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ペット保険は使うと高くなる?保険料が高くなるパターンや対策を解説

2024年9月19日

ペット保険基礎知識

 
ペット保険は使うと高くなる?保険料が高くなるパターンや対策を解説サムネイル
ペット保険は、商品によっては使うと高くなることがあります。
保険料がどのようなケースで高くなるのかを把握しておき、できるだけ保険料が高くならないように対策を取りましょう。

この記事では

・ペット保険の保険料が高くなるパターン
・割増引制度のあるペット保険もある
・ペット保険の保険料が高くならないための対策
について解説します。
最後までお読みいただければ、「ペット保険の保険料が高くなるパターン」「ペット保険の保険料が高くならないための対策」がわかるようになっていますので、ぜひ参考にしてください。

ペット保険を使うと高くなる?

基本的にペット保険は、保険を使っても保険料は変わらないことがほとんどです。

ただし、一部のペット保険では保険金が支払われた回数によって、契約更新後に保険料が高くなることもあるので注意が必要です。

逆に保険金の支払いがなければ、保険料が割引になることもあります。

保険金の支払いによって保険料の変動があるかどうかは、保険の商品によって異なるので加入前に確認しましょう。

ペット保険の保険料が高くなるパターン

ペット保険の保険料が高くなるケースは、年齢による値上がりが主となります。

年齢による値上がりは2パターンあるので、それぞれ解説します。

ペットの年齢が上がった

多くのペット保険は、ペットの年齢が上がると同時に保険料も上がるように設定されています。

これはペットも人間と同じように、年をとるほど病気のリスクが高くなり、病院に行く頻度が増え、治療費も高くなる傾向があるためです。

保険料の上昇の仕方や値上がりの幅は、保険会社によって異なります。

上昇の仕方で1番多いのは、年齢が1歳ずつ上がるごとに保険料も毎年上がるパターンです。

ペットが一定の年齢に達した

保険料が毎年上がるわけではなく、年齢が3歳ごと、5歳ごとなど、一定の年齢に達すると保険料が上昇するパターンもあります。

年齢の設定は、各保険会社によって異なります。

また、ほとんどのペット保険では、ペットの年齢が犬は10〜12歳、猫は9歳前後など、ある程度の年齢に達するとそれ以降は保険料が一律となります。

割増引制度のあるペット保険もある

ペット保険には、保険を利用した回数などによって、契約更新後の保険料が変動する割増引制度を設けているものもあります。

アニコム損保「どうぶつ健保ふぁみりぃ」

アニコム損保の「どうぶつ健保ふぁみりぃ」は、健康割増引制度を導入している保険商品です。

「どうぶつ健保ふぁみりぃ」は、犬猫の他に、鳥、うさぎ、フェレットが加入できます。

窓口精算ができるのが特徴で、アニコムの対応病院であれば、窓口で保険証を出して自己負担分のみを支払うだけで、面倒な保険金の申請手続きは不要です。

対応病院は全国に約6,900件あります。

補償内容は、通院・入院・手術にかかった費用を補償するフルカバー型で、補償割合は70%か50%かで選べます。

通院・入院・手術それぞれの1日(1回)あたりの限度額・限度日数は以下の表のようになります。

70%プラン 50%プラン
通院(1日あたりの限度額・限度日数) 14,000円まで

年間20日まで

10,000円まで

年間20日まで

入院(1日あたりの限度額・限度日数) 14,000円まで

年間20日まで

10,000円まで

年間20日まで

手術(1回あたりの限度額・限度日数) 140,000円まで

年間2回

100,000円まで

年間2回

保険料は動物の種類、品種、年齢、補償割合によって異なります。

【チワワの保険料(月払)】

70%プラン 50%プラン
1歳 3,110円 2,340円
5歳 4,340円 3,200円
10歳 7,300円 5,210円
15歳 7,560円 5,400円
20歳 7,580円 5,420円

続いて割増引率は以下のとおりです。

【割増引率】

通院・入院日数/手術回数 0回 1〜5回 6〜19回 20〜39回 40回以上
割増引率 10%割引 5%割引 割増引なし 20%割増 50%割増

回数の数え方は、通院1日、入院1日、手術1回ごとにそれぞれ1回としてカウントします。

もし2泊3日の入院で1回手術を行った場合は、4回のカウントとなります。

同じ日に2回通院した場合は、1回のカウントです。

保険の利用回数が5回以下であれば翌年に割引されますが、20回以上利用すると割増になるので注意が必要です。

 

アニコム損保「どうぶつ健保ふぁみりぃ・ぷち・しにあ」(生後0日以上~どうぶつ健保ふぁみりぃ7歳11ヶ月まで:どうぶつ健保しにあ8歳~)
2年目以降のご契約継続について
弊社の商品の保険期間は1年間ですが、ご契約には「継続契約特約」を適用して引受をさせていただいておりますので、解約等のお申し出がない限り満期後は、原則ご契約は自動的に継続となり、終身ご継続いただけます。
※ご注意
・ご契約者または弊社より別段の意思表示があった場合には、ご契約は継続となりません。
・自動的にご契約が継続とならない場合や、商品改定により保険料、補償内容などが変更となる場合があります。
※補償内容や保険料について必ず重要事項説明書保険約款もご確認ください

ペット保険の保険料が高くならないための対策

ペットの治療費を軽減するためのペット保険なのに、保険料が高くて家計の負担になっていたら本末転倒ですよね。

ここからは、ペット保険の保険料が高くならないための対策について解説するので参考にしてください。

ペット保険を選び見直す

年齢による値上がりなどによって保険料が負担となっているようなら、早めにペット保険を見直すようにしましょう。

ただし、ペットが高齢になっていたり病気に罹っている場合、保険商品によっては新規で加入ができない可能性もあるので注意してください。

多くのペット保険は新規加入できる年齢に上限が設けられていて、特に8歳を過ぎると新規で入れる保険は少なくなります。

また、ペット保険は基本的に健康体であることを加入の条件としているため、すでに病気になっている場合は加入を断られるか条件付きでの加入となります。

加入できない疾患は保険会社によって異なり、現在は治っていたとしても病歴によっては加入できないケースもあります。

【加入を断られる可能性のある疾患例】

・悪性腫瘍
・慢性腎不全
・糖尿病
・肝不全
・甲状腺疾患 等

条件付きでの加入の場合は、罹患している病気が補償対象外となります。

このように、ペットが高齢になってからだと加入できる保険が限られたり、病歴により加入できないケースもあるので、なるべく早めに保険の見直しをすることが重要です。

健康管理を徹底する

そもそもペットの健康管理を徹底し、健康に過ごしていられれば動物病院の治療費はかかりません。

ペットの健康は、飼育環境によってもある程度左右されます。

ペットの健康のために飼い主さんができることは、以下のことがあげられます。

・肥満にさせない
・病気や事故を予防する
・定期検診を受ける

肥満にさせない

まずは、適度な運動と栄養バランスのとれた適切な食事を与えて肥満になるのを防ぎましょう。

肥満は足腰に負担がかかる上、あらゆる病気を引き起こす原因となります。

病気や事故を予防する

異物誤飲や骨折などの事故は、飼い主さんが注意してあげることで防げるケースも多いです。

狂犬病ワクチンや混合ワクチンは感染症を予防し、フィラリアやノミ・ダニの感染も薬で予防が可能です。

避妊・去勢手術をすることによって、メスは乳腺腫瘍や子宮蓄膿症、オスは精巣腫瘍や前立腺肥大などの病気の予防ができます。

定期検診を受ける

定期的な健康診断を受けることで、病気の早期発見・早期治療につながります。

成犬・成猫では1年に1回、シニア期に入ったら年に2回は定期検診を受けるようにしましょう。

これらのように、ペットの健康を守るために飼い主さんができることはたくさんあります。

ペットが健康で動物病院にかかる頻度が少なければ、ペット保険の補償割合を下げて保険料を抑えることを検討するのもいいでしょう。

また、補償範囲を絞ることでも保険料を抑えることが可能です。

ペット保険には、通院・入院・手術の対象となる治療費を補償する「フルカバー型」と入院・手術のみの「特化型」の2種類あり、特化型の方が保険料が安く設定されています。

ただし特化型の場合、通院でかかった治療費は全て飼い主さんの自己負担となるため、慎重に決めましょう。

計画的にペット保険を利用する

保険料を抑えるために、補償範囲を絞ったり補償割合の低いプランにする場合は、保険と同時にペットのための貯金をしておくことをおすすめします。

ペット保険は掛け捨てなので、ペットが健康で医療費がかからなくても支払った保険料が戻ってくることはありません。

貯蓄があればいざという時の医療費として使え、もし使うことがなければ自分の手元に残るので自由に使えます。

そうすると「ペット保険に入らず貯蓄だけでいいのでは?」という考えも出てくるかもしれません。

しかし、ペットには公的な健康保険制度がなく、動物病院は自由診療であるため、治療費が思いもよらず高額になるケースも多いです。

長期の治療が必要になり、貯金ではまかなえなくなることもあるかもしれません。

どんなにペットの健康に気をつけていても、病気やケガをしてしまうことはあります。

突然の事故や急病で、まとまった金額が必要になった時に、ペット保険は経済的負担と医療費への不安を減らしてくれます。

また、ペット保険に加入していることでより気軽に動物病院を受診でき、ペットに十分な治療を受けさせてあげられます。

万が一の時に、どこまで自分自身の家計や蓄えで備えられるかを考えて、ペット保険を検討しましょう。

ペットと飼い主さん両者にとって、納得のいく治療を選べるよう計画的に備えておくことが大切です。

よくある質問

ペットの年齢が分からない時はどうすればいいですか?

ペット保険の保険契約時にペットの年齢を申告しますが、もしペットの年齢が正確に分からない時は、推定年齢でも大丈夫です。推定年齢は、動物病院で獣医師に確認してもらいましょう。誕生日はお迎えした日や記念日など、飼い主さんが決められます。動物病院に届けている生年月日と異なると保険金を受け取れないこともあるので注意してください。

保険料が口座から引き落とされなかったらどうなりますか?

保険料が払込期日までに引き落とされなかった場合、保険会社によっても対応は異なりますが、通常すぐに保険解除になることはありません。保険会社の多くは翌月末までなどに払込猶予期間を設けていて、期日までに保険料の支払いができればそのまま契約は継続されます。なお、払込猶予期間を過ぎても保険料が支払われない場合は、保険契約が解除・失効となります。

ペット保険は必要?

ペットには公的医療保険制度がありません。そのため診療費の自己負担額は100%です。

もしものときに、お金を気にせずペットの治療に専念できるよう健康なうちにペット保険に加入することをおすすめします。

また、病気になった後では加入を断られる可能性があります。

 

ペット保険比較表や記事を活用するのがおすすめ!

ペット保険比較アドバイザーでは、ペットに合った保険の選び方やペットの健康に関するお役立ち記事を公開しております。

記事と合わせて比較表も活用することで、ペットと飼い主様に合った保険を選ぶことができます。

また、保険会社のデメリット等も理解できるので、後悔しないペット保険選びができます。

ペット保険への加入を検討されている方はぜひご活用ください。

【ペット保険は使うと高くなる?保険料が高くなるパターンや対策を解説】まとめ

今回、ペット保険比較アドバイザーでは

・ペット保険の保険料が高くなるパターン
・割増引制度のあるペット保険もある
・ペット保険の保険料が高くならないための対策
について解説してきました。
ペット保険は、高くなりがちなペットの医療費にかかる経済的な負担を軽減してくれます。
保険料や補償内容、条件などは、保険会社やプランによってさまざまです。
まずはペット保険の仕組みや内容を理解し、自分とペットに合った保険選びをするようにしましょう。
ペット保険比較アドバイザーではペット保険に関する記事も掲載しておりますので、ぜひご活用ください。