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マルチーズの運動量はどれくらい必要?運動不足になるとどうなる?

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小さくてかわいい、純白な毛色のマルチーズは古くから愛玩犬として親しまれています。

マルチーズをご家庭に迎えたら、毎日の生活に思いを巡らせてみましょう。

「やっぱり散歩に連れて行った方がいいのかしら?」「室内遊びだけでもいいの?」

そんなことが頭に浮かびませんか?

この記事では

  • マルチーズに必要な運動量
  • マルチーズの運動不足が引き起こす弊害
  • マルチーズの運動と健康管理

について解説します。

最後までお読みいただければ「マルチーズに必要な運動量」や「どんな遊びが適しているか」などが分かるようになっていますので、ぜひ参考にしてください。

目次

マルチーズに必要な運動量は?

人懐っこく陽気で、活発な性格のマルチーズですが、体が小さいため多くの運動量は必要としません。

1日2~3回、10~20分の散歩をが目安です。

マルチーズの散歩のポイントは下記の通りです。

  • 長い距離を歩く必要はない
  • 運動メインよりも遊びや気分転換がメイン
  • 雨の日や飼い主さんが体調不良の時などは行かなくてもよい
  • 適切な距離は犬の表情や呼吸の状態から判断

マルチーズの散歩には運動以外の目的もあります。

  • 人や他の犬とのふれあいで社会性を養う
  • 好奇心を満たす(外の臭い・景色・音などの刺激を得られる)
  • 健康の保持増進(肥満防止・心肺機能を高める)
  • 日光浴(適度の日光浴は皮膚病の予防にもなる)

散歩で外を歩くと、室内と異なる感触が足の裏に伝わり、変化のない室内を歩くよりも効果的な運動ができます。

散歩に出かけられない日はおもちゃで一緒に遊んだりゲームをすると、賢く好奇心いっぱいのマルチーズは満足感が得られるでしょう。

【年齢別】マルチーズの運動量の目安

ここでは、マルチーズにとってどれくらいの運動量が適切か解説します。

子犬期の運動量

子犬期も筋肉や骨の成長を促し、ストレスを発散するために適度な運動は必要ですが、「運動」と意識するほどの量は必要ありません。

1回の運動や遊びは短く、そのあとは水分補給をしてケージで十分な休息をとらせましょう。

子犬は自分の体力をコントロールできないので、パンティング(ハアハアという息づかい)をしているようなら運動量が多すぎると判断して切り上げましょう。

また、小型犬の骨格の成長期(1歳になるころまで)には足に負担がかかりすぎないように注意が必要です。

例えばジャンプや飛び降り、砂利道や補償道路などの散歩は避けるようにしましょう。

子犬期の運動・散歩における注意点

・過度の運動はさせない
・散歩中に地面に落ちているものを拾い食いさせない
・リードは必ずつける
・興奮しすぎないように注意
・遊びや運動の主導権は飼い主がとる
・遊ぶときは平たんな場所で(室内は滑りにくい床材を使用)

子犬に散歩が必要なもう一つの理由があります。

犬にとって重要な、社会化に最適な時期を逃さないで散歩に連れ出しましょう。

社会化期とは犬と人が共存するためのスキルを身につける大切な時期」で、この期間をうまく乗り越えると将来的に問題行動を起こしにくくなります。

散歩に出かけて、色々な人や犬としっかりふれあい、その地域の自然環境にも馴染んでおきましょう。

成犬期の運動量

散歩は朝夕の2回、それぞれ10~20分をめどにしましょう。

マルチーズーの場合、たくさん運動しなくてもよいので、散歩は愛犬の好きなペースで構いません。

ただし、外に出たらしつけの意味も含めて主導権は飼い主さんが握りましょう。

散歩で運動量が足りていないなら、室内遊びなどで補うこともできます。

運動や遊びは1回の時間が長いことよりも、回数の多い方を好む傾向にあります。

シニア期の運動量と注意点

高齢になると、動作がゆっくりになったり、寝ていることが多くなり、頑固な一面も出てきます。

足腰が弱っていても、散歩に出ることで心身に刺激を与え気分転換ができます。

様子を見ながら短い時間でも散歩に出かけてみましょう。

近くの公園などで、歩きやすい芝生の上を犬のペースに合わせてゆっくりと歩きストレス解消をさせてあげましょう。

歩きづらくなっている場合は、専用のハーネスを使用すると補助することができます。

マルチーズの特徴と運動の関係

ここでは、マルチーズの特徴と運動に関する注意点を説明します。

マルチーズの特徴

・小型犬であり骨格が華奢
・シングルコートで寒さに弱い
・心臓病になりやすい

関節への負担に注意

散歩の途中も足場の不安定な場所は、抱っこをして足腰への負担がかからないように配慮しましょう。

また、室内には滑りにくい床材を使用し、ソファーなどに飛び乗り、飛び降りのできないような配置の工夫も必要です。

気温に注意

マルチーズはシングルコートなので暑さ・寒さが苦手なので室温や外気温への対処が必要です。

快適に過ごせる温度は20∼25度と言われており、散歩やドッグランに行く際は、時間帯にも気を付けましょう。

定期的な健康診断を

心臓病になりやすい犬種なので定期的に健康診断を受けましょう。

心臓病は聴診で気づくことができ、異常があればエコー検査を行います。

心臓病は治ることはありませんが、早期に発見できれば状態に応じた対策も立てられます。

運動不足が及ぼす影響

マルチーズに限らず、運動不足は心身に大きな影響を及ぼします。

・問題行動の増加
・肥満になり心臓病/糖尿病/関節疾患などのリスクが高まる
・筋力の低下

運動不足はストレスの原因となり問題行動につながる

ストレスは、「攻撃的になる」「破壊行動」「トイレの失敗」など、さまざまな問題行動の原因となります。

普段から犬の様子をしっかり観察するように心がけましょう。

また、ストレスが溜まると免疫力が低下し、体調をくずしやすくなったり、体の一部分を執拗に舐めて皮膚病を引き起こすこともあります。

運動不足は肥満や筋力低下を引き起こす

運動不足が肥満や筋力低下につながるのは人も犬も同じです。

肥満になると、体を動かすことが億劫になったり、関節や骨への負担が大きくなります。

動かないことで、筋肉量も低下して体を支える力が弱くなり、ますます運動量が減るという悪循環に陥ってしまう可能性もあります。

散歩に自由に出られない時のための遊びをいくつか用意しておき、楽しく遊びながら運動させましょう。

マルチーズにおすすめの運動方法

では実際に、マルチーズにはどんな運動方法がおすすめなのかをご紹介します。

マルチーズは、多く運動する必要はありませんが、活発な一面も持っており、思いきり遊ぶことでストレスの解消になります。

飼い主さんとのコミュニケーションをとりながら遊ぶのが大好きです。

マルチーズと遊ぶときの注意点

・ご褒美やおやつを与え過ぎない
・興奮させ過ぎない
・すべりにくい環境で遊ぶ
ながら遊びは絶対にNG

屋外での運動

散歩や遊びは1回の時間を長くするより短時間で回数を増やす方が喜びます。

ワンちゃんのペースで周囲の刺激を受けながら外の空気を満喫しましょう。

遊べるお庭があれば最高!

活発な一面もあるので、お庭で遊ぶのも楽しいでしょう。

危険なものは取り除くか遊ぶスペースをサークル等で仕切って遊びます。

「ボール遊び」「引っ張りっこ」「おやつ探し」など、いずれも室内でもできる遊びですが、外で出て日光を浴びながら土や芝生の臭いをかぎ、リフレッシュできます。

室内での運動

ボール遊び:ボールを転がして持ってこさせる遊びはしつけにも役立ちます。

ちゃんと持って来れたら、しっかり褒めてあげましょう。

引っ張りっこ:これも犬では定番の遊びです。

ロープや長めのぬいぐるみなどを使って、飼い主さんと引っ張りあいをする遊びです。

子犬の頃は特に、この遊びが大好きです。

マルチーズの運動量と健康管理のポイント

マルチーズが健康に毎日を過ごすためには運動と食事が重要です

運動と食事のバランス

まず食事ですが、基本的には年齢に応じた総合栄養食(ドッグフード)がおすすめです。

製品の袋に食事の目安量は記載してありますが、あくまでも目安なので、与える量は活動量や健康状態に合わせて調整しましょう。

目安量を与えていても太る子もいれば足りない子もいるので、ご家庭のワンちゃんに応じた量を調整しましょう。

定期的な健康チェックと運動の重要性

前述のとおり、マルチーズが運動不足になると心身に弊害が生じます。

運動不足に陥らないためには毎日の散歩や遊びは欠かせません。

散歩に出られない時のための遊びをいくつか用意して、ワンちゃんの好きな遊びやおもちゃを知っておきましょう。

加えて、ご家庭にワンちゃんを迎えたら、かかり付け医を決めて、定期的に健康診断を受け、獣医師と連携を取りながら健康管理をしましょう。

健康診断は若い内は必要ないと感じるかもしれませんが、若くて元気な時のデータを蓄積しておくことで、病気になった場合でも、異常に早く気付くことができます。

よくある質問

小型犬も犬種によって必要な運動量は異なりますか?

もともと愛玩犬であるチワワ、シーズー、マルチーズなどの犬種は、運動量が少なめです。

小型犬は1回30分程度の散歩が理想と言われますが、マルチーズの場合、1回10~20分程度が目安です。ゆったりと外の空気を楽しんでいるようならもう少し伸ばしてもよいでしょう。

マルチーズの真っ白な毛並みを維持するのは大変でしょうか?外に連れ出すと汚れも心配です。

確かに外に出ると被毛が汚れるかもしれません。汚したくないならお手入れが簡単なカットスタイルを選び、ブラッシングやシャンプーを丁寧に行いましょう。

また、白い犬は流涙症や涙やけで目の周りの被毛が変色しやすいので、ケアを怠らないようにしましょう。

ペット保険は必要?

ペットには公的医療保険制度がありません。そのため診療費の自己負担額は100%です。

もしものときに、お金を気にせずペットの治療に専念できるよう健康なうちにペット保険に加入することをおすすめします。

また、病気になった後では加入を断られる可能性があります。

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【マルチーズの運動量はどれくらい必要?運動不足になるとどうなる?】まとめ

マルチーズは散歩の手間があまりかからず、人懐っこくて甘えん坊、加えて抜け毛が少ないことから初心者にもおすすめの犬種です。

ただ、フレンドリーな犬にするためにも、ストレス発散のためにも散歩は大切です。

しっかりとコミュニケーションを取りながら、散歩の時間を楽しみましょう。

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