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入ってはいけないペット保険とは?ワースト4や最悪な選び方も解説!

犬の歩き方が変?モンロー ウォークとは?股関節形成不全を解説!

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裏部 隆二
ペット保険アドバイザー 監修者
ペット保険アドバイザーの監修者。
実家は街の商店街でペット用品を販売する生活雑貨店で、たくさんの動物とふれあって育ちました。
損害保険募集人資格、少額短期保険募集人資格を所有。
犬の歩き方がいつもと違って左右に腰を振って歩いている場合は注意が必要です。
一見かわいらしい動きに思えますが、病気である可能性が高いため、できるだけ早く病院で適切な治療を受ける必要があります。

この記事では

・犬のモンローウォークとは
・犬の股関節形成不全とは
について解説します。
最後までお読みいただければ、犬のモンローウォークについてわかるようになっていますので、ぜひ参考にしてください。
目次

犬のモンローウォークとは

犬のモンローウォークとは、腰を左右に振って歩いている様を指します。

前方からよりも、後方から確認したほうがわかりやすいです。

かわいらしい歩き方に見えますが、股関節に異常が起きている「股関節形成不全」という病気の可能性が高いので注意が必要です。

【犬のモンローウォーク】股関節形成不全とは?

ここでは、犬の股関節形成不全という病気がどんなものなのかを詳しく解説していきます。

症状

股関節形成不全は股関節の発達がうまくいかず、股関節が変形してはまりが悪くなったり炎症を起こしたりする病気です。

股関節形成不全になると以下のような症状が見られます。

・腰が左右に揺れる歩き方をする(モンローウォーク)
・びっこを引いたような歩き方をする
・走る、ジャンプ、階段の上り下りなどをしなくなる
・横座りをする
・下を向いて歩く
・散歩に行きたがらない など
ただし、症状がまだ軽度の場合は上記のような症状が出ないこともあります。
多くの場合、片足だけでなく両足に症状がでます。
成長期が過ぎると痛みが和らぐことが多いのですが、病気が治ったわけではないため継続的にケアをすることが必要です。

原因

股関節形成不全の原因の7割は遺伝によるものです。

しかし、成長期の栄養不足や運動不足、肥満など環境要因で発症することもあります。

主に1歳以下の若い犬が発症することが多いので注意が必要です。

なりやすい犬種

股関節形成不全は、特に大型犬や超大型犬が発症しやすい病気です。

・ラブラドールレトリバー
・ゴールデンレトリバー
・セントバーナード
・バーニーズマウンテンドッグ
・ジャーマンシェパードドッグ など
股関節形成不全はあまり多くはありませんが、小型犬や中型犬でも発症することがあります。

【犬のモンローウォーク】股関節形成不全の治療法と治療費

では、犬の股関節形成不全はどのような治療を行い、治療費はどのくらいかかるのでしょうか。

診断

犬の股関節形成不全は、一般的に以下の検査を行います。

・歩行異常などの確認や問診
・触診など整形学的検査
・レントゲン など
上記の検査を行うことで、現在の股関節の状態や炎症について確認をします。

治療法

股関節形成不全の治療には、内科的治療と外科的治療があり、症状や犬種、年齢に応じて選択されます。

内科的治療

股関節形成不全は痛みがあるため、その痛みを止める薬を使って運動機能や生活の質の改善を図るのが一般的です。

また、股関節に負担を掛けないようにするため、体重の管理を行ったり、股関節周りの筋肉をつける運動をします。

その他にも、温熱療法やレーザー療法で関節を温めるなどの理学療法をすることや、サプリメントを使用する場合もあります。

しかし、上記はあくまでも対処療法となり、根本的な治療にならないことを覚えておきましょう。

外科的治療

外科的手術では、足の付け根の部分にあたる大腿骨頭の切除手術が行われます。

手術をすると歩けなくなるのではないか、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、股関節がぶつからなくなり線維性偽関節が形成されるため、手術後数時間で普通に歩けるようになります。

病院によっては人工関節に置換する手術ができるところもあります。

しかし、治療費が高額になることや合併症のリスクがあるため、ほとんど行われません。

治療費

股関節形成不全の内科治療の場合、薬の処方による通院が主になります。

その場合、通院1回あたり3,000~8,000円程度の治療費が必要です。

通院回数は症状にもよりますが、1~2回ほどです。

また、定期的に検査の必要があるため、その場合は10,000~15,000円程度かかります。

外科手術を行う場合、手術だけでなく入院や術後検査なども必要になるため、40~60万程度かかるとされています。

【犬のモンローウォーク】股関節形成不全はペット保険の補償対象?

基本的にどのペット保険であっても股関節形成不全は補償対象ですが、ペット保険によっては補償対象外になっている場合もあるので注意が必要です。

また、ペット保険によって通院が補償対象外になっていたり、上限金額が設定されていることもあります。

ペット保険に加入する前に補償内容をよく確認し、いざというときに頼れる内容のものを選ぶようにしましょう。

また、ペット保険の保険料は年齢が高くなるにつれ上がっていくことが多いです。

飼い主さんの負担なく支払える保険料なのかも十分に確認するようにしましょう。

よくある質問

股関節形成不全は予防することができますか?

股関節形成不全の多くは遺伝的要因で発症しますが、成長期に栄養バランスの良いフードをしっかり食べたり、体重を適切に管理したりすることで、ある程度正常な股関節の形成を促すことは可能です。また、床が滑りやすいと股関節に負担がかかるので、滑り止めマットやじゅうたんを敷くことをおすすめします。

股関節形成不全は高齢犬が発症することがありますか?

股関節形成不全の発症の多くは1歳以下の若い犬です。しかし、症状が軽い場合目に見える症状がないことが多いです。そのため、年を重ね、関節が弱くなった状態で重い症状がみられることがあります。できれば若いうちにレントゲン検査など健康診断を受けるようにし、股関節に異常がないかどうかを確認しておくことをおすすめします。

ペット保険は必要?

ペットには公的医療保険制度がありません。そのため診療費の自己負担額は100%です。

もしものときに、お金を気にせずペットの治療に専念できるよう健康なうちにペット保険に加入することをおすすめします。

また、病気になった後では加入を断られる可能性があります。

ペット保険比較表や記事を活用するのがおすすめ!

ペット保険比較アドバイザーでは、ペットに合った保険の選び方やペットの健康に関するお役立ち記事を公開しております。

記事と合わせて比較表も活用することで、ペットと飼い主様に合った保険を選ぶことができます。

また、保険会社のデメリット等も理解できるので、後悔しないペット保険選びができます。

ペット保険への加入を検討されている方はぜひご活用ください。

【犬の歩き方がモンロー ウォーク?股関節形成不全について解説!】まとめ

今回、ペット保険比較アドバイザーでは

・犬のモンローウォークとは
・犬の股関節形成不全とは
について解説してきました。
犬の股関節形成不全は放置すると悪化し、場合によっては正常に歩くことが難しくなってしまいます。
軽度なうちに適切な治療を受ければ生活の質が落ちることもないため、大型犬や超大型犬は若いうちに一度健康診断を受けることをおすすめします。
ペット保険比較アドバイザーではペット保険に関する記事も掲載しておりますので、ぜひご活用ください。

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