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ドッグフードをふやかすメリットやデメリットは?方法や時間も解説!

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ドッグフードをふやかすことは離乳期の子犬・シニア犬・体調の悪いワンちゃんなどにおすすめです。ふやかすことのメリットやデメリット、注意点もご紹介していますので参考にしてください。
ご家庭のワンちゃんの食欲がないとき、あなたはどうしていますか?
食事を食べてくれないと心配ですよね。
そんなとき、いつものドッグフードをふやかしてみてはいかがでしょうか。

この記事では

・ドッグフードをふやかして与えることのメリットとデメリット
・ドッグフードのふやかし方
・ドッグフードをふやかすときの注意点
について解説します。
最後までお読みいただければ、ドッグフードをふやかして与えるときのメリットやデメリット、注意点などがわかるようになっていますので、ぜひ最後までお読みください。


目次

犬にドッグフードをふやかして与えるメリット・デメリットは?

ドッグフードをふやかして与えたことがありますか?

正直、見た目はあまりおいしそうに見えないですが、意外とメリットはたくさんあります。

 

ドッグフードをふやかす6つのメリット

【メリット】は以下の通りです。

① 消化吸収がよくなる
② 満腹感が得られ、ドカ食い防止に
③ 胃捻転の予防
④ 香りが食欲を刺激する
⑤ 水分補給になる
⑥ ウエットフードより経済的

 

① 消化吸収が良くなる

人は唾液の中にアミラーゼという消化酵素が含まれており、でんぷんを糖にかえて胃腸の働きを助けます。「よく噛んでたべなさい」と言われる理由の一つがここにあります。

犬の場合は唾液中にアミラーゼがほとんど含まれていないので、唾液が消化の助けをすることはなく、胃の中に入った時点で消化が始まります。そのため胃液がたくさん出る仕組みになっています。

また、犬には臼状の歯がないため、ほとんど噛まずに飲み込みます。ドッグフードを食べるときカリカリと音がするのは、いくつかのドッグフードを噛んで触感を楽しんでいるだけで、咀嚼効果は期待できません

つまり硬いドッグフードがほとんど砕かれないまま胃の中に入ってきており、胃の中で柔らかくなり、消化が始まるのです。

ふやかした状態で胃の中に入れば、その分胃の負担を減らすことができます。

 

② 満腹感が得られ、ドカ食い防止に

ふやかすことで水分も一緒に食べることになるので、かさましされ、一時的にはたくさん食べた満足感を得られるでしょう。

ダイエット中のワンちゃんとか、食いしん坊のワンちゃんには有効かもしれません。

 

③ 胃捻転の予防

胃捻転の原因の一つに「胃の中に気体が多くたまる」ことが挙げられえます。早食いのワンちゃんは食事と一緒に空気を多く飲み込んでしまいます。結果的に早食いの防止は胃捻転の防止につながります。

ふやかしたフードはドライフードを食べるように一気に食べてしまうことができないという利点があります。

 

④ 香りが食欲を刺激する

ドッグフードをふやかすと、香りがひきたち食欲をそそります。香りに引き寄せられて食いつきがよくなることが期待できます。

 

⑤ 水分補給になる

ドライフードに含まれる水分は10%以下なので、ふやかすことで水分も一緒に摂ることができます。ふやかした水分の中には栄養素も含まれているのでそのまま与えましょう。

特に寒くなると水分の摂取量が減ってくるワンちゃん、膀胱炎や尿石症のリスクのあるワンちゃんにはお勧めの方法です

 

⑥ ウエットフードより経済的

消化機能の低下した老犬などにはウエットフードが食べやすいということもありますが、ウエットフードより経済的です。

 

ドッグフードをふやかすデメリット

【デメリット】

① 時間と手間がかかる
② 噛む力が弱くなる
③ 歯に付着しやすく歯周病の原因になる

① 時間と手間がかかる

ドライフードだとそのまま器に移すだけですが、それに比べると少し手間がかかります。とはいえ、お湯を沸かしてフードにかけるだけなので大きな手間ではありません。

 

② 噛む力が弱くなる

ふやかすことで噛む必要がないくなり、噛む力が弱くなるということが懸念されます。「噛む」ことは、砕くこと以外にも顎や口の周りの筋肉などを動かすという意味も含まれています。好みのおもちゃなどで代替えしましょう。

 

③ 歯に付着しやすく歯周病の原因になる

ドライフードは歯の周りにくっつきにくいのですが、ふやかしたフードは口の中に残ってしまいます

そのままにしておくと犬の場合2~3日で歯垢が歯石になり、こうなると歯磨きでは取ることができません。歯石は処置しないと歯周病へと進行していきます。

ウエットフードやふやかしたドッグフードを与えている犬では特に、歯磨きは重要です。

 

ふやかしたドッグフードを与えるのに適した犬は?

では、どのような場合にドッグフードをふやかして与えたらよいのでしょうか。

 

シニア犬

近年、犬の寿命も伸びてきていますが、その分老齢期が長くなってきています。犬は7歳くらいからシニア期に入り、そこから徐々に健康面での変化も目立つようになります。

次のような症状がみられる老犬にはドッグフードをふやかして与えるのがお勧めです。

 

① 噛む力が衰えた場合

高齢犬は噛む力が衰えたり、歯の状態によっては噛むことが困難になってきます。硬いものを齧ったりすることがなくなり、ドッグフードを食べにくそうにしている場合、ふやかして与えるとよいでしょう。

② 食欲が低下した場合

高齢になると消化機能や食欲が低下してくる場合があります。ドッグフードはふやかすことによって臭いもよくなり食欲が増す場合もあります。ぜひ試してみてください。

 

子犬(2ヶ月頃まで)

ご家庭にペットショップなどから子犬を迎えるのは生後8週以降ということになり、離乳食が終りかけています。

この時期の幼犬は食事への配慮が特に必要な時期です。ペットショップで行っている方法を受け継ぐようにしましょう。

また、ご自宅で愛犬の赤ちゃんが生まれると離乳食が必要になります。パピーのご飯はふやかしたものを与えます。

子犬は3~4週間くらいになると、母犬のドッグフードに興味を示すようになります。このころから少しずつドッグフードをふやかして与えてみましょう。成長期のワンちゃんは多くの栄養を必要とします。

与えるドッグフードは必ず「総合栄養食」を使用しましょう。子犬に必要な栄養のバランスが整った商品です。

ワンちゃんも人と同様に、最初はふやかして粥状にしたものから始めます。ミキサーを使うと簡単です。

いつまでふやかしたフードを与えればよいかというと、「乳歯が生えそろう時期を見計らって(生後8週くらい)」ということになります。

ウンチやワンちゃんの状態を見ながら「ゆっくり、すこしずつ」、10日くらいかけて「ドライの状態のもの」へ移行していきます。

食欲不振

夏バテなど、食欲不振に悩まされることはありませんか?

食欲不振のときには、体の機能も活発に働いていない場合もあります。ふやかすことによって食べやすくなります。好みのものを一つまみとピングしてみるのもよいでしょう。

 

ドッグフードの正しいふやかし方は?

次にふやかし方を説明します。

 

ぬるま湯でドッグフードをふやかす場合

・ドッグフードを器に入れる
・ひたひたになるくらいのお湯を注ぐ
・好みの柔らかさになるまで待つ

 

この時使用するお湯は35~40度のものを使用します。どのくらいの時間浸しておけばよいのかは決まりはありません。15~30分程度を目途にして、ワンちゃんの状態に合わせて柔らかさの調整をしましょう。当然時間が長いほど柔らかくなります。

寒い季節にはお湯はすぐに冷めてしまいます。効率よくふやかすためには器にラップをかける、器を保温容器に入れるなど工夫しましょう。

 

電子レンジでドッグフードをふやかす場合

・ 1回分のドライフードと水をレンジで使用できる器に入れラップをかける。
・ 500ワットで15~20秒程度が目安(5~10分お湯にひたしたのと同じくらいの硬さになる)

水の量はドッグフードがひたひたになる程度が目安です。ふやけ具合をみながら、好みの柔らかさを調節しましょう。

 

ドッグフードをふやかす際の注意点は?

次に注意点を説明します。

 

熱湯を使わない

ドッグフードはお湯の温度が高いほど早くふやかすことができます。しかし、使用するお湯は40度以のものを使用しましょう。

ドッグフードは犬の健康を考えていろいろな栄養素が配合されています。その中でもビタミン類や乳酸菌は特に熱に弱いので、含まれている成分をそのまま体に届けるためには熱を加えすぎないことが重要になります。水でも構いませんが、時間はかかります。

逆に冷水を使用するのも避けましょう。暑いときは冷たい方がよいと考えるかもしれませんが、冷たいと下痢などを起こすこともあります。

 

1回に食べる分だけふやかす

少々面倒かもしれませんが、必ず1回分だけふやかすようにしましょう。一度ふやかしたものは雑菌が増えやすいので、食べ残した場合などは廃棄しましょう。

 

ミネラルウォーターや牛乳を使わない

日常私たちの飲んでいるミネラルウォーター人間に適した配合になっており、犬が必要なものとは異なります。日常的にミネラルウォーターを使用していると、尿石症の原因になることも考えられます。

また、牛乳も犬には適していません。

牛乳には乳糖(ラクトース)を初めとする糖分が40%含まれています(ちなみに人乳は60%程度 犬乳は30%以下)。犬はもともと乳糖を分解する酵素(ラクターゼ)を多く持っていません。その量も成長に伴い減少していきます。犬が乳糖の多い牛乳を摂取すると消化しきれず下痢を起こすことがあります。

 

歯磨きは毎日!

ふやかしたペットフードは口の中に残りやすく、歯にもくっつきやすので毎日きちんと歯磨きをしましょう。

 

健康な成犬にドッグフードをふやかして与えてもいい?

健康な犬にふやかしたドッグフードを与えても、もちろん問題はありません。しかし、ふやかしたフードを健康な成犬に日常的に与えることは犬本来の食事とは異なるでお勧めできません。

ワンちゃんの体調をみながら、ドライフードとふやかしたものを使い分けましょう。

 

よくある質問

ドッグフードをふやかすための時短技を教えてください。

事前にミキサーで砕いておき、一回分ずつ密封しておくと便利です。

ふやかしたドッグフードを食べないのですが、対策はありませんか?

療養食を食べているワンちゃんにはお勧めできませんが、そうでない場合はトッピングを工夫してみてはいかがでしょうか。市販のものでも、手作りでも構いません。パピーの場合は犬用の粉ミルクを少量振りかけてあげるのも効果的です。あくまでもトッピングであり、カロリー過多にならないように注意しましょう。

ペット保険は必要?

ペットには公的な保険制度がありません。そのため治療費の自己負担額は100%です。

もしもの時に、お金を気にせずペットの治療に専念できるよう健康なうちにペット保険に加入することをおすすめします。

また、病気になった後では加入を断られる可能性があります。

ペット保険比較表や記事を活用するのがおすすめ!

ペット保険比較アドバイザーでは、ペットに合った保険の選び方やペットの健康に関するお役立ち記事を公開しております。

記事と合わせて比較表も活用することで、ペットと飼い主様に合った保険を選ぶことができます。

また、保険会社のデメリット等も理解できるので、後悔しないペット保険選びができます。

ペット保険への加入を検討されている方はぜひご活用ください。

【ドッグフードをふやかすメリットは?ふやかす時の注意点も解説!】まとめ

今回、ペット保険比較アドバイザーでは

・ドッグフードをふやかして与えることのメリットとデメリット
・ドッグフードのふやかし方
・ドッグフードをふやかすときの注意点
について解説してきました。
ワンちゃんの体調が悪い時や高齢犬、また子犬の離乳食として、ドッグフードをふやかして与えるという方法があります。
簡単でメリットも多い便利な方法ですが、歯磨きは毎日行いましょう。
ペット保険比較アドバイザーではペット保険に関する記事も掲載しておりますので、ぜひご活用ください。

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