犬は歯が痛いときどんな行動をとる?原因や気づきのポイントも解説!
2023年9月3日
この記事では
・犬の歯が痛くなったときとる行動や気づきのポイント
・犬の歯が痛いときの治療法や治療費
・犬の歯痛を予防するための注意点
犬の歯が痛い時の行動【原因】
犬が歯の痛みを生じる原因にはどのようなものがあるのでしょうか?
犬の歯が痛くなる【理由】
・細菌の侵入および増殖による歯周組織の破壊
・歯髄の露出(露髄)
・歯の生え方の異常
・腫瘍による口腔内組織の破壊
犬の歯が痛くなる時【リスク要因】
リスク要因①【歯周病】
犬が「口や歯の痛みを感じる」最も多い原因が歯周病です。歯周病は細菌による感染症の一種で、3歳以上の犬の8割は罹患していると言われています。初期では痛みを感じませんが、放置すると確実に進行していき、下顎の骨折などにもつながる大変な病気なのです。
【歯周病の進行順】
① 食べかすや細菌が歯に付着して歯垢となる
② 放置すると、歯垢にカルシウムやリンなどが沈着して石灰化し歯石へと変化する
③ 歯石の上に細菌を含んだ歯垢がさらに付着。歯と歯茎の間に歯石が溜まると歯周病は悪化して歯肉炎を起こす
④ 酸素を嫌う細菌が繁殖すると、腫れた歯茎と歯の間(歯周ポケット)から細菌が奥に入り込み炎症を起こす(歯周炎・歯槽膿漏)。炎症が歯周靭帯にまで達すると歯を支える組織が損傷して歯が脱落。
さらに悪化すると以下のような二次感染を起こします。
⑤ 歯の先端部周囲に膿が溜まり根尖周囲病巣を生じます。この化膿性炎症では、膿が出口を求めて瘻管という膿のトンネルを作り顎の骨を破壊(骨吸収・溶けるとも表現される)したり、皮膚に穴を開けます。
・硬いものを噛んだだけでも下顎骨を骨折
・瘻管が顎の下や顔の皮膚までを貫通する(外歯瘻)
・瘻管が鼻腔内に貫通する(口鼻瘻管)
・瘻管が口腔粘膜や歯肉に穴を開ける(内歯瘻)
このような順で歯周病は悪化していきます。口の中が痛い状態が続き、痛みも次第に強くなってきます。また、歯周病になると歯肉は通常の歯肉と比べ脆くなっているため、歯ブラシで擦れるとすぐに傷ついて出血してきます。
リスク要因②【う蝕(虫歯)】
犬は虫歯になりにくいと言われています。
【犬が虫歯になりにくい理由】
・唾液にでんぷんを分解する消化酵素(アミラーゼ)がほとんど含まれておらず虫歯の餌となる糖分が少ない
・歯の形状から食べかすが付着しにくい
しかし、犬が虫歯にならないということではありません。
【犬が虫歯になるリスクは・・・】
・ケア不足
・唾液の分泌量が少ない
・破折(折れる)などのけが
・免疫の低下している高齢犬
唾液には「殺菌作用・歯の再石灰化を防ぐ・pHを一定に保つ・口腔粘膜の保護」などの働きがあります。そのため唾液の分泌量が少ないと虫歯になりやすいと言われます。
犬の虫歯の原因で多いのは破折によるものです。折れた部分にプラークや歯石がついて細菌感染をおこすと、歯の中心部にある神経部分(歯髄)に炎症が起きて痛みます(歯髄炎・・・虫歯の痛み)。
悪化すると歯髄壊死(神経が死んだ状態)を起こし、さらに炎症が歯の奥に進むと歯周病と同様に二次性疾患につながります。
リスク要因③【怪我】
虫歯の項目でも説明しましたが、歯痛を起こす怪我の代表的なものが破折です。破折とは歯が折れることで、神経・血管・リンパが通っている歯髄が露出し、痛みがでてきます。歯髄が露出した歯は細菌感染を起こしやすくなり、歯の根元部分まで細菌が侵入してしまうと歯槽膿漏と同じ状態になります。
リスク要因④【変形歯】
変形歯は奇形歯とも言われる、永久歯の形態異常の一つです。
通常、犬の臼歯は多根歯(複数の歯根がある)であり、歯根は二股・三股に分かれています。本来、この歯根同士が離れて「ハの字状」になっており、その間には十分な幅があります。
変形歯の場合は歯の根っこが「平行に近いほど狭くなっている」「ぎゅっと縮こまったように先細りになっている(収束)」などの状態が見られます。解明はされていませんが遺伝的要因が原因とも言われています。
変形歯は、根尖周囲病巣や内歯瘻や外歯瘻などにつながるリスクがあり、治療としては抜歯が基本となります。
リスク要因⑤【歯の吸収病巣】
歯の吸収病巣とは「歯が吸収されて骨に置き換わっていく病気」です。3歳以上の猫で約50%が吸収病巣になっているといわれていますが、犬では多くありません。
見ただけではわかりにくく、レントゲン検査が必要になります。実際の犬の治療例を紹介したブログがありましたのでご紹介します。日野動物病院・院長ブログ
歯ぎしり(口の中の違和感や痛みのために歯を食いしばる)をするようになった、食べ方がおかしい、歯磨きを嫌がるなどの症状が見られたら獣医師に相談しましょう。
リスク要因⑥【エナメル質形成不全】
歯の一番外側にあるエナメル質は、哺乳動物の体内で最も硬い組織です。
エナメル質形成不全とは、エナメル質が何らかの理由で形成されず、最初から欠けている状態で、永久歯にみられます。
原因としては子犬期のウイルス性疾患や熱性疾患への罹患、栄養障害などがあげられます。
軽症の場合、歯の表面にポツンと小さなシミができています。
重症になるとエナメル質の下にある象牙質の露出(歯の表面が茶色)して知覚過敏がおき、表面が滑らかでないため歯垢や歯石がたまりやすく、歯周病を併発しやすい状態です。欠損部を補修する治療が行われます。
リスク要因⑦【重度の不正咬合(ふせいこうごう)】
不正咬合とは、歯の生え方・顎の骨の形成異常によって、上下の歯が正しい噛み合わせにならない状態を指します。
原因としては乳歯遺残や歯の萌出異常、遺伝、外傷などが考えられます。生え方によっては口の中を傷つけてしまうこともあります。
リスク要因⑧【口腔内腫瘍】
犬や猫は口に中に腫瘍ができやすいと言われています。
【犬の口腔腫瘍で多いもの】
・扁平上皮癌
・繊維肉腫
これらの悪性腫瘍は進行するスピードが速く、顎の骨や肺などに転移することが多くみられます。
口の中に腫瘍ができると
などの症状がみられます。重症化すると根治が困難なので早期発見・早期治療が重要です。
犬の歯が痛い時の行動【症状】
歯や歯肉に異常がある場合、犬にとっては口の中に何かが引っ掛かっているような錯覚を覚えるといいます。
引っ掛かったものを取り除こうと、前足でしきりに口周りを気にして触るような仕草や、床に頭をこすりつけるような行動がみられることがあります。
「食べながら頭を振る」「痛みのため声を出す」「食事の様子に変化がみられる」「顔や口の周囲を触るのを嫌がる」というような症状が見られたら歯が痛い状態でしょう。
柔らかいものを好むようになりますが、治療をしないでウエットフードやドッグフードをふやかして与え続けていると、歯に汚れが付着しやすくなり、病状の進行をさらに促す事になってしまいます。当然このような状態では歯磨きもいやがるでしょう。
犬の歯が痛い時の行動【応急処置・対処方法】は?
愛犬の口の中を確認してみましょう。とはいえ、いきなり触ると嫌がったり、もしかしたら噛むかもしれません。普段から口の周りを触る習慣をつけておきましょう。
【犬の口の中を見る方法】
① まず、優しく声をかけながら顔をなでます。
② 次に顎の下に軽く手を添えて、鼻の上や唇をなでてみます。
③ それが出来たら左右の上唇をめくりあげ歯に触ってみます。
④ 最後に、一方の手の親指と中指で頭部側から前方の臼歯の部位を支えて、他方の手の人差し指を下顎切歯に置いて下顎を腹側に下げると口が開きます(うまくいかない場合は、①~③を根気よく繰り返してください)
【口の中のチェック項目】次のような症状は見られませんか?
・歯が折れたり、欠けて見える(破折 咬耗)
・歯が黄色または茶色(歯周病 エナメル質形成不全)
・歯茎が腫れたり、出血している(歯周病 腔内腫瘍)
・ひどい口臭がする(歯周病 口腔内腫瘍 虫歯)
【食事場面】
・顔を傾けて食べるようになった
・フードや水をよくこぼすようになった
・片方の歯だけで噛んでいることが多い
・食事中に鳴くことがある
【行動面】
・前足で口をよくぬぐう
・床に頭をこすりつける
【その他】
・目の下に傷がある(穴が開いている)
・鼻水やくしゃみ よだれ など
これらの症状があれば、治療が必要な状態です。歯の痛みは放置すると悪化の一途をたどる場合が多いので、動物病院を受診しましょう。
歯や歯茎の異常は軽視しがちですが、犬にとって一番多い疾患です。歯を痛がる場合、放置すると後に大きな苦痛を伴うことになりかねません。また、心臓病や腎臓病などの全身疾患の原因となることもあります。
歯が痛いときの応急処置としては、状態の把握と治療するしかありません。愛犬を早く痛みから解放するためには、注意深く観察して早めに動物病院を受診することが大切です。
犬の歯が痛い時の行動【なりやすい犬種】
では、歯の痛みを生じやすい犬や犬種にはどのような特徴があるのか説明します。
歯周病や虫歯に起因する場合
歯周病や虫歯はすべての犬種でみられます。
特に顎が細長い小型犬は歯周病にかかりやすいと言われています。小型犬は乳歯遺残が多く、歯垢がたまりやすいことが原因です。
【歯周病にかかりやすい犬種】
破折に起因する場合
【起こしやすい犬種】 ~ 性格が活発な犬
破折の原因として最も多いのは硬いガムです。その他、けんか・落下事故・交通事故などがあげられます。
咬耗(こうもう)に起因する場合
咬耗を起こしやすい犬は
・高齢犬(自然な形で歯がすり減る生理的噛耗)
咬耗とは、上下の歯が咀嚼運動で咬合接触することによってエナメル質や象牙質が磨滅すること」を言います。人では歯ぎしりの多い人によく見受けられます。
犬は、歯の硬さに差があるわけではなく、石や玩具、ケージなどの硬い物の噛み癖のある場合に発症することが多いです。
変形歯に起因する場合
犬の変形歯は下顎後臼歯に多く、まれに上顎第4前臼歯にもみられます。
小型犬では永久歯が形成される過程において、根分岐部に形態障害が生じることが多い傾向があります。
口腔内腫瘍に起因する場合
犬の悪性腫瘍の中で、口腔内の腫瘍は4番目に多く、雌に比べて雄の発生率が2.5倍高いと言われています。
【犬の口の中にできる腫瘍と発症しやすい犬種】
・メラノーマ(悪性黒色腫) アメリカン・コッカー・スパニエル プードル ゴールデン・レトリバー など
・扁平上皮癌 キャバリア トイプードル プードル など
・線維肉腫 特定の犬種はない 高齢犬が罹りやすい
犬の歯が痛い時の行動【検査・治療法】
歯が痛い原因を確認し、治療に際しては全身麻酔が必要になることが多々あります。全身麻酔をかけるためには「麻酔に耐えられるかどうか」の検査も必要になります。
・エキスプローリング(器具を使い歯の損傷が歯髄に達していないか調べる)
・歯科用レントゲン
これらの検査で状態を把握して治療に移ります。歯周病の治療例を簡単に紹介します。
軽度~中程度:歯石除去(スケーリング) 歯肉内内側の不良な壁の除去(キュレタージ) 歯の表面の研磨(ポリッシング)
重度~抜歯の時は、歯肉を切開、抜歯、不良な組織を除去、切開した歯肉・粘膜の縫合
動物医療の中でも歯科治療は後れを取っていると言われています。しかし近年では歯科専門の動物病院も誕生し、人の治療形態に近づいてきつつあります。
犬の歯が痛い時の行動【治療薬・治療費(手術費用)】
大手ペット保険会社の統計資料(アニコム家庭どうぶつ白書2019)によると「歯周病/歯肉炎(乳歯遺残に起因するもの含む」が『犬の手術』の中で最も多くなっています(ペット保険では全身麻酔を伴う処置を手術としてカウントします)。
治療費の中央値は50,450円、平均値は61,547円となっています。ごく軽度の歯肉炎では消炎剤や抗生剤を内服して経過を見ることもあります。
動物病院における実際の治療費用例を記しておきますので参考にしてください。
とだ動物病院 東京犬猫歯科 (小型犬10kg以下での一般的な範囲での見積もり例です。条件は入院なし、麻酔・検査・注射・投薬類を含む総額です)
歯周病(中程度) 55,000〜99,000円
歯周病(重度) 110,000〜330,000円
歯の破折(1本の場合 切歯;33,000〜77,000円、犬歯:77,000〜165,000円、臼歯;77,000〜165,000円
乳歯遺残(1〜数本) 33,000〜55,000円
歯列矯正 (6ヶ月前後4本)77,000〜110,000円、(成犬犬歯1本の場合)110,000〜275,000円
外傷、腫瘍、腫れ 55,000〜330,000円
犬歯切断(4本) 110,000〜154,000円歯科治療は診療費が動物病院によって大きな差が出る治療の一つです。
犬の歯が痛い時の行動【ペット保険の適用】は?
ペット保険では歯科治療に関しての補償は次のパターンに分かれます。
・ 一切補償対象外
・ 補償対象
・ 一部補償対象
ペット保険では歯肉炎・歯周病・歯槽膿漏などの「傷病の治療を目的とした歯科治療」は保険の補償対象になる場合が多い傾向にあります。歯周病予防のための歯石除去など「予防や美容を目的とした歯科治療」は補償の対象外となるのが一般的です。
共通して補償の対象外になっている主なものは
・乳歯遺残
・不正咬合
ただし、本来は補償対象外としていても、他の病気の治療のために必要となる場合は補償対象となることもあります。
乳歯遺残(いざん)による抜歯は補償対象外とさせていただいております。ただし、歯周病等の歯科口腔内症があり、治療の一環として行う場合は補償対象となります。
歯科治療の補償内容は各保険会社によって大きく異なる部分です。ペット保険加入時には補償内容を把握しておきましょう。
歯周病・歯科治療を補償するペット保険
多くの犬や猫のペット保険で基本的には「傷病の治療を目的とした歯科治療は補償対象」で、「予防目的や病気にはみなされないものは補償対象外」となります。
・歯肉炎
・歯周病
・歯槽膿漏
【補償対象外】
・歯石除去(予防目的)
・乳歯遺残(にゅうしいざん)
・不正咬合(ふせいこうごう)
ただし、ペット保険会社により歯周病や歯科治療を補償するかは異なります。加入前にはしっかり確認しておく必要があります。
犬でも猫でもかなり歯周病は多い病気なので、基本的には歯周病や歯科治療が補償されるペット保険をおすすめします。
ペット保険が歯周病を補償するか、各保険会社がどのような対応をとっているかご紹介します。
歯科疾患を補償の対象外としていないペット保険 | 歯科疾患を補償の対象外としているペット保険 |
アイペット損害保険会社 | アクサ損害保険株式会社 |
アニコム損害保険株式会社 | au損害保険株式会社 |
ペット&ファミリー損害保険株式会社 | SBIいきいき少額短期保険株式会社 |
イーペット少額短期保険株式会社 | SBIプリズム少額短期保険株式会社 |
イオン少額短期保険株式会社 | ペッツベスト少額短期保険株式会社 |
株式会社FPC エフ・ピー・シー | 日本ペット少額短期保険株式会社 |
つばき少額短期保険株式会社 | リトルファミリー少額短期保険株式会社 |
楽天少額短期保険株式会社 | |
ペットメディカルサポート株式会社 |
詳細は各保険会社の重要事項説明書及び約款でご確認ください。また実際の保険金支払いにおいては補償範囲等、状況によって各社対応が異なる場合もあります。
例えば日本ペット少短の場合、歯周病を含め、歯に関する処置は補償対象に含まれません。しかし歯肉炎等の歯に触れない治療であれば補償されます。
ペット保険比較アドバイザーでは公式LINEでの「ペット保険の適正診断」「保険相談サービス」を開始いたしました。
従来の比較表だけではわかりづらいペット保険の補償内容の範囲や充実度を踏まえたうえで、保険の募集人資格 を持った、ペット保険のプロが提案させていただきます。
犬の歯が痛い時の行動【予防対策】
犬の歯の痛みの予防対策としては、原因を作らないことです。
有効な方法としては「はみがき」と「日ごろから口の中の様子をチェック」することです。もし何かの治療で全身麻酔をかけることがあれば、併せて口の中も診てもらいましょう。
日常的に飼い主さんにできる予防法としては次のようなものが挙げられます。
・歯周病対策: 歯磨きの励行 ドッグフードはドライタイプのものを与える
・虫歯対策 : 歯磨きの励行 甘いものを与えない
・破折対策 : おもちゃやガムなどは硬すぎるものを与えない けがをしないように環境整備
・異常がみられたら早期に受診して獣医師に相談する
将来的に歯の健康を保つためには、子犬の時期から歯磨き習慣をつけておくことが大切です。歯痛の原因となる歯周病や虫歯の予防のためには最も有効な方法です。
歯の表面はペリクルという唾液に由来する被膜に覆われています。ペリクルには歯のエナメル質を保護する役割がありますが、粘着性が強く細菌が付着しやすいという欠点があります。
歯磨きをしないと、ペリクルが歯垢の土台となり、どんどん歯垢が付着してきます。犬は歯垢が歯石に換るのが3~5日と非常に短く、歯石が石灰化して歯石になると歯磨きで落とすことはできません。歯石が付着する前に、歯垢を取り去ることば歯周病の予防にとって大変重要です。
子犬・老犬の歯が痛い時の行動【注意点・ケア方法】
歯が痛い時の行動【子犬】
子犬の時に大切なのは適切な栄養をとることでしょう。ドッグフードは成長に合わせた物をあたえましょう。
子犬の時からの歯磨き習慣は重要です。口の周りを触ったり、口を開けること、ブラッシングに慣れさせましょう。併せて歯の数や生え方の確認もしておきましょう。乳歯は永久歯に比べて脆いので、硬過ぎる物はかじらせないようにし注意が必要です。
歯痛の原因となるエナメル質形成不全は子犬期にジステンバーなどの感染症や熱性疾患に起因すると言われています。適切な時期にワクチン接種も忘れないようにしましょう。
歯が痛い時の行動【老犬(シニア犬)】
老犬では免疫機能が低下して病気を発症しやすくなります。歯周病や癌のリスクが高まるため、こまめに歯や口の中のチェックをしましょう。硬いドッグフードがたべにくくなり、ふやかしたフードやウエットフードを与えている場合、特に口の中の清潔を心がけましょう。
また、老犬は足腰が弱り、怪我もしやすくなってくるので、滑りやすい床は避けるなど生活環境にも配慮が必要です。
犬の歯が痛い時の行動【間違いやすい病気】
犬が歯を痛がっているように見えて場合、口内炎ができている可能性もあります。また、口の中に異物が引っかかっている、歯以外の体の痛みであるという可能性も考えられるので原因の特定が重要になってきます。
犬は歯が痛い時に頭を頻繁に振ることがありますが、耳のトラブルでも同様な動作をすることがあります。
よくある質問
犬の歯に歯石がついています。どのタイミングで受診すればよいでしょうか?
家庭で犬の歯石を落とす方法がありますか?
ペット保険は必要?
ペットには公的な保険制度がありません。そのため治療費の自己負担額は100%です。
もしもの時に、お金を気にせずペットの治療に専念できるよう健康なうちにペット保険に加入することをおすすめします。
また、病気になった後では加入を断られる可能性があります。
犬の歯が痛いときの行動としては前足で口の周りを拭ったり、地面に顔をこすりつけたりすることがあります。歯痛の原因や気づきのポイントも紹介していますので参考にしてください。
ペット保険比較表や記事を活用するのがおすすめ!
ペット保険比較アドバイザーでは、ペットに合った保険の選び方やペットの健康に関するお役立ち記事を公開しております。
記事と合わせて比較表も活用することで、ペットと飼い主様に合った保険を選ぶことができます。
また、保険会社のデメリット等も理解できるので、後悔しないペット保険選びができます。
ペット保険への加入を検討されている方はぜひご活用ください。
【犬は歯が痛いときどんな行動をとる?原因や気づきのポイントも解説!】まとめ
今回、ペット保険比較アドバイザーでは
・犬の歯が痛くなったときとる行動や気づきのポイント
・犬が歯が痛いときの治療法や治療費
・犬の歯痛を予防するための注意点