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犬は豚肉を食べても大丈夫?危険な症状や与え方・効能について解説

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犬は豚肉を食べても大丈夫です。豚肉の栄養は犬にとって効能がありダイエット向きです。ただし生肉や与えすぎは良くありません。与え方としてまず少量から、嘔吐等がみられたら中止しましょう。
犬用の餌で豚肉を使用したものが極端に少ないと感じたことはありませんか?
「もしかして犬にとって豚肉は悪影響を及ぼす食材なの?」と考えてしまいます。

この記事では

・犬に効果的な豚肉の栄養素
・犬に豚肉の与え方
・犬に豚肉を与えるのにおすすめのドッグフード
について解説します。
最後までお読みいただければ、「犬に豚肉を与える際の注意点」もわかるようになっていますので、ぜひ最後までお読みください。


目次

犬は豚肉を食べても大丈夫

ドッグフードで使われることが少ない豚肉ですが、犬は豚肉を食べていい食材です。

勘のいい方だとペット用おやつに豚の部位を使っていることでピンと来たのではないでしょうか。

豚耳、豚鼻、豚の骨など多く利用されています。

 

豚肉メインのフードが少ない理由は?

豚肉がドッグフードで少ない理由として

肉がドッグフードまで回らないから

と考えられています。

豚肉は調理において捨てるところがないといわれています。沖縄料理では耳や皮まで食べてしまいますよね。

そのため肉が余らずドッグフードに使えなかったのではないかとされています。

 

豚肉に含まれる栄養素

最近は犬に効果がある豚肉の栄養価が注目されています。

【注目すべき栄養素】
・カリウム
・ビタミンB1
・ナイアシン

 

カリウム
過剰な塩分を排出してナトリウムとのバランスを保ち、血圧を安定させる効果があります。

 

ビタミンB1
ビタミンB1はチアミンとも呼ばれ、糖質がエネルギーに変換されるのをサポートします。
疲労回復効果があり、不足すると神経や心臓に障害が起こります。

 

ナイアシン
ナイアシン(ビタミンB3)はエネルギーを作り出したり脂質や糖質、タンパク質を代謝したりする際に利用されます。
不足すると「ペラグラ」と呼ばれるナイアシン欠乏症を引き起こし、皮膚の炎症や下痢、認知症につながります。

 

豚肉と牛肉の栄養含有量を比較!

【牛肉と豚肉の100gあたりの栄養素】

  エネルギー
豚/牛
タンパク質
豚/牛
脂質
豚/牛
カリウム
豚/牛
ビタミンB1
豚/牛
ナイアシン(当量)
豚/牛
かたロース(脂身付き) 253kcal/411kcal 17.1g/13.8g 19.2g/37.4g 300㎎/210㎎ 0.63㎎/0.06㎎ 3.6㎎/3.2㎎
ばら(脂身付き) 395kcal /517kcal 14.4g/11.0g 35.4g/50.0g 240㎎/160㎎ 0.51㎎/0.04㎎ 4.7㎎/3.1㎎
ヒレ(赤身) 130kcal/223kcal 22.2g/19.1g 3.7g/15.0g 430㎎/340㎎ 1.32㎎/0.09㎎ 6.9㎎/4.3㎎
もも(脂身付き) 183kcal/259kcal 20.5g/19.2g 10.2g/18.7g 350g/320g 0.90㎎/0.09㎎ 6.2㎎/5.6㎎

参考元:文部科学省HP

同じ部位でも牛肉と比べて、

豚肉はカロリーや脂質が低い

ことがわかります。

カリウムやビタミンB1,ナイアシンなどの効果的な栄養素は豚肉の方が高めです。

このことから豚肉はダイエット向きの食材だといえます。

豚肉の種類でいえばヒレは低カロリーなため、ダイエット時でも食べることができます。
もも肉もカロリーはそこそこ低いため、脂身を取り除けばダメではないでしょう。
ダイエット中でも満足できる食材ですね。

 

犬に豚肉を与える際の注意点

豚肉を犬に与える際には過剰摂取にならないように注意しましょう。特にカリウムは「高カリウム血症」になる場合があります。

高カリウム血症とは
身体の中のカリウムが多すぎてうまく使うことができず、体調不良の原因になったりする状態。

健康な犬や猫であれば、口から摂取したカリウムは多少量が多くても尿で排泄されるため問題はありません。

しかし腎臓が弱っているとカリウムが尿で排泄されることが妨げられ、心臓にダメージを与えてしまいます。

また過剰摂取は尿路結石など病気の原因にもなることがあるため、量には注意が必要です。

ほかにも

・生で与えない
・アレルギーに注意
・豚肉ばかり偏って与えない

など気を付けたい点があります。

 

1. 生肉ではなく加熱した肉を与える

基本的に豚肉は加熱されたものを与えましょう。一般的にスーパーで売られている豚肉を生で食べると

寄生虫や細菌などが原因で食中毒になる危険性がある
からです。
生の豚肉に潜んでいる寄生虫や細菌には
・E型肝炎ウイルス
・サルモネラ菌
・カンピロバクター
・トキソプラズマ
・旋毛虫
・有鉤条虫
などがあげられます。
これらの寄生虫や細菌は熱処理で死滅します。そのため犬に与える豚肉は
・茹でる
・焼く
などしてしっかりと火を通しましょう。
しゃぶしゃぶのようにサッとボイルしたり、油をひいていないフライパンであれば焼いた豚肉も与えて良いです。
愛犬が好む調理方法を探してみましょう。
野生の犬は生の肉を食べているから大丈夫なんじゃない?
「野生の犬は獲物を焼くことはしないから、一般的に犬は生肉が平気」と思っている人も多いのではないでしょうか。
野生の犬でもすべてが大丈夫というわけではありません。たびたび寄生虫や細菌感染での食中毒にかかっていたと考えられます。
野生の犬の寿命が短いのはこれらの感染症も原因のひとつだといえるでしょう。
同居する犬が寄生虫や細菌に感染してしまうと、ほかの家族や動物にまで拡大する危険があります。
リスクが大きいとされ、獣医療で生食はすすめられていません。

 

2. 豚肉アレルギーに注意

豚肉はアレルギーが出にくい食材といわれています。ただし犬によっては出ることが稀にあります。

【アレルギー症状】
・下痢
・嘔吐
・発疹
・痒がる など

個体差はありますが、豚肉を食べた後約3~8時間後に発症する傾向があります。

アレルギーを持っている子は、豚肉の汁だけでなく茹でた煮汁でも反応がおきます。

そのため、豚肉を与えていなくても煮汁で吐くような場合には注意が必要です。

<マダニと豚肉アレルギーの関係>
マダニの唾液には豚肉と同じ成分の糖質が含まれています。
そのためマダニに噛まれてアレルギーが誘発された場合、マダニの唾液成分と同じ成分を持つ豚肉を食べるとかゆみや発疹等のアレルギー反応を示すようになることがあります。

3. 豚肉ばかり偏って与えない

どの食品に対してもいえることなのですが、

アレルギーの原因となるたんぱく質を摂る量が多くなるほど発症リスクは上がる

ことがわかっています。

そのため愛犬が豚肉好きだからとそればかり食べさせず、いろいろな種類の肉を与えるようにしましょう。

毎日数種類をローテーションすることをおすすめします。一種類の肉の量が偏らないように注意が必要です。

 

犬は進化している

人と暮らすようになった犬は炭水化物を小腸で吸収できるように進化しました。

そのため現代の犬は雑食です。

肉ばかり与えることは肝臓や腎臓にとって負担

となってしまいます。

中には「犬はもともと肉食だったから肉だけ与えてればok」といった考えを持つ人もいます。

現在では肉も炭水化物もバランスよく摂ることで健康が維持できると考えられています。

 

4. 豚肉を使った加工食品はNG

人用には豚肉を使った加工食品としてベーコンやハムなどがあります。それらの加工食品を犬に与えるのはやめましょう。

・味付けが濃すぎて腎臓に負担がかかる
・犬が食べてはいけない食材が含まれている可能性

があります。

味付けが濃いと…

多すぎる塩分を体外へ排出しようと腎臓に大きな負担がかかり、放置すれば腎不全にまで進行します。

腎不全になると高血圧になり心臓に悪影響を及ぼします。

その結果心不全で死に至るケースもあるため、「少しだけならいいのではないか」という考えは捨てるべきでしょう。

 

加工食品に含まれる食べてはいけない食材って?

ハムやソーセージにはナツメグやコリアンダー、唐辛子、シナモンなどの香辛料が使用されていることがあります。

ナツメグやシナモンなど香辛料の中には犬が食べると中毒症状を起こすものがあります。

チャーシューの味付けにはニンニクや玉ねぎが使われていることがあり、犬にとって危険であることがわかります。

 

5. 骨付き肉は与え方に注意

固いものや骨を噛むことが好きな犬は多いでしょう。実際市販でおやつとして食べられる骨が販売されています。

食べてもいい部位である上にカルシウムも取れて犬には効能があるのですが、割れた骨はとがることがあります。

丸のみした際に気管を傷つけないよう注意が必要

です。

また硬い骨だと歯が折れたり欠けたりすることもあります。そのため飼い主さんが見ているときに与えるようにしてください。

 

豚肉の与え方

犬に豚肉の与え方は

・加熱した豚肉を与えること
・豚肉ばかり偏って与えないこと
・加工された豚肉を与えないこと
・骨付き肉には注意をすること
ということがわかりました。
ここからは豚肉をどれくらい与えたらいいのかを解説していきます。

 

適切な量

総合栄養食にトッピングやおやつとして与える場合には

1日の必要カロリーの10%以内
を目安にしましょう。

初めて豚肉を食べる犬には、アレルギーの反応を見るため最初は少量与えるようにします。

かゆみや発疹、嘔吐や下痢などが見られたら与えるのを中止し、獣医師に相談してください。

 

【犬が1日に必要とするカロリー】

月齢/体重 1㎏ 2kg 3kg 4kg 5kg 6kg 7kg 8kg 9kg 10kg
4ヶ月 210kcal 353kcal 480kcal 594kcal 702kcal 804kcal
4~12ヶ月 140kcal 253kcal 320kcal 396kcal 468kcal 536kcal 602kcal 666kcal 728kcal
1~6歳 112kcal 188kcal 256kcal 317kcal 374kcal 429kcal 482kcal 533kcal 582kcal 630kcal
6歳以上 98kcal 165kcal 224kcal 277kcal 328kcal 375kcal 421kcal 466kcal 510kcal 552kcal

※あくまで目安です。環境や運動量で違ってきます。

 

調理法で異なる豚肉の栄養成分量

豚肉は調理方法で含まれる栄養成分が大きく変化します。今回はロースで調理方法を変えた栄養成分の比較をしました。

愛犬に合った調理方法を見つけるための参考にしてください。

脂身つき、生 脂身つき、焼き 脂身つき、ゆで
エネルギー(kcal) 263 328 329
たんぱく質(g) 19.3 26.7 23.9
脂質(g) 19.2 22.7 24.1
ナトリウム(mg)  42 52 25
カリウム(mg) 310 400 180
リン(mg) 180 250 140
マグネシウム(mg) 22 29 19
カルシウム(mg) 4 6 5

(※豚肉100gあたり)
参考元:文部科学省HP

 

部位で異なる豚肉の脂身の量

豚肉の脂身には

・コレステロールを減らしてくれるオレイン酸
・抗酸化作用があるステアリン酸
が含まれています。
ただし犬がいきなり大量の脂身を食べてしまうと「急性膵炎」になることがあります。
脂身は肥満の原因にもなるため、犬に豚肉を与える際には脂身が少なくカロリーが低い部位を選ぶようにしましょう。
【部位別 100gあたりのエネルギー量】
・ばら(生) 395kcal
・ロース(生) 263kcal
・かた(脂身付き、生) 253kcal
・もも(脂身付き、生) 183kcal
・ヒレ(生) 130kcal
※参考元:文部科学省HP

 

犬に豚肉を与えるのにおすすめのドッグフードは?

ここまでは豚肉が犬に良い効果を解説してきましたが、

豚肉だけでは犬の必要栄養素は賄えません。

メインはドッグフードで豚肉はおやつやトッピング程度がベストだと考えます。

犬の食事の中心であるドッグフードは愛犬の体を作ります。そのため厳選された肉が使われたものを選びましょう。

原材料や製造・保管方法が人間の食べ物と同じように管理されているヒューマンクオリティのものだと安心です。

テラニカス

テラカニスは100%人間用原料を使い、伝統的なお肉屋さんが作った家庭的なホームメイドスタイルのデリカテッセ(美味しいごはん)です。

・全ての製品はドイツ ミュンヘンの複数の賞を受賞したお肉屋さんで生産されている
・グレインフリーで天然原料のみを使用している

といったこだわりっぷりです。

アレルギーにも配慮されており、安心安全なドッグフードです。

価格 1,188円
内容量 400g

テラニカス公式
楽天市場
Yahoo

※公式サイトでは購入できませんのでご注意ください。

 

補足:ドッグフード先進国ドイツで認められたドッグフード

テラニカスが作られているドイツは世界随一のペット先進国といわれています。

そんな国だからこそペットフードの規制は厳しく、しかしながら飼い主は安心できるものとなっています。

【ドイツのドッグフード】
・いわゆるヒューマングレードの人間が食べることができる原料で作らなければならない
・当然人工着色料や人工保存料、人工香料、遺伝子組み換え食べ物などはいっさい使用してはいけない
・オーガニックのペットフードが多い

ヒューマングレードであることと添加物を使用してはならないことは法律で決められています。

さらにドイツは最も厳しいと言われるEU規則に従わなければいけません。そのためドッグフードの品質の良さは折り紙付きです。

EU規則には世界最高の動物福祉基準があり、40年以上にわたって動物福祉を提唱しています。
そのため世界最高の動物福祉基準のいくつかを備えたグローバルリーダーとして広く認識されています。

一方ペット後進国である日本は、ドッグフードは雑貨として扱われています。ヒューマングレードも添加物も企業努力次第です。

このように日本とドイツではペットに対して国としての考え方が違うことがわかります。

ペット先進国であるドイツの厳しい基準をクリアしたテラニカスのドッグフードなら安全だといえます。

テラニカス

テラニカス公式
楽天市場
Yahoo

※公式サイトでは購入できませんのでご注意ください。

 

よくある質問

調理前の生の豚肉を愛犬が食べてしまったのですが、犬は生肉を食べても大丈夫なんでしょうか。

犬が生肉を食べれるか食べれないかでいえば、食べられます。そのため生で食べてしまったという場合でも、食中毒以外の問題はありません。
さらに健康な成犬であれば食中毒を発症することも少ないです。生肉を食べたからといって重症化することもあまり見られません。
ただし寄生虫の心配があることから、念のため動物病院に相談してもいいでしょう。

豚肉が犬にとって効果があると聞いたので与えたいのですが、犬に食べさせていいのか迷います。

犬に豚肉は絶対あげなければいけないものではありません。
きちんと適量のドッグフードをあげているのであれば必要な栄養素は満たしているため、時間をかけて納得した上で与えることをおすすめします。
かかりつけの動物病院で相談してもいいですね。

【犬は豚肉を食べていいの?危険な症状とアレルギーについても解説】まとめ

今回、ペット保険比較アドバイザーでは

・犬に効果的な豚肉の栄養素
・犬に豚肉の与え方
・犬に豚肉を与えるのにおすすめのドッグフード
について解説してきました。
犬にとって豚肉は効果的な食材です。
安全なドッグフードにおやつやトッピングで豚肉を使用して健康な体作りをしましょう。
ペット保険比較アドバイザーではペット保険に関する記事も掲載しておりますので、ぜひご活用ください。

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