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犬の無駄吠えはしつけで改善できる?防止グッズや対策法も解説!

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犬の無駄吠えにも意味があり、その意味を理解して、原因に応じた対策やしつけをすることで無駄吠えは減らすことができます。犬の防止グッズや対策法、しつけについても解説しています。
ご家庭のワンちゃんの無駄吠えを治したいと思っている飼い主さんは多いのではないでしょうか?
実は、吠える理由によって対処方法が異なることをご存知ですか?

この記事では

・犬が吠える原因
・原因別の対処法
・無駄吠えに対するしつけ法
について解説します。
最後までお読みいただければ、「無駄吠えの原因」や「無駄吠えを防ぐ方法」がわかるようになっていますので、ぜひ最後までお読みください。


 

目次

犬の無駄吠えとは

犬の無駄吠えとは「人間が吠えてほしくない状況で、犬が過剰に吠えること」を言います。

犬にとって吠えることは言葉であり意思表示ですが、家族や周囲の人たちに迷惑をかけるようであれば直す必要があります。

 

犬が「無駄吠え」する原因

「口」に「犬」と書いて「ほえる」と読むくらいですから、犬が吠えるのは当たり前です。

1980年ころより前は「番犬」を屋外で飼い、あちこちで犬の吠える声が聞こえるのが当たり前の風景でした。吠えない犬は「役立たず」と言われていたくらいです。

番犬として人気のあった「スピッツ」は、時代の流れの中で「うるさい犬」と敬遠されるようになり、姿をあまり見かけなくなりました。中にはうるさくて近所迷惑だと「声帯の手術を受けさせられた犬」も、見かけられました。

時代や住環境の変化により「吠えること」を求められていた犬が今では「吠えないこと」を求められています。

 

犬の「無駄吠え」。犬にとっては「無駄」じゃない!?

「無駄吠え」という言葉は人間目線の見方です。犬にとってはちゃんと「吠える」理由があります。

日常的な会話の中で日本人は1000~1500の言葉を使い分けていると言われています。それを考えると、犬の吠え声の意味を、きちんと聞き分けてあげる必要があると思いませんか?

まず、飼い主さんが吠える理由を分析しましょう。犬はどんな時に吠えていますか?

構ってほしい時や、玄関のチャイムが鳴ったとき、散歩中にほかの犬に出会った時などが挙げられませんか?

無駄吠えを止めさせたいと思ったら、まず吠える原因を分析しましょう。犬が吠えることをなくすることは難しいかもしれませんが、原因がわかることで改善できるものもあります。

 

犬の無駄吠えの原因とは

犬が吠えるのは犬の意志表示です。さまざまな原因が考えられます。

・ 犬種 (牧羊犬や狩猟犬など 吠えることを強化した犬種)
・ 不安 (分離不安、閉じ込められることへの不安、一人になると寂しい など)
・ バリアフラストレーション (クレートなどが障害になって自由に動けないための苛立ちや不安定)
・ たいくつ、社会的孤立 (留守番が多い、エネルギーを発散できない)
・ 社会化不足
・ 縄張り (自分のテリトリーの境界線の中に侵入される不安)
・ 外部刺激への反応(何か楽しいことがあり、その対象に話しかけている)
・ 自分への関心を求める (要求吠え)
・ 老化(認知症)
・ 習慣 (チャイムなどある条件に対して吠える)

次にそれぞれの対処方法について解説します。犬の吠える原因の多くは不安や恐怖が挙げられますが、もう一つは「要求吠え」と言われるものです。

 

犬の「無駄吠え」防止に効果のあるしつけ4つ

犬の「無駄吠え」はある程度しつけで防止することができます。しつけはなるべく早く始めるのが効果的です。吠え癖がついてしまってから治すのはハードルが高くなります。

 

1.要求吠えには「無視」でしつけ

要求吠えとは「出して!」「ごはん!」「遊んでよ!」などという自己アピールです。

要求吠えに対しては無視しましょう、とよく言われます。

無視とは

・声をかけない
・近づかない
・見ない

ということです。

要求吠えをしている犬に「ちょっと待っててね」と言いながら即時に要求に応じないということではありません。

徹底的に無視します。全く存在に気づかないふりをします。少し心が痛むかもしれませんが。

そして、静かになったときにしっかりほめてあげましょう。

 

2.警戒・威嚇吠えには「犬を落ち着かせる」工夫を

これは「不安・恐怖・危機感」が原因です。

犬にはテリトリーがあり、いわゆる「縄張り」意識です。自分の縄張りを荒らされることに対して警戒したり、威嚇のために吠えます。

生活音やチャイム、また外に出ればすれ違う人や犬、自転車などなど不安材料は限りがありません。

対処法は理由によって異なります。

 

【室内にいて外を見て吠える場合】

物理的対策が有効 : カーテンや目隠しなど道具を使って外を見えなくして落ち着かせる

郵便屋さんや宅配御者・外を通る人や犬・飛んでくる鳥など、短時間でいなくなるものに対して吠える場合が多く、犬の心境としては「吠えて追っ払ってやった」「吠えればいなくなる」という条件付けになります。

 

【散歩中に人や犬に対して吠える場合】

恐怖、好奇心や興奮、メンタルの弱さ(相手が吠える前に吠えてやる)、テリトリーに入ってくるな!というのが犬の気持ちです。

・戦略的撤退 迂回などして道を変える(危険性を回避)
・リードを短く持ってオスワリなど落ち着きを取り戻し通り過ぎるのを待つ

散歩中に他の犬や人に吠えるのを直接的にやめさせるのは困難です。他のしつけをしながら馴らしていくしかないでしょう。少しベースのしつけができている場合、他の犬が通りすぎるのを待ちます。できたらしっかりほめてあげましょう。

他の犬に対して吠えているとき「大丈夫よ。怖くないよ」と犬に声掛けしたり抱っこする行動はNGです。吠えた時に落ち着かせようとしてありがちな行動ですが、犬は「吠えたらほめてもらえた」と理解するかもしれません。

また、怖くて吠えている犬に対して「ダメ!」と叱っても犬はどうしてよいのか分かりません。しかし他の犬や人に対して激しく吠えることはマナー違反です

初歩の段階ではそういう状況を作らないように「戦略的撤退」です。もし吠えてしまったら飼い主さんが笑顔で「ごめんなさい、怖がりなので」と謝罪しましょう。「うるさい!」と犬を蹴っ飛ばしても何の解決にもならないし、相手の方も不快に思われるでしょう。

気を付けたいのは、散歩中に尾を振りながら近づいていくと「喜んでいる」と勘違いすることです犬が尾を振るのは興奮している証拠です。喜んでいることもありますが、興奮している場合、尾をふりながら咬みつくこともあります。

 

【チャイム等の音に対して】

・クレートトレーニングをしておく
・音に馴らす

お家にワンちゃんを迎えたらクレートトレーニングを早めにしておくと有効です。犬が吠え始めるのは生後7か月くらいと言われていますので、それまでには終わらせておきましょう。

クレートの中は安全な場所、落ち着ける場所ということを教えます。チャイムが鳴ったとき「ハウス」とコマンドを出します。ハウスに入っておけば安全だから大丈夫、怖くないよというメッセージになります。

また、他の人に協力してもらって「チャイムを鳴らすのはおやつをくれる良い人」というイメージの刷り込みを行います。

警戒・威嚇吠えに対するしつけは根気のいることですが、少しずつ良い経験を積みながら怖いものをなくしていきましょう。

 

3.感情表現としての「吠え」には、「知らんぷり」で対応

飼い主さんが外出から帰ってきたとき、うれしくて吠えることもあります。反応すると飼い主さんの都合に関わらず、飛びついてきたり吠えたりすることになるでしょう。

 

4.「遠吠え」など本能による「吠え」には、「気をそらす」作戦

犬の先祖であるオオカミや野犬の群れなどでは「遠吠えは群れへの合図」の意味を持ちます。遠吠えを誘う音の代表的なものはサイレンの音です。この音の周波数がオオカミの遠吠えのものに似ているからだといわれています。

防止するには吠えそうなときにおもちゃやおやつなどで気をそらすという方法で対処しましょう。

しかし、遠吠えは長い時間続くことはないので、防止できなくても大きな問題にはならないでしょう。

 

無駄吠えを防止するコツ4つ

無駄吠えを防止するためのしつけをする前に、飼い主さんがしっかりとした目的意識を持ち、次の点に注意しましょう。

・感情的にならない
・大きな声で怒鳴り散らさない
・気分で応じたり応じなかったりしない
・人に迷惑を掛けたら「ごめんなさい」と笑顔で誤る
・日ごろから十分な運動をさせる
・信頼関係を作る

 

1.社会化トレーニングをする

経験値を上げるための社会化トレーニングは吠えのみならず、犬が人間社会で安全にいきていくために必要不可欠です

社会化トレーニングというと、なんだか難しく感じるかもしれませんが、そうではありません。

犬は生後3か月までを社会化期と言われています。この間に少しずつ周囲の環境に慣らしていきます。様々な人に出会ったり、音を聞いたり、他の犬に触れあったり。この経験が多いほど、社会への適応能力が高くなると言われています。

そして、子犬時代は「安心、安全な生活を送る」ことが最も大切です。

しかし社会化期はこれで終わりではありません。生後2歳ころまでを第二社会化期と言い、この期間は楽しい経験をたくさんする」ことが必要な時期です。一緒にいろいろな場所にでかけ、共に楽しむことをお勧めします。

同時に、怖いを減らすことも大切です。

苦手なものは個々の犬によって異なります。「この経験をしたけれど怖くなかった」という経験を重ねることが大切です。怖い経験をしたら、直後におやつなどを与えて怖い経験を上書きするというのも一つの方法です。

 

2.要求吠えに応じない、甘やかさない

子犬がご家庭にいると本当に癒されます。無条件で可愛い!

しかし、甘やかすことはワンちゃんの将来を大きく変えてしまいます。

要求吠えに対しては計画的無視をします。

計画的無視とは、飼い主さんが強い意志と目的をもって無視することです。特に要求吠えに対しては基本的な対応です。

要求吠えに応じているとだんだんとエスカレートし、「気に入らなければ吠えればなんとかなる」と、わがままな犬になってしまいます

「いくら吠えてもあなたの思うようにはならないですよ」という事を教えてあげることが大切です。

もう一つの方法として、「要求に対して要求で返す」という方法があります。

吠えたことにすぐに対応すると「吠えたら解決できる」と理解してしまいます。散歩に行きたくて吠えている犬に対して「オスワリ」などのコマンドを出し、いったん落ち着かせてタイミングをずらしてから出かけましょう。

「散歩!」という要求吠えに対しては「オスワリ」という要求で返します。

「吠えたから散歩に行ける」のではなく、「飼い主さんのコマンドに従ったから散歩に行ける」。ほんのちょっとしたことですが、指示に従ったらよいことがある、という考えが定着するとコマンドが入りやすくなります。

 

3.ドッグトレーナーを頼る

もっとも有効な方法です。なるべく無駄吠えを減らしたいと思う人はトレーナーさんに相談してしつけの方法を学ぶとよいでしょう。また何とかして治したい」と切羽つまっている人は一定期間預けてトレーニングしてもらうことが良策でしょう。

「叱る」「ほめる」という行為も、ちょっとしたタイミングできちんと犬に伝わらないこともあります。「なぜ褒められているのか」「なぜしかられているのか」がきちんと犬が理解できなくては意味がありません

例えば吠えている犬を叱っても効果はありません。犬は「ワン、ワン、ワン」と3回吠えるとスイッチが入ると言います。こうなると「ダメ!」と言っても収集がつかないでしょう。

制止するためには一回目の「ワン」の「ワ」のタイミングで「吠えないでいいよ」ということを伝える必要があります。「ワ」のタイミングで「シッ!」「ダメ」という声掛けが最も効果があります。

また、トレーナーさんの動画を見るのも参考になります。ZOOMでしつけ相談をやっているトレーナーさんもいます。自分に合った方法で、プロの力を借りましょう。

 

4.無駄吠え防止グッズを利用する

うちの子は吠えグセがあってドッグランにも行けなくて・・・。お出かけできないとあきらめる前に吠え防止グッズを上手に利用してみてはいかがでしょうか。YAHOO!ショッピングの「吠え防止グッズのランキング1位」はアヒル口の口輪。いろいろな商品が出回っています。

特におすすめしたいのが、口輪に見えない口輪として人気が出ている「OPPOのquack closed」アヒル口の口輪です。

口輪と言えばなんだか可哀そうなイメージがありますが、ドッグランでは気にしないで走り回っているワンちゃんも見かけます。他の飼い主さんからも「可愛い!!」と構ってもらって楽しそうです。口輪は吠え防止だけでなく、拾い食いや咬みつき防止にもなります。

OPPOのquack closed アヒル口の口輪(吠え、拾い食い、咬みつき防止グッズ)

シリコン製
 カラー:オレンジ ブルー ルビー
 サイズ:S M L LL
価格:Sサイズ 2860円

吠え防止用のしつけグッズは他にも「超音波や振動、静電気を発する首輪や笛」などが販売されています。どうしても吠えぐせが治らないときに有効なこともありますが、使用に際しては賛否両論です。

使用を希望するなら一度、獣医師やトレーナーさんに相談することをお勧めします。

 

補足 犬の無駄吠えが近隣住民とのトラブルに

朝のワイドショー(2023.2.20)で犬の無駄吠えのトラブルについて取り上げられていました。屋外飼育の犬に対してブロックを投げつけている映像も流れていました。犬の鳴き声は時に耐えがたい騒音と感じる人もいます。

犬が吠える声がひどく、他人に迷惑をかけることは避けなければなりません。動物愛護管理法では飼い主の努力義務として次のように定めています。

動物愛護管理法 飼い主の努力義務
第七条 動物の所有者又は占有者は、命あるものである動物の所有者又は占有者として動物の愛護及び管理に関する責任を十分に自覚して、その動物をその種類、習性等に応じて適正に飼養し、又は保管することにより、動物の健康及び安全を保持するように努めるとともに、動物が人の生命、身体若しくは財産に害を加え、生活環境の保全上の支障を生じさせ、又は人に迷惑を及ぼすことのないように努めなければならない。この場合において、その飼養し、又は保管する動物について第七項の基準が定められたときは、動物の飼養及び保管については、当該基準によるものとする。

引用:動物愛護管理

それでは、ご近所さんの家のワンちゃんがうるさくて迷惑している場合、どうすればよいのでしょうか?

「近所の犬がずっと吠えてる」「犬の鳴き声がひどい、うるさくてたまらない、迷惑している」などという場合の連絡先

・保健所 : 保健所より、飼い主に注意がいく
・マンションなどの場合 : 管理事務所に言って注意してもらう
・警察(通報という形になる) : 警察から通報があった旨飼い主に伝える

法的な介入は難しい問題なので周囲に迷惑をかけないように、しっかりと責任を持ってしつけをしましょう。隣人とのトラブルになると生活に支障が出るかもしれません。

 

よくある質問

犬を飼いたいのですが吠えやすい犬種はありますか?

牧羊犬や狩猟犬として役割を担っていたダックスフンド、ピーグル、ボーダーコリー、コーギー、柴犬などが挙げられます。また小型犬は衝動性が強く吠えやすい犬が多いです(ポメラニアン、チワワ、パピヨン、ヨークシャテリアなど)。反対にトイプードルやマルチーズは吠えにくい犬種です。

我が家のポメプーは窓辺が定位置で、そこから外を見ていて人が通るたびに吠えます。よい解決法はないでしょうか。

よく吠える犬は飼い主さんが留守の間も吠えているか心配でしょう。吠えを少なくするしつけ方法はいくつかありますが、すぐに身につくわけではありません。まずは、ワンちゃんが見える範囲だけでよいので目隠しをして、外を見えないようにしてみましょう。

ペット保険は必要?

ペットには公的な保険制度がありません。そのため治療費の自己負担額は100%です。

もしもの時に、お金を気にせずペットの治療に専念できるよう健康なうちにペット保険に加入することをおすすめします。

また、病気になった後では加入を断られる可能性があります。

ペット保険比較表や記事を活用するのがおすすめ!

ペット保険比較アドバイザーでは、ペットに合った保険の選び方やペットの健康に関するお役立ち記事を公開しております。

記事と合わせて比較表も活用することで、ペットと飼い主様に合った保険を選ぶことができます。

また、保険会社のデメリット等も理解できるので、後悔しないペット保険選びができます。

ペット保険への加入を検討されている方はぜひご活用ください。

【犬の無駄吠えはしつけで改善できる?防止グッズや対策法も解説!】まとめ

今回、ペット保険比較アドバイザーでは

・犬が吠える原因
・原因別の対処法
・無駄吠えに対するしつけ法
について解説してきました。
犬が吠えるのは当たり前のことですが、周囲に迷惑をかけないようにしっかりとしつけをしましょう。
飼い主さんもワンちゃんもハッピーに過ごすためには必要なことですね。
ペット保険比較アドバイザーではペット保険に関する記事も掲載しておりますので、ぜひご活用ください。

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