この記事では
・ペットの傷病に伴う治療費について
・ペットが病気になってからの加入は難しいのか
・シニア期以降でも加入できるペット保険
ペット保険は何歳までに加入するのがいいのか?
ペットは、年齢を重ねるとともに病気やケガのリスクが高くなります。
犬や猫は7歳くらいから「シニア」とされていますが、新規加入できるペット保険の数は8歳を境にグッと少なくなってしまいます。
ペット保険は0歳(生後〇日~)から加入が可能ですが、保険会社が定める特定の病気にかかったことがある場合は加入できないケース、特定の病気は補償しない条件つきで加入を認められるケースもあるため、事前に確認が必要です。
0~1歳は体調を崩しやすいため、できるだけ早めに加入しておくのがいいでしょう。
ペット保険の選択肢を増やすために、遅くてもペットがシニア期に突入する6.7歳までには加入しておくのがおすすめです。
ペット保険の新規加入は7~10歳までで制限しているところが多いですが、中には12歳までOKとしているところもあります。
下記に各ペット保険の新規加入年齢や、何歳から加入できるかをまとめましたので、参考にしてください。
アニコム損保(ふぁみりい・ぷち) | 生後0日以上 | 7歳11か月まで |
アニコム損保(しにあ) | 8歳以上 | ※なし |
アイペット損保(うちの子・ライト) | 生後0日以上 | 12歳11か月まで |
ペットアンドファミリー(げんきナンバーわんスリム)) | 生後45日以上 | 満7歳以下 |
楽天ペット保険(スーパーペット保険) | 生後0日以上 | 10歳11か月まで |
PS保険 | 生後30日以上 | 8歳11か月まで |
いぬとねこの保険(プラチナ・ゴールド・パール) | 生後31日以上 | 10歳11か月まで |
FPCペット保険 | 生後30日以上 | 8歳11か月まで |
ペットの傷病に伴う治療費は高い
ペットには、私たち人間の公的保険がないため、治療費は飼い主の全額負担となります。
ペットの治療費は高額で、診察とお薬だけでも1万円を超えるケースも少なくありません。
入院や手術となれば、30万円以上かかることも……。
そんなときに役立つのがペット保険です。
ペット保険に加入していれば、ペットに高額な治療が必要となったとき、補償内容に応じた保険金を受け取れるため、飼い主の負担も少なくなります。
ちなみに、下記はペットが骨折した場合の治療費の一例です。
・創外固定 10万円~
・プレート固定 15万円~
病気になるとペット保険の加入が厳しくなる?
ペット保険は「健康であること」が第一の加入条件のため、ペットが治療中だったり既往症がある場合は加入が難しくなります。
既往症は、これまでかかったことがある病気のことを指し、保険会社に告知する義務があります。
しかし、すべての病気がダメというわけではありません。
ペット保険は各社指定の加入NGとなる病気がありますが、指定されていない病気に罹患している場合は、条件つきで加入できるケースがあります。
条件としては、現在かかっている病気は補償の対象外などとされるケースが多いです。
加入を断わられる代表的な病気例を下記にまとめました。
・慢性腎臓病
・心疾患
・糖尿病
・甲状腺疾患
・猫伝染性腹膜炎(FIP)
・猫白血病ウイルス感染症(FeLV)
・バベシア症
・ヘモプラズマ症(ヘモバルトネラ症)
※保険会社によって異なりますので詳しくは検討している保険会社の重要事項説明書や約款を確認してください。
もし既往歴等でペット保険に悩みがあればLINEにて個別に相談を受ける事も可能です。ご連絡お待ちしております。
シニア期以降でも加入できるペット保険もある
多くのペット保険では、新規加入年齢を7~10歳としていますが、中にはもっと高齢でも入れる保険もあります。
下記は、シニアのペットでも入れるペット保険です。
商品名 | 新規加入年齢 | |
アニコム損保 | どうぶつ健保しにあ | 8歳以上(上限なし) |
アイペット | 「うちの子」および「うちの子ライト」 | 12歳11か月まで |
それぞれの特徴を詳しく解説していきますね。
アニコム損保:「どうぶつ健保しにあ」の特徴
アニコム損保の「どうぶつ健保しにあ」は、ペット保険ではめずらしく8歳以上でないと入れない保険です。
「どうぶつ健保しにあ」の補償内容は、入院と手術のみとなっています。
また、年に1回無料で受けられる「どうぶつ健活(腸内フローラ測定)」の結果が良好な場合は、2年目以降の継続のタイミングで通院補償付の「どうぶつ健保ふぁみりぃ」へ以降することも可能です。
「どうぶつ健保ふぁみりぃ」は通院・入院・手術をフルカバーしてくれるペット保険となっています。
8歳以上のペットを飼っていてこれからペット保険に入ろうと考えている人は、アニコム損保の「どうぶつ健保しにあ」に加入するのがおすすめです。
どうぶつ健活(腸内フローラ測定)を受け、検査結果に問題がなければ通院も補償対象の「どうぶつ健保ふぁみりぃ」へプランを変更するといいでしょう。
アニコム損保は窓口精算が可能なため、自分で保険金を請求をする手間が省けるのも嬉しいポイントです。
- 窓口精算
- 保険会社に保険金を請求する方法のうちのひとつになります。
動物病院の窓口で支払う際、あらかじめ補償金額を差し引いた精算ができます。
その際「保険証」の提示が必要になることがあります。
アイペット:「うちの子」および「うちの子ライト」
アイペットの「うちの子」は、通院・入院・手術を補償するフルカバー型の保険です。
一方、「うちの子ライト」は入院と手術を補償する特化型保険となっています。
どちらのプランも新規加入年齢は12歳11か月まで。
「うちのこ」は保証割合が50%と70%から選べて、「うちの子ライト」は90%のみとなっています。
アイペットは免責金額の設定がないため、気軽に動物病院を受診できるのが魅力です。
- 免責金額
- 実際に病気や怪我で治療費が発生した場合に、契約者が必ず支払う最低限の金額になります。
免責金額は実質的に補償の対象外の金額を指します。免責金額が設定されていると、受け取れる保険金にも差が生じます。【例】
治療費:1万円
補償割合:70%
免責金額:3000円
受け取れる保険金:(10000円-3000円)×70%=4900円
自己負担額:5100円つまり、この場合ですと補償割合が70%であっても自己負担額は50%を越えます。
「一回の支払いは大したことはないが、何回も通院をしなければならない萬世疾患等の治療」では免責金額が飼い主の大きな負担になる場合があります。
13歳以下のペットを飼っていて、通院にも備えておきたい人はアイペットの「うちの子」に、入院や手術といった大きな出費に備えておきたい人は「うちの子ライト」に加入するしておくといいでしょう。
病気やケガのリスクに備えて、事前にペット保険加入を検討しよう
日頃からペットの健康には気を使っていても、年をとるにつれて病気やケガのリスクは高まっていきます。
シニアのペットの病気やケガは治るまでに時間を要するケースも多く、治療が長引けば長引くほどお金もかかってしまうため、治療費が生活を圧迫してしまうこともあるでしょう。
しかし、ペット保険に加入していれば治療費の50~100%が補償されるため、飼い主の金銭的負担が軽くなります。
治療費を気にせずペットに最適な治療を受けさせてあげられるのです。
ペット保険は新規加入年齢が設けられているため、できるだけ早く加入しておくのがおすすめです。
よくある質問
今年で19歳になる犬を飼っていますが、今からでもペット保険にはいるべきでしょうか?
先月1歳の猫を家族に迎え入れました。保険は必要でしょうか。
シニアになってからだと加入できる保険が限られてくるため、できるだけ早く加入しておくのがいいでしょう。
ペット保険は必要?
ペットには公的な保険制度がありません。そのため治療費の自己負担額は100%です。
もしもの時に、お金を気にせずペットの治療に専念できるよう健康なうちにペット保険に加入することをおすすめします。
また、病気になった後では加入を断られる可能性があります。
ペット保険比較表や記事を活用するのがおすすめ!
ペット保険比較アドバイザーでは、ペットに合った保険の選び方やペットの健康に関するお役立ち記事を公開しております。
記事と合わせて比較表も活用することで、ペットと飼い主様に合った保険を選ぶことができます。
また、保険会社のデメリット等も理解できるので、後悔しないペット保険選びができます。
ペット保険への加入を検討されている方はぜひご活用ください。
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【ペット保険は何歳まで?】まとめ
今回、ペット保険比較アドバイザーでは
・ペットの傷病に伴う治療費について
・ペットが病気になってからの加入は難しいのか
・シニア期以降でも加入できるペット保険