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【犬の心臓病チェック】こんな症状があれば要注意!治療法も解説!

 
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犬の心臓病の症状は咳や呼吸困難等が挙げられ、初期症状はほとんどなく、健康診断で心音に雑音がある等で早期発見に至ります。治療しないと全身に影響が及び、特に脳や腎臓等は注意が必要です
初期症状がほとんどなく、気づいたときには進行している犬の心臓病。

そんな恐ろしい心臓病ですが、早期発見・治療ができれば長く健康に生活できます。

この記事では

・犬の心臓病の種類
・犬の心臓病の症状
・犬の心臓病の原因
・犬の心臓病の予防法
・犬の心臓病の治療法
・犬の心臓病の治療費
について解説します。
最後までお読みいただければ、「犬の心臓病に関することすべて」がわかるようになっていますので、ぜひ参考にしてください。


犬の心臓病で最も多い「僧帽弁閉鎖不全症」

心臓病と一口にいっても、さまざまな種類があります。

【犬の心臓病の種類】
・僧帽弁閉鎖不全
・大動脈弁狭窄
・肺動脈弁狭窄
・心房中隔欠損
・動脈管開存症
・拡張型心筋症
など
特に発症率が高いのが、僧帽弁閉鎖不全症です。
僧帽弁閉鎖不全症は、本来血液が一定の方向に流れるよう働いている僧帽弁がうまく閉鎖せず、一部の血液が逆流してしまう状態を言います。
僧帽弁閉鎖不全症は中高齢の小型犬で最も発症率が高く、中でもマルチーズやチワワ、トイ・プードル、ポメラニアンなどの犬種がかかりやすいとされています。
早ければ8歳くらいで発症しますが、ほとんどが10歳以上の老犬に発症します。

犬の心臓病の症状

犬の僧帽弁閉鎖不全症は、初期症状がほとんどなく、健康診断や定期検診で心臓の音を聞いたときに雑音があり発見に至るケースが多いです。
また、このように雑音があり、心臓病の疑いがある状態からペット保険に加入しても、心臓病にかかり費用は全て補償の対象外となってしまいます。
健康診断などで見つけられなかった場合は、すでに病状が悪化し心不全が進行していた……というケースも少なくありません。
愛犬の異変にいち早く気がつくために、心臓病の症状を抑えておきましょう。

犬の心臓病の症状その1:咳

僧帽弁閉鎖不全症が進行すると、「カハッ!」「カーッ!」など、痰を吐くような咳をするのが特徴です。

痰を吐くような咳は、時間帯に関係なく起こりますが、夜から朝方にかけて強まるケースが多いです。

 

犬の心臓病の症状その2:苦しそうな呼吸をする

僧帽弁閉鎖不全症になると心臓への血流が悪くなり、全身の血の巡りも滞ります。

血の流れが滞ると脳に必要な酸素も不足し始めますが、そうなると脳が「もっと酸素を運んで!」と指示を出すため、「ハァハァ」と荒い呼吸になるのが特徴です。

小型犬の場合、通常の呼吸数は1分間に20回程度ですが、僧帽弁閉鎖不全症になると30回程度の呼吸数となります。

1分の呼吸数が30回を超えたら脳の酸素不足を疑いましょう。

1分間の呼吸数が40回以上の場合はかなり危険な状態のため、直ちに動物病院へ連れて行ってください。

 

犬の心臓病の症状その3:運動をしたがらない

今まで散歩や遊びが好きだったのに、急に動くのを嫌がる様になった場合は僧帽弁閉鎖不全症かもしれません。
運動時は筋肉がたくさんの血液を必要としますが、僧帽弁閉鎖不全症になって心臓の機能が落ちると、たくさんの血液を供給できなくなるため疲れやすくなります。
散歩に行っても途中で座り込んでしまう、遊びに誘っても乗ってこない、すぐに息切れするなどの場合は、僧帽弁閉鎖不全症を疑ってみましょう。

犬の心臓病の症状その4:呼吸困難

僧帽弁閉鎖不全症がかなり進行している場合は、呼吸困難を起こす場合があります。
僧帽弁閉鎖不全症が進行すると、血液中の水分が肺の中にしみ出し、肺の中に水がたまり始めます。この状態を肺水腫と言います。
肺水腫になるとうまく呼吸ができず、大きく口を開けてハァハァと苦しそうな息をするのが特徴です。
横になれない、横になっても苦して寝れない、呼吸が早いなどの症状が見られたら注意が必要です。
ちなみに血液中の水分が胸にたまることを「胸水」、お腹にたまることと「腹水」と言います。

犬の心臓病の原因

犬の僧帽弁閉鎖不全症は、僧帽弁が変化し正しく閉鎖しなくなることが原因ですが、なぜ変化が起きるのかはわかっていません。
小型犬では、遺伝的な素因があるのではと考えられています。
また、歯周病菌が原因で心臓病になるとも考えられています。
歯磨きを怠っている犬は歯周病になる確率が高く、歯周病を放置することで歯周病菌が血管に入り、最終的には心臓まで達します。
心臓まで達した歯周病菌が僧帽弁を破壊し、きれいに開閉できなくなるために僧帽弁閉鎖不全症になる、ということです。

犬の心臓病の予防法は?気をつけること

犬の僧帽弁閉鎖不全症が遺伝的なものの場合は、残念ながら予防法が存在しません。

しかし、そうでない場合は適度な運動とバランスのとれた食生活、定期的なデンタルケアで予防可能と考えられています。

また、僧帽弁閉鎖不全症になってしまった時にいち早く気づけるよう、年に1度の健康診断を受けるのもおすすめです。

老犬の場合は半年に1度のペースで健康診断を受けると安心でしょう。

 

犬の心臓病の診断と治療法

僧帽弁閉鎖不全症の検査は、下記の方法で行います。

・レントゲン検査…心肥大の程度や気管の圧迫などを調べる
・血液検査…肝臓や腎臓機能の低下の程度、多血症などを調べる
・エコー検査…腹水や心臓の内部構造・機能を調べる

犬が僧帽弁閉鎖不全症の治療法は、内科的治療と外科的治療の2通りがあります。

内科的治療では、進行スピードを緩める目的で投薬を行います。

外科的治療は完治を目指して弁を縫い縮める手術を行いますが、この手術は非常に高度な技術を必要とするため実施できる動物病院が少ないのが現状です。

また、僧帽弁閉鎖不全症の手術はすべての段階で行えるわけではありません。

発見が遅れると手術も難しくなってしまいます。

また犬の心臓病の治療をしないということは、血管が行き渡っている全身への影響を止めないということになります。

心臓はもちろん、脳神経や腎臓、肝臓に影響が出るようになります。

 

犬の心臓病は治る?

犬の僧帽弁閉鎖不全症は、手術によって完治する可能性の高い病気です。

しかし、僧帽弁閉鎖不全症の手術を行える動物病院が少なく、すべての犬に手術が適用できるわけではない点に注意が必要です。

もし手術ができないとしても、内服薬で進行を遅らせることはできます。

 

犬の心臓病の治療費

犬が僧帽弁閉鎖不全症となり内科的治療を行う場合は、1回の通院で約5,000~10,000円かかります。

また、アニコム損保「家庭どうぶつ白書2019」によると弁膜症の年間の治療費は

【アニコム損保:家庭どうぶつ白書2019

1頭あたりの
年間診療回数
1頭あたりの年間診療費
中央値 平均値
弁膜症 8.3回 69,876円 225,810円

と、かなり高額になることがわかります。

1回の治療費には、診察代や薬代などが含まれています。

外科的治療を行う場合、手術費は約150万~200万円とかなり高額です。

また、僧帽弁閉鎖不全症の手術ができる動物病院を探さなくてはならず、お金だけではなく手間と時間もかかります。

 

犬の心臓病・心疾患におすすめのペット保険は?

最後に、今回ペット保険比較アドバイザーでは犬の心臓病・心疾患におすすめのペット保険(アニコム損保:ふぁみりぃ)を紹介します。

おすすめの理由としては

・「更新時に特定の病気や部位を補償の対象外とするといった条件を付け加えることはありません。」と公式HPに記載されている。
・通院、手術、入院を補償するフルカバー型のペット保険の中でも通院補償に手厚い
・獣医師の指示があれば酸素ハウスのレンタル代も補償の対象
の3点があります。
ペット保険は基本的に一年毎に契約更新をすることで終身の保険となっていますが、更新のタイミングで特定の疾患を補償の対象外とする更新条件を付け加えてくる保険会社もあります。
犬の心臓病・心疾患はこういった条件付きの更新の対象になりやすく、こうなってしまってはせっかくペット保険に加入した意味がありません。
アニコムではこういった更新の際に条件を付け加えることはなく、加入時の条件のまま終身で加入できます。
犬の心臓病・心疾患の治療を考えると、一番おすすめはアニコム損保(ふぁみりぃ)です。
アニコム損保(ふぁみりぃ70%:フルカバー型)では「年間で最大28万円、一日あたり14,000円まで、年間で20日」まで補償されるので、他社よりも比較的、通院補償に手厚いといえます。

また、心臓病の治療で使用されることがある酸素ハウスのレンタル費用も獣医師の指示があれば、補償の対象内であることを公式HP内で明記しています。

他社のペット保険では酸素ハウスに関わる費用は補償の対象外としているところがほとんどで、明記されていないことも多いため、心臓病にかかりやすい犬種の飼い主様にはアニコム損保をおすすめします。

「ふぁみりい」は7歳11か月までのペットしか加入できませんが、「しにあ」では7歳以上であれば全てのペットが加入することができ、通院つきのふぁみりぃプランに移行する手段もあります。

詳しくは下記の記事でも解説してますのでぜひ参考にしてください。
アニコム(ふぁみりぃ7歳11ヶ月まで:しにあ8歳~)
2年目以降のご契約継続について
弊社の商品の保険期間は1年間ですが、ご契約には「継続契約特約」を適用して引受をさせていただいておりますので、解約等のお申し出がない限り満期後は、原則ご契約は自動的に継続となり、終身ご継続いただけます。
※ご注意
・ご契約者または弊社より別段の意思表示があった場合には、ご契約は継続となりません。
・自動的にご契約が継続とならない場合や、商品改定により保険料、補償内容などが変更となる場合があります。
※補償内容や保険料について必ず重要事項説明書保険約款もご確認ください

よくある質問

10歳のチワワが心臓病です。僧帽弁閉鎖不全症からの肺水腫となり、失神発作の症状が出ているのですが根本的な対処法はあるのでしょうか。

失神発作に関しては、心臓病ではなくてんかんの可能性もあります。かかりつけの動物病院で失神発作の原因を調べてもらい、適切な内服薬を処方してもらうのがおすすめです。

愛犬が心臓病と診断されました。最近腹水のせいでお腹が膨らむため水を抜いてなんとかやり過ごしていますが、あとどれくらい生きられるか不安です。余命はどれくらいでしょうか。

心臓病による腹水が見つかった場合、数日~数ヶ月と余命宣告されることがあります。しかし、中にはすぐに治療に取り掛かることで数年生きられるケースもあります。

ペット保険は必要?

ペットには公的な保険制度がありません。そのため治療費の自己負担額は100%です。

もしもの時に、お金を気にせずペットの治療に専念できるよう健康なうちにペット保険に加入することをおすすめします。

また、病気になった後では加入を断られる可能性があります。

ペット保険比較表や記事を活用するのがおすすめ!

ペット保険比較アドバイザーでは、ペットに合った保険の選び方やペットの健康に関するお役立ち記事を公開しております。

記事と合わせて比較表も活用することで、ペットと飼い主様に合った保険を選ぶことができます。

また、保険会社のデメリット等も理解できるので、後悔しないペット保険選びができます。

ペット保険への加入を検討されている方はぜひご活用ください。

ペット保険比較アドバイザーでは公式LINEでの「ペット保険の適正診断」「保険相談サービス」を開始いたしました。

従来の比較表だけではわかりづらいペット保険の補償内容の範囲や充実度を踏まえたうえで、保険の募集人資格 を持った、ペット保険のプロが提案させていただきます。

 

【犬の心臓病】まとめ

今回、ペット保険比較アドバイザーでは

・犬の心臓病の種類
・犬の心臓病の症状
・犬の心臓病の原因
・犬の心臓病の予防法
・犬の心臓病の治療法
・犬の心臓病の治療費
について解説してきました。
犬の僧帽弁閉鎖不全症は外科的治療で完治を目指せる病気ですが、手術を行える動物病院が少ないのが現状です。
もし愛犬が僧帽弁閉鎖不全症になってしまったら、内科的治療で症状の進行速度を落とすのが現実的な治療法と言えます。
遺伝性の僧帽弁閉鎖不全症意外は、健康的な生活を送ることで予防できるとされているため、日々愛犬の健康管理をしっかり行いましょう!
ペット保険比較アドバイザーではペット保険に関する記事も掲載しておりますので、ぜひご活用ください。