大型犬におすすめのペット保険6社を厳選!選び方や口コミも紹介

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大型犬にはペット保険を検討しましょう。
大型犬は体が大きく頑丈に見えますが、「股関節形成不全」や「胃捻転」などかかりやすい病気があります。
これらの病気が進行して手術となった場合、治療費は高額になり、支払いができなければ治療が続けられなくなるかもしれません。
充分な治療を愛犬に受けさせるためにも、ペット保険の加入を検討しましょう。

この記事では

・大型犬がペット保険を選ぶときのポイント
・大型犬におすすめのペット保険6選
・大型犬のペット保険に関する口コミ
について解説します。
最後までお読みいただければ、「大型犬がかかりやすい病気と治療費例」もわかるようになっていますので、ぜひ参考にしてください。
目次

大型犬の特徴とは

大型犬の特徴として、大きく3つに分けられます。

・体重は25kg以上
・性格は友好的で穏やか
・運動量が多い

大型犬の体重は一般的に25~30kg以上とされています。

犬種ごとで平均体重は異なり、超大型犬であるバーニーズマウンテンドッグに至ってはオスで41〜59kg、メスで32〜45kgにもなります。

身体が大きいため中には「怖い」と思う人もいるかもしれませんが、実は性格が友好的で穏やかな子が多いのが特徴です。

大型犬の中で人気があるゴールデンレトリバーやラブラドールレトリバーは、人間が大好きで親しみやすい犬種です。

従順で穏やかなことから、盲導犬や警察犬としても活躍しています。

一方、大型犬を飼育する際に注意が必要なのは「運動量」です。

小型犬や中型犬と比べて食事量が多い大型犬はその分運動量も多く、散歩の時間も小型犬や中型犬が1回あたり20分~30分なのに対して、大型犬は30分~1時間が推奨されます。

充分な運動ができないと

・ストレスで攻撃的になる
・肥満になり病気のリスクが上がる

などが考えられるため、大型犬を検討する場合には十分な散歩の時間が取れるかを視野に入れておきましょう。

大型犬はペット保険への加入がおすすめ

大型犬はとくにペット保険の加入がおすすめです。

その理由として下記のようなものがあげられます。

・治療費が高額になりがち
・大病を患いやすい
・足腰への負担が大きい

詳しく解説していきましょう。

治療費が高額になりがち

大型犬は治療費が高額になりがちです。

一般的に薬剤の量は体重で決まるため、体重が重い大型犬は、小型犬や中型犬と比べても2割程度高額になる傾向があります。

病気やケガの場合だと入院する可能性もあり、広い場所を必要とする大型犬は入院費用も高額です。

ペット&ファミリー損害保険株式会社のホームページでは、ゴールデン・レトリーバーの異物誤飲の治療費例として

総額782,639円(入院3日、手術1回)

と紹介されていました。

アニコム損保「家庭どうぶつ白書mini」内の調査「異物誤飲による年間平均診療費」が32,760円であることと比べても、かなり高額なのが分かります。

何の準備もなしに上記の金額を支払うのはかなりの負担となるでしょう。

そのため治療費が高額になりがちな大型犬にはペット保険が役立つといえます。

大病を患いやすい

大型犬にペット保険がおすすめな理由として、大病を患いやすいことが理由の一つにあげられます。

大型犬は

・股関節形成不全症(こかんせつけいせいふぜん)
・拡張型心筋症
・胃拡張・胃捻転(いねんてん)
・前十字靱帯断裂
・悪性腫瘍(癌)
・関節炎

にかかりやすいといわれています。

これらの疾患は軽度なものだと内科的治療で進行を抑えることができますが、重度になると手術が必要なものがほとんどです。

1回の手術では済まないケースもあり、2度3度ともなると治療費は高額になります。

入院や通院の回数も増える可能性があり、大病を患った際に満足な治療を受けさせるためにもペット保険は有効です。

足腰への負担が大きい

大型犬は足腰への負担が大きいため、足腰周辺の傷病にかかりやすくなります。

前項で紹介した「股関節形成不全症」「前十字靱帯断裂」「関節炎」などは、大型犬の体重による足腰の負担が原因のひとつです。

また、建物の洋風化に伴うフロアリングも、大型犬の足腰の負担を増加させる要因とも言えます。

フロアリングは滑りやすく、必要以上に足や腰に負荷をかけてしまいます。

その結果、関節炎などの痛みから運動不足になり、体重が増加しさらに足に負担がかかるといった悪循環となります。

さらに、足腰周辺の傷病は軽度であれば通院治療で済みますが、重度になると継続的な治療が必要となります。

1回あたりの治療費はさほど高額にならなくても、繰り返すと家計を圧迫していきます。

そのため、ペット保険で何割か負担してもらうと負担が軽くなるでしょう。

大型犬がかかりやすい病気と治療費例

大型犬がかかりやすい病気の中から、治療費例をあわせて紹介していきます。

紹介するのは下記の3つの疾患です。

・拡張型心筋症
・胃拡張・胃捻転
・股関節形成不全

かかりやすい犬種もありますが、すべての大型犬に注意すべき傷病なのでしっかり理解しておきましょう。

拡張型心筋症

「拡張型心筋症」は、心臓が肥大して血液を体全体に送ることができなくなった状態です。

犬の心筋症で最も多くみられ、特定の犬種で発生する傾向があるため、遺伝性の病気の可能性が考えられています。

【好発犬種】
・ドーベルマン
・グレート・デン
・ボクサー
・セント・バーナード
・コッカ―スパニエル
・ラブラドール・レトリーバー
・ダルメシアン
【症状】
・咳
・呼吸困難
・失神
・突然死
・胸水
・腹水

拡張型心筋症は、初期だと目立った症状は見られません。

進行すると咳き込んだり呼吸が苦しそうな様子が見られます。

さらに、悪化して不整脈になると意識を失ったりふらついたりします。

突然亡くなるケースもあり、好発犬種は注意が必要です。

アニコム損保「みんなのどうぶつ病気大百科」によると、「心筋症(拡張型・肥大型)」の大型犬の平均年間通院回数は6回程度、通院1回あたりの平均単価は18,468円程度です。

治療例:ラブラドール5歳の場合

心筋症と尿失禁改善のため、月1回の通院を7カ月間続けて内服薬で治療を行う。

治療回数:7回
治療費総額:187,330円

胃拡張・胃捻転

胃拡張・胃捻転」は食べ物や水分、ガスなどで胃が拡張し、ねじれ(捻転)を起こすことで発生します。

医や周囲の血流が遮断されショック症状を起こすため、緊急性が高い病気です。

発生後数時間で死に至ることも多くあります。

胃拡張・胃捻転になる原因は明らかにされていませんが、一気に水や食べ物を含んだり、食後すぐの運動が要因だと考えられています。

【好発犬種】
・グレート・デーン
・ボクサー
・ジャーマン・シェパード
・セント・バーナード
・ドーベルマン

好発犬種があるものの、胸が深い全ての大型犬には注意が必要です。

【症状】
・おなかが膨らんでいる
・粘膜(歯茎や舌の色)が青白い
・呼吸が荒い
・空嘔吐、何度もえずく
・多量のよだれ
「みんなの動物大百科」では、大型犬の「胃拡張(胃拡張胃捻転)」は平均年間通院回数は2回程度、通院1回あたりの平均単価は10,584円程度となっています。

治療例:ボクサー11歳の場合

胃捻転により手術と入院6日

手術1回、入院6日間
治療費総額:343,000円

股関節形成不全

股関節形成不全」とは股関節のかみ合わせが悪い状態で、子犬と成犬で症状の違いがあります。

【子犬の症状】
あまり症状がみられない
【成犬の症状】
・歩行時に腰が左右に揺れる
・うさぎ跳びやスキップのようなしぐさ
・後足をうまく折りたためない
・運動を嫌う
・ボディビルダーのような体型
一般的に子犬のころははっきりとした症状がみられず、骨が大きくなり始める生後6ヶ月あたりから徐々に異常が表れます。
これは、骨盤の骨の形成不全で太ももの骨がしっかりとはまらないためです。それに伴い痛みも出始めます。
成犬で見られる症状は、主に痛みがあるために起こる行動です。
腰が左右に動く「モンローウォーク」や「うさぎ跳び走行」は、痛みを逃すために発生します。
ボディビルダーのような体型」は痛みで後ろ足から前足に体重を乗せた結果、できた体型です。
体の前方は筋肉質で後方は痩せているという逆三角形のボディビルダー体型になります。
股関節形成不全の発症原因は、70%が遺伝的要因、30%は環境要因とされています。
そのため、とくに下記であげる好発犬種はこれらの症状がないか注意しましょう。
【好発犬種】
・ラブラドール・レトリーバー
・ゴールデン・レトリーバー
・バーニーズ・マウンテン・ドッグ
・セント・バーナード
・ジャーマン・シェパード
・ロットワイラー など

股関節形成不全は、「遺伝的要因」と「環境要因」が複合して状態の程度が決定します。

環境要因として主なのが「肥満」です。

股関節の形成異常がある子犬が肥満だと負担がかかり、股関節形成不全の症状を悪化させてしまいます。

そのため1歳までの体重管理をしっかり行うことが重要です。

「みんなの動物大百科」では「股関節形成不全」は、平均年間通院回数は2回程度、通院1回あたりの平均単価は8,218円程度となっています。

治療例:ゴールデンレトリーバー0歳の場合

股関節形成不全と診断され、手術と20日間の入院治療を行う。

手術1回、入院20日間
治療総額:980,760円

大型犬がペット保険を選ぶときのポイント

大型犬のペット保険を選ぶポイントを抑えておきましょう。

注意すべきは下記の3点です。

1.かかりやすい病気が補償対象か
2.シニア期の保険料が高額でないか
3.支払限度額や回数制限は十分か

いざ保険を使おうとしたときに「使えなかった」とならないよう、ペット保険をしっかりと理解しておきましょう。

ひとつずつ詳しく解説していきます。

かかりやすい病気が補償対象か

大型犬がかかりやすい病気が補償対象かどうかを確認しておきましょう。

ペット保険は全てのケガや病気を補償してくれるわけではありません。

補償対象外になる傷病があり、内容は保険会社によってさまざまです。

大型犬がかかりやすく、ペット保険の補償対象外になりがちな病気で代表的なのは「股関節形成不全」です。

股関節形成不全は、程度によっては手術をしなければいけない可能性があります。

そのため治療費が高額になりやすいうえ、入院も必要です。

また、手術を免れても通院治療となるでしょう。

回数を重ねると治療費は高額になってしまい、家計を徐々に圧迫していきます。

ペット保険で補償が受けられれば、支払いの不安や家計の負担を軽くできます。

そのため、大型犬のペット保険はかかりやすい病気が補償対象となっている保険会社を選びましょう。

注意事項や約款に目を通しておくことが大切です。

シニア期の保険料が高額でないか

現在の保険料だけでなく、シニア期の保険料が高額にならないかを確認しておきましょう。

ペット保険の保険料は、犬が高齢になるほど金額も上がるうえ、大型犬の保険料は小型犬や中型犬と比べても高めに設定されています。

5年後や10年後に保険料が生活費を圧迫し払えなくなってしまうと、最終的には解約せざるを得なくなってしまいます。

シニア期は病気にかかりやすく、ペット保険が一番頼りになる時期です。

保険料の上がり方は保険会社によって異なるため、解約しないためにも愛犬がシニアになるころの保険料もチェックしておくことが重要でしょう。

獣医療の進歩や飼育環境の改善により、大型犬の寿命は延びています。
アニコム損保「家庭どうぶつ白書2019」によると、ラブラドールレトリバーの平均寿命は2014年が12.8歳に対し2017年では 13.1歳となっており、長くなっていることが分かります。
そのため、12歳や13歳の保険料にも目を通しておくと安心です。

支払限度額や回数制限は十分か

ペット保険には支払限度額や回数制限があります。

それらを超えてしまうと補償が受けられず、場合によっては十分な保険金が受け取れないケースがあるため、しっかり確認しておきましょう。

例えばアイペット損保「うちの子」70%プラン 通院の補償内容

・支払限度額…1日あたり12,000円
・回数制限…年間22日まで

です。

もし通院治療で1日に20,000円かかったとしたら、保険金は12,000円までしか支払われません。

回数制限も同様で、年間の通院回数が23回目以降は自己負担になるので注意しましょう。

大型犬の治療ともなると、1回あたりの治療費が高額になりがちです。

そのため、大型犬のペット保険には支払限度額や回数制限に目を通しておくことが重要です。

大型犬は通院・入院・手術を補償するペット保険がおすすめ

大型犬のペット保険は、通院・入院・手術を補償するものがおすすめです。

その理由として、「大型犬のかかりやすい病気は通院を必要とするものが多いから」があげられます。

大型犬がかかりやすい病気を「拡張型心筋症」「胃拡張」「胃捻転」「股関節形成不全」と紹介しましたが、これらの他にも「皮膚の病気」や「腫瘍」にも注意が必要です。

アニコム損保「家庭どうぶつ白書mini」によると、皮膚疾患での通院割合が最も多く

・ラブラドールレトリーバーの3.6頭に1頭
・ゴールデンレトリーバーの2.7頭に1頭
と明らかにされています。
ほかにも「ダルメシアン・ブロンズ症候群」のような犬種特有の皮膚の疾患もあるほど、大型犬と皮膚の病気は身近です。
皮膚病の多くは通院での治療となり、皮膚サイクルの関係から長期間かかることも少なくありません。
そのため、通院補償がない「入院・手術特化型」のペット保険に加入してしまうと大部分の治療費が補償対象外となるため注意しましょう。
また、大型犬は腫瘍にもかかりやすいといわれており、同調査内でもラブラドール・ゴールデンに「腫瘍に注意」と促されています。
その中でも「皮膚の腫瘍」「リンパ腫」「乳腺腫瘍」には要注意です。
一般的に「ガン」と呼ばれる悪性腫瘍の治療方法として「抗がん剤」がありますが通院期間も長く、1回あたりの治療費が高額になる傾向があります。
とくに大型犬は使用する薬剤の量が多く高額になりやすいため、途中で治療をあきらめないためにも、通院の補償が含まれる「フルカバータイプ」のペット保険を選びましょう。

高額な治療費に備えたい人は「入院・手術」に特化したペット保険を検討しよう

高額な治療費に備えたい人は「入院・手術」に特化したペット保険を検討しても良いでしょう。

通院が必要な疾患が多い大型犬ですが、手術となった時に高額になりがちなのも事実です。

「入院・手術特化型」のペット保険の多くは「フルカバータイプ」と比べても、高額になりがちな入院や手術の補償が手厚くなります。

アニコム損保株式会社から発売している「どうぶつ健保」シリーズより、フルカバータイプの「ふぁみりぃ」と入院・手術特化型の「ぷち」で、支払限度額と限度日数(回数)を同じ70%プランで比較してみましょう。

ふぁみりぃ ぷち
通院 1日あたり14,000円まで
(限度日数各20日まで/年)
入院 1日あたり14,000円まで
(限度日数20日まで/年)
手術 1回あたり140,000円まで
(限度回数2回まで/年)
1回あたり500,000円まで
(限度回数2回まで/年)

入院の補償内容は同じですが、手術に関しては「ぷち」がかなり手厚くなっているのが分かります。

大型犬になると1回の手術で20万円や30万円になるケースもあるため、1回あたりの限度額が50万円なのは安心でしょう。

また、入院・手術特化型のメリットには、フルカバータイプよりも保険料が安いことがあります。

大型犬の保険料は小型犬や中型犬と比べるとどうしても高くなりますが、「入院・手術特化型」だと補償範囲が狭まる分、ある程度金額を抑えることができます

「ペット保険に加入したいけど、保険料が高いのが悩み」という人は、入院・手術特化型のペット保険を検討しても良いでしょう。

【通院・入院・手術を補償】大型犬におすすめのペット保険3選

これらを踏まえて、通院・入院・手術を補償する「フルカバータイプ」大型犬におすすめペット保険を3選ご紹介します。

・ペット&ファミリー損保「げんきナンバーわんスリム」
・PS保険
・アイペット損保「うちの子」

それぞれを比較して、ペットに合う保険を見つけてください。

ペット&ファミリー損保「げんきナンバーわんスリム」

ペット&ファミリー損保「げんきナンバーわんスリム」は割引プランが70%と50%があり、お手軽な保険料が魅力のペット保険です。

さらに10歳から保険料が定額になるため、シニア期でも安心して継続できるでしょう。

・大型犬1歳加入時の保険料(70%プラン月払)…2,830円
・大型犬10歳時の保険料(70%プラン月払)…7,930円

※その他年齢の保険料は「元気ナンバーわんスリム 保険料」をご覧ください

大型犬の保険料は、シニア期になるころには月払いが10,000円を超えることも少なくありません。

「げんきナンバーわんスリム」だと最高でも7,930円から上がらないので、家計への負担も軽いといえます。
※今後の商品改定等により、保険料が変更となる場合があります。

ただし5,000円の免責金額があるため注意が必要です。

免責金額」とは飼い主さんが自己負担しなければいけない金額のことで、治療費から免責金額が差し引かれた金額が補償の対象となります。

免責金額は自己負担がある一方、保険料を安く抑えられるメリットがあります。

加えて8歳以上からは免責金額を10,000円に変更可能です。

免責金額が上がると保険料も安くなります。

【8歳の免責金額ごとの保険料:月払 大型犬の場合】

免責金額5,000円 免責金額10,000円
70%プラン 5,150円 4,190円
50%プラン 4,010円 3,320円

シニア期になり保険料の調整をしたいと考えた時、免責金額の変更は有効でしょう。

また「げんきナンバーわんスリム」は1日あたりの限度額制限や支払い回数制限がありません。

そのため、通院治療でも高額になりがちな大型犬の治療費をサポートしてくれます。

一方で、日額無制限のペット保険は年間限度額が設定されているので、限度額を超えないように注意しましょう。

年間限度額
70%プラン 70万円
50%プラン 50万円

大型犬がかかりやすい「股関節脱臼」や「ガン」、「先天性・遺伝性疾患」までも補償対象の「げんきナンバーわんスリム」は、保険料から補償内容まで大型犬が安心して加入し続けられるペット保険です。

ペット&ファミリー「げんきナンバーわんスリム」(生後45日以上から7歳11か月まで)
ペット&ファミリーのペット保険「げんきナンバーわんスリム」は、一生涯の安心を提供するため、契約後に発症した病気・ケガに対して、継続に条件(発病部位を不担保とする条件など)をつけたり、継続の謝絶などを行っておりませんので安心して終身でご加入し続けていただくことができます。
※補償内容や保険料について必ず重要事項説明書保険約款もご確認ください

PS保険

ペットメディカルサポートのペット保険「PS保険」は、補償割合のプランが50%、70%だけでなく、100%まであるのが特徴です。

免責金額はなく、100%プランだと制限金額以内であれば治療費が全額保証されます。

ただし年間の使用回数に制限があるため、注意が必要です。

日額制限・年間限度回数
通院 1日あたり10,000円まで、年間最大20日まで
入院 1日あたり20,000円まで、年間最大30日まで
手術 1回あたり100,000円まで、年間最大2回まで
※2回目の手術は1回目と異なる原因の場合に限る

※補償割合にかかわらず、すべてのプランで同じ補償内容となります。

皮膚疾患などでちょくちょく通院しなければいけない場合には効果的でしょう。

さらに加入者は「車イスの補償」が自動で付与されます。

QOL(Quality Of Life)維持費用担保特約」とも呼ばれ、愛犬が事故で歩行困難になった際に、車イスなどの装備・装具の費用を一部負担するというものです。

この特約は事故に起因する場合のみ補償対象となり、事故から90日以内に歩行障害のある状態になった場合に適用されます。

補償額は最大10万円で、とくに高額になりがちな大型犬の車イス作成の手助けとなるでしょう。

また、「PS保険」は保険料が3年に1度しか上がないため、家計の負担になりにくいといえます。

【各プランの保険料:大型犬 月払の場合】

50%プラン 70%プラン 100%プラン
0~2歳 1,700円 2,520円 3,110円
3~5歳 2,440円 3,370円 4,210円
6~8歳 3,000円 3,660円 4,850円

※その他の年齢の保険料は「PS保険 保険料表」をご覧ください。
※上記の保険料は、将来の保険料をお約束するものではありません。保険料の改定により、上記保険料が変わる場合があります。

シニア期に入る8歳でも最高額で5,000円超えないのは安いといえるでしょう。

加えて12歳以上は据え置きになるのも魅力です。

【大型犬12歳時の保険料(月払)】
・50%プラン…3,540円
・70%プラン…4,310円
・100%プラン…5,770円

大型犬がかかりやすい「ガン」や、補償対象から外されがちな「歯科治療」「膝蓋骨脱臼(パテラ)」なども補償されるPS保険は、続けやすいペット保険です。

PS保険(生後30日~8歳11ヵ月まで)
PS保険のロゴ

罹患した病気やケガにより保険の更新をお断りしたり、更新時の補償対象外にしたり、保険料を増額にすることはございません。(※保険料の改定などがあった場合、保険料は変わります。)
ケガ、病気の原因が生じた時が保険期間内であれば、皮膚病や外耳炎等の軽度の病気から、ガンや心臓病等の重大な病気まで補償の対象となります。

引用:PS保険
引用:よくあるご質問

※補償内容や保険料について必ず重要事項説明書・保険約款もご確認ください

アイペット損保「うちの子」

アイペット損保「うちの子」は、窓口精算ができる数少ないペット保険です。

窓口精算とは対応する動物病院の窓口で保険金の請求を行う方法で、アイペットから送られる保険証を提示するだけで請求が完了します。

後から請求する手間がなく、動物病院での支払いは補償額が差し引かれた金額なので、支払いの負担も軽くなります。

ただし対応する動物病院でしか窓口精算ができないため、かかりつけ医が可能かどうか確認しておきましょう。

アイペット損保「うちの子」には、補償割合プランが70%と50%の2種類あります。

【それぞれの支払限度額】

70%プラン 50%プラン
通院 1日あたり12,000円
(年間22日まで)
1日あたり12,000円
(年間22日まで)
入院 1日あたり30,000円
(年間22日まで)
1日あたり12,000円
(年間22日まで)
手術 1回あたり150,000円
(年間2回まで)
1回あたり100,000円
(年間2回まで)

70%プランと50%プランを比較してみると、通院の1日の限度額は同じですが、入院・手術に差があることが分かります。

大型犬は入院や手術で高額になりがちなので、高額な治療費を手厚く補償してもらいたい場合には70%プランがおすすめでしょう。

また、「うちの子」では保険料が12歳で定額になります。

アイペットでは犬種ごとに分類されるため、ゴールデンレトリーバーを例にあげると12歳時の保険料(月払)は

・70%プラン…15,650円
・50%プラン…11,460円

となります。※その他の犬種や保険料は「「うちの子」の保険料・割引・特約」をご覧ください。

さらに、アイペットには多頭割引制度があります。

契約数に応じて保険料が割引されるシステムで、犬と猫の組み合わせでも適用されます。

2~3契約 2%割引
4契約以上 3%割引

ペットを2頭以上飼育している人におすすめです。

アイペット損保「うちの子」は大型犬がかかりやすい「ガン」を含め、全ての犬に注意が必要な「異物誤飲」や「ストレス性の下痢」も補償対象の頼もしいペット保険です。

アイペット損保「うちの子・うちの子ライト」(生後0日以上~12歳まで新規加入可能)

当社保険は保険金のお支払いを理由として、契約の継続をお断りすることはございません。終身でご継続いただけます。

引用:アイペットHP よくある質問「保険金が支払われた場合に、契約が継続ができないことはありますか?」

※補償内容や保険料について必ず重要事項説明書保険約款もご確認ください

【入院・手術を補償】大型犬におすすめのペット保険3選

通院の補償はないものの、入院・手術を手厚く補償してくれる大型犬におすすめのペット保険は下記のとおりです。

・FPC「ペット保険スーパー」
・楽天損保「スーパーペット保険:手術・入院プラン」
・アニコム損保「どうぶつ健保ぷち」

入院・手術特化型の商品はあまり多くはありませんが、その中でも大型犬に適したものを選びましょう。

それぞれ内容を理解して比較することが重要です。

FPC「ペット保険スーパー」

FPC「ペット保険スーパー」は、補償割合が50%と70%に加え、90%がある珍しいペット保険です。

高額になりがちな入院と手術をさらに手厚く補償してもらいたい場合には、90%プランがおすすめです。

また「ペット保険スーパー」には、入院に日数制限がありません

入院から退院までを「1入院」とし、1入院あたりの支払限度額以内であれば何日間でも補償可能です。

長期の入院が必要になった場合には頼もしいでしょう。

一方で入院・手術どちらにも、1入院あたり、手術1回あたりの「支払限度額」と「年間利用限度回数」があるため注意が必要です。

支払限度額 年間限度回数
入院 1入院あたり 125,000円 3入院まで
手術 1回あたり 600,000円 3回まで

※支払限度額と限度回数は、50%・70%・90%補償プランにかかわらず共通です。

高額になりがちな大型犬の入院・手術費用は、支払限度額次第では簡単に超えてしまう可能性があります。

「ペット保険スーパー」の支払限度額なら、多くの疾患を完治させるのに十分な補償額といえるでしょう。

また、「ペット保険スーパー」の保険料は

・12歳で定額
・年齢による保険料の上昇は3回だけ
と、家計の負担が極力かからないシステムになっています。
【各プランの保険料:大型犬 月払の場合】
4歳以下 5~8歳 9〜11歳 12歳以上
50%プラン 1,210円 1,730円 3,300円 3,700円
70%プラン 1,480円 2,120円 4,060円 4,560円
90%プラン 1,740円 2,490円 4,780円 5,370円

※今後の商品改定等により保険料が変更となる場合があります。
※保険商品の内容については、必ず重要事項説明書等でご確認ください。

90%プランでも5,370円で保険料が値上がりしないのは、数多くあるペット保険の中でも安い方だといえるでしょう。

免責金額の設定もなく、少額の入院・手術でも安心して請求ができます。

補償対象外となりがちな「膝蓋骨脱臼(パテラ)」や「椎間板ヘルニア」、「歯科治療」もカバーされる「ペット保険スーパー」は、大型犬が生涯加入し続けられるペット保険です。

FPC

犬・猫のペット保険ならFPC|お手頃な保険料・充実の補償内容

保険金請求をしたことにより、契約を更新できないことはありません。
例えば入院・手術で多額の保険金請求が行われたためなど、個別の保険契約の保険金請求を受けたことを理由として、該当保険契約の更新をお断りしたり継続拒否したりすることはありません。原則終身でご継続いただけます。

引用:FPCHP よくある質問「保険金を請求したことによって、契約が更新できなかったりすることがありますか?」

※補償内容や保険料について必ず重要事項説明書や保険約款もご確認ください

もう迷わんにゃん FPCのフリーペットほけん

 

楽天損保「スーパーペット保険:手術・入院プラン」

楽天損保「スーパーペット保険」には、手術や入院に特化したプランがあります。

補償割合は90%のみで、支払限度額も手厚いのが特徴です。

【支払限度額】

入院 1日あたり25,000円まで(年間25日まで)
手術 1回あたり50万円まで(年間3回まで)

高額になりがちな大型犬の手術で、1回あたり50万円まで補償されるのは十分といえるでしょう。

保険料は12歳以上から定額となります。

シニア期の保険料の値上がりに悩まされる心配はありません。

【大型犬12歳の保険料】
5,800円(月払の場合)

保険料が安いからといっても免責金額はなく、補償される疾患も「股関節形成不全」はもちろん、対象外になりやすい「股関節脱臼(パテラ)」や「歯科治療」、「椎間板ヘルニア」なども補償範囲となり、業界最大級であるので安心です。(※1)

楽天損保「スーパーペット保険」は楽天ポイントが貯まる・使えることから、楽天ユーザーにとってはメリットの感じられる保険商品となります。(※2)(※3)

※1 2024年6月 楽天損保調べ
※2 ポイント進呈・利用には一定の条件および上限があります。
※3 保険料のポイント利用は初回のみとなります。

楽天ペット保険「スーパーペット保険・スーパーペット保険ねこ」(生後0日以上~10歳11か月まで)

楽天ペット保険のロゴ
※補償内容や保険料について必ず重要事項説明書保険約款もご確認ください

アニコム損保「どうぶつ健保ぷち」

どうぶつ健保ぷち」は、大手であるアニコム損保から発売されている補償割合70%のペット保険です。

信頼が高い保険会社から発売されている「どうぶつ健保ぷち」は、「入院・手術特化型」であることからほかの商品と比べて保険料が安いのが特徴です。

【ゴールデンレトリーバー:月払の場合】

1歳 7歳
ふぁみりぃ 70%プラン 4,270円 7,830円
ぷち 1,400円 2,570円

※犬種別の分類は「犬種別分類表」をご覧ください。
※上記以外の保険料はそれぞれ「ふぁみりぃ保険料表」「ぷち保険料表」でご確認ください。
※「ぷち」8歳以上の基本保険料は、【ご検討中の品種】とあわせて、「個別のお問い合わせ」でお問い合わせください。
※本基本保険料は将来変更される可能性もありますのでご了承ください。

「アニコム損保の保険に加入したいけど、保険料で迷っている」という人にはおすすめでしょう。

7歳での月額5,000円の差は大きいといえます。

また通院は補償されないものの、高額になりがちな入院・手術は手厚く、小型犬や中型犬よりも負担になる大型犬の治療費を軽くしてくれます。

入院 1日あたり最高14,000円まで
年間20日まで
手術 1回あたり最高500,000円まで
年間2回まで

多くのケガや病気が補償され、期間中であれば何の病気かわからない段階でも、先天性・後天性であっても使える「どうぶつ健保ぷち」は、保険料も安く、生涯続けられるペット保険です。

アニコム損保はアイペット損保と同様「窓口精算」ができる保険会社として知られていますが、「どうぶつ健保ぷち」は「窓口清算不可」の商品なため注意しましょう。
アニコム損保「どうぶつ健保ふぁみりぃ・ぷち・しにあ」(生後0日以上~どうぶつ健保ふぁみりぃ7歳11ヶ月まで:どうぶつ健保しにあ8歳~)
2年目以降のご契約継続について
弊社の商品の保険期間は1年間ですが、ご契約には「継続契約特約」を適用して引受をさせていただいておりますので、解約等のお申し出がない限り満期後は、原則ご契約は自動的に継続となり、終身ご継続いただけます。
※ご注意
・ご契約者または弊社より別段の意思表示があった場合には、ご契約は継続となりません。
・自動的にご契約が継続とならない場合や、商品改定により保険料、補償内容などが変更となる場合があります。
※補償内容や保険料について必ず重要事項説明書保険約款もご確認ください

大型犬は早い段階でペット保険への加入を検討しよう

大型犬には早い段階でのペット保険の加入を検討しましょう。

大型犬は足腰に負担がかかりやすいため、股関節などの関節炎に注意が必要です。

また、大病を患いやすいというのもあり治療費が高額になります。

手術になると、症状によっては完治するまでに100万を超えるケースも少なくありません。

多くの家庭では確実に家計の負担になってしまいます。

それだけではなく、支払いができないために治療を断念する可能性もあり「ペット保険に加入しておけばよかった」と後悔するでしょう。

そのようなことにならないよう、とくに大型犬はペット保険に加入しておくことをおすすめします。

早めに加入しておけば、もっと愛犬に合ったペット保険に出会った時にも乗り換えができます。

ペット保険には「新規加入年齢制限」があるため、いざ加入しようとしたときにはどことも契約ができない場合があります。

そのため、愛犬が若いうちからペット保険を検討しておくことが重要です。

大型犬のペット保険に関する口コミ

大型犬のペット保険に関する口コミを見てみましょう。

実際に加入している生の声の方が、保険選びの参考になります。

「良い口コミ」だけでなく「悪い口コミ」も紹介するので、しっかり確認してペット保険を検討してください。

ペット保険に入ってよかったと思う人の口コミ

窓口精算がいい
オーストラリアン・らブラドゥードゥル
飼い主様さん

評価:[star-list number=5] 5とにかく窓口精算が良いです!以前は、領収書を何か月分かためて保険会社に送るという作業をしていましたが、とても面倒でした。今は、その面倒な作業をせずに精算できて、取っても満足しています。

参照:アイペット損保「お客様の声
親身になってくれた
40代/男性

評価:[star-list number=5] 5急な病気になり、急激に悪化し結局亡くなったのだが、電話で経緯を相談したりしたが、
とても親身になってくれた。

参照:PS保険「お客様の声

ペット保険に入って後悔している人の口コミ

切手代が毎回かかる
40代/女性

評価:[star-list number=3] 3保険請求するときに郵送しなければならなくて切手代が毎回かかる。

参照:オリコン顧客満足度ランキング「FPCペット保険の評判・口コミ
改悪に次ぐ改悪
そるふれいそるさん

評価:[star-list number=2] 2

さすがに楽天はもう信じられない。
楽天カードも改悪続きだし、なぜか強制解約。
こっちも更新しない。

楽天系は信じられない。

 

よくある質問

大型犬でも歯周病の補償が受けられるペット保険が良いですか?

大型犬は歯のひとつひとつが大きいことから、歯石が付着しにくいといわれています。そのため、小型犬や中型犬と比べると歯科治療の補償はさほど重視しなくても良いでしょう。ただし、大型犬といえど毎日のデンタルケアを行わなければ歯石は付着します。仮に歯周病の補償が受けられないペット保険を検討するのであれば、歯磨きを怠らないことが重要です。

ペット保険に加入する前に外耳炎の治療を受けました。ペット保険の加入が可能でしょうか?

新規にペット保険に加入する際、病歴の申告で外耳炎の治療履歴があると条件が付けられる場合があります。
保険会社によって異なり、一定期間の待機期間条件付きでの加入、場合によっては加入を断られるケースなどが考えられます。ラブラドール・レトリーバーなどの垂れ耳の犬種だと外耳炎にかかりやすくなってしまいます。そのためペット保険は病歴がないできるだけ早めの状態で加入しておきましょう。

ペット保険は必要?

ペットには公的医療保険制度がありません。そのため診療費の自己負担額は100%です。

もしものときに、お金を気にせずペットの治療に専念できるよう健康なうちにペット保険に加入することをおすすめします。

また、病気になった後では加入を断られる可能性があります。

 

ペット保険比較表や記事を活用するのがおすすめ!

ペット保険比較アドバイザーでは、ペットに合った保険の選び方やペットの健康に関するお役立ち記事を公開しております。

記事と合わせて比較表も活用することで、ペットと飼い主様に合った保険を選ぶことができます。

また、保険会社のデメリット等も理解できるので、後悔しないペット保険選びができます。

ペット保険への加入を検討されている方はぜひご活用ください。

【大型犬におすすめのペット保険6社を厳選!選び方や口コミも紹介】まとめ

今回、ペット保険比較アドバイザーでは

・大型犬がペット保険を選ぶときのポイント
・大型犬におすすめのペット保険6選
・大型犬のペット保険に関する口コミ
について解説してきました。
大型犬にペット保険は大切です。
せっかく加入したのに使えなかったとならないよう、大型犬のペット保険は「かかりやすい病気が補償内であるもの」と、「限度額や限度日数が十分なもの」を選びましょう。
ペット保険比較アドバイザーではペット保険に関する記事も掲載しておりますので、ぜひご活用ください。
承認番号:C24-10-048

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