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犬の乳歯遺残はペット保険で補償される?乳歯遺残についても解説!

2024年8月20日

犬の保険

 
犬の乳歯遺残はペット保険で補償される?乳歯遺残についても解説!サムネイル

犬も人間同様に乳歯から永久歯に歯が生え変わります。

しかし、なかにはうまく歯が生え変わらずに乳歯が残ってしまうことがあります。
その場合は動物病院で適切に対処をしてもらわなくてはいけません。

この記事では

・犬の乳歯遺残とは?
・犬の乳歯遺残の原因や症状
・犬の乳歯遺残の治療方法
について解説します。
最後までお読みいただければ、犬の乳歯遺残についてわかるようになっていますので、ぜひ参考にしてください。

犬の乳歯遺残とは?

犬の乳歯は生後5~10カ月ごろに抜け落ち、永久歯に生え変わります。

しかし、なかにはこの時期を過ぎても乳歯が抜け落ちずに残ってしまうことがあります。

この状態が乳歯遺残です。

乳歯遺残になりやすい犬種は?

乳歯遺残はどんな犬種でも発症することがありますが、特に小型犬がなりやすいとされています。

・トイプードル
・チワワ
・ポメラニアン
・マルチーズ など

そのため、小型犬の飼い主さんは子犬の時期にこまめに動物病院で歯をチェックしてもらうことが重要です。

犬が乳歯遺残になる原因

永久歯は通常、乳歯の歯根を吸収する破骨細胞(はこつさいぼう)と新しい骨を作る骨芽細胞(こつがさいぼう)が活発に働くことにより生えてきます。

乳歯遺残はこのプロセスがうまく働かないことにより起こります。

乳歯遺残は遺伝で起こるともされていますが、はっきりした原因はわかっていません。

犬の乳歯遺残の症状

乳歯遺残になってしまうと、本来乳歯のある場所に生えるはずの永久歯が残った乳歯に並んで生えてしまいます。

そのため、歯並びが悪くなってしまうので不正咬合になったり、歯石や歯垢が付きやすくなるため歯周病のリスクが高まります。

口腔トラブルを起こしやすくなるため、乳歯遺残は早期に適切な対処をすることが重要です。

犬の永久歯と乳歯を見分けるポイント

犬の永久歯と乳歯を見分けるポイントは以下の2点です。

見た目

犬の乳歯は見た目が小さくとがっています。

永久歯は太くて先端が丸くなっているため、飼い主さんでも簡単に見分けることが可能です。

また、永久歯は乳歯の内側に生えてくるのですが、上あごの犬歯は乳歯の前方に生えてくるのも見分けるポイントの1つです。

本数

犬の乳歯は28本、永久歯は42本です。

永久歯は上あごに20本、下後に22本生えます。

本数が違ってくるので、永久歯は生えそろってくると歯の隙間がなくなってきます。

乳歯から永久歯に生え変わる順番

乳歯は以下の順番で永久歯に生え変わります。

・下あごの切歯
・上あごの切歯
・下あごの前臼歯と後臼歯
・上あごの前臼歯と後臼歯
・下あごの犬歯
・上あごの犬歯

犬の歯の生え変わりは、乳歯が抜けたあとに永久歯が生えるわけではなく、乳歯と永久歯が併存している期間があったのちに乳歯が抜け落ちます。

併存期間は数日~2週間程度ですが、それでも乳歯が抜けない場合は乳歯遺残の可能性があります。

乳歯が抜ける時期の注意点

歯が生え変わる時期は歯に違和感を感じるため、甘噛みをすることが多いです。

噛んで遊ぶおもちゃを与えるなどして、家具などに噛みつかないような対策をするようにしましょう。

ただし、あまり固いおもちゃを与えると歯を傷つけたり折れてしまうことがあるので注意してください。

食事はドライフードで問題ありませんが、気になる場合はウエットフードやドライフードをふやかして与えるのがおすすめです。

乳歯の抜け方

基本的に乳歯は自然に抜け落ちます。

中には抜けた乳歯を飲み込んでしまうことがありますが、糞として体外に排出されるため、特に心配はありません。

もし、ぐらぐらしている乳歯に気が付いても飼い主さんが無理に引き抜いたり、揺らしたりしないようにしましょう。

乳歯の歯根が残ったり、歯茎を傷つけてしまう可能性があります。

犬の乳歯遺残の治療法と治療費の目安

ここでは、犬の乳歯遺残の診断方法や治療方法、治療費について詳しく解説します。

乳歯遺残の診断方法

犬の乳歯遺残は上記で解説した通り見た目でわかりやすいため、基本的には視診で診断することが可能です。

しかし、歯茎の中に埋没している歯があることもあるため歯科用のレントゲンを撮ることもあります。

乳歯遺残の治療方法

残っている乳歯は抜歯する必要があります。

抜歯は痛みがあるので犬が暴れる可能性が高いため、全身麻酔下での処置を行います。

病院によっては生後6か月前後に施術する避妊手術や去勢手術と同時に行うところもあるので、相談してみるとよいでしょう。

乳歯遺残の治療費の目安

乳歯遺残の治療費の目安は以下の通りです。

項目 費用の目安
抜歯 約5,000円
レントゲン検査 約8,000円
麻酔 約15,000円
歯石除去 約12,000円
根管治療 約12,000円

上記を合計すると約52,000円ですが、抜歯する歯の本数や口腔内の状態によって治療費が変わってきます。

手術前に獣医師に治療費についてきちんと確認しましょう。

犬の乳歯遺残はペット保険の補償対象外!

ペット保険の補償対象は病気やケガによる治療費のみです。

犬の乳歯遺残やワクチンなど病気がケガで発症するものではない場合、ペット保険の補償対象外となります。

歯周病による歯科治療や病気の治療に関する抜歯などの場合は、ペット保険の保険対象です。

ただし、ペット保険によって補償となる条件が細かく設定されていることもあるため、事前に確認してみることをおすすめします。

犬の乳歯遺残は予防できる?

犬の乳歯遺残を予防することはとても難しいです。

乳歯が残ってないかどうかを定期的に飼い主さんや獣医師が犬の口腔内を確認し、早期に治療をすることが重要です。

もし歯の生え変わる時期を大きく過ぎて乳歯遺残が見つかった場合でも、歯周病などのリスクを下げるためにできるだけ早く抜歯して取り除くようにしましょう。

よくある質問

乳歯の時期でも犬のデンタルケアは必要ですか?

乳歯はいずれ抜けるものではありますが、口腔内を触られることに慣れさせるためにも小さなころからデンタルケアを習慣にしておくことはとても重要です。犬の歯周病は子犬でも発症します。また、生えたばかりの永久歯は虫歯になりやすいとされているため、デンタルケアを怠らないようにしてください。

犬の歯の本数が多いのは乳歯遺残によるものですか?

乳歯遺残とよく間違えられる症状に「過剰歯(かじょうし)」があります。これは、42本よりも多く歯が生えている状態を指します。どちらにせよ口腔トラブルの原因になるため、動物病院で適切に処置してもらうことが重要です。

ペット保険は必要?

ペットには公的医療保険制度がありません。そのため診療費の自己負担額は100%です。

もしものときに、お金を気にせずペットの治療に専念できるよう健康なうちにペット保険に加入することをおすすめします。

また、病気になった後では加入を断られる可能性があります。

ペット保険比較表や記事を活用するのがおすすめ!

ペット保険比較アドバイザーでは、ペットに合った保険の選び方やペットの健康に関するお役立ち記事を公開しております。

記事と合わせて比較表も活用することで、ペットと飼い主様に合った保険を選ぶことができます。

また、保険会社のデメリット等も理解できるので、後悔しないペット保険選びができます。

ペット保険への加入を検討されている方はぜひご活用ください。

【犬の乳歯遺残はペット保険で補償される?乳歯遺残についても解説!】まとめ

今回、ペット保険比較アドバイザーでは

・犬の乳歯遺残とは?
・犬の乳歯遺残の原因や症状
・犬の乳歯遺残の治療方法
について解説してきました。
犬の乳歯遺残は、歯周病などの口腔トラブルの原因になることがあります。
犬の口腔内を適切な状態にするためにも、歯の生え変わる時期は定期的に動物病院で歯の状態を確認してもらいましょう。
ペット保険比較アドバイザーではペット保険に関する記事も掲載しておりますので、ぜひご活用ください。