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【犬のリンパ腫】抗がん剤治療はかなり高額!治療費用等も解説!

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犬のリンパ腫の抗がん剤費用は一回3万円程度、月に2.3回ペースが半年~1年ほどかかります。それ以外の検査費用や療法食等の費用を合わせると総合の治療費は更に高額になります。
犬に多い病気の一つに、リンパ腫があります。
リンパ腫は体中を駆け巡る血液の癌なので、手術ですべてを取り除くことが非常に難しく、ほとんどの場合抗がん剤を用いた治療を行います。
しかし、私たち人間のように公的な保険制度がない犬は、治療費が全額負担となり、抗がん剤治療となるとかなり高額になることも…。

この記事では

・犬のリンパ腫の症状
・リンパ腫の好発犬種や年齢
・犬のリンパ腫の治療費
・犬のリンパ腫の予防法
について解説します。
最後までお読みいただければ、「犬のリンパ腫の症状や治療費」などについてわかるようになっていますので、ぜひ参考にしてみてください。


目次

「犬のリンパ腫」とは

リンパ腫とは、全身を巡るリンパ球が腫瘍性に増殖する悪性腫瘍です。

犬のリンパ腫は発生率が高く、腫瘍全体の約20%を占めており、進行も早いのが特徴です。

シニア期に発症するケースが多く、シェルティやゴールデンレトリーバーなどがかかりやすい犬種とされています。

 

犬のリンパ腫の症状は?複数のリンパ節が同時に腫れると疑いあり

犬のリンパ腫には、多中心型や縦隔型(胸腺型)、消化器型などさまざまな種類があり、それぞれ初期症状が異なります。

 

一番多い多中心型の症状

・食欲不振
・体重減少
・元気がない
・リンパ節の腫れ
など

リンパ腫の中で約80%を占めるのが多中心型です。

多中心型のリンパ腫は、ほとんどの場合初期症状が見られません。

目に見える症状といえば、リンパ節の腫れくらいです。

ただ、リンパ節の腫れは毎日全身をチェックする、ブラッシングするなどしてコミュニケーションを密に取っていないと発見が遅れる場合もあります。

そのため、最近元気がないと思って動物病院に連れて行ったところリンパ腫が判明した…というケースも多いです。

 

縦隔型や消化器型の症状

・食欲不振
・体重減少
・元気がない
・リンパ節の腫れ
・呼吸困難
・下痢
・嘔吐
全体の約5%を占める縦隔型や消化器型のリンパ腫も、目に見える初期症状はリンパ節の腫れくらいです。
症状が進めば、縦隔型や肺に発生するタイプなら呼吸困難などの呼吸器症状があらわれ、消化器に発生するタイプなら下痢や嘔吐などの症状があらわれます。
リンパ腫にはそのほかにも、皮膚に発生する「皮膚型」、眼や骨などに発生する「節外型」があります。

犬のリンパ腫の好発犬種や年齢は?7才以上のシニア犬は要注意

リンパ腫の発症年齢は6カ月~15歳と幅広いですが、中でも7歳以上のシニア犬で発症率が高いとされています。

性別に差はありませんが、シェルティ、ゴールデンレトリバー、ダックスフンド、シーズーなどが好発犬種です。

リンパ腫の好発犬種を飼っている人は、愛犬がシニア期に入る少し前くらいから定期的に全身をシェックしたり健康診断をしたりなどして、早期発見に努めましょう。

 

犬のリンパ腫の治療の中心は抗がん剤?抗がん剤の費用

犬のリンパ腫は根治が難しい病気です。

そのため、治療の目的は根治ではなく緩和となります。

犬のリンパ腫の治療法は主に4つあり、無治療の場合は4~6週間で死亡してしまうとされています。

 

抗がん剤

抗がん剤治療は、犬のリンパ腫で最もポピュラーな治療法です。

注射や内服で抗がん剤を投与し、全身の腫瘍細胞にアプローチします。

抗がん剤は通院での治療が可能です。

抗がん剤と聞くと強い副作用を思い浮かべる人もいるかもしれませんが、実際にはそんなことはなく、軽い倦怠感や食欲不振などを起こす犬が多いようです。

抗がん剤治療は月に約2回を半年から1年続けるのが基本で、1回の金額は約3万円となっています。

つまり、抗がん剤治療を月2回のペースで1年間続けた場合は、72万円の治療費がかかるということです。

また、抗がん剤を打つ前の診察や、体調を崩しイレギュラーな診察・治療が発生した場合はさらに治療費がかかります。

抗がん剤の治療は、多くのペット保険で保険適用となっています。

 

放射線

放射線治療も、犬のリンパ腫でポピュラーな治療法です。

放射線治療は、放射線をがん組織に直接照射し、がん細胞を弱らせます。

放射線を照射する頻度はリンパ腫の進行具合によって異なりますが、すでに全身に転移している場合は週1、周囲組織に浸潤している場合は週5回(全20回)、腫瘍が小さい場合は3回行われます。

1回の放射線にかかる費用は、1~5万円です。

 

手術

全身性疾患であるリンパ腫は、手術が適用されるケースは少ないですが、皮膚や眼球などに孤立して病変をつくっているケースは手術適用となります。

手術費用は、検査費や入院費なども含めると1回50~100万円が相場です。

また、リンパ腫の場合手術はあくまでも補助療法であり、化学療法や放射線療法を併用して行われるケースがほとんどのため、さらに治療費が高額となります。

 

食事療法

食事療法は、抗がん剤、放射線、手術などと並行して行われる治療法です。

リンパ腫になると通常通り食事をしても、各種栄養素の代謝の変化により体重が減少してしまいます。

また、食欲不振、吐き気などでも体重が減ってしまうケースも。

がん細胞に対応できる元気な体作りをするためにも、日々の食事はとても大切です。

食事療法では、療養食や食いつきアップのための工夫、食欲増進剤なども使用します。

 

犬のリンパ腫の予防方法や早期発見するには?

犬のリンパ腫は初期症状はほとんどなく、早期発見が難しい病気です。

また、これといった予防法も確率されていないません。

リンパ腫は、早期発見・早期治療がとても大切です。

愛犬のリンパ腫にいち早く気づくには、毎日の健康チェックをする必要があります。

ブラッシングのついでにしこりがないかをチェックしたり、食欲が落ちていないかに気を配ったりと、少しの変化も見落とさないようにしましょう。

 

よくある質問

14歳の愛犬が悪性リンパ腫と診断されました。今後は抗がん剤治療をする予定です。治療費はどれくらいかかるのでしょうか。

抗がん剤は、1回の金額が約3万円となっています。抗がん剤の種類や犬の大きさによって金額が異なりますが、抗がん剤を1年間続けた場合の治療費は約100~200万円とされています(その他の治療費・手術費などを含む)。

犬がリンパ腫になって抗がん剤治療を行った場合の余命はどれくらいですか?

犬がリンパ腫になり、抗がん剤やその他の治療を行った場合の余命は1~2年とされています。

ペット保険は必要?

ペットには公的な保険制度がありません。そのため治療費の自己負担額は100%です。

もしもの時に、お金を気にせずペットの治療に専念できるよう健康なうちにペット保険に加入することをおすすめします。

また、病気になった後では加入を断られる可能性があります。

ペット保険比較表や記事を活用するのがおすすめ!

ペット保険比較アドバイザーでは、ペットに合った保険の選び方やペットの健康に関するお役立ち記事を公開しております。

記事と合わせて比較表も活用することで、ペットと飼い主様に合った保険を選ぶことができます。

また、保険会社のデメリット等も理解できるので、後悔しないペット保険選びができます。

ペット保険への加入を検討されている方はぜひご活用ください。

【犬のリンパ腫の抗がん剤費用】まとめ

今回、ペット保険比較アドバイザーでは

・犬のリンパ腫の症状
・リンパ腫の好発犬種や年齢
・犬のリンパ腫の治療費
・犬のリンパ腫の予防法
について解説してきました。
犬のリンパ腫は、抗がん剤治療が最もポピュラーな治療法です。
抗がん剤治療は1回約3万円と高額ですが、ペット保険に加入している場合は補償対象となり負担を軽減できます。
リンパ腫はシニア犬がかかりやすい病気なので、シニア犬を飼っている人はこれを機にペット保険への加入を検討してみるのも良いでしょう。
ペット保険比較アドバイザーではペット保険に関する記事も掲載しておりますので、ぜひご活用ください。

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