ハムスターの種類とは?品種による特徴や性格についても解説!

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ハムスターといっても、ハムスターにはさまざまな種類がいるということをご存知でしょうか。
世界中に全部で25種類ほどのハムスターがいて、そのうち日本でよく飼育されている種類は6種類ほどです。
また、ハムスターは種類によっても特徴や性格がさまざまです。

この記事では

・ハムスターの特徴
・ハムスターの種類と性格
・ハムスターを飼うのに必要なもの
について解説します。
最後までお読みいただければ、「ハムスターの種類と性格」「ハムスターを飼うのに必要なもの」がわかるようになっていますので、ぜひ参考にしてください。
目次

「ハムスター」とは

ハムスターは、乾燥地帯に住むネズミの仲間で、キヌゲネズミ科に属するげっ歯類です。

草食に近い雑食性で、野生では植物の葉や実、種、または昆虫などを食べています。

夜行性なため、エサを探すために一晩で10〜20kmもの長い距離を移動しながら生活しています。

肩まで広がる大きな「頬袋」を持っていて、巣の外で見つけた食べ物を頬袋に入れて持ち帰ったりします。

ハムスターの特徴は?

基本的にハムスターは、臆病で警戒心が強い動物です。

急に触れたり掴んだりすることは避けて、餌やりなどの時間を通して、ゆっくりと時間をかけて触れ合うようにしましょう。

ハムスターは初心者でも飼いやすい?

ハムスターは、以下のような理由から、初心者でも比較的飼いやすい動物といわれています。

・飼育コストが比較的かからない
・しつけや散歩がいらない
・近隣に迷惑がかからない

飼育コストが比較的かからない

まず第一に、ハムスターの飼育コストは低いことが飼いやすい理由に挙げられます。

餌代や床材など揃えるものはありますが、他の動物と比べて安い傾向にあります。

また、犬用のケージやキャットタワーなどと比べて、ハムスター用のケージは小さくて場所をとりません。

しつけや散歩がいらない

ハムスターには、基本的にしつけや散歩は必要ありません。

とくに犬の場合は、「マテ」や「フセ」などのコマンドに従うようにしつけないと、周囲に迷惑がかかったり事故につながることがあります。

しかし、ハムスターは特にしつけをしていなくても、周囲への迷惑や事故のリスクはほとんどありません。

トイレも砂場を用意しておけば自然と覚えてくれます。

近隣に迷惑がかからない

ハムスターはほとんど鳴くことがないので、騒音で近隣に迷惑をかけることはないでしょう。

体臭もなく、糞も乾燥すれば臭わないので、臭いで周りに迷惑をかけることもありません。

トイレは砂場を利用し、こまめに掃除をしていれば尿の臭いもほとんど気にならないはずです。

ただし、食べ残したエサを放置しておくと異臭が発生するので、食べ残したものはこまめに片付けるようにしましょう。

ハムスターの種類と性格

日本で飼育されている代表的なハムスターは、主に以下の6種類になります。

・ゴールデンハムスター
・キンクマハムスター
・ジャンガリアンハムスター
・チャイニーズハムスター
・ロボロフスキーハムスター
・キャンベルハムスター

同じハムスターでも種類によって大きさや性格が異なります。

ここからハムスターの性格について種類別で紹介するので、自分の好みの種類を見つけてみましょう。

ゴールデンハムスター

体長:オス約18cm、メス約19cm

体重:オス約85〜130g、メス95〜150g

寿命:2〜3年

原産地:シリア、レバノン、イスラエル

性格

ゴールデンハムスターは、ハムスターの中でも1番人気のハムスターでメジャーな種類といえます。

体長はペット用ハムスターとして大きいですが、穏やかで人懐っこく初心者でも飼いやすいです。

頭もよく、飼い主さんの声やにおいも覚えてくれることも多い傾向があります。

ただし、縄張り意識が強く、多頭飼いには向いていないので注意しましょう。

キンクマハムスター

体長:オス約18.2cm、メス約19.2cm

体重:オス85〜130g、メス約95〜150g

寿命:2年半〜3年

原産地:人工改良種のため、基本的に野生では存在しない

性格

キンクマハムスターは、ゴールデンハムスターを品種改良して生まれたアプリコットカラーの美しい被毛を持つ品種です。

そのため、野生には存在せず愛玩用としてのみ存在します。

基本的な性格は、ゴールデンハムスターと同じく温厚で人懐っこいです。

ずんぐりとした大きな見た目と、おっとりとした優しい性格が魅力で、飼育もしやすいためとても人気があります。

ゴールデンハムスターは体が大きいハムスターとして紹介しましたが、キンクマハムスターはさらに体がひと回りほど大きくなります。

キンクマハムスターも縄張り意識が強いので単独飼育がおすすめです。

ジャンガリアンハムスター

体長:オス7〜12cm、メス6〜11cm

体重:オス35〜45g、メス30〜40g

寿命:約2年

原産地:カザフスタン、シベリア、中国北西部

性格

小型のハムスターで、臆病なところがあるため、大きな音などで驚かせないように気を付けてください。

性格は、温厚で大人しく人になつきやすいため、初心者でも飼いやすい品種です。

はじめのうちは警戒することもありますが、優しく声を掛けながら手からおやつをあげたりするなど、少しずつスキンシップを取っていくといいでしょう。

なれてくれば手乗りになる子も多いのも特徴です。

ただし、縄張り意識は強く、特にオス同士の多頭飼いは、喧嘩に発展することも多いので注意しましょう。

チャイニーズハムスター

体長:オス約10.5cm〜11.5cm、メス約9〜10.5cm

体重:オス35〜41g、メス28〜34g

寿命:約2年

原産地:中国北西部、内モンゴル自治区周辺

性格

チャイニーズハムスターは、他の品種と比べて胴が細長く、長い尻尾を持っているのが特徴です。

性格は、大人しく賢いので人にも興味を示してなついてきます。

ただし、頭が良い分、無理に掴んだり怖がらせるようなことをすると、すぐに学習して心を閉ざしてしまいます。

また、運動神経に優れていて木登りが得意なため、ケージはきちんとフタをして脱走させないように注意しましょう。

ロボロフスキーハムスター

体長:オス約7cm、メス6〜6.5cm

体重:オス15〜40g、メス15〜40g

寿命:約2年

原産地:ロシア

性格

ロボロフスキーハムスターは、ハムスターの中で最も小さな品種です。

とても臆病で神経質な個体が多く、ストレスにも弱い傾向があるので、ストレスを与えないような環境づくりを心がけましょう。

すばしっこく動き回るため、手乗りにしたり触れ合って楽しむより、可愛い姿を見て楽しみたい方におすすめです。

掃除などでケージから外に出す際は、脱走に十分注意してください。

ハムスターの中では珍しく、多頭飼育も比較的できる品種です。

キャンベルハムスター

体長:オス7〜12cm、メス7〜12cm

体重:オス30〜40g、メス30〜40g

寿命:2〜2年半

原産国:ロシア、モンゴル、中国

性格

外見はジャンガリアンハムスターとよく似ていて、野生に生息している原種のハムスター、ドワーフハムスターの一種です。

非常に臆病で、警戒心が強く気性が荒い一面があります。

そのため、最も野性味の強いハムスターともいわれています。

気は強いですが、小さいうちから馴らしていけば大人しくなる個体もいます。

まずは手からエサを与えるなど、軽いスキンシップから始めていきましょう。

いきなり触ったり掴んだりすると、びっくりして噛んだり暴れたりすることがあります。

持つ時は、必ず声を掛けてから両手で下から包み込むように優しく持つようにしましょう。

ハムスターを飼う前に必要なアイテムを準備しよう

ハムスターをお迎えする前の準備として、前もって最低限必要なアイテムを揃えておくことが大切です。

ここからは、ハムスターを飼う前に必要なアイテムについて解説します。

ケージ

ケージは、ハムスターの体格に合ったもので十分な運動ができる広さのケージを選びましょう。

ケージの種類には、金網タイプやプラスチックタイプ、水槽タイプなどがあります。

金網タイプは、通気性がよく熱や湿気、臭いがこもりにくく、掃除がしやすいこともメリットです。

ただし、金網をかじり続けて不正咬合になったり、よじ登ってケガをする恐れがあり注意が必要です。

プラスチックタイプは保温性が高く、寒さに苦手なハムスターが冬の寒い時期を暖かく過ごせるでしょう。

気温・湿度が高く熱がこもりやすい春夏は金網タイプ、気温が下がって乾燥しやすい秋冬は温かくなるプラスチックタイプなど、季節や気温によって使い分けるのもおすすめです。

食器・水入れ

食器は、ハムスターが噛んでも壊れない陶器製の食器を選ぶといいでしょう。

軽すぎるものだとひっくり返してしまうので、適度に重さが必要です。

水入れはケージに固定ができる給水ボトルがおすすめです。

受け皿だと、水の中で溺れてしまったり、ひっくり返した時に身体が濡れて体調を崩してしまう恐れがあります。

ハムスターの体格やケージの形状に合ったものを選ぶようにしましょう。

回し車

本来、ハムスターの活動範囲はかなり広く、ケージの中の生活だけでは運動不足になってしまいます。

ハムスターの運動不足防止やストレス発散のために、回し車を準備するのは必須です。

回し車はハムスターの爪を削り、ちょうどよい長さに保つ効果も期待できます。

選ぶ時は、ハムスターの体格に合ったサイズを選ぶことが重要です。

また、ハムスターは夜行性なので、回し車を使う時間帯は夜間がほとんどです。

回し車は「カラカラ」と音がしますが、静かなタイプもあるので、音が気になる場合は「静音タイプ」と書かれたものを選ぶといいでしょう。

トイレ

ハムスターは決まった場所で排泄を行う習性があるので、ケージの中の決めた場所にトイレを設置します。

トイレは、ハムスターがトイレの中で無理なく体勢を変えられるサイズを選んでください。

ハムスターの体長よりひとまわりほど大きいサイズがおすすめです。

ただし、大きすぎるとトイレを巣箱と勘違いしてしまい、トイレで寝たり遊んだりする姿が見られることもあります。

逆に小さすぎると、狭くて入りづらく、トイレを嫌がってしまうこともあるので注意しましょう。

また、トイレ砂や排泄物が飛び散らないような屋根付きタイプのものもあります。

高さや屋根があるタイプのトイレは、ハムスターが身を隠せる安心感があり、落ち着いて排泄できることもポイントです。

床材

ハムスターは、土に潜って寝る習性があるため、ケージでも潜って巣作りができるよう、床材を敷き詰めてあげます。

床材は、寒さを軽減する保温材となったり、落下の衝撃を和らげるクッション材としても役立ちます。

材質にはウッドチップやペーパーチップなどがあり、ウッドチップは安価で手にはしやすいですが、アレルギーを起こしやすいといわれています。

その点、ウッドチップよりも少し高価になりますが、ペーパーチップの方が安心でおすすめです。

ハムスターを飼うならペット保険への加入がおすすめ

ハムスターには、人間のように公的な健康保険制度はなく、動物病院でかかった診療費はすべて飼い主さんの自己負担です。

ハムスターの体はとても小さく、手術などの複雑な処置を行った場合の費用は特に高額になりがちです。

犬や猫と比べると数が少ないですが、ハムスターが加入できる保険も存在します。

ハムスターには、かかりやすい病気やケガがいくつかあり重症化することも多いので、万が一の場合に備えてペット保険に加入しておくと安心です。

一般的にペット保険は、新規加入ができる年齢上限を設けています。

そのため、ハムスターをお迎えすると決めた時点でペット保険の加入も検討するようにしましょう。

よくある質問

ハムスターの値段はどれくらいですか?

ハムスターの種類によっても価格は異なりますが、ペットショップでの平均相場は1,000円〜3,000円程度です。その他、ケージや食器、トイレなどの飼育用品を含めて初期費用は1万円前後になります。

ハムスターにお風呂は必要ですか?

ハムスターにお風呂は必要ありません。ハムスターはもともと乾燥地域で暮らしていたため、水に濡れると乾きにくい毛質です。毛が乾かずに体が冷えてしまうと、体温が低下して体調を崩してしまう可能性があり危険です。その代わり、ハムスターは「砂浴び」がお風呂の代わりです。ケージ内に砂浴び場を設置しておくと自ら砂浴びをするようになります。

ペット保険は必要?

 

ペットには公的医療保険制度がありません。そのため診療費の自己負担額は100%です。

もしものときに、お金を気にせずペットの治療に専念できるよう健康なうちにペット保険に加入することをおすすめします。

また、病気になった後では加入を断られる可能性があります。

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【ハムスターの種類とは?品種による特徴や性格について解説!】まとめ

今回、ペット保険比較アドバイザーでは

・ハムスターの特徴
・ハムスターの種類と性格
・ハムスターを飼うのに必要なもの
について解説してきました。
ハムスターは、基本的に警戒心が強く臆病な生き物です。
種類による性格やなつきやすさもありますが、もちろん個体差もあります。
ハムスターの様子を日頃からよく観察して、その個体の性格や特徴に合わせて接するようにしましょう。
ペット保険比較アドバイザーではペット保険に関する記事も掲載しておりますので、ぜひご活用ください。

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