この記事では
・慢性疾患時のアニコムの対応について
「どうぶつ健保しにあ」(8歳以上~)
※ご注意
・ご契約者または弊社より別段の意思表示があった場合には、ご契約は継続となりません。
引用:重要事項説明書
「慢性疾患」とは
慢性疾患とは、発症してからゆっくりと進行していき、完治することはほとんどないため長期間の治療が必要になる疾患の総称です。
ペットの慢性疾患には以下のような疾患があげられます。
アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎は、環境中ある花粉やダニなどのアレルゲンに対して過剰な免疫反応を起こすことで発症するアレルギーの一種です。
とくに犬が発症しやすいとされています。
症状はしつこいかゆみと皮膚炎です。
比較的若い年齢の時に発症することが多く、年齢を重ねるとさらに重度化することがあります。
治療には薬の処方やスキンケアなどが一般的です。
慢性腎臓病
慢性腎臓病は中~高齢の犬や猫が発症することが多い病気で、腎臓の動きが低下することで体外に毒素を排出できなくなることで発症します。
症状は多飲多尿や食べていても痩せてくるといったものがあり、症状を放置すると尿毒症によりさまざまな症状を発症するようになります。
一度低下した腎臓の機能は治すことができないため、治療は症状の緩和と腎臓の機能低下を遅らせる方法が一般的です。
基本的には食事療法やサプリメント、内服薬の投薬などが行われます。
糖尿病
糖尿病は、膵臓から分泌されるインスリンの量が低下したり、インスリンの機能がうまく働かなかったりすることによって発症する病気です。
犬の多くはインスリンが分泌量が低下することで、猫は人間と同じくインスリンの機能がうまく働かないことで発症します。
糖尿病は症状を放置するとさまざまな疾患を併発しやすくなり、悪化すると命にもかかわることもあります。
治療はインスリンの投与や食事療法が一般的です。
ペット保険は1年ごとに更新が必要
ペット保険は一般的に1年ごとに更新となります。
更新は契約満了の1~2か月前に保険会社から郵送やメールなどで更新案内が届きます。
更新のパターンは以下の3つです。
・条件付きで更新…ペット保険の更新はできるが何らかの条件がつく
・更新不可…ペット保険会社から更新を断られる
更新ができたとしても保険料が変わることもあるため、事前に確認しておくとよいでしょう。
アニコムのペット保険とは
アニコムのペット保険は、アニコム損害保険株式会社が販売している保険商品です。
アニコムのペット保険には大きく3つの種類があります。
ふぁみりぃ
通院・入院・手術をフルカバーしてくれるプランです。
犬や猫の他にも鳥やうさぎ、フェレットが加入することも可能です。
犬や猫は7歳11か月まで、鳥やうさぎ、フェレットは3歳11か月まで加入できます。
補償内容は以下の通りです。
70%プラン | 50%プラン | |
通院 | 1日当たり14,000円(年間20日まで) | 1日当たり10,000円(年間20日まで) |
入院 | 1日当たり14,000円(年間20日まで) | 1日当たり10,000円(年間20日まで) |
手術 | 1回当たり140,000円(年間2回まで) | 1回当たり100,000円(年間2回まで) |
ふぁみりぃの大きな特徴は、提携している動物病院であれば「どうぶつ健康保険証」を提示することで窓口精算できることです。
多くのペット保険会社は一度窓口で全額治療費を支払った後にペット保険会社に後日保険金請求するのですが、アニコムはその手間が必要ありません。
また、ペット賠償責任特約をオプションで付けることができたり、以下のサービスを受けることもできます。
・どうぶつホットライン…ペットに関する悩み事を専門家にLINEで相談できる
・迷子捜索サービス…万が一ペットが迷子になったときにペット探偵による捜索と迷子捜索隊に迷子捜索依頼のメール配信をしてくれる
しにあ
ペット保険の多くは7~8歳のシニアと呼ばれる年齢になると加入できないところが多いのですが、アニコムのしにあは8歳以上から加入できるペット保険です。
加入年齢の上限はありません。
犬と猫が対象となっており、「どうぶつ健保」対応病院での入院・手術の診療費を補償するプランとなっています。
また、年に1回受けられるどうぶつ健活で腸内フローラの結果が良好な場合、2年目以降の継続時にふぁみりぃに移行することも可能です。
しにあの補償内容は以下の通りです。
70%プラン | 50%プラン | |
入院 | 1日当たり14,000円(年間20日まで) | 1日当たり10,000円(年間20日まで) |
手術 | 1回当たり140,000円(年間2回まで) | 1回当たり100,000円(年間2回まで) |
また、以下のサービスをふぁみりぃ同様に利用することが可能です。
・ペット賠償責任特約
・どうぶつ健活
・どうぶつホットライン
・迷子捜索サービス
ぷち
ぷちは、入院と手術をカバーしてくれるプランで、ふぁみりぃの約1/3の保険料で加入することができます。
犬と猫が加入対象で、7歳11か月まで加入可能です。
ぷちの補償内容は以下の通りです。
70%プラン | |
入院 | 1日当たり14,000円(年間20日まで) |
手術 | 1回当たり500,000円(年間2回まで) |
また、以下のサービスを受けることも可能です。
・迷子捜索サービス
「どうぶつ健保しにあ」(8歳以上~)
※ご注意
・ご契約者または弊社より別段の意思表示があった場合には、ご契約は継続となりません。
引用:重要事項説明書
慢性疾患のあるペットはアニコムに限らず保険加入が難しい
ペット保険に加入できるペットは、基本的に健康体であることが条件です。
アニコムで損保では、ご契約の公平性を保つため、新規のお引受条件として、「健康体である」ことをあげており、下記の「引受不可疾病」に罹患している場合や、罹患の疑いがある場合はには、ご契約のお引受けをいたしかねております。
(2)慢性腎臓病
(3)糖尿病
(4)肝硬変(肝線維症)
(5)副腎皮質機能低下症(アジソン病)
(6)副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)
(7)甲状腺疾患
(8)免疫介在性血小板減少症
(9)免疫介在性溶血性貧血
(10)巨大結腸症
(11)巨大食道症(食道拡張症)
(12)膵外分泌不全
(13)猫伝染性腹膜炎(FIP)
(14)猫白血病ウイルス感染症(FeLV)
(15)バベシア症
(16)ヘモプラズマ症(ヘモバルトネラ症)
また、上記の病気以外でも、ご契約時(契約始期日時点)、
またはそれ以前から治療中、もしくは経過観察中のケガ・病気がある場合、
その内容や経過等によりお引受ができない場合があります。
アニコム損害保険株式会社HPより
ただし、「特定のケガ・病気をお支払いの対象外」とする条件(特定傷病除外特約)をつけてペット保険に加入できる場合もあります。
このような条件は多くのペット保険会社が定めているため、慢性疾患や持病などの病気を患っているペットは、アニコムに限らず他のペット保険会社に加入するのも難しいでしょう。
アニコムは契約中に慢性疾患になっても条件なしで更新可能!
アニコムでは、契約中に慢性疾患を発症したとしても、条件付きの更新になることはありません。
弊社では、補償開始日以降に受傷したケガ、および待機期間終了後に発症した病気に関しては、契約を継続いただく限り、終身で補償が可能です。
アニコムに関する口コミ
ペット保険に加入するときに気になるのは、他の利用者がどのように感じているかという口コミではないでしょうか。
ここでは、アニコムについての口コミを3件ご紹介します。
アニコム損保さん対応の動物病院に行った際には、窓口で「どうぶつ健康保険証」を提示するだけで保険金の請求ができ、「飼い主側であとで保険金を請求」といった面倒な手続きがないので、とても使い勝手が良くて安心だと思います。今はペット保険の普及率も上がっており、アニコムさんの対応病院も全国的にどんどんと拡大しているそうなので、これもまた安心できる要素の1つかと思います。
手術、処置、投薬の費用負担が抑えられる本来の目的を達することができた。保険証を提示するだけで保険適用される手軽さ。
しかし、きっちりと高齢になっても補償を得られることを希望されるならば、知名度やほとんどの動物病院の窓口で使用できることや、自分で請求するとしてもLINEなどで簡単に手続きできるなどの理由で、私が前の子のときにも使っていたこの保険を勧めたいと思っています。価格.com保険より
アニコムの口コミでは、保険金が窓口精算ができることや補償内容が厚いことが多くの口コミで見られました。
ペット保険は早めの加入がおすすめ
通院・入院・手術のフルカバー補償を受ける「ふぁみりぃ」に加入するためには、犬・猫の場合は7歳11か月まで、鳥・うさぎ・フェレットは3歳11ヶ月までに申し込む必要があります。
他社のペット保険にも加入条件に年齢を記載しているところが多いです。
若いうちはあまり病気やケガをすることが少ないかもしれませんが、万が一の時のリスクを軽減するためにも早めにペット保険に加入することをおすすめします。
よくある質問
アニコムに加入するにはどうすればいいですか?
アニコムのペット保険が窓口精算できない場合、どのように保険金を請求すればいいですか?
保険金の振り込みは10~30日程度です。
ペット保険は必要?
ペットには公的医療保険制度がありません。そのため診療費の自己負担額は100%です。
もしものときに、お金を気にせずペットの治療に専念できるよう健康なうちにペット保険に加入することをおすすめします。
また、病気になった後では加入を断られる可能性があります。
ペット保険比較表や記事を活用するのがおすすめ!
ペット保険比較アドバイザーでは、ペットに合った保険の選び方やペットの健康に関するお役立ち記事を公開しております。
記事と合わせて比較表も活用することで、ペットと飼い主様に合った保険を選ぶことができます。
また、保険会社のデメリット等も理解できるので、後悔しないペット保険選びができます。
ペット保険への加入を検討されている方はぜひご活用ください。
【アニコムはペットが慢性疾患になっても加入できる?口コミもご紹介!】まとめ
今回、ペット保険比較アドバイザーでは
・慢性疾患時のアニコムの対応について