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犬が震える原因は?対処法や病院へ行くべき症状について解説!

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犬の震えの原因には、寒さや緊張、恐怖などの生理現象または精神的な場合と、病気や痛みなどによって震える場合があります。愛犬がなぜ震えているのかを見極めるようにしましょう。

犬が震えているとき、さまざまな原因が考えられます。
もし愛犬がブルブル震えていたら飼い主さんは心配になってしまうでしょう。
犬は何かの理由があって震えているので、なぜ震えているのかを考えてみることが大切です。

この記事では

・犬が震える原因
・犬が震えている時の対処法
・病院へ連れて行くべき症状
について解説します。
最後までお読みいただければ、「犬が震える原因」「病院へ連れて行くべき症状」がわかるようになっていますので、ぜひ最後までお読みください。


目次

犬の震えの原因は?

犬の震えの原因は、さまざまなことが考えられます。

ここでは、どのようなことが原因で犬が震えるのかを解説します。

 

寒さによる震え

犬は寒くて震えていることがあります。

寒さによる震えは、熱を生産し、体温を維持するために行われる反応です。

犬は基本的に寒さに強い動物ですが、子犬や老犬になると体温調節がうまくできないため寒さに弱くなります。

また、脂肪が少ない瘦せ型の犬や、チワワやトイプードル、ヨークシャーテリアなどの小型犬は寒さに弱い犬種です。

 

恐怖、緊張、ストレスによる震え

犬は、怖がっていたり警戒している時に、震えることがあります。

怖がる対象として、雷や花火、工事などの大きな音が挙げられます。

また、緊張やストレスで震える場合もあります。

来客や引っ越し、旅行、ペットホテルに預けるなど、環境の変化にストレスを感じることが多いです。

犬それぞれの性格によって、怖がる対象やストレスになることは異なります。

 

筋力の衰えによる震え

犬は高齢になって、筋肉が衰えることで力が入りづらくなり、震えるようになります。

特に、後ろ足の踏ん張りが効かなくなり、立ち上がったりしゃがんだりする際に、足腰がブルブル震えてしまいます。

また、筋肉が低下すると基礎代謝が下がり、体温も下がり震えやすくなります。

 

犬の病気による震え

犬の震える原因が、病気やケガの場合もあるので注意しましょう。

病気やケガなどが原因の場合、震える他に元気がない、食事を食べないなどの症状が見られることが多いです。

 

てんかん

てんかんは、脳の中に異常があるわけではなく、脳の機能に異常が起こる病気です。

症状はさまざまで、手足がガクガク震える、手足を硬直させピンと突っ張る、手足をバタバタ動かすなどの様子が見られます。

また、てんかん発作が起こる前の予兆として震えることもあります。

腎臓や肝臓など、内臓の機能障害

・腎臓

腎臓は尿をつくる臓器で、血液から尿をつくり、体の中で不要になった老廃物や毒素を尿の中に排泄する機能があります。

腎臓が十分に機能しなくなると、体の中で老廃物が蓄積されてしまいます。

腎不全で「尿毒症」と呼ばれる末期の状態になると、震えや痙攣、嘔吐、下痢などの症状が見られるようになります。

・肝臓

肝臓は、体にとって有害な物質や不要になった物質を解毒する働きがあります。

肝臓の機能が低下することで、全身に毒素が溜まってしまいます。

肝不全になると、溜まった毒素の影響で、震えや痙攣が起こったり、食欲不振になり元気がなくなるなどの症状が現れます。

 

中毒

中毒症状には、震えや痙攣、下痢、吐く、血尿などがあります。

中毒は、食べ物、細菌、薬品など、犬にとって毒性のある物質を食べてしまうことで起こります。

食べ物に関しては、玉ねぎ、ブドウ、キシリトール、チョコレートなど、犬にとって危険な食べ物はたくさんあります。

また、人間の内服薬や殺虫剤、洗剤などの誤飲も危険なので注意しましょう。

 

発熱

犬の体を触って、いつもより熱いと感じたら発熱している可能性があります。

犬は発熱している時に、よく震えを伴います。

犬の発熱の原因には、細菌やウイルスなどの感染症、悪性腫瘍、内臓の炎症、熱中症などが考えられます。

病原菌やウイルスの増殖を抑えたり、免疫細胞の働きを活発にすることを目的に発熱します。

 

痛み

犬は、ケガをしていたり、何かの病気によって痛みを感じている時、震えることがあります。

例えば、椎間板ヘルニアは、犬が発症することの多い病気のひとつです。

椎間板ヘルニアになると、痛みを伴うため、震えたり、キャンと鳴いたり、動きたがらなくなるなどの症状が見られます。

犬の震えの対処法は?

犬が震えている時の対処法を原因別に解説します。

 

寒さが原因の場合

寒さが原因で震えている時は、洋服を着せてあげたり、室内の温度を暖かく調整しましょう。

最近は、犬用のヒーターや湯たんぽなどが市販されていて、人間用のものよりも安全に使用ができます。

ただし、室内の乾燥や低温やけどには気を付ける必要があります。

いつでも水分を取れるように水は常備して、定期的に換気を行いましょう。

部屋の温度だけでなく、湿度も気にするようにしてください。

 

恐怖、緊張、ストレスの場合

・恐怖

雷や花火などの大きな音を怖がる場合は、普段から対象の音を聞かせて慣れさせておきます。

動画などを利用して音が聞かせ、怖がっている様子がなければ、おやつなどのご褒美を与えます。

犬に「雷や花火の音が聞こえたら良いことがある」と関連付けさせると、音の恐怖から克服できるでしょう。

まずは小さな音から少しずつ始めてみてください。

 

・緊張やストレス

引っ越しや来客など、環境の変化によってストレスを感じさせないように、犬にとって安心できる自分のテリトリーとなる場所をつくってあげると落ち着きやすくなります。

テリトリーとなる場所は、クレートやケージの中がおすすめです。

犬は、広い場所より、狭くて薄暗い場所の方が、自分のテリトリーとして落ち着きやすいです。

ペットホテルなどに預ける時は、いつも使っているタオルやブランケット、飼い主さんの匂いがついたものなどを一緒に預けるとストレスが軽減できるでしょう。

 

筋力の衰えの場合

犬は、高齢になるにつれ、筋力が徐々に低下してきます。

なるべく若い時から、しっかり運動して、筋肉をつけておくことが大事です。

高齢になると、過度な運動は足腰や関節に負担となってしまいます。

無理はせず、日頃からの散歩などで筋肉を維持するようにしましょう。

また、犬は肥満になると、動くことを嫌がるようになり、筋肉も落ちやすくなります。

そのため、体重管理にも気を配るようにしましょう。

 

犬の震えで病院に連れていくべき症状は?

犬が病気で震えている時は、早めに病院へ連れて行く必要があります。

ここでは、病院へ連れていくべき症状について解説します。

 

てんかんの場合

てんかん発作を起こすと、ほとんどの場合で意識がなく、全身が震えた後に手足を突っ張らせたり、手足をばたつかせたりします。

てんかんの発作が起こっている間は、犬の安全な場所を確保し、犬に触らずに様子を見守ります。

むやみに触ったり抱っこをすると、発作が悪化してしまったり、飼い主さんが噛まれてケガをする恐れがあります。

発作が終わって犬が落ち着いてから動物病院を受診しましょう。

発作を起こしている時の動画を撮っておくと診察の助けになります。

腎臓や肝臓の障害が原因の場合

・腎臓

慢性腎臓病の場合、初期段階では症状が見られず、そのうちに、飲む水の量、尿の量が増える多飲多尿の症状が現れます。

尿毒症になると、震えや痙攣、下痢などの症状も引き起こします。

尿毒症の段階では、病気が進行し末期状態になっているので、初期の段階で異変に気付き早めに治療を開始することが重要です。

急性腎不全の場合は、数時間から数日の短い期間で、腎臓の機能が低下します。

症状は、尿がつくられなくなる無尿、尿の量が著しく減少する乏尿、食欲不振、震え、下痢、嘔吐などが起こります。

早急に動物病院へ連れていきましょう。

 

・肝臓

肝臓病の初期では、特徴的な症状が見られないことが多く、肝臓がかなりダメージを受けてから症状が現れる傾向があります。

症状は、食欲不振、下痢、元気ない、黒色の便が出る、腹部を押すと嫌がる、などがあります。

肝性脳症は、重度の肝不全で、肝臓で解毒できなくなったアンモニアなどの腸管の毒素が血液に乗って脳にまわり、神経障害などを引き起こします。

症状は、震えや痙攣、意識障害、旋回運動、ぐったりする、沈鬱などがあります。

腎臓と同様に、初めの段階で異変に気付き、早めに治療を開始することが望ましいです。

 

低血糖の場合

低血糖になると、元気がなくなり、ふらふら、ぐったりするなど、活動性が低下する症状が見られます。

さらに、震え、痙攣、意識障害、下痢などの症状を起こすこともあります。

子犬は、肝臓の糖を貯蔵する機能が不十分なため、低血糖になることが多く、注意が必要です。

予防対策は、空腹にならないよう食事を小分けにして与える、体が冷えないよう室温に気を配る、などです。

成犬で低血糖になる場合は、何かの疾患の合併症として現れます。

特に糖尿病でインスリン投与をしている犬、腫瘍・肝疾患などの基礎疾患がある犬は、低血糖になりやすいので注意が必要です。

低血糖の発作が起きると、命の危険があり、早急に動物病院で処置する必要があります。

ぐったりして元気がないなどの症状が見られたら、低血糖を疑ってみましょう。

 

発熱がある場合

発熱していることは、病気の兆候のひとつです。

犬が震えていて、発熱しているようなら動物病院を受診しましょう。

犬の体温は、平均38.5℃前後で人間よりは高めです。犬の体温が、40℃以上になると発熱している状態です。

気温が高くないのに呼吸が荒い、元気がなくぐったりしている、耳の付け根や足先が熱い、ふらふらしているなどの症状がある時は発熱の疑いがあります。

犬の体温は、肛門に体温計の先端を入れて計ります。

人間の体温計で測ると、犬が動いてしまうことで痛みが伴ったり、直腸を傷つけてしまう可能性もあります。

犬の体温を測る時は、ペット用の先が柔らかい体温計を使用するといいでしょう。

 

椎間板ヘルニアなどの痛みが原因の場合

犬は、痛みがあると、動きたがらずじっとしていて、散歩にも行きたがらなくなります。

また、体に触れると嫌がったり、痛みで食欲が低下することもあります。

痛みの原因は、椎間板ヘルニア以外にも、膵炎など内臓系の疾患によるものもあります。

愛犬が震えて、動くことを拒んだり、触られるのを嫌がるようになったら、痛みを伴っている可能性があります。

早めに病院で診てもらうようにしましょう。

 

病気を予防するには?

日頃から病気の予防をしておくことがとても大切です。

ここでは、震えの原因となる病気や痛みの予防方法について解説します。

 

てんかん

てんかんは、遺伝的要因が関与すると言われていて、残念ながら予防が難しい病気です。

発作が頻繁に起こるようなら、抗てんかん薬の内服で、発作の回数や度合をコントロールしていきます。

また、強いストレスや大きな音などの刺激が引き金となって、発作を引き起こすことがあります。

犬がストレスになるような負担や、過度な刺激を与えないように注意しましょう。

中毒

犬の中毒の予防は、犬に誤飲をさせないことです。

犬にとって有害な食品や植物には、日頃から十分に注意しましょう。

誤飲による中毒は、飼い主さんが気が付かないところで起こる場合もあります。

薬や洗剤、殺虫剤など、犬にとって中毒症状の危険があるものは、必ず犬が届かない場所で管理するようにします。

うっかり置き忘れてたということもないように、気を付けましょう。

 

腎臓や肝臓など、内臓の機能障害によるもの

・腎臓

腎臓病の予防には、普段から栄養バランスの良い、塩分を控えた食事を摂るようにしましょう。

また、新鮮できれいな水がいつでも飲めるようにしておくことも大切です。

普段から、水の飲水量やおしっこの量をチェックしておくと、多飲多尿の症状に早めに気付けます。

 

・肝臓

肝臓も腎臓病と同じく、栄養のバランスがとれた食事を摂ることが、病気の予防につながります。

肥満になると肝臓に負担がかかります。食事の過度な食べ過ぎには注意しましょう。

どの病気に関しても言えることですが、定期的な健康診断を受けて、病気の早期発見・早期治療が予防となります。

 

痛み

椎間板ヘルニアの原因は、遺伝的な要因で発症する先天性のものと、筋力の衰えや肥満などによって発症する後天性のものがあります。

先天性の理由では予防することが難しいですが、後天性の場合は予防が可能です。

予防対策として、階段の上り下りや高いところへの飛び乗り・飛び降りを控える、適正な体重管理、二本足で立たせるなどの無理な体勢をさせない、などがあります。

日頃から適度に運動をさせて、成犬のうちに筋肉を鍛えておくことも大事です。

また、フローリングなどの床材は滑りやすく、犬の足腰に負担がかかります。

滑りやすい床材には、マットやカーペットを敷くことが予防につながります。

 

よくある質問

飼い主が出かける時に犬が震え始めるのはなぜでしょうか。

犬が飼い主さんの出かける気配を察して震えている場合、「分離不安症」の可能性があります。飼い主さんがいなくなることを予感して不安になっている状態です。分離不安症は精神障害のひとつで、軽度ならトレーニングを続けることで改残できますが、重症化して問題行動を起こす場合は治療が必要です。その場合、行動学を専門とする獣医師に相談するといいでしょう。

夏の時期で寒くないのに犬が震えているのはなぜでしょうか。

夏の時期は、エアコンの冷えすぎで寒いのかもしれません。能性があります。冷気は下に溜まりやすいので特に小型犬は影響を受けやすいです。冷風が犬に直接当たらないように注意してください。室内の温度は24~26℃、湿度は40~50%が目安ですが、犬の体調などによっても調整する必要があります。

ペット保険は必要?

ペットには公的な保険制度がありません。そのため治療費の自己負担額は100%です。

もしもの時に、お金を気にせずペットの治療に専念できるよう健康なうちにペット保険に加入することをおすすめします。

また、病気になった後では加入を断られる可能性があります。

ペット保険比較表や記事を活用するのがおすすめ!

ペット保険比較アドバイザーでは、ペットに合った保険の選び方やペットの健康に関するお役立ち記事を公開しております。

記事と合わせて比較表も活用することで、ペットと飼い主様に合った保険を選ぶことができます。

また、保険会社のデメリット等も理解できるので、後悔しないペット保険選びができます。

ペット保険への加入を検討されている方はぜひご活用ください。

【犬が震える原因は?対処法や病院へ連れて行くべき症状について解説!】まとめ

今回、ペット保険比較アドバイザーでは

・犬が震える原因
・犬が震えている時の対処法
・病院へ連れて行くべき症状
について解説してきました。
犬の震えの原因が、寒さや恐怖などの生理現象や精神的なことの場合は、飼い主さんが対策してあげることで収まります。
病気などが原因の場合は、震える他にも何か症状を伴うことが多いです。
愛犬を日頃からよく観察し、異変にいち早く気付くことが病気の早期発見・早期治療につながります。
ペット保険比較アドバイザーではペット保険に関する記事も掲載しておりますので、ぜひご活用ください。

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