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犬の緑内障を放置すると失明する?原因や症状、治療法について解説!

2024年6月24日

病気・ケガ

 
犬の緑内障を放置すると失明する?原因や症状、治療法について解説!サムネイル
犬も人間と同じように、眼の疾患である緑内障を発症します。
「緑内障」という言葉はよく耳にすると思いますが、実際にどのような病気なのか詳しくご存知でしょうか。

この記事では

・犬の緑内障の原因や種類
・犬の緑内障の初期症状
・犬の緑内障の診断と治療
について解説します。
最後までお読みいただければ、「犬の緑内障の原因や種類」「犬の緑内障の初期症状」がわかるようになっていますので、ぜひ参考にしてください。

「犬の緑内障」とは

犬の緑内障とは、目の中の圧力(眼圧)が上昇してしまうことで、目の痛みや視覚障害を引き起こす病気です。眼圧の上昇は、目の中の眼房水と呼ばれる液体がうまく排出されず溜まってしまうことで起こります。放置しておくと失明する恐れもあります。視覚機能はダメージを受け続けていると元の状態には戻らなくなるので、早急な治療が必要です。

【犬の緑内障】原因や種類

ここでは、犬が緑内障を発症する原因、緑内障の種類について解説します。

基礎知識と緑内障の原因

眼球内は、眼房水(がんぼうすい)という液体で満ちています。

緑内障は、眼房水が増えて眼球の圧力が上昇することによって、視神経に障害が起こる病気です。

眼圧が上昇する原因は、大きく3つに分けられます。

・先天性
・原発性
・続発性

先天性緑内障

先天性の緑内障は、生まれつき眼房水を排出する器官に異常があることで発症します。

犬の緑内障は成犬〜シニア期に発症することが多いですが、先天性の場合は1歳未満の若い時に発症することもあります。

ただ、先天性の緑内障は犬ではまれなケースです。

原発性緑内障

原発性の緑内障は、眼圧の上昇の原因となる他の目の疾患になっていないことが特徴で、遺伝的な目の構造の異常が原因となります。

遺伝的要因によって緑内障にかかりやすいとされている犬種は以下のとおりです。

・シベリアンハスキー
・秋田犬
・サモエド
・柴犬
・アメリカンコッカースパニエル
・マルチーズ
・シーズー
・チワワ
・ビーグル
・ボストンテリア など

続発性緑内障

続発性の緑内障はどの犬種も発症する可能性があるもので、緑内障以外の病気が原因となって眼圧が上昇します。

主に以下のような病気が原因となります。

・ぶどう膜炎
・白内障
・水晶体脱臼
・網膜剥離
・眼内腫瘍
・外傷

犬における緑内障の特徴と種類

人間は眼圧が正常でも緑内障になりますが、犬ではほとんどのケースで眼圧の上昇が見られます

犬の緑内障は、発症してからの経過と視覚の状態によって、大きく急性緑内障と慢性緑内障に分けられます。

急性緑内障:眼圧が上昇してから48時間以内。視覚の回復・維持が見込めるステージ
慢性緑内障:病気の発症から時間が経過し、視覚の回復・維持が見込まれないステージ
犬の平均正常眼圧は、10〜25mmHg程度です。
急性緑内障を発症すると40〜60mmHg以上まで上がり、急激に眼圧が上昇することによって激しい目の痛みや嘔吐が伴うことがあります。
慢性緑内障の場合、眼圧は25〜40mmHg程度になります。

【犬の緑内障】放置はダメ!失明するケースも

緑内障を放置してしまうと、失明するというのは本当なのでしょうか。

また、失明してしまったらどのような対応を取ればいいのでしょう。

視力喪失と盲目への進行

緑内障は進行性の病気なので、放置すると悪化し、基本的に完全な回復は望めません。

緑内障は、発症からの時間経過が視覚の回復の可能性に大きく影響します。

40mmHg以上の眼圧が48〜72時間持続すると視覚の回復が不可能になり、多くの場合で最終的に失明に至ります。

そのため、発症の初期段階から的確な検査を行い、早い時期から進行を遅らせるための治療を行うことが重要です。

慢性的な痛みと苦痛

緑内障は痛みを伴うことが多く、涙やまばたきが増えたり、目を気にしてかく仕草などが見られるようになります。

緑内障を治療せずに放っておくと、慢性的な痛みと苦痛が続きます。

もし視覚を喪失したとしても、大きな痛みは伴ったままです。

早い段階で眼圧を下げるための治療を開始することが、視覚の温存だけでなく痛みの軽減につながります。

治療の困難化と生活の質の低下

緑内障の症状が悪化してからでは、できる治療は少なくなります。

さまざまな治療を行っても眼圧の上昇が抑えられず、視力も失ってしまった場合は、最終的に眼球の摘出手術を検討することになるでしょう。

また、視覚障害が起きて視野が狭くなったり視覚を失ったりしてしまうと、見えないことで不安を感じやすくなったり、室内で物や家具にぶつかるようになるなど、愛犬の生活の質が低下してしまいます。

愛犬が視覚を失っても快適に過ごせるように、「声を掛けてから触るようにする」「室内をバリアフリーにする」「家具の角にクッションをつける」などの対策をすることが大切です。

犬は嗅覚や聴覚が優れているため、失明してしまったとしても飼い主さんのサポートによって、ストレスの少ない生活を送ることができます。

【犬の緑内障】早期発見の重要!初期症状は?

犬の緑内障を早期発見できるために、見逃しやすいサインや初期症状について解説します。

見逃しやすいサイン

緑内障の主な症状は、目の充血、瞳孔が開く、目の痛みなどです。

急性緑内障であれば強い症状が突然現れますが、慢性緑内障の場合は徐々に進行するため変化に気付きにくいという特徴があります。

日々、愛犬の目や行動をよく観察していなければ、簡単に見逃してしまうでしょう。

見た目だけでなく、目の違和感や痛みから元気や食欲がなかったり、目を気にして掻いたりする仕草をすることもあります。

愛犬の様子に異変がないか、日頃からよくチェックしておくことが何よりも大切です。

注意すべき初期症状

眼圧が上がっている時に見られる症状には、以下のようなものがあります。

・元気がない
・食欲がない
・目が大きく見える
・眼が白っぽく濁る
・目をしょぼしょぼする
・瞳孔が開く
・目をこする
・目の充血
・物にぶつかるようになる(視覚障害)

「目が大きく見える」「目をショボショボする」などの初期症状が現れている時点で、すでに視野が狭くなるなどの異常が起きていることが考えられます。

また、人間の緑内障と違って犬の緑内障は強い痛みを感じることが多いため、元気がない食欲が落ちるなどの症状がみられることも。

小さな異変には気づきにくいですが、病状が進行してしまうと視力の回復は難しいです。

ちょっとしたことでも気になったら、病院で早めに診てもらうことが早期発見・早期治療につながります。

【犬の緑内障】診断と治療:多角的なアプローチが必要

犬の緑内障を診断するためには、どのような検査が行われるのでしょう。

また、緑内障の治療についても解説します。

診断方法:目視検査から専門的検査まで

動物病院での診断方法は、獣医師による目視検査専門的検査が行われます。

専門的検査とは、主に眼圧検査と眼底検査になります。

眼圧計を使った眼圧検査は、緑内障を調べるためには欠かせない検査です。

さらに、網膜や視神経の状態を観察するための眼底検査も合わせて行います。

その他、必要であればエコー検査や隅角検査、スリット検査などを行うこともあります。

治療選択肢:薬物から手術まで

緑内障の治療には、内科治療外科治療があり、内科治療は目薬による点眼治療がメインです。

緑内障の目薬には「眼房水の生産を抑制する目薬」と「眼房水の排出を促進する目薬」があるので、目薬を使い分けて眼圧をコントロールしていきます。

外科治療は、内科治療で反応が悪い、または反応がない場合に行われ、手術内容は視力がある場合とない場合によって異なります。

視力がある場合は、視覚を維持するために毛様体レーザー光凝固術やシャントチューブ挿入術が行われます。

毛様体レーザー光凝固術:眼房水がつくられる場所にレーザーを当てることで眼房水の生産を抑制し、眼圧を下げます。

シャントチューブ挿入術:白目の下に専用のインプラントを挿入することで眼房水の排水を促進し、眼圧を下げる方法です。

視力がない場合の外科治療は、眼球摘出術、シリコン義眼挿入術、毛様体破壊術になります。

眼球摘出術:眼球を取り除くことによって、緑内障による痛みから開放されます。

シリコン義眼挿入術:目の中の組織を取り、医療用シリコンボールを挿入する手術です。

毛様体破壊術:薬剤を注射することによって、眼房水を作る組織(毛様体)を壊し眼房水の生産を抑える方法です。

【犬の緑内障】予防とケアを強化しよう

犬の緑内障は遺伝や他の病気によって引き起こされるため、確実に予防をすることは難しいです。

そのため、日頃の観察と定期的な検診によって早期発見・早期治療に努めることが重要です。

定期的な眼科検診と健康診断

緑内障には確実な予防方法はありませんが、早期発見・早期治療に努めることで、緑内障の進行・発症を抑えることは可能です。

緑内障の早期発見のためには、基本的な健康診断の際に眼圧検査も一緒にしてもらうようにしましょう。

成犬は1年に1回、7歳以上のシニア犬は半年に1回の健康診断が推奨されています。

眼圧検査は、「トノベット」という測定機で眼圧を測定することで、緑内障やぶどう膜炎などの早期発見につながる基本的な検査です。

トノベットは痛みなどがなく犬に負担がかからない検査で、簡単に正確な眼圧を測ることができるので、ぜひ健康診断のオプションとして取り入れてください。

日々のチェックリストと適切な生活環境

犬の緑内障が進行すると治ることはなく、最悪の場合失明する恐れもあるので、異変に気がついたらすぐに動物病院を受診することが大切です。

普段から飼い主さんが愛犬の目を観察することで、すぐに異変に気付けるでしょう。

愛犬の目のチェックをする時は、愛犬の目の下を両手の親指で優しくなでるように触ってみて「毛が濡れていないか」「目が腫れていないか」「痛がらないか」などを確認してください。

白目を見る時は片方の手で愛犬のあごを支え、もう一方の手で上まぶたを真上に軽く引っ張ります。

毎日このような目のチェックを行うことで、小さな変化にもすぐに気が付けるようになります。

犬の目のチェックリスト
・痛み
・充血
・まばたきの数
・涙や目やにの量
・元気、食欲はあるか

また、犬の緑内障は他の目の病気から引き起こされることもあります。

普段から愛犬の目の周りを清潔に保ち、毎日の食生活や生活環境を整えることが眼疾患の予防につながります。

よくある質問

犬の緑内障にかかる治療費用はどれくらいですか?

犬の緑内障の治療費は、治療内容や手術内容によって異なります。動物病院によっても違いはありますが、おおよその目安として内科的治療は検査・処置代を含めて2〜3万円程度です。外科的治療は、検査・入院費を含めて15万円以上になります。ただし、緑内障は治療やケアを継続して行わければならないため、トータル金額はさらにかかることを頭に入れておきましょう。

シリコンボール義眼手術をした後のケアは?

シリコンボール義眼挿入手術の後は、3〜4週間ほどエリザベスカラーを着け、抗生物質やヒアルロン酸の点眼で目の保護を行います。術後のコントロール期間が過ぎると点眼薬や内服薬も必要なくなり、緑内障の治療やケアから開放されます。犬にも目の痛みや不快感がなくなります。

ペット保険は必要?

ペットには公的医療保険制度がありません。そのため診療費の自己負担額は100%です。

もしものときに、お金を気にせずペットの治療に専念できるよう健康なうちにペット保険に加入することをおすすめします。

また、病気になった後では加入を断られる可能性があります。

 

ペット保険比較表や記事を活用するのがおすすめ!

ペット保険比較アドバイザーでは、ペットに合った保険の選び方やペットの健康に関するお役立ち記事を公開しております。

記事と合わせて比較表も活用することで、ペットと飼い主様に合った保険を選ぶことができます。

また、保険会社のデメリット等も理解できるので、後悔しないペット保険選びができます。

ペット保険への加入を検討されている方はぜひご活用ください。

【犬の緑内障を放置すると失明する?原因や症状、治療法について解説!】まとめ

今回、ペット保険比較アドバイザーでは

・犬の緑内障の原因や種類
・犬の緑内障の初期症状
・犬の緑内障の診断と治療
について解説してきました。
犬の緑内障は、完治することがなく、失明の恐れもある重大な病気です。
愛犬の目の健康を守るために、愛犬とのコミュニケーションを兼ねて目の観察を習慣にし、異変にすぐに気が付けるようにしましょう。
ペット保険比較アドバイザーではペット保険に関する記事も掲載しておりますので、ぜひご活用ください。