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ペット保険はエイズキャリア猫でも入れる?治療費用や予防方法も解説

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猫エイズは、様々な症状を引き起こす感染症です。
そのため、エイズを患っていても入れるペット保険をお探しの飼い主さんも沢山いるのではないでしょうか?

この記事では、

  • 猫エイズとはどんな病気?
  • 猫エイズの治療法や治療費
  • 猫エイズでも加入できるペット保険

についてペット保険のプロが解説します。
ぜひ参考にしてください。

目次

猫エイズ(FIV)とはどんな病気?症状は?

猫エイズとは、猫免疫不全ウイルス(FIV)というウイルスにより免疫不全になる感染症です。
正式には「猫免疫不全ウイルス感染症」「猫後天性免疫不全症候群」と呼ばれます。

猫に感染した猫免疫不全ウィルスはゆっくりと進行し、徐々に免疫機能を抑制しさまざまな症状を引き起こします。

一度このウイルスが体内に侵入すると完全には排除できず、生涯ウイルス保有個体(キャリア)として生活していかなければいけません。

症状がみられなくても他の猫に移る可能性がある他、徐々に症状が見え始めるケースも多いため、多頭飼いの場合には特に注意が必要です。

通称で「エイズ」と呼ばれていますが、猫エイズウィルスは人に感染しません。
猫以外の動物にはうつらず、猫にのみ感染していく病気です。

一方で、猫エイズにかかっても症状が進行せず末期にならなければ、寿命を全うできるケースがあります。
猫エイズで恐ろしいのはFIV特有の症状が見られるからではなく、FIVの影響で全身に色々な症状が現れることです。

症状の進行スピードや症状により異なるものの、FIVキャリア猫の6年生存率は65%とされています。
そのため猫エイズにかかってしまったと落ち込まず、上手な病気との付き合い方を見つけましょう。

猫エイズの症状

猫エイズの症状は、ステージごとで異なります。
猫エイズでは症状ごとに5つのステージに分類されます。

猫エイズは決まった症状を発症するのではなく、さまざまな症状を併発するのが特徴です。
猫エイズにおけるそれぞれのステージでの症状を解説していきましょう

STEP
急性期

猫エイズに感染してから数週間~数ヶ月を「急性期」といいます。
急性期で見られる症状には次のようなものがあげられます。

・発熱
・下痢
・元気・食欲がなくなる
・口内炎・歯肉炎
・リンパの腫れ
・結膜炎
・皮膚炎 など

症状の程度には個体差がありますが、このステージを超えると症状がなくなり、FIVを保有していない猫と何ら変わらない様子となります。

STEP
無症候性キャリア期

急性期の症状が落ちつくと、「無症状キャリア期」ステージになります。
その名の通り、症状が現れないのが特徴です。

見た目はウィルスを持たない猫と変わりはありませんが、免疫機能を持つリンパ球はゆっくりと減少しています。
無症状キャリア期期間は数年〜10年以上続くと言われており、中には無症状のまま健康な猫と変わらない状態で寿命を迎える猫もいます。

STEP
持続性全身性リンパ節症期

全身のリンパ節が腫れてしまうステージです。

猫には、下顎の周辺や四肢の付け根、膝の裏などに比較的確認しやすいリンパ節がありますが、それ以外には外見的に異常が見られないケースが多くあります。
そのため、持続性全身性リンパ節症期に入ったかどうか判断するのは困難です。

しかし、体内ではゆっくりと体の免疫機能が低下しています。
このステージは数ヶ月〜1年程度続きます。

STEP
エイズ関連症候群期

このステージからは、さまざまな症状が見られるようになります。

・口内炎
・風邪症状(鼻水、くしゃみ、咳)
・慢性的な下痢
・皮膚病

特に口内炎は、よく見られる症状です。
口の中に痛みが生じるため食欲がなくなります。

加えて、

・よだれの量が増える
・口臭がきつくなる
・毛づくろいの回数が減り、毛並みが悪くなる

などが現れて、飼い主さんは異常に気付くでしょう。
免疫機能が低下し体調を崩しやすい状態で徐々に体力がなくなっていき、本格的なエイズ期に移行します。
エイズ関連症候群期は1年程度続きます。

STEP
エイズ期

エイズ期は「後天性免疫不全症候群期」ともいい、猫エイズ末期の時期です。
症状には下記のようなものがあげられます。

・体重減少
・食欲低下
・貧血
・悪性腫瘍の発生

からだの防御機能が低下することによってさまざまな感染症に罹りやすくなる「日和見感染」がみられ、空気中に存在する常在菌に対しても抵抗力を発揮できなくなります。

そのため、皮膚の感染症や下痢、嘔吐などが現れる場合があります。
エイズ期に入った猫は、数ヶ月で死に至ると言われています。

猫エイズの原因

猫エイズに感染する原因は、FIVにかかっている猫との接触です。

FIVウイルスは空気感染はせず、唾液や血液中などに存在します。
そのため、ウイルスを保有している猫とのけんかによる噛み傷などから感染するとされています。

ほかにもFIVを保持している母猫が出産すると、子猫にも感染する場合があります(=母子感染)。

野良猫の多くがFIVウィルスを保有しており、 屋内と屋外を行き来する猫では感染率が30%と高確率です。
室内飼いの猫よりも20倍以上の感染リスクがあると言われているため、野良猫との接触はできるだけさせないようにしましょう。

また、多頭飼いの場合にも注意が必要です。

数回食器を共有しただけなら感染するリスクは低いものの、長期間になるとうつる可能性が上がります。
そのため、食事用と水用の食器は別々で用意する方がいいでしょう。

ちなみに、猫エイズウィルスは他のウィルスと比べても感染力が弱いため、ほかの猫にうつる可能性が低いとされています。
よっぽど激しい喧嘩をしない限り、FIVを保有していても多頭飼いは可能です。

ウィルスがほかの猫に広がらないよう

  • 食器の共有は避ける
  • ワクチンを毎年受ける
  • 完全室内飼いを徹底する

などで、猫の複数飼育を行いましょう。

猫エイズの治療法・治療費は?

猫エイズはこれといった治療方法がなく、完治が難しい病気です。
基本的に治療は、見られる症状に対する対症療法となります。

例えば口内炎を発症して腫れや痛みがあるようなら、抗炎症薬の「ステロイド」が処方されます。
ほかにも、

  • 免疫低下の感染症(日和見感染症)に対する抗菌薬や抗真菌薬の投与
  • 貧血に対する増血剤

などの治療が多くみられます。

また、FIV陽性の猫ではリンパ腫の発生リスクが高くなることが知られており、とくにエイズ関連症候群やエイズ期には悪性腫瘍の発生リスクが大幅に上がります。

悪性腫瘍が発症した場合には「外科的治療」や「抗がん剤」など、症状によって治療は多岐にわたります。
抗ウイルス作用のあるインターフェロンを用いた治療が取り入れられることもありますが、症状が進行して免疫力の低下が始まってしまうとインターフェロン治療は選択できないので注意が必要です。

猫エイズの治療費

猫エイズの治療費の目安は下記の通りです。

  • ステロイド注射…1回あたり1,500~4,000円程度
  • インターフェロン…1本につき1,000円~5,000円

症状や状態により、獣医師によって投与本数が決められます。
また、悪性腫瘍が見られれば外科手術抗がん剤治療などが行われます。
抗がん剤は高価なうえ治療は長期にわたって行われるため、治療費は高額になると考えられます。

エイズキャリアの猫でも入れるペット保険は?

猫エイズキャリアの猫でも加入できるペット保険は、今のところありません。
多くのペット保険では、既に罹っている場合、加入条件に引っかかります。

一方、一部ペット保険ではエイズを補償対象外とする特約付きでの加入ができる可能性がある商品も存在します

既往症を始めとした特定のケガ・病気を保険金のお支払いの対象外とする特定傷病不担保特約をつける条件で加入できる場合もあるため、引受不可の条件に「猫エイズ(FIV)」がない商品は、加入できる可能性が高いと言えるでしょう。

ただし、前提として猫エイズに関連する症状の補償は受けられない可能性が高い点は理解しておくと安心です。

加入前に発症している場合は厳しい

多くのペット保険では、加入前に猫エイズを発症している場合新規加入を断っています。

猫エイズにかかってしまうと選択肢が極端に減るのは、猫エイズがほかの病気にかかりやすくなることが理由の一つだと考えられます。
猫エイズには特定の症状がなく、ほかの病気を発病することで徐々に体力を奪い、死に追いやります。

例えば、猫エイズのキャリア猫が下痢や歯周病にかかってしまったら、FIVウィルスが関係しているかどうかの判断が難しいでしょう。

さらに、猫エイズは完治が難しい病気です。
定期的に動物病院に連れて行き、治療回数が増えていきます。
そのため、多くのペット保険は猫エイズキャリアの引き受けを断るのでしょう。

このことから、愛猫が猫エイズに感染しないよう予防が重要なのが分かります。

加入後に発症した場合は条件付きの更新となる場合がある

ペット保険加入後に猫エイズを発症した場合には、条件付きの更新となる場合があるため気を付けましょう。

ペットの健康状態その他が会社の定める基準に適合しない場合において当社からご契約を更新しない旨の案内を通知した場合や、更新の際に特定の病気を補償しない特別条件特則が付加される場合など、ご契約を更新いただけない場合や自動的に更新されない場合がありますので、保険契約満了日の2か月前までに当社からお送りするご案内書類を必ずご確認ください。
参照元:SBIいきいき少短のペット保険「ご契約のしおり・約款

条件としては、

  • 特定の疾病を補償対象外(不担保)とする「特定疾病不担保」
  • 特定の部位を補償対象外(不担保)とする「特定部位不担保」

などがあります。

また条件付きでの更新(継続)となりやすいのは、猫エイズを含めて保険金の請求が多い場合や、アトピー性皮膚炎、糖尿病などの慢性疾患を患った場合などです。

保険会社によっては、かかった病気によって契約が更新できないケースがあります。
ペット保険により異なるため、特定の病気にかかった場合の保険会社のルールを確認しておきましょう。

猫エイズの予防法

猫エイズの予防法は主に2つあげられます。

  • ワクチン接種
  • 完全室内飼い

猫エイズの予防のためにも、ワクチン接種を行いましょう。
ただし、ワクチンは感染リスクを減らせてもゼロにはできません。
完全に予防できるわけではないので、できるだけキャリア猫との接触は避けましょう。

また、猫エイズは屋外で生活する猫の保有率が高い病気です。
そのため、完全室内飼育だと感染リスクが減ります。

猫エイズの原因であるFIVウィルスの感染は、ほとんどがキャリア猫との激しいケンカによるものです。
室内で飼育して屋外には出さず、猫同士でケンカをするような状況を作らないようにしましょう。

飼っている猫がウィルスに感染しているときの対処法

保護猫を飼育し始めたケースでは、すでに猫エイズウィルスに感染している場合があります。
しかし猫エイズにかかっていても、症状が進行しなければ天寿を全うできます

FIVウィルスキャリア猫の飼育ポイントは下記の通りです。

  • ストレスをかけない
  • 清潔な環境を心がける
  • 多頭飼育の場合、食器やトイレの共有はさける

ストレスは免疫力を弱めてしまいます。
度重なる環境の変化や騒音などに注意し、愛猫が気持ちを楽にしてくつろげるような生活環境に整えてあげましょう。

また、不潔な環境では猫の免疫反応が促進され、FIVウイルスの増殖を活性化させてしまいます。
とくにトイレはこまめに掃除しておきましょう。

さらにFIVウィルスは唾液や排せつ物も感染経路となるため、食器やトイレは別々で準備すると感染を予防できると考えられます。

猫エイズは無症状キャリア期から症状が出なければ、健康な猫と同じような生活が送れます。
猫エイズを進行させないようストレスがない清潔な環境で、FIVウィルスキャリア猫でも寿命を迎えるくらい長生きさせましょう。

よくある質問

猫エイズキャリアの猫でも加入できるペット保険はどれですか?

猫エイズキャリアの猫でも加入できるペット保険は、今のところありません。
多くのペット保険では、既に罹っている場合、加入条件に引っかかります。
一方、一部ペット保険ではエイズを補償対象外とする特約付きでの加入ができる可能性がある商品も存在します。

猫エイズキャリアの場合、保険に入ってもエイズの治療費は補償されるのですか?

猫エイズキャリアの場合、保険に入ってもエイズの治療は補償されないと考えられます。
多くペット保険では、猫エイズの罹患歴があると加入ができません。
加入できても猫エイズの治療は補償対象外とする「条件」が付けられるでしょう。
ただしペット保険に加入しておけば、猫エイズは補償対象外になるものの、それ以外の治療の補償は受けられます。
ケガや尿路結石などにかかる可能性があるため、ペット保険に加入しておくことは大切です。

ペット保険は必要?

ペットには公的医療保険制度がありません。
そのため診療費の自己負担額は100%です。

もしものときにお金を気にせずペットの治療に専念できるよう、ペット保険に加入することをおすすめします。
また、病気になった後では加入を断られる可能性があります。
ペットが元気なうちに加入を検討しましょう。

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まとめ

今回、ペット保険比較アドバイザーでは

  • 猫エイズとは
  • 猫エイズの治療法や治療費
  • 猫エイズでも加入できるペット保険

について解説してきました。
猫エイズは治療法がないウィルス疾患です。
発症すると体力が奪われて、みるみるうちに弱っていきます。
一方で「無症状キャリア期」から進行しなければ、寿命まで生きるのも夢ではありません。
ストレスをかけない清潔な環境で、エイズキャリア猫を長生きさせましょう。
ペット保険比較アドバイザーではペット保険に関する記事も掲載しておりますので、ぜひご活用ください。


ペット保険比較アドバイザーでは、ペット保険に関する記事も掲載しております。
併せて比較表も活用することで、ペットと飼い主様に合った保険を選ぶことができます。
ぜひご活用ください!

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