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猫が目が痛そうにしている!考えられる病気や予防方法を解説!

2024年6月10日

病気・ケガ

 
猫が目が痛そうにしている!考えられる病気や予防方法を解説!サムネイル
猫が目をしきりに気にしていたり、猫の目がいつもとは違う感じがしたことはありませんか?
猫の目の異常は、軽症であれば一時的なもので済む場合もあります。
しかし、場合によっては視力をなくす病気であることもあるので、飼い主さんは十分に注意をしなくてはいけません。
この記事では
・猫の目の要注意するべき症状
・猫の目の異常で考えられる病気
・猫の目を健康に保つ方法
について解説します。
最後までお読みいただければ、猫の目についてわかるようになっていますので、ぜひ参考にしてください。

【猫の目が痛そう】こんな症状があれば要注意!

猫がしきりに目を気にしていたら、飼い主さんは注意深く猫の目を確認してみましょう。

猫の目に以下のような症状が見られた場合、何らかの病気を発症している可能性があります。

目が赤い

猫の目は、まぶたが赤いのか目自体が赤いのかによって病気が違ってきます。

目のどこが赤くなっているのかをよく確認してみましょう。

まぶたが赤い場合

まぶたが赤い場合は、目のふちの部分に炎症が起きている可能性があり、眼瞼炎(がんけんえん)である可能性があります。

炎症の原因は、アレルギーや涙であることが多いです。

その他にも、眼のふちに脂を分泌するマイボーム腺が腫瘍になった可能性もあります。

目が赤い場合

目が赤いのは、以下の病気である可能性があります。

・炎症
・充血
・出血
・角膜に傷がついた
・結膜炎
・角膜炎
・ブドウ膜炎
・緑内障
・網膜剥離 等
病気の種類によっては失明する可能性もあるため、できるだけ早く動物病院を受診しましょう。

目の中が赤い

目の白めの部分が赤いのではなく、瞳の部分は赤い場合は、眼球内で出血している可能性が高いです。

眼内出血は以下の病気が原因で起こります。

・白内障
・緑内障
・水晶体の脱臼
・網膜剥離
・角膜穿孔
・高血圧
・心臓病 等
眼内出血は失明する可能性が高いため、早急に動物病院を受診しましょう。

涙や目やにが出る

目が正常な状態でも涙や目やにはよくでるため、さほど心配する症状ではありません。

しかし、以下の症状がみられた場合は注意が必要です。

・いつもより涙や目やにの量が多い
・涙や目やにの色が違う 等
涙や目やには炎症を起こしたり異物が入ったりすると分泌量が増えます。
また、猫風邪や緑内障、ぶどう膜炎でも増えることがあるため注意が必要です。

目が白く濁る

目が白く見えるのは、通常は透明である目の以下の部分が白く濁ることで起こります。

・角膜
・前房
・水晶体
・硝子体
この中でも代表的なのが、水晶体が白く濁る白内障です。
また、ぶどう膜炎や角膜潰瘍でも目が白く見えることがあります。

目が黒っぽくなる

目に黒い部分がみられる場合、角膜黒色壊死症である可能性があります。

角膜黒色壊死症は、角膜に黒いモヤモヤのようなものがかかる病気です。

黒い部分はかさぶたのようになり、角膜ごと剥がれ落ちていきます。

角膜黒色壊死症になる原因は解明されていませんが、遺伝や外傷によるもの、ヘルペスの感染などが考えられています。

目が普段よりも大きく見える

目が大きく見える原因は、以下が考えられます。

・緑内障
・腫瘍 等
どちらも重い病気ですので、早急に動物病院を受診してください。

見えづらそうにしている

猫の視力低下は、飼い主さんでもなかなか気づきにくいものです。

猫は視力が低下しても嗅覚や聴力、ひげの感覚などで普段通りの生活ができてしまいます。

以下の様子が見られた場合、視力が低下している可能性があります。

・物にぶつかる
・おもちゃを追わって遊ばなくなった
・高いところに登らなくなった
・急に触ると怒る
・あまり動かなくなった 等
視力の低下はなんらかの目の病気を発症していることがあります。
できるだけ早く動物病院を受診しましょう。

【猫の目が痛そう】考えられる病気

猫の目に異常が出た場合に考えられる病気と、その症状を詳しく解説していきます。

結膜炎

結膜とは、下まぶたの裏にあり、白めの部分を覆っている粘膜のことです。

その結膜に何らかの原因により炎症が起きることを結膜炎といいます。

結膜炎は、猫が発症する目の疾患の中でも発症率が非常に高い病気です。

結膜炎の原因

猫が結膜炎を起こす原因には以下の事柄が考えられます。

・ウイルス感染
・異物
・細菌
・微生物
・アレルギー 等

結膜炎の症状

結膜炎の症状には以下のようなものがあります。

・充血
・目やに
・涙
・目の周りがむくむ 等
結膜炎になると目に痛みやかゆみが起こるため、目をしきりにかいたり、床にこすりつけるなどの症状がみられる場合があります。
また、結膜炎は他の猫に移る可能性があるため、他の猫と接触させないようにしましょう。

結膜炎の治療

結膜炎になった原因や症状に応じて、点眼薬や眼軟膏が処方されます。

目やにがひどい場合は、飼い主さんがやさしくふき取ってあげてください。

こすったりむりやり取り除いたりすると、角膜が傷つくことがあるので注意が必要です。

緑内障

緑内障は、眼球内の「眼房水」と呼ばれる液体の流れに何らかの原因で異常が起き、眼圧が異常に上昇する病気です。

視神経が圧迫されることで強い痛みが起き、視野が狭くなったり失明したりするケースがあります。

緑内障の原因

緑内障は多くの場合、他の眼疾患が原因で発症します。

緑内障になる原因の眼疾患には、以下の病気が考えられます。

・ブドウ膜炎
・水晶体脱臼
・腫瘍
・前房出血 等
猫の場合、ブドウ膜炎が原因で緑内障になることが多いようです。

緑内障の症状

緑内障の初期症状には、以下のようなものがみられます。

・まぶたのけいれん
・まばたきが増える
・目を異常にこする
・目が開けにくいため半開きになっている
・白目が充血する
・目やにが増える
・目の表面が濁って見える
・黒目の瞳孔が大きく見える 等
眼圧が上昇すると目に強い痛みを感じるため、顔を触られることを嫌がる傾向にあります。
緑内障は、眼圧が高くなることで数日~数週間で失明する恐れがあります。
そのため、早急に適切な治療を受けることが重要です。

緑内障の治療

緑内障の治療は眼圧を適切な範囲まで下げるため、点眼薬や点滴が処方されるのが一般的です。

治療の効果が出ない場合、高度な医療設備のある動物病院であれば外科手術を行うこともあります。

一度緑内障を発症してしまうと完治することは難しく、ずっと点眼薬をし続ける必要になるケースがほとんどです。

白内障

白内障は、目の奥にある「水晶体」という光やピントを合わす役割をしている場所が、何らかの原因で白く濁りが起きることで発症する病気です。

水晶体が白く濁ると光を通さなくなるため、視力が低下してしまいます。

ただし、猫の白内障は犬や人間よりも発症することはあまりないとされています。

白内障の原因

白内障の原因は以下の事柄が考えられます。

・遺伝
・怪我
・異物
・眼内の炎症 等
猫は、犬や人間のように加齢による老年性白内障になることもあまりありません。

白内障の症状

白内障の症状には以下のようなものがみられます。

・目が白い
・充血
・目やに 等
白内障の症状で一般的なのは、目が白く濁ることです。
進行すると失明してしまうため、目の異変を感じたら早急に動物病院を受診してください。

白内障の治療

白内障の治療は、点眼薬を使い症状の進行を遅らせるのが一般的です。

外科手術も可能ですが、高度な設備が必要になるため、眼科専門医で治療してもらう必要があります。

ブドウ膜炎

ブドウ膜とは、眼の内側にある膜のことで、虹彩(こうさい)、毛様体(もうようたい)、脈絡膜(みゃくらくまく)の3つを指します。

ブドウ膜炎とは、何らかの原因でブドウ膜に炎症が起きる病気です。

ブドウ膜炎の原因

ブドウ膜炎は他の目の疾患とは異なり、全身疾患の症状の1つとして発症することがあります。

特に、感染症が原因で発症することが多いです。

また、全身疾患や目の疾患が原因で発症することもあります。

ブドウ膜炎が発症しやすい病気は以下のようなものです。

・ウイルス性感染症
・細菌性感染症
・真菌症
・原虫症
・寄生虫症
・角膜潰瘍
・眼の腫瘍
・白内障
・緑内障
・水晶体の脱臼
・高血圧
・高脂血症
・血管炎
・リンパ腫 等

ブドウ膜炎の症状

ブドウ膜炎は、片目だけでなく両目に異常が起きることが多いです。

そのため、飼い主さんでも気づきにくいかもしれません。

・まぶたの腫れ
・まぶたのけいれん
・涙や目やにが増える
・目が凹んで見える
・白目の充血
・瞳孔の大きさや色が違う
・物にぶつかる
・おもちゃを追いかけなくなった
・元気がない 等
ブドウ膜炎は進行すると、他の目の疾患の原因になることがあります。
最悪失明することもあるため、注意深く猫の目の状態を観察することが重要です。

ブドウ膜炎の治療

ブドウ膜炎の原因が分かっている場合は、原因の疾患の治療をしながら消炎剤の点眼薬での治療を行います。

【猫の目が痛そう】目の健康を守るためにできること

猫の目の健康を守るためには、飼い主さんが日々、猫の目に異常がないかを観察するのが重要です。

また、猫の行動に異常がないかを観察することも忘れてはいけません。

少しでも「おかしい」と感じたら、できるだけ早く動物病院を受診しましょう。

よくある質問

猫の目薬が上手にさせません。コツはありますか?

まずは猫の顔を上向きに固定します。前からだと怖がる可能性があるので、後ろからさっと固定するのがポイントです。そのあとは、目薬を持った手でまぶたを上に引っ張るようにしながら目薬をさします。あふれた目薬はガーゼなどでやさしくふき取ってあげてください。

猫の目の病気は人間にうつりますか?

猫の目の病気は人にうつることはありません。しかし、猫クラミジアによる結膜炎はわずかではありますが人にうつる可能性があるので注意が必要です。

ペット保険は必要?

ペットには公的医療保険制度がありません。そのため診療費の自己負担額は100%です。

もしものときに、お金を気にせずペットの治療に専念できるよう健康なうちにペット保険に加入することをおすすめします。

また、病気になった後では加入を断られる可能性があります。

ペット保険比較表や記事を活用するのがおすすめ!

ペット保険比較アドバイザーでは、ペットに合った保険の選び方やペットの健康に関するお役立ち記事を公開しております。

記事と合わせて比較表も活用することで、ペットと飼い主様に合った保険を選ぶことができます。

また、保険会社のデメリット等も理解できるので、後悔しないペット保険選びができます。

ペット保険への加入を検討されている方はぜひご活用ください。

【猫が目が痛そうにしている!考えられる病気や予防方法を解説!】まとめ

今回、ペット保険比較アドバイザーでは

・猫の目の要注意するべき症状
・猫の目の異常で考えられる病気
・猫の目を健康に保つ方法
について解説してきました。
猫の目の疾患の症状は飼い主さんでも気づきにくいものが多いです。
しかし、場合によっては失明することもあるため、注意深く猫の様子を観察するようにしましょう。
ペット保険比較アドバイザーではペット保険に関する記事も掲載しておりますので、ぜひご活用ください。