猫ちゃんに健康に長生きしてもらうためには、日常のケアだけでなく、突然の手術や治療費に備えることが大切です。
この記事では、
・猫の手術費用の相場
・注意したい慢性病
・手術の備えと保険の活用
について解説します。
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猫にかかる手術費用はどれくらい?
猫に手術が必要になる原因や費用は、年齢、猫種、生活環境によって異なります。
猫は好奇心旺盛な生き物で、高い場所にジャンプしたり、狭い場所に入り込むことが大好き。
そのため、骨や関節に負担がかかることがよくあります。
さらに、尿路結石や腫瘍、誤飲も手術の原因になりがちです。
しかし、これらの症状を飼い主さんが予防するのは難しいですよね。
もしもの時に備えて、治療費がどれくらいかかるかだけでも把握しておくと安心ですよ。
ここでは、猫によくある手術のケースと、その目安になる費用を4つ解説します。
1. 尿路結石除去手術: 15~30万円
猫にとても多い病気のひとつが尿路結石です。
特にオス猫やペルシャ、ヒマラヤンといった長毛種はかかりやすく、結石が詰まると排尿ができなくなり、放っておくと命に関わります。
毎日の食事や水分量の管理で予防はできますが、悪化すると手術が必要になります。
診療項目 | 費用目安 |
---|---|
血液・尿検査 | 5,000~1万円 |
エコー検査 | 1~1.5万円 |
手術費用 | 10~25万円 |
入院費(3~5日程度) | 2~5万円 |
2. 異物誤飲手術: 10~25万円
好奇心旺盛な猫ちゃんの中でも、ラグドールやメインクーンのように体が大きくてパワフルな猫は、おもちゃや落ちているひもなどを飲み込んでしまうことがあります。
異物が詰まると、吐き気や食欲不振を起こし、取り出すためには手術が必要になります。
診療項目 | 費用目安 |
---|---|
レントゲン検査 | 1~1.5万円 |
内視鏡検査(場合による) | 1~2万円 |
手術費用 | 8~20万円 |
入院費(1~3日程度) | 1~3万円 |
3. 歯肉炎・口内炎の治療手術: 10~20万円
猫は口内の病気にかかりやすく、歯肉炎や口内炎が慢性化しやすい傾向があります。
特に、メインクーンやバーマンのような大型猫種はなりやすく、痛みで食欲が減る子もいます。
重症化すると歯を抜かなければならないこともあるため、定期的に口の中をチェックしてあげると安心です。
手術 | 費用目安 |
---|---|
口腔内検査 | 5,000~8,000円 |
歯石除去 | 15,000~1万円 |
抜歯手術 | 8~15万円 |
入院費(1~2日程度) | 5,000~1万円 |
4. 腫瘍摘出手術(しゅようてきしゅつしゅじゅつ): 20~40万円
猫は、皮膚や内臓に腫瘍ができることがあります。
特にアメリカンショートヘアやスコティッシュフォールドは、腫瘍ができやすいといわれています。
良性でも腫瘍が大きくなると生活に支障が出ることもあるため、早期発見と治療が大切になります。
手術 | 費用目安 |
---|---|
エコー・CT検査 | 2~3万円 |
生検(組織検査) | 5,000~1万円 |
腫瘍摘出手術 | 15~30万円(腫瘍の部位と大きさにより変動) |
入院費(2〜5日程度) | 2~4万円 |
【その他】中型犬に多い手術
傷病名 | 手術費用目安 |
---|---|
避妊去勢 | 1.5~3万円 |
歯石除去 | 1~3万円 |
骨折手術 | 10~25万円 |
膝蓋骨脱臼 | 10~30万円 |
腫瘍摘出 | 10~40万円 |
胃捻転・内臓 | 10~30万円 |
『手術費』は手術費用だけじゃない!?
猫の手術費用は、「手術」だけではなく、術前検査、麻酔、入院費などのさまざまな要素で構成されています。
ここでは、各診療項目の費用目安を説明します。
手術の前に、獣医師による診察が必要です。
多くの動物病院では、初診料に約5,000円~1万円、診療に約3,000~5,000円かかります。
さらに、手術当日に追加の検査が必要になるケースもあるので注意が必要です。
手術前に、わんちゃんの体調や健康状態を確認するための血液検査やレントゲン検査が行われます。
血液検査は、5,000~1万5,000円、X線検査は1万円~2万円、CT・MRI検査のは5万円~10万円と検査によって費用は異なりますが、おおよそ約5,000~3万円を目安にすると良いでしょう。
猫の場合、全身麻酔が一般的です。
目安として、約1万円~3万円ほどかかります。
具体的な手術費用は手術の種類によって異なります。
ほとんどのケースでは、約5万~40万円ほどかかりますが、歯石除去や避妊・去勢手術は1~3万円ほどで済みます。
1日あたり5,000円~1万円かかることがあります。
平均3.2日かかると言われているため、1日~4日を目安にすると良いでしょう。
慢性病にも注意!
慢性的な病気は、年齢を重ねるとかかるリスクが高くなり、進行すると手術が必要になります。
傷病名 | 治療費用目安 | かかりやすい犬種 | 入院期間目安 |
---|---|---|---|
慢性腎臓病 | 点滴/投薬▼ 1~2万円/月 | アビシニアン ペルシャ シャム | 2~3日 (悪化時) |
糖尿病 | インスリン注射▼ 1万5,000~3万円/月 | アメリカンショートヘア バーミーズ メインクーン | 3~5日 (発症時や悪化時) |
甲状腺機能亢進症 | 内服薬/定期検査▼ 1~2万円/月 | シャム バーミーズ 高齢猫全般 | 数日~1週間 (重症の場合) |
歯周病 | 歯石除去/抜歯▼ 5,000円~2万円/回 | メインクーン ラグドール アメリカンショートヘア | 1~2日 (重度の場合) |
慢性的な病気は、入院期間の長さや治療の複雑さによって費用が異なりますが、長期治療も想定すると、高額になることが予想されます。
慢性病にかかる前に、ペット保険の加入を検討すると安心できます。
手術になる前に!費用の対策方法
もしものために、必ず事前に準備と計画を立てておきましょう。
ここでは、費用を抑える方法やペット保険の活用法を4つご紹介します。
1. 複数の病院で見積もりを取る
動物病院によって手術費用が異なるため、2~3カ所で見積もりを取り、比較しましょう。
緊急でない手術の場合、余裕を持って事前に相談することが大切です。
2. ペット保険の活用
ペット保険の多くは、手術費用の70~90%を補償してくれます。
例えば、40万円の手術が必要になっても、70%補償のペット保険に加入していれば自己負担は3割の12万円で済みます。
「お金がないから...」と治療を諦めたり遅らせることなく、必要な治療を迷わず選択できる安心感も得られるので、大切な家族の健康を守るためにも、早い段階で備えておくと大きな支えになります。
3. 緊急時の費用対策
緊急時は分割払いやクレジットカードでの支払いを検討しましょう。
自治体によっては助成金制度が利用できることもあるため、事前に確認しておくと安心です。
4. 日常的な予防の徹底
日頃の歯磨き習慣や室内環境の整理で、歯周病や異物誤飲は防ぐことが可能です。
定期健診を怠らず、腫瘍や慢性疾患を早期に発見することも大切です。
ペット保険は必要?

ペットには公的医療保険制度がありません。そのため診療費の自己負担額は100%です。
もしものときに、お金を気にせずペットの治療に専念できるよう健康なうちにペット保険に加入することをおすすめします。
また、病気になった後では加入を断られる可能性があります。
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よくある質問
- 手術費用はペット保険でどのくらい補償されますか?
-
補償範囲はプランによって異なります。多くの場合、手術費用の70~90%が補償されます。
ただし、避妊・去勢手術や予防を目的とした治療は、保険対象外となることが多いため注意が必要です。 - 手術費用には何が含まれていますか?追加費用がかかることはありますか?
-
手術費用には「手術」の費用だけでなく、麻酔、入院費、術後の治療費が含まれていることが多いです。しかし、病院によって異なりますので、かかりつけの病院に直接確認する事をおすすめします。
また、術前検査や術後治療、追加での治療が必要になると、更に費用が必要になる場合があります。
まとめ
今回は、
・猫の手術費用の相場
・注意したい慢性病
・手術の備えと保険の活用
について解説しました。
猫と長く健康に生活するためには、高額治療を見据えた計画や保険の活用が大切です。
早い段階から、対策を練り、安心して生活できるよう心がけましょう。
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