こんにちは、ペット保険アドバイザーです。
私自身もオスとメスでチワワを飼っており、まさにチワワの魅力に魅せられてしまった人間の一人です。
この記事では
- チワワが多頭飼いに向いている理由
- チワワと相性の良い性別・犬種
- チワワを多頭飼いする際の注意点(飼い主が解説します!)
- ペット保険の多頭割引
について、チワワを多頭飼いしている飼い主が解説します。
【チワワの多頭飼い】特徴や性格
チワワの基本的な特徴や性格を踏まえたうえで、チワワを多頭買いする上でのメリット・デメリットを解説します。
チワワは他の犬種と比べても多頭飼いに向いているといえます。
チワワの特徴
チワワは、メキシコのチワワ地域原産の、公式で認められている犬種の中では世界で最も小さい犬種の犬です。
チワワの基本的な特徴
- 寿命: 12歳から20歳
- 体重: 1.5 – 3 kg
- 原産国:メキシコ
- 毛色: 黒、 ホワイト、 フォーン、 チョコレート、 クリーム、 ゴールド
チワワの性格
チワワの性格
- 甘えん坊であるが、勇敢でとても気の強い一面もある。
- きまぐれ・気分屋
- 個人の性格の違い感じられる犬種でもあるが、特にオス、メスの違いもはっきりと分かりやすい
性格についてですが、チワワと言えば、か弱い犬種であるイメージがあるかと思います。
しかし、それに反する勇敢でとても気の強い一面があります。
怖がってプルプルしていたと思ったら、突然噛みついてくる!!なんて事はチワワでは珍しくはありません。
特に女の子同士だとケンカが絶えないといった話もよく聞きます。
また、チワワはオスやメス、その子によっても大きく性格の違う犬種です。特にオス、メスの違いもはっきりと分かりやすい犬種です。
オスはメスと比べて甘えん坊ですし、メスは気持ちが自立している子が多く、
よく猫のような犬だね。と言われますが、その名の通り気分屋ではありながら、甘えたいときにはちょこっと寄ってくるという可愛らしい犬種でもあります。
元気な子は足もとで尻尾をぷりぷり、おとなしめ控えめな子はテーブルの上で横目でおやつをもらえるタイミングをうかがっていたり…(わが家がそうです。)
【チワワの飼い方】気を付ける点
チワワを飼ううえで悩みの種のひとつになりやすいのが、この興奮しやすいという犬種の特徴です。
興奮してしまうと、その勢いで飼い主はもちろん同居犬や、通りすがりの犬やその飼い主さんに噛みつくという事故が起こりかねません。
興奮してしまうきっかけの代表は、独占欲が強くなっている時です。
- 飼い主さんが他の犬に取られてしまいそう
- ご飯が他の犬に横取りされそうになる
- おもちゃが他の犬に持って行かれそうになる
このような状況は興奮させるきっかけとなってしまうので、幼少期からきちんとしたしつけをしておく必要があります。
しつけと言ってもやみくもに飼い主が怒鳴ったりするのではなく、
周りの人や犬に自分のモノを取られても大丈夫。という状況を理解させる事が必要になります。
具体的にどのようにしつけをするかに関しては、後に多頭飼いのメリットの部分で詳しく説明します。
それでは、多頭飼いをする際の注意ポイントなどを紹介していきたいと思います。
まずは、メリットデメリットから紹介していきたいと思います。
【チワワの多頭飼い】メリット
ここではチワワの多頭飼いのメリットについて解説します。
【チワワの多頭飼いのメリット①】社会化としつけの両方を覚えさせることができる
若い年齢からの多頭飼いのメリットとして、社会化と併せてしつけをすることが出来るという事も挙げられます。
社会化とは、犬を自分以外の犬や人環境に慣れさせることで、外の環境に触れても、激しく興奮したり極度に怖がらないことを目的にしつけをする事です。
他の子との関わり方で、外で犬に会った時の関わり方が分かりますし、
力加減なども学びます。また、人間に対する関わり方も他の子の様子を見ることでも学ぶことが出来ます。
そして、先ほどのチワワを飼ううえでの注意点で紹介した「しつけ」をすることが出来ます。
多頭飼いは、自分のおもちゃや飼い主さんを四六時中他の子に取られたり狙われたりしながら生活することになります。
自分のおもちゃが取られてしまっても、他にもおもちゃがあると分かれば一つのおもちゃに固執することはありません。
飼い主さんに対しても、他の子を抱っこした後に自分が抱っこしてもらえれば、自分の番が来ることを理解するのでしつこく執着はしません。
この経験は、モノや人への必要以上の執着をなくし、結果、独占欲による興奮を抑えることが出来るようになると言えます。
【チワワの多頭飼いのメリット②】チワワの気持ちや性格面
一頭では怖がりになってしまいがちなチワワでも、多頭飼いをする事で気持ちや性格面でのメリットもあります。
以上のことからチワワは他の犬種と比べても多頭飼いに向いているといえます
【チワワの多頭飼い】デメリット
ここではチワワの多頭飼いのデメリットについて解説します。
【チワワの多頭飼いのデメリット①】個々の相性の問題
反対に多頭飼いをする事のデメリットと言えば、やはり個々の相性の問題が一番初めに挙げられます。
特に若い先住犬が生活をしてる中に、少し若い子を家族に迎え入れる場合、先住犬と新しく来た子の相性によっては、ひどいケンカに発展することがあります。
チワワは特に目が大きな犬種なので、こういった多頭飼いのケンカによる目のケガで病院に運ばれることも多くあります。
こうなってはもう多頭飼い崩壊となり、せっかく複数の可愛いチワワとの生活のはずが、
片方を部屋に出している間はもう一頭はケージに入れておかないといけないなんてことも起こり得ます。
【チワワの多頭飼いのデメリット②】感染症や病気のリスク
ケンカのリスクはどの犬種を飼っても起こり得ますが、ケンカだけでなく感染症や病気などもきちんと全員予防をしていないと家庭内で広まってしまうリスクがあります。
そういった観点から、予防面では毎年予防の費用が掛かってくるという事をきちんと理解して多頭飼いを始めることが必要になってくるでしょう。
【チワワの多頭飼い】相性がいいのはどんな犬種?性格?性別?
多頭飼いによる失敗をしないために、相性のいい性別や性格、はたまた犬種を見極めることがとても大切になります。
そして、やはり万が一位に備えて、ペット保険に加入しておくこともおススメしています。ペット保険についても一番下に記載していますのでぜひ参考にしてみてください。
それでは、ペットアドバイザーがおススメする、多頭買いの失敗をしないための確認ポイントや、迎え入れ方を解説したいと思います。
【チワワの多頭飼いの相性】①性別は異性同士が良い
実は性別で相性が良いのは、圧倒的に異性の方が相性がいいです。
もちろん同性同士でも意気投合してとても仲良く過ごせる子達もたくさんいます。
しかしオス同士だと縄張り争いが(特に去勢していないオス)、メス同士も同じく縄張り争いですが、飼い主さんへの執着によって嫉妬がケンカに発展してしまうことがあります。
その点、異性同士だと案外すっと主従関係が出来上がる事が多いです。縄張り争いも、おもちゃの取り合いや寝床の取り合いくらいです。
わが家はオスとメスで多頭飼いをしていますが、寒くなってきているのでこの時期ならでは2人くっついて寄り添って眠っています^^
あまりお互いに干渉し過ぎずに、無関心な事もありますが、それはそれで一緒に生活をする上では相性としてはとても良いと言えます。
【チワワの多頭飼いの相性②】年齢差は近いほうがベター
理由としては、年齢差が近い方が同じペースで生活をしていけるからです。活動量や食欲、生活リズムが近いほうがチワワも慣れやすいです。
私の家では、先住犬として10歳のメスがおり、その後0歳のオスを迎え入れました。
メスの先住犬が10年もひとりっ子で生活していたため、突然やってきた若いオスには戸惑っていました。
やんちゃなオスの行動がストレスだったのか、数日食欲がなくなったりそわそわして下痢をしたりしていました。
結果的にオスが成長するにつれて性格が落ち着いたのでメスも穏やかな生活に戻りましたが、
年齢差としては近い方が活動量も同じですし、食欲や生活リズムなども同じペースで生活をしていけるのかなぁと言った印象を抱きました。
高齢の先住犬が新しく迎え入れた若い子の影響を受けて、活動量や飼い主へのアピールなども増え元気になったことは確かです。
また、年齢もそうですが、多頭飼いを検討しているようであれば、迎え入れるタイミングが近い方がお互いに家に慣れるかもしれません。
【チワワの多頭飼いの相性③】相性の良い犬種
チワワの多頭飼いですが、実はチワワ以外の犬種とも意外と相性の良い犬種がいます。
- マルチーズ
- ダックスフンド
- パグ
- 猫
このような犬種はチワワともとても相性がいいです。最後は猫ちゃんですがこちらも後々解説します。
マルチーズ×チワワ。
白い被毛が特徴的な細めな体系の小型犬です。
チワワと体格差もそこまでありませんし、性格もお互いに同じくらい元気があるので相性はいいと思います。
ダックスフンドは骨太ながっちり体系の小型犬です。チワワに体当たりされても周りでキャッキャッとはしゃがれても、
どっしりと受け入れられる穏やかさがあります。
パグは、シワシワ顔とポテッとした四角い体型が特徴の毛の短い小型犬です。
チワワが興奮してパグに飛びかかったり歯が当たったりしてしまっても皮膚が硬いからなのか(?)びくともしないんです。
体調的な面でも、暑がっているのが一目瞭然なパグと一緒に生活していると、一緒に生活をしているチワワも熱中症などになりにくいです。
体の小さなチワワですので、意外と脱水や体温上昇に気付かず過ごしてしまう事もあります。
そういう点でもこの2種の犬種は相性がいいんではないかと感じます。
チワワは猫のようにきまぐれな性格です。
もし、今お家にいる子が猫ちゃんのように気まぐれな子であれば、もしかしたら犬との多頭飼いではなく、猫ちゃんとの
多頭飼いを検討してみてもいいかもしれません。意外と2匹が寄り添って眠っている可愛い情景を見ることが出来るかもしれません♪
【チワワの多頭飼い】注意点について解説!
さて、これより先は多頭飼いで気を付けることを具体的に解説していこうと思います。
【チワワの多頭飼い・注意点①】先住犬優先!やきもちを焼いちゃいます
これは、子育てと同じことが言えるのではないかと思います。実体験では、犬の方が露骨にやきもちを焼きます。
特に甘えん坊のオスの子は、あとから迎え入れた子を抱っこしているだけで、椅子の下からその子の足に噛みつこうとしたりしっぽを噛もうとしたりもします。
困ってしまう行動ですが、そこは先住犬を優先して可愛がるようにしてあげてください。
【チワワの多頭飼い・注意点②】ケージやトイレは別々でお願いします。シェアは慣れてから
慣れるまでは、このような配慮を徹底すると結果的にケンカのリスクを下げることになります。
ケージといえばゆっくりと休むところです。
寝る時は完全に相手の姿が見えないようにケージでお互いを隔離してあげると、一日の中で「ほっ」っと一息つける時間があるので、お互いにスムーズに環境に慣れてくれます。
トイレも安心して用を足せるようにしましょう。
別々のトイレを用意してあげることで膀胱炎などのリスクも下げることが出来ます。
相手の匂いがするトイレは便秘やおしっこを我慢してしまうことにつながるので、膀胱炎のリスクが高くなります。
【チワワの多頭飼い・注意点③】少しのじゃれあいなんてよくあるもの、本気でなければ様子を見てもOK
どんな環境を作ってあげても、同居初日から仲良しこよしという事はありえません。
特に月齢の若い子達であれば社会化の一環として相手に噛みついたり噛みつかれたりすることで、力加減や痛みの度合いを学んでいきます。
そのため、多少のじゃれ合いや少し激し目のケンカを干渉し過ぎないようにしましょう。
ただ、じゃれ合いが5分以上続いていたり、ガルガル言っている声がギャン!!と叫び声に変わったときは注意が必要です。
一旦2頭を引き離して、お互いに違うケージや違う部屋でクールダウンをさせてあげる必要があるでしょう。
【チワワの多頭飼い・注意点④】異性同士で飼う場合は去勢・避妊手術を受けさせる
多頭飼いをする際に、オスとメスを飼う事にした場合ですが、必ず去勢手術、避妊手術をする事をおすすめします。
理由はいくつかありますが、最も大きな目的は望まない妊娠を避けるためです。もちろん多頭飼いをする上で、子供を増やして家族を作りたいと考えている場合は別になりますが、
それであっても、妊娠出産を終えた後は避妊手術、去勢手術をしてあげてもらいたいです。
妊娠以外の理由としては、オスメスが去勢、避妊手術をしていないとお互いに縄張りの意識が高まり、ケンカをする可能性も高くなってしまいます。
特にメスに生理がきている時などは、気が立っていて普段なら許せることが許せずケンカに発展してしまうという事もあります。
【チワワの多頭飼い・注意点④】病気は一頭が感染すると他の子にも影響がある可能性が!全部の犬にワクチン接種などが必要!
多頭飼いをする上で家族に迎え入れる前に気を付けてもらいたいことの一つがワクチンなどの予防面です。
「混合ワクチン」
飼い主の任意だが、かかってしまったら重症化する病気の予防をする
「狂犬病ワクチン」
1年に1回必ず打たないといけない
「フィラリア症予防薬」
蚊が出る季節、心臓に虫が寄生してしまう病気を月に1回予防
「ノミダニ予防」
夏場ふわふわしている子は特に注意!
と、予防をしっかりとしないといけません。
特に多頭飼いとなると、一頭が一つの病気に感染すると他の子も感染してしまうリスクがぐっと上がってしまいます。
わが家の犬たちは、一頭がノミに集られてしまった時に同居犬にも同じくノミがついてしまい、
しまいには飼い主までもがノミに噛まれてしまいました。
絨毯やタオルなども買い直す事となって駆除するのにとても大変な目にありました。
【チワワ】よくある質問
チワワが本当にかかりやすい病気って何?
チワワってうるさいという噂は本当?
ペット保険には多頭割引もある。
ここまで多頭飼いのお話をしてきて、やはり一頭で生活をしているよりも多頭でいる方がケンカなどによるケガのリスクも上がります。
ケンカだけでなくても、多頭でいると必要以上に興奮して普段は取らない行動をとってしまい、階段から落ちてしまったり、棚を倒してしまったり…
実際にわが家に起こったハプニングだけでも数えきれないほどです。
ペットには公的な保険制度がありません。そのため治療費の自己負担額は100%です。
もしもの時に、お金を気にせずペットの治療に専念できるよう、健康なうちにペット保険に入ることをおススメします。
ペット保険比較アドバイザーでは、ペットに合った保険の選び方やペットの健康に関するお役立ち記事を公開しております。
記事と合わせて比較表も活用することで、ペットと飼い主様に合った保険を選ぶことができます。
ペット保険への加入を検討されている方はぜひご活用ください。
補足:先天性疾患が発症する前に!遅くとも7.8歳までには加入しよう
ペット保険は、加入する前に発症している先天性疾患や既に発症している病気や疾患は補償の対象外となります。
そのため、病気になってから保険に加入しようとしても、肝心のその病気の治療費は補償の対象外になってしまいます。
また、加入後に発見できた病気であっても先天性疾患を補償の対象外としているペット保険や、慢性疾患にかかると更新できない保険もあります。
また一般的にペット保険では8~12歳で新規加入年齢を設定していることがほとんどです。早いところでは7歳で新規加入を締め切るペット保険もあります。
「健康なうちに加入しないと意味がない」「また年齢制限に引っかからないから保険の選択肢が広がる」という意味で遅くとも7~8歳までにはペット保険の加入、少なくとも検討をすることをおすすめします。
補足ですが、アニコムやプリズムコールではシニア向けのペット保険商品もあります。
高齢・シニア向けのペット保険については下記の記事でも解説していますのでぜひ参考にしてください。
まとめ:チワワは多頭飼い向き?失敗しない飼い方のコツを解説!
結論から言うとチワワは多頭飼いに向いています。
若い月齢からのお迎えであれば、家庭内の別の子との関わり方で社会化をすることが出来ます。
お散歩などで他の犬に会った時に、怖がることなく寄って行ったり遊べるようになるのではないかと思います。
多頭飼いを失敗しないポイントを以下の通りにまとめました。良かったら参考にしてみてください。
多頭飼いの注意点
- なるべく月齢の近い子を迎え入れる
- 異性同士の方が仲良くなれる可能性が高い
- 去勢。避妊手術はしておいた方が良い
- 慣れるまではお互いにそれぞれが一人で休める場所や時間を作る
- 犬同士のケンカに干渉し過ぎないようにする
- 先住犬がいる場合はその子を優先してあげる
- 予防はしっかりとする
それでは、素敵なチワワライフをお過ごしください…♪