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猫が後ろ足で蹴る「猫のけりけり」!その理由や対処方法を解説

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猫の飼い主さんにはお馴染みの猫キック、通称「猫のけりけり」
かわいい仕草に見えますが、飼い猫に本気モードで蹴られると意外に痛いものです。
このときの猫の気持ちをひも解いてみましょう。
この記事では
・猫が後ろ足で蹴る理由
・猫が後ろ足で蹴るときの対処法
・猫の後ろ足で蹴られたときに注意すべき病気
について解説します。
最後までお読みいただければ「猫がキックする理由」「猫がキックするときにどう対処したらよいか」などがわかるようになっていますので、ぜひ参考にしてください。
目次

「猫のけりけり」とは

「猫のけりけり」とは、猫が飼い主の手足やおもちゃなどを前足でおさえて後ろ足で蹴りつける仕草を言います。「猫キック」「バニーキック」と呼ばれることもあります。対象物に対してキックするのは、狩りをして獲物を捕らえた時の行動の名残で本能に基づく行動です。また飼い猫のキックは感情表現も兼ねているので知っておきましょう。

猫が後ろ足で蹴る!その意味は?

猫のけりけりは、猫の狩猟本能として残っている習性です。

野生で暮らしていた猫は、ネズミやウサギ、小鳥、カエルなどの獲物を捕獲する狩りをして生活していました。

現在のように人間とともに暮らし、獲物を狩る必要がない状態でも本能的に狩りをする習性は残っています。

猫の狩りスタイルは「とびかかって獲物を捕獲」「前足でがっちりとホールド」「後ろ足の高速キックで攻撃」「牙でとどめを刺す」というのが定番です。

キックは猫が獲物を制圧し、動きを封じるために重要な動作です。

また、他の動物に襲われたときにキックを繰り出し相手をひるませ、そのすきに逃げる防御手段でもありました。

このように、猫のキックは猫に備わっている狩猟反応・防御スキルです。

以下、飼い猫の可愛い仕草でもある「猫のけりけり」における猫の心理をひもといてみたいと思います。

じゃれている・甘えている

猫は動きのないものにはあまり興味を示しません。

一方、よく動いている人の手足を見ると、ついついじゃれてみたくなることもあります。

飼い主と遊びたいときや甘えたいときに、猫キックをするケースも多くあります。

ラックスした状態でキックをしてくるときには「飼い主さんに甘えている」「構ってほしい」「遊んでほしい」というメッセージの可能性が高いでしょう。

遊びは猫にとって蓄積したエネルギーを効率的に消費してストレスを発散するために欠かせません。

また、大好きな飼い主さんとの遊びはコミュニケーションを図る楽しいひと時です。

猫にとってキックは、相手との交流の一つの方法でもあり、猫同士がじゃれあってキックしているのは問題ありません。

怒っている

キックは猫にとって自分を守るための防御本能であり、安全を確保するための自然な反応です。

猫が仰向けのまま大きく尾を振りながら蹴ってくるのは、怒っている可能性があります。

普通に遊んでいて、突然キックしたら不快感を感じているサインかもしれません。

これは「ちょっとやりすぎだよ」「疲れたからもうやめて」「しつこい!」「やめてって言ったでしょー!」という不機嫌であることの猫なりの意思表示です。

触られたくないところを触られた時、猫の機嫌が悪い時にむりやり構おうとすると猫キックをお見舞いされる事になります。

今まで気持ち良さそうに撫でられていた場所も、突然触られたくなくてキックして来る事もあります。

その場合はそっとしておいてあげましょう。

また、エスカレートしてくると猫のキックは本能的な防御行動になります。

力強く鋭い爪を持つ後ろ足で敵を蹴散らす猫本来の姿です。

じゃれている時とは異なり、少し距離感をとりながらのキック、威嚇している様子があるときは、猫が完全に怒っている証拠です。

狩りの練習をしている

猫はペットとして飼われていると狩りをすることはありませんが、それでも野生の本能は残っています。

遊んでいるうちにスイッチが入って狩りの本能が目覚めてしまい、遊び相手の飼い主さんの腕やおもちゃに爪を立てながら後ろ足でキックすることがあります。

猫キックの本来の役割は、狩りのときに獲物を弱らせることです。

遊びながら猫キックをするときには、狩りの練習をしている可能性があります。

ストレスが溜まっている

猫がソファや家具などに向けてキックを繰り返している時は、ストレスや運動不足を解消するために体を動かしている場合があります。

室内飼いの猫は狩猟本能が抑制されて、ストレスがたまりやすくなるとも考えられています。

放っておくと、ソファが傷だらけになってしまうかもしれません。

遊び相手をしたり、猫の好きなアイテムを与えるなどの対策が必要です。

飼い主へのけりけりを止めさせるには?

猫の本能に基づく「けりけり」行動は、狩猟本能の現われで、止めようと思っても止められない行動です。

そして、猫キックをする愛猫を叱ることは、猫に大きなストレスを与えてしまいます。

ただし、飼い主さんやご家族の腕や足を狩りの対象と定めてキックする癖がついている猫の場合は修正する必要があります。

飼い主さんが何気なく手を置いたり足を投げ出すと、すかさず飛びついて抱きつきキックするようであれば「腕や足は獲物ではない」と教えなくてはなりません。

猫が腕や足を狙う素振りを見せたらそっとその場を離れましょう。

それだけでは対策にならないので、以下のような対処法を試してみましょう。

おもちゃを与える

猫に「けりけりよりもっと楽しいことがある」ということを教えましょう。

猫の好きなおもちゃで一緒に遊ぶことでコミュニケーションにもなります。

猫じゃらしやレザーバウンダー(大ぶりなねこじゃらし)などが人気商品です。

また、猫の「けりけり」行動に対応したおもちゃに「けりぐるみ」があります。

けりぐるみとは、猫がつかみやすい大きさのクッションのような猫用ぬいぐるみです。

獲物を捕らえようとする狩猟本能を刺激し、ストレス発散にもピッタリです。

けりぐるみの選び方

・猫の体格に適したものを選ぶ
・材質や部品のしっかりしたものを選ぶ

一般的なけりぐるみのサイズは大体20~40cm程度で、猫がつかみやすいように長細い形をしています。

猫の大きさもさまざまなので、愛猫がつかみやすいサイズのものを選びましょう。

中身にはコットンなどのふわふわした物、シャカシャカした素材、キャットニップやマタタビの香り付き、電池が入っていて動きのあるものなど、猫が好みきそうな工夫が凝らしてあります。

素材は噛んだ時にデンタルケアができるメッシュ生地のものやポリエステル、見た目もサメやエビなどさまざまな可愛いデザインのものが多く見られます。

また、けりぐるみは蹴って遊ぶだけでなく、噛んで遊ぶことも多いおもちゃです。

注意点としては誤飲防止の観点から、破れやすい生地でできていないか、取れやすい細かい部品がついていないかなど耐久性のチェックは必要です。

価格的には、1000円前後の商品が一般的です。
猫がけりけりしたり噛み付いたりするけりぐるみは、汚れたり消耗も激しいおもちゃです。
汚れたら洗濯し、ダメージが大きくなったら交換する消耗品なので、お気に入りのものがあれば複数用意しておくと良いでしょう。
実際の商品はペティオ・オンラインショップでもご覧いただけます。
市販品も多くありますが、もちろん愛猫のために手作りするのも楽しいでしょう。
猫が蹴りぐるみで遊ぶ姿は、飼い主さんが動画サイトやTwitter、Instagramなどに多く投稿しているのでぜひご覧ください。
今朝の帝は けりぐるみ の秋刀魚に夢中です❣️🕕 体長が同じくらいだね😀 これから1時間位遊びまわって、そして電池が切れます
引用元:Instagram

遊んであげる

普段から遊ぶ時間を作り、おもちゃなどを使用して思いっきり本能を刺激するような遊びをしてあげましょう。

猫と遊ぶ時間は元気な成猫の場合には1日あたり30分程度が目安です。

「5分間遊んだら、5分間休ませる」くらいの遊び方がちょうど良い時間です。

飼い主さんの手や足を捕まえてキックするより、もっと楽しい遊びがあるということを認識させましょう。

ご家庭に小さな子どもがいると、バタバタと家の中で走りまわるのは日常的な光景です。

この動きが猫の狩猟本能を刺激して、家族の中でもケリケリされやすい対象となってしまうことがあるのできちんと対策をしましょう。

構いすぎない

猫の気分は変わりやすく、飼い主が構っている最中で急に「もういい!!」と感じることがあります。

猫が離れたいと感じたときにしつこく構いすぎると、猫キックされる可能性が高くなります。

猫が離れたいという態度をみせたら、しつこく触らないように注意しましょう。

また、けりけりが頻繁な猫は爪切りをしておかないと、猫自身がケガをしたり、場合によっては飼い主さんがケガをする危険性もあります。

猫のけりけりでケガをしたときに注意したい病気と対処法

ねこのけりけりの威力は強く、飼い主さんの手や足に対して行うと、猫の爪でケガをする可能性もあります。

猫の蹴りで注意したい病気

猫の蹴りで傷ができたときは「猫引っかき病」に注意しましょう。

リンパ節炎がメインの感染症で、バルトネラ症と呼ばれることもあります。

猫引っかき病(Cat scratch disease:CSD)とは

病原菌 バルトネラ・ヘンセレ(Bartonella henselae):細菌
感染経路 猫⇒猫 : けんかによる傷 ネコノミの吸血 など
猫⇒人 : 感染猫による咬み傷・引っかき傷
菌を持っているネコノミにかまれる など
潜伏期 数日~3週間(平均2週間程度)
症状 猫 : 感染してもほとんど無症状。希にリンパ節の腫れ・口内炎など
人 : 3~10日で受傷部位にかさぶたを伴う紅斑性丘疹ができる。
約2週間くらいで傷口近くのリンパ節の腫れや発熱・倦怠感などの症状がでるが、ほとんどが軽傷で自然治癒する。リンパ節の腫れは長期間にわたって続く場合もあるが適切な治療を行えば重症化したり死亡することはない。
予防

飼い猫を外に出さないようにする
ノミの定期的な駆除
爪を切る
野良猫に触らない

もしネコに引っかかれた後でリンパ節が腫れたり微熱が続く場合は病院を受診しましょう。

その際には、ネコに引っかかれたことを伝えると治療の助けになります。

猫引っかき病は人獣共通の感染症ですが、知識をもっていればある程度予防も可能です。

ご家庭に保護猫を迎えたときには注意しましょう。

対処法:傷口を流水でしっかり洗う

流水で傷口をしっかりと洗い流します。 

表面の汚れだけでなく傷口内部の菌を洗い流すつもりで、念入りに5分程度洗い流します。

刺激の少ない石鹸があれば使用しましょう。

こするように洗うのではなく、泡で撫でるように優しく洗うことを心掛けましょう。

血が止まらない場合は、清潔なタオルやガーゼで15分ほど圧迫します。

痛みがひどい場合、傷が深い場合は医療機関を受診してください。

場合によっては、傷内部の処置や縫合処置が必要なこともあります。

よくある質問

我が家の猫は「けりけり」をしません。何か異常があるのでしょうか?

「けりけり」をする・しないは猫の個性で、一般的に好奇心が旺盛で遊び好きな子に多く見られます。一方、温厚な性格の猫はではあまりしない傾向にあり、人間との暮らしに順応していると言えるかもしれません。

猫の「けりけり」と「バニーキック」は同じ意味ですか?

猫の「けりけり」は各国共通のようです。この仕草に対して英語では「Bunny Kick」(バニーキック)と呼びます。日本で言う「うさぎの足ダン」というところでしょうか。うさぎの「足ダン」はスタンピングともいい、後肢を使って床をダンダンと踏んで音を鳴らす行動です。

ペット保険は必要?

ペットには公的医療保険制度がありません。そのため診療費の自己負担額は100%です。

もしものときに、お金を気にせずペットの治療に専念できるよう健康なうちにペット保険に加入することをおすすめします。

また、病気になった後では加入を断られる可能性があります。

 

ペット保険比較表や記事を活用するのがおすすめ!

ペット保険比較アドバイザーでは、ペットに合った保険の選び方やペットの健康に関するお役立ち記事を公開しております。

記事と合わせて比較表も活用することで、ペットと飼い主様に合った保険を選ぶことができます。

また、保険会社のデメリット等も理解できるので、後悔しないペット保険選びができます。

ペット保険への加入を検討されている方はぜひご活用ください。

【猫が後ろ足で蹴る「猫のけりけり」!その理由や対処方法を解説】まとめ

今回、ペット保険比較アドバイザーでは

・猫が後ろ足で蹴る理由
・猫が後ろ足で蹴るときの対処法
・猫の後ろ足で蹴られたときに注意すべき病気
について解説してきました。

猫の「けりけり」はかわいらしい一方で、手や足に思いっきりされると痛みを伴うこともあります。

けりけりの原因を理解して飼い主さんが適切に対処しましょう。

猫ちゃんが夢中になって遊べるけりぐるみなどを与えると効果的です。

猫の本能や行動の意図を知り、愛猫とよりよい関係を築いていきましょう。

ペット保険比較アドバイザーではペット保険に関する記事も掲載しておりますので、ぜひご活用ください。

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