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入ってはいけないペット保険とは?ワースト4や最悪な選び方も解説!

小型犬の手術費用はどれくらい?かかりやすい病気と費用相場を徹底解説!

裏部 隆二
ペット保険アドバイザー 監修者
ペット保険アドバイザーの監修者。
実家は街の商店街でペット用品を販売する生活雑貨店で、たくさんの動物とふれあって育ちました。
損害保険募集人資格、少額短期保険募集人資格を所有。

愛犬が健康に過ごすためには、日常のケアだけでなく、突然の手術や治療に備えることも大切です。
特に小型犬は、異物誤飲骨折など、突然の事故で手術になり高額な治療費が必要になることがあります。
この記事では、

小型犬の手術費用の相場と内訳
年齢ごとに多い病気と手術の傾向
手術費を抑えるための準備と保険の活用法

について解説します。

最後までお読みいただければ、「手術費用の目安」や「年齢ごとに見た手術の傾向」について理解できるようになっていますので、ぜひ最後までお読みください!

目次

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犬にかかる手術費用はどれくらい?

犬に手術が必要になる原因や費用は、年齢、犬種、生活環境によって異なります。

小型犬の場合、骨折や誤飲などの事故が多く、飼い主さんにとっては予期することが難しいケースが多く存在します。

ここでは、よくあるケースと、その目安になる費用を4つ解説します。

1. 異物誤飲: 3~20万円

わんちゃんは元気いっぱいで、特に1歳未満の子犬は好奇心旺盛です。

そのため、興味本位に靴下や小さなボールなどを飲み込んでしまうことがあります。

異物を飲み込んでしまうと、内視鏡で取り出せない場合は開腹手術が必要になり、治療費が高額になります。

ペット保険に加入しておくと、想定外の出費にも対応しやすくなるので安心です。

手術費用目安
内視鏡手術3~5万円
開腹手術15~20万円
異物誤飲による手術費用目安

2. 骨折: 1~30万円

小型犬は骨が華奢なため、ちょっとしたことで骨折することがあります。

例えば、ソファから飛び降りたときや、遊んでいる最中の些細なアクシデントも原因になることがあります。

軽度の骨折の場合はギプスで固定するだけで済みますが、重度の骨折では、プレートを使った固定手術が必要です。

手術費用目安
ギプス固定1~2万円
プレート固定手術15~30万円
骨折による手術費用目安

さらに、実際はここに入院費や通院費が加わり、最終的に総額50万円を超えるケースもあります。

骨折の場合、重症度や治療方法、対応病院によって費用が大きく変わるため、普段から動物病院で相談をするなど、愛犬の『もしも』に備えておくことが大切です。

3. 腫瘍(乳腺腫瘍・皮膚腫瘍)の摘出: 15~30万円

避妊をしていない雌犬の場合、乳腺腫瘍のリスクが非常に高くなります。

さらに、年齢を重ねると皮膚腫瘍も発生しやすくなります。

手術費用目安
乳腺腫瘍摘出15~20万円
皮膚腫瘍摘出10~30万円
腫瘍摘出による手術費用目安

4. 歯周病手術: 20万円~

歯周病は、犬猫がとてもかかりやすい病気で3歳以上の犬のうち80%がかかると言われています。

軽度の場合は手術の必要はありませんが、放置すると歯茎が腫れたり歯がぐらついたりするようになり、最悪の場合は全身麻酔での抜歯手術が必要になることもあります。

このような手術は20万円以上かかることがあるため、歯みがきの習慣をつけて予防することが最終的に飼い主さんの負担を減らします。

手術費用目安
歯周病手術20万円~
歯周病による手術費用目安

小型犬に特に多い手術 

傷病名手術費用目安
避妊去勢2~5万円
歯石除去2~4万円
骨折手術10~30万円
膝蓋骨脱臼15~50万円
腫瘍摘出10~50万円
胃捻転・内臓30~50万円
小型犬に多い手術の費用目安

『手術費』は手術費用だけじゃない!?

犬の手術費用は、「手術」だけではなく、術前検査、麻酔、入院費などのさまざまな要素で構成されています。

ここでは、各診療項目の費用目安を説明します。

STEP
診察費・初診料

手術の前に、獣医師による診察が必要です。

多くの動物病院では、初診料に約5,000円~1万円かかります。

さらに、手術当日に追加の検査が必要になるケースもあるので注意が必要です。

STEP
術前検査

手術前に、わんちゃんの体調や健康状態を確認するための血液検査やレントゲン検査が行われます。

例えば、子犬が骨折してしまった時も、骨の成長状態を確認するためにレントゲンをとります。

費用は、約1万~2万円を目安にすると良いでしょう。

STEP
麻酔

ほとんどの手術で全身麻酔が使われ、約1万円~2万円ほどかかります。

特に、長時間の手術では麻酔の量が増え、必要な費用も上がります。

小型犬は大型犬に比べて体重が軽く、麻酔の量は少なく済む傾向にありますが、それと同時にリスクも高くなります。

STEP
手術

具体的な手術費用は手術の種類によって異なります。

ほとんどのケースでは、約30万~50万円ほどかかりますが、難しいがん手術や腫瘍の摘出手術の場合は50万円以上かかる場合もあります。

STEP
入院費用

1日あたり5,000円~1万円かかることがあります。

平均3.2日かかると言われているため、1日~4日を目安にすると良いでしょう。

小型犬の手術、総額でどれくらいかかる?

手術が必要になると、トータルでどれくらいかかるのでしょうか?

ここでは、小型犬がかかりやすい病気の手術費目安をお伝えします。

膝蓋骨脱臼(パテラ)

膝のお皿が外れ、歩行困難になる病気です。

特にチワワ、トイプードルなどの小型犬がなりやすいため注意が必要です。

診療項目費用目安
診察費5,000円
レントゲン検査1~2万円
全身麻酔1万5,000円
手術費用15~25万円
入院費(2~3日)1万5,000円~3万円
総額約20~30万円
膝蓋骨脱臼(パテラ)の費用目安

異物誤飲(内視鏡手術の場合)

誤飲したものが胃や腸に詰まると、内視鏡や開腹手術が必要です。

1歳未満の子犬が誤飲してしまうケースが多く、ダックスフンドやマルチーズなどでよく見られます。

診療項目費用目安
診察費5,000円
血液検査・レントゲン検査1万5000円
全身麻酔1万5,000円
内視鏡手術5万円
入院費(1日)8,000円
総額約8~10万円
異物誤飲(内視鏡手術の場合)の費用目安

誤飲したものが腸に到達している場合、開腹手術(約15~20万円)が必要になります。

歯周病が原因の抜歯手術

歯周病が進行すると、抜歯手術が必要になります。

特にシニア犬や、口内ケアがうまくできていない犬に多く見られます。

診療項目費用目安
診察費5,000円
レントゲン検査8,000円
麻酔費用1万5,000円
抜歯手術費10~20万円
入院費(1日)5,000円
総額約15~25万円
歯周病による抜歯手術の費用目安

子宮蓄膿症

未避妊の中高齢の雌犬で発生しやすく、治療には卵巣と子宮の摘出が必要です。発見が遅れると、感染が全身に広がり危険です。

診療項目費用目安
診察費6,000円
エコー検査1万円
麻酔費用1万5,000円
手術費用13~20万円
入院費(2日)1万~2万円
総額約20~30万円
子宮蓄膿症の費用目安

慢性病にも注意!

慢性的な病気は、年齢を重ねるとかかるリスクが高くなり、進行すると手術が必要になります。

傷病名費用目安かかりやすい犬種入院期間目安
膝蓋骨脱臼20~30万円ダックスフンド
コーギー
フレンチ・ブルドッグ
1~3週間
慢性腎不全5~10万円/回シーズー
ヨークシャーテリア
数日~1週間
(透析含む)
心臓疾患
(僧帽弁閉鎖不全症)
50万円~キャバリア
トイプードル
チワワ
1~2週間
慢性病の費用目安

慢性的な病気は、入院期間の長さや治療の複雑さによって費用が異なりますが、長期治療も想定すると、高額になることが予想されます。

慢性病にかかる前に、ペット保険の加入を検討すると安心できます。

手術になる前に!費用の対策方法

もしものために、必ず事前に準備と計画を立てておきましょう。

ここでは、費用を抑える方法やペット保険の活用法を4つご紹介します。

1. 複数の病院で見積もりを取る

動物病院によって手術費用が異なるため、2~3カ所で見積もりを取り、比較しましょう。

緊急でない手術の場合、余裕を持って事前に相談することが大切です。

2. ペット保険の活用

ペット保険の多くは、手術費用の70~90%を補償します。

例えば、40万円の手術が必要になっても、70%補償のペット保険に加入していれば自己負担は3割の12万円で済みます。

「お金がないから...」と治療を諦めたり遅らせることなく、必要な治療を迷わず選択できる安心感も得られます。

大切な家族の健康を守るためにも、早い段階で備えておくと良いでしょう。

3. 緊急時の費用対策

緊急時は分割払いやクレジットカードでの支払いを検討しましょう。
自治体によっては助成金制度が利用できることもあるため、事前に確認しておくと安心です。

4. 日常的な予防の徹底

日頃の歯磨き習慣や室内環境の整理で、歯周病や異物誤飲を防ぎましょう。

定期健診での腫瘍や慢性疾患の早期発見も大切です。

ペット保険は必要?

ペットには公的医療保険制度がありません。そのため診療費自己負担額は100%です。

もしものときに、お金を気にせずペットの治療に専念できるよう健康なうちにペット保険に加入することをおすすめします。

また、病気になった後では加入を断られる可能性があります。

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よくある質問

手術費用はペット保険でどのくらい補償されますか?

補償範囲はプランによって異なります。多くの場合、手術費用の70~90%が補償されます。
ただし、避妊・去勢手術や予防を目的とした治療は、保険対象外となることが多いため注意が必要です。

手術前後の入院はどのくらい必要ですか?

手術の種類によりますが、一般的に2~7日程度の入院が必要です。
例えば、骨折や膝蓋骨脱臼の手術では2~3日ですが、複雑な手術や合併症がある場合は1週間以上になることもあります。

まとめ

今回は、

小型犬の手術費用の相場と内訳
年齢ごとに多い病気と手術の傾向
手術費を抑えるための準備と保険の活用法

について解説しました。

愛犬の健康を守るためには、費用を見据えた計画や保険の活用が重要です。

早い段階から、対策を練り、安心して生活できるよう心がけましょう。

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