【犬の心臓病チェック】こんな症状があれば要注意!治療法も解説!
そんな恐ろしい心臓病ですが、早期発見・治療ができれば長く健康に生活できます。
この記事では
・犬の心臓病の症状
・犬の心臓病の原因
・犬の心臓病の予防法
・犬の心臓病の治療法
・犬の心臓病の治療費
犬の心臓病で最も多い「僧帽弁閉鎖不全症」
心臓病と一口にいっても、さまざまな種類があります。
・僧帽弁閉鎖不全
・大動脈弁狭窄
・肺動脈弁狭窄
・心房中隔欠損
・動脈管開存症
・拡張型心筋症
など
犬の心臓病の症状
犬の心臓病の症状その1:咳
僧帽弁閉鎖不全症が進行すると、「カハッ!」「カーッ!」など、痰を吐くような咳をするのが特徴です。
痰を吐くような咳は、時間帯に関係なく起こりますが、夜から朝方にかけて強まるケースが多いです。
犬の心臓病の症状その2:苦しそうな呼吸をする
僧帽弁閉鎖不全症になると心臓への血流が悪くなり、全身の血の巡りも滞ります。
血の流れが滞ると脳に必要な酸素も不足し始めますが、そうなると脳が「もっと酸素を運んで!」と指示を出すため、「ハァハァ」と荒い呼吸になるのが特徴です。
小型犬の場合、通常の呼吸数は1分間に20回程度ですが、僧帽弁閉鎖不全症になると30回程度の呼吸数となります。
1分の呼吸数が30回を超えたら脳の酸素不足を疑いましょう。
1分間の呼吸数が40回以上の場合はかなり危険な状態のため、直ちに動物病院へ連れて行ってください。
犬の心臓病の症状その3:運動をしたがらない
犬の心臓病の症状その4:呼吸困難
犬の心臓病の原因
犬の心臓病の予防法は?気をつけること
犬の僧帽弁閉鎖不全症が遺伝的なものの場合は、残念ながら予防法が存在しません。
しかし、そうでない場合は適度な運動とバランスのとれた食生活、定期的なデンタルケアで予防可能と考えられています。
また、僧帽弁閉鎖不全症になってしまった時にいち早く気づけるよう、年に1度の健康診断を受けるのもおすすめです。
老犬の場合は半年に1度のペースで健康診断を受けると安心でしょう。
犬の心臓病の診断と治療法
僧帽弁閉鎖不全症の検査は、下記の方法で行います。
・血液検査…肝臓や腎臓機能の低下の程度、多血症などを調べる
・エコー検査…腹水や心臓の内部構造・機能を調べる
犬が僧帽弁閉鎖不全症の治療法は、内科的治療と外科的治療の2通りがあります。
内科的治療では、進行スピードを緩める目的で投薬を行います。
外科的治療は完治を目指して弁を縫い縮める手術を行いますが、この手術は非常に高度な技術を必要とするため実施できる動物病院が少ないのが現状です。
また、僧帽弁閉鎖不全症の手術はすべての段階で行えるわけではありません。
発見が遅れると手術も難しくなってしまいます。
また犬の心臓病の治療をしないということは、血管が行き渡っている全身への影響を止めないということになります。
心臓はもちろん、脳神経や腎臓、肝臓に影響が出るようになります。
犬の心臓病は治る?
犬の僧帽弁閉鎖不全症は、手術によって完治する可能性の高い病気です。
しかし、僧帽弁閉鎖不全症の手術を行える動物病院が少なく、すべての犬に手術が適用できるわけではない点に注意が必要です。
もし手術ができないとしても、内服薬で進行を遅らせることはできます。
犬の心臓病の治療費
犬が僧帽弁閉鎖不全症となり内科的治療を行う場合は、1回の通院で約5,000~10,000円かかります。
また、アニコム損保「家庭どうぶつ白書2019」によると弁膜症の年間の治療費は
【アニコム損保:家庭どうぶつ白書2019】
1頭あたりの 年間診療回数 |
1頭あたりの年間診療費 | ||
中央値 | 平均値 | ||
弁膜症 | 8.3回 | 69,876円 | 225,810円 |
と、かなり高額になることがわかります。
1回の治療費には、診察代や薬代などが含まれています。
外科的治療を行う場合、手術費は約150万~200万円とかなり高額です。
また、僧帽弁閉鎖不全症の手術ができる動物病院を探さなくてはならず、お金だけではなく手間と時間もかかります。
犬の心臓病・心疾患におすすめのペット保険は?
最後に、今回ペット保険比較アドバイザーでは犬の心臓病・心疾患におすすめのペット保険(アニコム損保:ふぁみりぃ)を紹介します。
おすすめの理由としては
・通院、手術、入院を補償するフルカバー型のペット保険の中でも通院補償に手厚い
・獣医師の指示があれば酸素ハウスのレンタル代も補償の対象
また、心臓病の治療で使用されることがある酸素ハウスのレンタル費用も獣医師の指示があれば、補償の対象内であることを公式HP内で明記しています。
他社のペット保険では酸素ハウスに関わる費用は補償の対象外としているところがほとんどで、明記されていないことも多いため、心臓病にかかりやすい犬種の飼い主様にはアニコム損保をおすすめします。
「ふぁみりい」は7歳11か月までのペットしか加入できませんが、「しにあ」では7歳以上であれば全てのペットが加入することができ、通院つきのふぁみりぃプランに移行する手段もあります。
弊社の商品の保険期間は1年間ですが、ご契約には「継続契約特約」を適用して引受をさせていただいておりますので、解約等のお申し出がない限り満期後は、原則ご契約は自動的に継続となり、終身ご継続いただけます。
※ご注意
・ご契約者または弊社より別段の意思表示があった場合には、ご契約は継続となりません。
・自動的にご契約が継続とならない場合や、商品改定により保険料、補償内容などが変更となる場合があります。
引用:重要事項説明書
よくある質問
10歳のチワワが心臓病です。僧帽弁閉鎖不全症からの肺水腫となり、失神発作の症状が出ているのですが根本的な対処法はあるのでしょうか。
愛犬が心臓病と診断されました。最近腹水のせいでお腹が膨らむため水を抜いてなんとかやり過ごしていますが、あとどれくらい生きられるか不安です。余命はどれくらいでしょうか。
ペット保険は必要?
ペットには公的な保険制度がありません。そのため治療費の自己負担額は100%です。
もしもの時に、お金を気にせずペットの治療に専念できるよう健康なうちにペット保険に加入することをおすすめします。
また、病気になった後では加入を断られる可能性があります。
ペット保険比較表や記事を活用するのがおすすめ!
ペット保険比較アドバイザーでは、ペットに合った保険の選び方やペットの健康に関するお役立ち記事を公開しております。
記事と合わせて比較表も活用することで、ペットと飼い主様に合った保険を選ぶことができます。
また、保険会社のデメリット等も理解できるので、後悔しないペット保険選びができます。
ペット保険への加入を検討されている方はぜひご活用ください。
ペット保険比較アドバイザーでは公式LINEでの「ペット保険の適正診断」「保険相談サービス」を開始いたしました。
従来の比較表だけではわかりづらいペット保険の補償内容の範囲や充実度を踏まえたうえで、保険の募集人資格 を持った、ペット保険のプロが提案させていただきます。
【犬の心臓病】まとめ
今回、ペット保険比較アドバイザーでは
・犬の心臓病の症状
・犬の心臓病の原因
・犬の心臓病の予防法
・犬の心臓病の治療法
・犬の心臓病の治療費