの間を拭いてあげます。

 

室内犬の人気=飼いやすさでなはい

室内犬の人気と飼いやすさは必ずしもイコールになるものではありません。

飼いやすさは、飼い主となる人の性格や生活環境によっても異なります。

例えば室内犬人気ランキング1位のトイプードルは、抜け毛が少なく飼いやすいと言われることが多いですが、こまめに被毛のケアをできない人には向いていません。

トイプードルは抜け毛が少ないですが、そのかわりに毛は伸び続けます。

毛が伸びすぎると視界が妨げられ危険です。

そのため月に1度のトリミングが欠かせないので、トリミング費用も考慮しなくてはなりません。

犬を迎える時は、人気ランキングで決めるのではなく、自分の性格や飼育環境が犬と合っているかを考えましょう。

 

ランク外のおすすめ犬種は?

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル

原産国:イギリス
サイズ:体高30~33cm 体重5.4~8kg
性格:温厚、フレンドリー

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルの祖先である「キング・チャールズ・スパニエル」はその名の通り、イギリスのチャールズ国王1世、2世に愛された犬として知られています。

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルの性格は、穏やかで社交性が高くフレンドリーです。

賢く素直なのでしつけやすく、初心者におすすめの犬種としてもよく名前が挙がります。

散歩や遊ぶことが大好きで、1日2回30分程度の散歩が理想です。

キャバリアの絹のような美しい被毛を保つために、毎日ブラッシングをするようにしましょう。

 

室内で犬を飼うために必要なもの・準備すべきこと

室内で犬を飼うために必要なもの準備すべきことがいくつかあります。

 

室内で犬を飼うために必要なもの

室内で犬を飼うために必要なものを表にしてまとめました。

ケージ・ベッド 犬が落ち着ける場所をつくります
サークル・ゲート 犬にとって危険な場所は入れないようにします
マットなどの床材 床は滑りやすく膝や腰に負担がかかります
トイレシート 室内でもトイレができるようにします
ドッグフード 犬の年齢・大きさ・体調などに合わせて準備します
食器 フード・水を入れるための専用の容器を準備します
首輪・ハーネス・リード 散歩へ行く時の必須アイテムです
クレート・キャリーバッグ クレートに慣らしておくと移動時にスムーズです
おもちゃ おもちゃ遊びは運動・ストレス解消になります
空気清浄機 におい対策にあるといいでしょう

他にもシャンプーなどのケア用品など、必要になってくるものがその都度出てくるので少しずつ揃えるようにしましょう。

室内で犬を飼うために準備すべきこと

次に室内で飼うために準備すべきことを紹介します。

・犬の定位置をつくる

犬は自分のテリトリーがあると安心して暮らせます。

ケージ内に犬用ベッドやブランケットを置いて居心地の良い環境をつくってあげましょう。

ケージの置き場所は直射日光が当たらない静かな場所に設置します。

玄関付近や外の景色が見える窓の近くは、外の刺激が入りやすく、犬がリラックスできません。

音がうるさくなく、人の行き来が激しくない場所が望ましいです。

 

・滑りにくい床材を準備する

フローリングは滑りやすく、犬の腰や膝に負担がかかるのでマットやカーペットを敷くようにしましょう。

ペット用の組み合わせるタイプのマットは、部分洗いができておすすめです。

撥水・消臭・抗菌加工になっていて、洗濯もしやすく室内を清潔に保てます。

 

・犬にとって危険なものは置かない

犬にとって危険なものは家の中に意外とたくさんあります。

まず、コンセントやコード類は犬がかじらないようにカバーをしましょう。

人間の食べ物は犬にとって毒となるものが多いです。キッチンには入れないように柵を設置します。

また、観葉植物も犬が口にすると危ない種類があるので注意してください。

犬にとって危険な食べ物
・玉ねぎ
・チョコレート
・アボカド
・ぶどう
・キシリトール など
犬にとって危険な観葉植物
・ポトス
・アロエ
・アイビー
・モンステラ
・ドラセナ など

 

室内犬に必要なしつけは?

犬をしつけることは人にも犬にとっても過ごしやすい環境をつくります。

ここで室内犬に必要なしつけを紹介します。

 

コマンド

コマンドは、飼い主が犬に対して出す指示のことです。

代表的なものに「おすわり」「伏せ」「待て」「おいで」などがあります。

犬にコマンドを教えることは、愛犬を危険から守ることにもつながります。

また、外出した時などに他人に迷惑をかける心配がなくなります。

コマンドは犬が覚えやすい短い言葉にしましょう。また、コマンドとして使う言葉は家族内で統一することが重要です。

それぞれが違う言い方をすると、犬は理解できず混乱してしまいます。

 

トイレトレーニング

トイレトレーニングはできるだけ早い段階で始めるようにしましょう。

犬が外でしかトイレができないと、外に出るまでトイレを我慢してしまい体調を崩す原因となります。

また、天候が悪い日も外に出なくてはならなくなり、飼い主にとっても負担となります。

 

①トイレのタイミングを待つ

犬がトイレをするタイミングがいくつかあります。

犬がトイレをするタイミング
・寝起き
・食べた後
・運動した後
他にも犬は、トイレをする前に地面のにおいを嗅ぎながらクルクル回る習性があります。

②トイレの場所へ誘導する

犬がトイレをするタイミングで、トイレの場所まで誘導してあげます。

この時、犬が自分で歩いてトイレまで行くことが大切です。

成功したらたくさん褒めてあげましょう。

 

③自分のタイミングでトイレに行けるようにする

トイレトレーニングを繰り返していくうちに、自分のタイミングでトイレに行けるようになります。

トイレトレーニングは焦らず長い目で根気よく行いましょう。

 

トイレトレーニングをする際の注意点

・失敗しても怒らない

トイレの失敗で怒られても犬は排泄したこと自体を怒られたと勘違いして、隠れて排泄するようになる場合があります。

失敗しても怒らず、何もなかったように静かに片付けてください。

トイレを成功した時は、すぐに褒めてあげましょう。

 

社会化トレーニング

犬の社会化とは、いろいろな音や場所、他の犬や人などに慣れて社会性を身につけることです

社会化トレーニングは、生後3週間~14週間(3ヵ月半)までの期間に行うことが理想で、この時期を社会化期と言います。

この期間に体験したことは、さまざまなことを柔軟に吸収し、犬の今後の性格にも大きく影響を与える時期となります。

社会化ができていないと、警戒心が強くなったり攻撃的になってしまう可能性が高くなります。

 

①家の中の音に慣れさせる

掃除機・洗濯機・ドライヤー、チャイムなどの生活音を聞かせて慣れさせます。

これらの音に慣れていなくて敏感に反応してしまうと、犬も落ち着いて生活ができずストレスを抱えてしまいます。

小さい音から少しずつ慣らしていきましょう。

 

②いろいろな人に慣れさせる

まずは家族や友人と遊ぶことで、「人と触れ合うことは楽しい」ということを認識してもらいます。

それから、年齢や性別の異なる、さまざまなタイプの人と会わせてみます。

相手からおやつを与えてもらうのもおすすめです。決して無理はせず、愛犬の様子を見ながら慣れさせていきましょう。

 

③犬同士で遊ばせる

犬同士の挨拶、コミュ二ケーションを落ち着いてできるように練習します。

始めはリードを短く持つようにしてください。

犬にも相性があるので、無理はさせないように行いましょう。

 

④外の世界に慣れさせる

外にはさまざまな音や物があり、犬にとって刺激になることがたくさんあります。

車、自転車、電車、サイレンの音、人混みなどを経験させましょう。

外の散歩はワクチン接種が完了するまではできませんが、抱っこやカートでの散歩で外の世界を見せてあげましょう。

 

無駄吠えさせない

犬が吠えることは当たり前のことですが、近所との騒音トラブルになるほど吠え続けたら困ってしまいますよね。

犬が吠えるには理由があります。なぜ吠えるのか、理由を考えて対策をしましょう。

 

無駄吠えの理由①要求

「ごはんが欲しい」「散歩がしたい」などの要求を伝えるために吠えることがあります。

もし愛犬が要求吠えをした時は、すぐに要求に答えず「おすわり」の指示を出します。

指示どおりできたら、褒めてご褒美を与えます。

指示に従わず吠え続けるようなら、無視をしてその場から離れます。

吠えるのをやめて静かになってからご褒美をあげましょう。

 

無駄吠えの理由②警戒

犬は不安や恐怖を感じた時、吠えて自分の身を危険から守ろうとします。

来客などに吠えるのがこのタイプです。

来客時には「ハウス」のコマンドに従えるようにトレーニングをしておくと、犬も人も落ち着いて過ごせます。

 

無駄吠えの理由③興奮

「楽しい」「嬉しい」と興奮した時も吠えることがあります。

この時に叱っても、犬はなぜ飼い主が怒っているのか分からず混乱してしまいます。

「おすわり」などの指示を出し、落ち着いたら褒めるようにしましょう。

 

無駄吠えの理由④病気

犬が何かの病気にかかっている時に吠える(鳴く)ことがあります。

犬が突然「キャン!」「ワン!」など、短く吠える時はどこかに痛みを感じている可能性があります。

何かを訴えるように「ヒンヒン」鳴く時も、痛みや不快感を感じているかもしれません。

気になる吠え方をしたら、早めに獣医に相談するようにしましょう。

 

ケージに慣れさせる

犬は昔、土に穴を掘ってその中で寝ていました。

そのため、広々した場所より狭くて暗い場所の方が落ち着く習性があります。

ケージで寝かせる習慣をつけ、犬にとってケージが「安心できる自分の場所」になるといいでしょう。

ケージに慣れてもらうことで留守中のいたずらや事故も防げます。

 

食事のしつけ

実は、食事の前に必ずしも「マテ」をする必要はありません。

待たせる時間が長いと、フードに執着心を持つようになり早食いや肥満につながります。

食事前で興奮している様子だったらおすわりをさせて落ち着いてから与えるようにします。

ごはんを残したらそのまま置きっぱなしにせず、すぐに片付けましょう。

 

噛み癖をつけない

子犬の甘噛みを放置して、成犬になっても噛みクセが残ると大きなケガにつながるので早めに対処しましょう。

犬が甘噛みをしてきたら「痛い」と反応し、その場から立ち去ります。

噛むたびに繰り返していると「噛んだら飼い主がいなくなる」ことを学習し、噛むことをやめるようになります。

 

室内犬のお世話のポイント

こまめに掃除をする

犬の抜け毛による掃除を怠ると、ノミ・ダニが発生する恐れがあります。

アレルギーなどの健康被害が生じる原因にもなるので注意してください。

掃除機や粘着テープクリーナーなどを活用して、こまめに掃除をするようにしましょう。

 

散歩後には足の手入れを

犬の足は散歩から帰ったらタオルで拭いてあげましょう。

ゴシゴシ強くこすったり無理はしないでください。

毎回の散歩後に足を濡らして洗う必要はありません。

洗った後は完全に乾かさないと雑菌が繁殖しやすくなり、炎症の原因となってしまいます。

晴れた日の散歩なら、それほど足が汚れていないので肉球に傷がないかチェックしながらタオルでやさしく拭いてあげるだけでも十分です。

 

定期的にブラッシング・シャンプーをする

ブラッシングは基本的に1日1回行います。

ブラッシングをすることで、血行が促進して毛艶もよくなります。

皮膚の異変やしこりの早期発見にもつながります。

シャンプーの頻度は、基本的に1ヵ月に1~2回で十分です。

犬の皮膚は、薄くて弱いのでシャンプーのしすぎは皮膚トラブルを引き起こす恐れがあります。

犬種や皮膚の状態によっても違うので、気になる場合は獣医と相談してください。

 

室内を適温に保つ

夏は22~26℃、冬は20~25℃、室温は40~60%を保ちます。

犬種や年齢、体調によっても違いはあるので、愛犬の様子を見ながら調整してください。

エアコンとサーキュレーターを併用すると、空気が循環し、部屋全体の涼しさ・暖かさをキープできます。

 

室内犬は日中留守番できる?

もともと犬は群れで活動していたので、基本的にひとりで留守番することは苦手な動物です。

一人暮らしや共働きの家庭では留守番をさせる機会が多くなるかもしれません。

犬が安心して留守番ができるために、飼い主ができることを解説します。

 

犬が留守番できる環境をつくる

留守番は、ケージやサークル内がおすすめです。

限られた範囲内での留守番は、室内のものを壊したり、怪我や誤飲・誤食を防ぎます。

留守番の時だけケージやサークルに入れても、犬は不安になってしまうので、普段からケージやサークル内で落ち着いて過ごす習慣をつけておきましょう。

ケージ・サークル内には、愛犬がいつも使っているベッドを置いて心地いい場所をつくります。

 

留守番で寂しい思いをさせない工夫

留守番前に運動やお散歩を長めにして食事をあげておくと、留守中に眠れて寂しい思いをさせずに済みます。

おやつやフードを詰められるコングなどを置いておくのもおすすめです。

出掛ける前は過剰に声を掛けず、さりげなく家を出るようにします。

たくさん構ってもらった後、急にひとりになると犬の寂しい気持ちがさらに高まってしまいます。

留守番は特別ではないことを犬に認識してもらうことが大切です。

 

帰宅したら積極的にコミュニケーションをとる

飼い主が帰宅すると、たいていの犬は尻尾を振って大喜びするでしょう。

しかし飼い主は、出掛ける時と同様に、帰宅時も冷静な対応をしなくてはなりません。

これも犬に留守番が特別ではないことを認識させるためです。

愛犬が落ち着いてから、たくさんコミュニケーションをとるようにしましょう。

 

犬の幼稚園や保育園に通わせる

最近では、犬の幼稚園や保育園に通うことも人気です。

犬の幼稚園・保育園は、飼い主が留守の間に子犬を預かって、遊ばせたりトレーニングをしてくれる施設です。

他の犬と時間を過ごすことで社会化トレーニングにもなります。

何よりも、犬が留守番でひとり寂しい思いをすることなく、安全で有意義な時間が過ごせるでしょう。

 

よくある質問

犬の留守番は何時間までできますか?

子犬の場合、3~5時間おきに排泄するため、3時間を超えないようにします。生後6ヵ月以降になると5~6時間、1歳以降の成犬では排泄と食事の時間が開くので、6~8時間は留守番ができるようになります。飼育環境や犬の性格によっては10時間以上もできますが、できれば12時間以上の留守番は避けたいです。

初心者でも飼いやすい犬は?

飼いやすい犬の条件は「友好的」「抜け毛が少ない」「運動量が少ない」「従順でしつけやすい」などがあると思います。どれを優先するかによっても答えは変わってきます。犬種で言うとトイプードル、チワワ、シーズー、マルチーズなどの小型犬が挙げられます。

ペット保険は必要?

ペットには公的な保険制度がありません。そのため治療費の自己負担額は100%です。

もしもの時に、お金を気にせずペットの治療に専念できるよう健康なうちにペット保険に加入することをおすすめします。

また、病気になった後では加入を断られる可能性があります。

ペット保険比較表や記事を活用するのがおすすめ!

ペット保険比較アドバイザーでは、ペットに合った保険の選び方やペットの健康に関するお役立ち記事を公開しております。

記事と合わせて比較表も活用することで、ペットと飼い主様に合った保険を選ぶことができます。

また、保険会社のデメリット等も理解できるので、後悔しないペット保険選びができます。

ペット保険への加入を検討されている方はぜひご活用ください。

【犬の室内飼い】まとめ

今回、ペット保険比較アドバイザーでは

・室内で犬を飼うメリット・デメリット
・室内犬ランキング
・室内犬のお世話ポイント
について解説してきました。
室内で犬を飼うために一番大事なことは、飼い主が犬の習性を知り、犬にとって住みやすい環境をつくってあげることです。
そうすれば、人と犬が互いに信頼し合える良いパートナーとなるでしょう。
ペット保険比較アドバイザーではペット保険に関する記事も掲載しておりますので、ぜひご活用ください。