この記事では
「動物保護団体」とは
保護団体は捨てられたりなどで行き場を失った動物を預かり、新しい飼い主が見つかるまで手助けをする団体です。
仕事内容は犬舎や猫舎の掃除やご飯などのお世話だけでなく、譲渡会の企画やウェブの更新作業のようなデスクワークなど多岐にわたります。
ちなみにNPO法人の動物保護団体は非営利団体のため、利益を目的としていません。
【動物への寄付・支援活動】①物資の寄付
支援活動の一つに物資の寄付というものがあります。
これは各保護団体が施設で保護動物をお世話する時などに必要な物資を支援するというものです。
Amazon内では「保護犬・保護猫支援プログラム」として物資の提供を呼びかけるためのページが作られており、欲しいものリストを確認することができます。
支援者はリスト内にあるものをAmazonで購入し、Amazonから直接物資が送られるという仕組みになっています。
今まで「物資を支援したいけど無駄になったらどうしよう」と悩んでいた人にとっては、必要なものだけを送ることができるため支援しやすいでしょう。
他にも公式ホームページやブログなどを通じて支援を呼びかけていることがあります。
気になる団体をチェックしておけば物資が不足しているとき力になることができますね。
【動物への寄付・支援活動】②金銭の無償寄付
支援活動では物資ではなく金銭を寄付するという形もあります。
動物保護団体やNPO法人の中には「寄付」や「募金」で金銭的な支援を募っているところがあります。
寄付や募金の方法は
・動物保護寄付サイトを通じて支援する
・地方自治体の動物保護プロジェクトに寄付
などがあげられます。
また動物病院などで犬募金や猫募金として募金箱が設置しているのも見かけます。
加えて近年は「クラウドファウンディング」で募金活動を行っている団体もあります。
- クラウドファウンディングとは
- インターネットを介して不特定多数の人々から少額ずつ資金を調達すること。目標金額に達すると基本的にリターンと呼ばれるお返しがある。
このような金銭の支援は「何の物資を寄付したらいいか分からない」という人にはおすすめです。
犬や猫の飼育経験がなければ何が必要か分からないのも当然です。
寄付や募金の方法だと何を支援したらいいか悩む必要はありませんね。
金額は関係ない
金銭の支援は物資の支援と比べて味気なく感じてしまいがちです。寄付後どのような使われ方をされたかが分からないからでしょう。
寄付金がどう使われたかをアニマルドネーションという寄付サイトでは明らかにしています。
アニマルドネーションのホームページでは「寄付したお金の使い途レポート」というページを作っています。
このページのおかげで自分の支援がどの活動に使われたか分かり、動物たちの力になれたという気持ちは支援者に満足感と幸福感を与えてくれます。
加えて金銭的な援助でなければいけない理由として治療が必要な保護犬や保護猫などがいることがあげられます。
このことから寄付や募金もまた大切な支援だということが分かります。
いくらという決まりはなく、少額でも自信を持って支援してください。
【動物への寄付・支援活動】③認定NPO法人への寄付
認定NPO法人は寄付金控除の対象団体です。認定NPO法人の動物施設へ寄付をすると税金が控除される仕組みがあります。
動物たちの力にもなれて税金が控除されるという一石二鳥の方法です。
- 認定NPO法人とは
- NPO 法人のうち運営組織および事業活動が適正であるなどの一定の要件を満たすとして、国税庁長官の認定を受けた団体。優遇税制の対象となる。
控除対象となる税金は所得税および住民税です。
平成24年4月1日にはNPO法が改正され、個人が認定NPO法人に寄付した場合、所得控除又は税額控除のいずれかを選択適用できるようになりました。
また控除を受けるためには自営業サラリーマン関係なく、寄付した翌年の2月半ばから3月半ばまでの間に確定申告をする必要があります。
その際、認定NPO法人が発行する領収証が必要となるのでなくさないようにしましょう。
(寄付金額-2,000円)× 40%
※寄付金額は所得の40%が限界
※控除額は、所得税額(所得に対する税金額)の25%が限界
(寄付金額-2,000円)× 最大10%
※寄付金額は所得の30%が限界
【動物への寄付・支援活動】④ふるさと納税
ふるさと納税でも支援と税金の控除が同時にできます。
- ふるさと納税とは
- ふるさと納税とは応援したい自治体に寄付ができる仕組みのこと。ふるさと納税の寄付金は税金の還付・控除が受けられる。
ふるさと納税では納めた金額によって返礼品がもらえます。
また自治体によってどのような目的で納税を募っているかが違ってきます。
そのためふるさと納税を利用する際には大きく2種類の方法で選ぶことができます。
・ふるさと納税寄付金の使い道によって決める
ふるさと納税の返礼品
ふるさと納税の金額と返礼品は自治体によって様々です。
例えば大阪府 河内長野市の自治体では、納付金額20,000円の返礼品としてペットフェンスMサイズが準備されています。
このように購入予定のものが返礼品にある場合にはふるさと納税を利用してもいいでしょう。
デメリットはふるさと納税は寄付がメインのため、普通に購入するより割高になることです。
そのことを理解の上で「それでもいい」という方にはおすすめです。
寄付金の使い道
ふるさと納税の寄付金の使い道は自治体ごとに違いがあります。
下記はそれぞれの自治体が公表している寄付金の使い道の一例です。
・保護犬や保護猫の救済や譲渡活動
・センターに収容されている保護犬や保護猫のための老朽化している検査・治療機器の修繕
活動に興味がある自治体に納税するという選び方もあります。
「ふるさとチョイス」では応援を募集しているプロジェクトを探すことができ各自治体が取り組む内容と詳細などが公開されています。
どこがいいか迷っている方はぜひ参考にしてください。
【動物への寄付・支援活動】⑤公益法人への寄付
公益法人は寄付金控除の対象団体です。公益法人の動物保護施設に年間最低2,000円以上の寄付をして確定申告を行うことで、所得税や住民税が控除されます。
- 公益法人とは
- 公益法人とは公益を目的とする事業を行う法人。
「公益に関する事業を行うこと」「営利を目的としないこと」「主務官庁の許可を得ること」の要件を満たして設立される。
確定申告の際、所得控除か税額控除(住民税の控除)を選ぶことができます。
所得が少ない方や小口の寄付には住民税控除の方が減税額が大きくなります。
(寄付金額-2000円)× 40%
※寄付金額は所得の40%が限界
※控除額は、所得税額(所得に対する税金額)の25%が限界
(寄付金額-2,000円)× 最大10%
※寄付金額は所得の30%が限界
確定申告で減税するためには「寄附金受領証明書」が必要になります。
忘れないように受け取り、確定申告までなくすことがないようにしましょう。
【動物への寄付・支援活動】⑥ボランティア
支援には物資や金銭的なものだけでなくボランティアという形もあります。
現実的には動物を保護するための人手が足りていないため、各団体でボランティアを募集しています。
ボランティアには主に
・一時預かりボランティア
・犬の散歩ボランティア
・広報ボランティア
などがあります。
保護団体でのお世話のボランティア
動物保護団体にはたくさんの保護された犬や猫が収容されています。
団体職員は譲渡活動にプラスして保護犬や保護猫のシェルターの掃除やご飯の準備、片付けなどの雑用も行わなければいけません。
そんな職員を手助けするのがお世話のボランティアです。
お世話した犬や猫が里親さんと出会う瞬間を見ることができるでしょう。
一時預かりボランティア
一時預かりボランティアは主に
・社会化ボランティア
・ミルクボランティア
に分けられます。
社会化ボランティアは保護犬や保護猫が、「人と一緒に暮らす」 練習をするお手伝いです。
保健所などで収容された犬や猫を自宅で預かり、エサを与えるなどの世話や遊びを通して人と一緒に暮らすことに馴れさせることを目標とします。
ミルクボランティアは離乳前の子犬や子猫の「お母さん代わり」です。
自宅で預かる離乳前の子犬や子猫にミルクを与えるなどの世話をするボランティアです。
犬の散歩ボランティア
犬舎に入れられっぱなしでは犬にもストレスが溜まってしまいます。
そうならないよう散歩をさせるボランティアです。
犬の飼育経験がある方が好ましいですが、なくてもボランティアは可能です。
広報ボランティア
ペット関係の情報発信ライター業務や動物愛護・福祉の講座づくりなど、情報発信や収集を行うことを主な活動内容とするボランティアです。
広報や広告のプロと仕事をして社会貢献活動のPRなど実践的な経験を積むことができます。
ボランティアに参加するためには、広報ボランティアでリモートワークができるケースを除き、保護団体が自宅の近くである必要があります。
距離が遠すぎたり交通費がかかるようだと負担になってしまいます。
内容もしっかり確認し、生活に支障が出ないようなボランティアを選ぶようにしましょう。
ペット用品のお買い物から寄付・支援活動に参加しませんか?
弊社では「ペット保険比較アドバイザー」、ペット用品販売サイトMOCOPETを通じてワンちゃん・ねこちゃんの保護活動を行っている動物愛護団体やNPO法人へ寄付・支援活動をするKOSUGE基金も運営しています。
2022年2月には、普段のお買い物から寄付額を上乗せした代金をいただくことで、より手軽に動物愛護団体を支援できる新サービスをリリース致しました。
上記のような税制上の優遇等はありませんが、確定申告等の手間もなく、自分の買い物のついでに寄付・支援活動に参加できます。
少額からより気軽に動物への寄付・支援活動に参加していただけたらと思っています。
少しでもご興味があれば、MOCOPETからペットの支援活動をしてみませんか?普段のお買い物がワンちゃん・猫ちゃんの寄付・支援活動につながります。
動物への寄付先が選べる!動物愛護団体をご紹介!
MOCOPETでは下記の動物愛護団体・NPO法人・公益法人に寄付をしております。
【寄付ができる動物愛護団体一覧】
団体・施設名 | 寄付基金の使い道 | |
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動物愛護団体ドッグレスキュー熊本 | ・フード、ミルクの購入費用 ・ワクチン接種や健康維持のための費用 |
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北里しっぽの会 | ・動物たちの日用品(餌、猫砂、ケージなど) ・動物たちの医療費 |
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公益財団法人日本アニマルトラスト | ・施設整備 ・療法食(動物) |
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北九州ノアハウス | ・医療費(猫) ・フード(猫) |
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認定NPO法人えひめイヌ・ネコの会 | ・保護犬猫のフード代や医療費 ・啓発資料の印刷費と通信費用 ・地域猫活動費と保護猫カフェ運営費 |
【PR】MOCOPET・KOSUGE基金では寄付先も募集しています
KOSUGE基金では新たな寄付・寄贈先も募集しております。
全国の動物愛護団体の皆様からのご連絡をお待ちしております。
MOCOPETへの連絡先
Tel:050-5526-0979
Mail:support@mocopet.jp
受付時間
平日9時~18時(土日祝・年末年始を除きます)
よくある質問
保護犬や保護猫の殺処分ゼロを達成した都道府県はありますか?
東京都が、犬については平成28年度から3年連続、猫については平成30年度に初めて殺処分ゼロを達成したと公表しています。
保護犬や保護猫を助ける団体やボランティアの働きは大きいでしょう。
寄付金で税金が控除されると聞きました。どのようなものがありますか?
所得税や住民税が控除になる場合があります。
【動物の寄付おすすめ6つ】まとめ
今回、ペット保険比較アドバイザーでは