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入ってはいけないペット保険とは?ワースト4や最悪な選び方も解説!

中型犬の手術費用はどれくらい?かかりやすい病気と費用相場を徹底解説!

裏部 隆二
ペット保険アドバイザー 監修者
ペット保険アドバイザーの監修者。
実家は街の商店街でペット用品を販売する生活雑貨店で、たくさんの動物とふれあって育ちました。
損害保険募集人資格、少額短期保険募集人資格を所有。

愛犬と健康に過ごすためには、日常のケアだけでなく、突然の手術や治療費に備えることが大切です。
この記事では、

・中型犬の手術費用の相場
・注意したい慢性病
・手術の備えと保険の活用

について解説します。

目次

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中型犬にかかる手術費用はどれくらい?

犬に手術が必要になる原因や費用は、年齢、犬種、生活環境によって異なります。
中型犬の多くは、元気いっぱいな性格で走り回ることが多く、その分足腰に負担がかかります。
関節の症状や運動中のケガは、飼い主にとって予防が難しいですよね。

ここでは、よくある手術のケースと、その目安になる費用を4つ解説します。

膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう): 20~35万円

膝の皿がずれて歩きづらくなる状態です。
特に柴犬やコーギー、シェルティーなどに多く見られます。
活発で運動量が多い中型犬や大型犬は、膝関節に負担がかかりやすいため、日頃から膝周りの負担を軽減するケアが大切です。
症状が進行するとどんどん痛みが増すため、早めに治療してあげましょう。

診療項目費用目安
X線検査1~1.5万円
整復手術15~25万円
入院費(1〜3日程度)1~3万円
リハビリテーション(複数回の場合あり)5,000~1万円/回
膝蓋骨脱臼の治療費用目安

2. 前十字靭帯断裂(ぜんじゅうじじんたいだんれつ): 25~45万円

股関節の靭帯(前十字靭帯)が断裂して、歩くことや立ち上がることが難しくなる状態です。
運動中や年を重ねることで発症しやすくなり、痛みを伴います。
特に、ボーダーコリーやビーグルなど、走るのが大好きな犬種に多くみられます。

診療項目費用目安
X線検査1~1.5万円
靭帯再建手術(TPLO法など)20~40万円
入院費(2〜4日程度)2~4万円
リハビリテーション(複数回)5,000~1万円/回
前十字靭帯の治療費用目安

3. 股関節形成不全(こかんせつけいせいふぜん): 30~50万円

股関節が不安定で、歩いたり運動したりすることが難しい状態です。
ゴールデン・レトリバー、ラブラドール・レトリバー、ジャーマン・シェパードなどの大型犬に近い中型犬は発症しやすいため注意が必要です。
これらの犬種は大きな体な分、関節に負担がかかりやすく、遺伝的な要因も関係しています。
定期検診を必ず行い、早期発見と早期治療が大切です。

手術費用目安
X線検査1~2万円
関節鏡検査(必要に応じて)15~20万円
人工関節置換手術30~50万円
リハビリテーション(複数回)5,000~1万円/回
股関節形成不全の治療費用目安

4. 腫瘍摘出手術(しゅようてきしゅつしゅじゅつ): 10~30万円

がんは、年を重ねるのと同時に発症しやすくなります。
中型犬の中でも、ビーグルやキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルなどは遺伝的に腫瘍ができやすい犬種のため備えが必要です。
手術費だけでなく、手術後の経過観察や再発予防のケアを含めてどのくらいの備えが必要か確認しましょう。

手術費用目安
細胞診または生検1~3万円
X線・超音波検査(転移確認のため)2~4万円
腫瘍摘出手術10~40万円(腫瘍の部位と大きさにより変動)
入院費(1〜2日程度)1~2万円
病理検査(摘出した腫瘍の診断)1~3万円
腫瘍摘出手術の治療費目安

【その他】中型犬に多い手術 

傷病名手術費用目安
避妊去勢2.5~5万円
歯石除去2~4万円
骨折手術10~30万円
膝蓋骨脱臼15~50万円
腫瘍摘出12~45万円
胃捻転・内臓30~50万円
【その他】中型犬に多い手術の費用目安

『手術費』は手術費用だけじゃない!?

犬の手術費用は、「手術」だけではなく、術前検査、麻酔、入院費などのさまざまな要素で構成されています。

ここでは、各診療項目の費用目安を説明します。

STEP
診察費・初診料

手術の前に、獣医師による診察が必要です。
多くの動物病院では、初診料に約5,000円~1万円かかります。
さらに、手術当日に追加の検査が必要になるケースもあるので注意が必要です。

STEP
術前検査

手術前に、わんちゃんの体調や健康状態を確認するための血液検査やレントゲン検査が行われます。
血液検査は、5,000~1万5,000円、X線検査は1万円~2万円、CT・MRI検査のは5万円~10万円と検査によって費用は異なりますが、おおよそ約1万~3万円を目安にすると良いでしょう。

STEP
麻酔

ほとんどの手術で使われる全身麻酔は約1.5万円~3万円ほどかかります。
局所麻酔の場合は、5,000~1万円と手術内容によって異なります。

長時間の手術では麻酔の量が増え、必要な費用も上がります。
体が大きい場合、麻酔にかかる費用が高くなる傾向にあります。

STEP
手術

具体的な手術費用は手術の種類によって異なります。
ほとんどのケースでは、約10万~30万円ほどかかりますが、歯石除去や避妊・去勢手術は1~6万円ほどで済みます。

STEP
入院費用

1日あたり5,000円~1万円かかることがあります。
平均3.2日かかると言われているため、1日~4日を目安にすると良いでしょう。

慢性病にも注意!

慢性的な病気は、年齢を重ねるとかかるリスクが高くなり、進行すると手術が必要になります。

スクロールできます
傷病名治療費用目安かかりやすい犬種入院期間目安
関節炎
(変形性関節症)
手術▼
15~30万円※1
ビーグル
柴犬
3~7日
糖尿病インスリン注射▼
1~2万円/月
ダックスフント
ビーグル
数日~1週間
(血糖値安定まで)
皮膚炎
(アレルギー性皮膚疾患)
ケア治療▼
5,000~1万円/月
フレンチ・ブルドッグ
ビーグル
柴犬
数日間
心臓疾患
(僧帽弁閉鎖不全症)
手術▼
30万円~100万円
キャバリア・キング・
チャールズ・スパニエル
ビーグル
シュナウザー
1~2週間
慢性病の費用目安

※1 リハビリ費用(目安5,000~1万円/回)も必要になります。

慢性的な病気は、入院期間の長さや治療の複雑さによって費用が異なりますが、長期治療も想定すると、高額になることが予想されます。
慢性病にかかる前に、ペット保険の加入を検討すると安心できます。

手術になる前に!費用の対策方法

もしものために、必ず事前に準備と計画を立てておきましょう。
ここでは、費用を抑える方法やペット保険の活用法を4つご紹介します。

1. 複数の病院で見積もりを取る

動物病院によって手術費用が異なるため、2~3カ所で見積もりを取り、比較しましょう。
緊急でない手術の場合、余裕を持って事前に相談することが大切です。

2. ペット保険の活用

ペット保険の多くは、手術費用の70~90%を補償してくれます
例えば、40万円の手術が必要になっても、70%補償のペット保険に加入していれば自己負担は3割の12万円で済みます。
「お金がないから...」と治療を諦めたり遅らせることなく、必要な治療を迷わず選択できる安心感も得られるので、大切な家族の健康を守るためにも、早い段階で備えておくと大きな支えになります。

3. 緊急時の費用対策

緊急時は分割払いやクレジットカードでの支払いを検討しましょう。
自治体によっては助成金制度が利用できることもあるため、事前に確認しておくと安心です。

4. 日常的な予防の徹底

日頃の歯磨き習慣や室内環境の整理で、歯周病や異物誤飲は防ぐことが可能です。
定期健診を怠らず、腫瘍や慢性疾患を早期に発見することも大切です。

ペット保険は必要?

ペットには公的医療保険制度がありません。そのため診療費自己負担額は100%です。
もしものときに、お金を気にせずペットの治療に専念できるよう健康なうちにペット保険に加入することをおすすめします。
また、病気になった後では加入を断られる可能性があります。

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よくある質問

手術費用はペット保険でどのくらい補償されますか?

補償範囲はプランによって異なります。多くの場合、手術費用の70~90%が補償されます。
ただし、避妊・去勢手術や予防を目的とした治療は、保険対象外となることが多いため注意が必要です。

中型犬の手術費用はなぜこんなに高額なのですか?

手術にかかる高度な技術や専用機器、麻酔管理に高額な費用がかかります。
また、手術後の入院やリハビリも含むとさらに必要な治療費が増えます。
関節や内臓の手術などでは、使用する人工関節や医療用素材も必要なため、総額が高額になる傾向があります。

まとめ

今回は、

・中型犬の手術費用の相場
・注意したい慢性病
・手術の備えと保険の活用

について解説しました。
愛犬の健康を守るためには、費用を見据えた計画や保険の活用が重要です。
早い段階から、対策を練り、安心して生活できるよう心がけましょう。

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