「どうせペット保険に入るなら、損はしなくない」と思う人も多いのではないでしょうか。
ペット保険は5つの裏技を駆使すると、お得に加入することができます。
この記事では
・ペット保険の5つの裏技
・ペット保険の補償内容
・ペット保険のメリット・デメリット
・ペット保険への加入をおすすめする理由
ペット保険の裏技とは?ペット保険の必要性は?
裏技と聞くと「怪しいのではないか」「法律に引っかかるのではないか」などと心配になるかもしれまんが、本記事で紹介する裏技は、告知義務違反や犯罪になる行為を行うものではないため安心してください。
SNSでは年齢詐称や病歴詐称などの虚偽申告をして、ペットの保険料を安くしたり本来加入できないはずのペット保険に加入している人もいるようですが、これらは告知義務違反になるため絶対にやめましょう。
本記事では、ペット保険を賢く活用する方法を紹介します。
そもそもペット保険は、もしものときのために加入しておくものです。
最近はペットショップで犬や猫を購入する際に、ペット保険への加入をおすすめされることが多く、たくさんの人がペット購入と同時にペット保険に加入しています。
ペットが病気になると、通院だけでも数万円、手術となると数十万~100万円以上かかることも珍しくありません。
ペット保険に加入していれば、プランにもよりますが治療費の50~100%を負担してくれます。
もしもの時のために備えておきたい人、十分な貯金がない人は、ペット保険へ加入しておくのがおすすめです。
ペット保険を賢く活用!損しないための5つの裏技を徹底解説!
ここでは、ペット保険に関する裏技を5つ紹介していきます。
裏技①:掛け持ちすることで自己負担額を0円にできる
ペット保険は各会社からさまざまな保険プランが販売されており、補償割合を50%と70%の2種類を販売しているケースが多いです。
50%と70%はいずれも自己負担額を0円にすることはできませんが、ペット保険が掛け持ち可能なため、他社のペット保険と掛け持ちすることで自己負担額を0円にすることができます。
例えば、A社で50%にプランに加入し、B社でも50%プランに加入した場合、補償割合の合計が100%になり、自己負担額は0円になるのです。
ただし、例えばA社で50%プランに加入、B社で70%プランに加入し補償割合が120%になっても、20%分は受け取れないので注意しましょう。
ペット保険は基本的に掛け持ち可能ですが、なかには「掛け持ち不可」としているペット保険会社もあるため、事前に確認しておくのがおすすめです。
裏技②:ペットの年齢が不明でも加入できる
ペット保険の保険料は、犬種・猫種やペットの年齢によって決まります。
しかし、保護犬や保護猫の場合、正確な生年月日がわからないケースも多いでしょう。
保護犬・保護猫の場合は、動物病院で推定年齢を調べてもらえばペット保険に加入できます。
獣医師に推定年齢を出してもらい、生まれた月・日に関しては家族として迎え入れた日を記入してペット保険に申し込めばOKです。
保護犬・保護猫で生年月日がわからないからとペット保険への加入を諦めていた人も、これを機にペット保険への加入を検討してみると良いでしょう。
裏技③:クレジットカードで治療費を支払えば預金を減らさない
ペットの治療費は、クレジットカードで支払えば一時的にでも貯金額を減らさずに済みます。
ペット保険の請求方法は、窓口精算と後日請求の2種類です。
窓口精算は、治療費から保険金を差し引いた額が請求されるため、大金を支払う必要も後日請求する手間もかかりません。
しかし、後日請求の場合は一旦でも窓口で大金を払わないといけないため、一時的に貯金が減ってしまいます。
一時的にでも貯金を減らしたくない人は、クレジットカードで治療費を支払うことで、預金を減らすことなく支払いができます。
ほとんどのペット保険では申請から30日以内に保険金が支払われるため、クレジットカードで支払いを済ませたあとにすぐ保険金を請求すると、クレジットカードの支払日に間に合うでしょう。
ペットの治療費は、かなり高額になることも珍しくありません。
数十万円も預金が減るのはいやという人は、クレジットカードで治療費を支払うのがおすすめです。
ただし、動物病院によってはクレジットカードに対応していないところもあるので、事前に確認しておきましょう。
裏技④:保険金請求は後からでも可能!まとめてやればお得!
保険金の請求は、数件分をまとめて請求することも可能です。
保険金の請求期限は診察を受けてから2~3年が基本となっているため、短期間で数回治療を受けた場合はあとからまとめて請求すると楽ですよ。
ペット保険は、年に◯回まで通院補償と回数制限を設けているため、治療のたびに保険金請求をしているとすぐに制限に達してしまうことがあります。
高額な治療を受けても、回数制限に達していれば保険金請求ができなくなり、制限を超えてしまうとペット保険を更新できなくなる可能性も…。
しかし、あとからまとめて保険金請求を行えば、治療費の高かったものだけを請求できるため、確実に補償を受けられます。
短い期間で何度も通院した、体の弱いペットを飼っているという人は、保険金請求をあとからまとめて行うのがおすすめです。
裏技⑤:賠償責任特約は火災保険・個人賠償責任保険で代替可能
ペット賠償責任特約は、火災保険・個人賠償責任保険で代用可能です。
- (ペット)賠償責任特約
- ワンちゃんや猫ちゃんが、他人にけがをさせたり、他人の物を壊したりして損害を与えたことにより
被保険者が法律上の損害賠償責任特約を負った場合に、決められた金額内の補償が適用される契約になります。
保険会社が代わりに示談交渉をしてくれるサービスがついていることもあります。
ペット保険に加入する際、特約として月数百円でペット賠償責任特約を付けられます。
しかし、実は賠償責任特約は飼い主が加入している火災保険や個人賠償責任保険で代用できます。
個人賠償責任保険の方が補償範囲が広いため、ペット保険の賠償責任特約よりも使い勝手が良いでしょう。
ペット保険の賠償特約は月数百円ですが、何年も払い続けることを考えると少しでも出費は減らしたいところですよね。
少しでもお得にペット保険に加入したい人は、ペット賠償責任特約を火災保険・個人賠償責任保険で代替するのがおすすめです。
注意:告知義務違反は犯罪!審査内容は正確に申告しよう
ペット保険は「加入するペットが健康であること」が前提条件です。
ペット保険に加入する前に、飼い主はペットの健康状態や年齢などを告知し、審査に通らなければペット保険に加入できません。
以前、西村博之氏(ひろゆき)がネット配信で「猫の治療費が払えない」と相談する人に対し、「嘘をついてペット保険に加入すれば良い」と回答したことが話題になりましたが、ペットの病歴や年齢などを偽って申告するのは告知義務違反となります。
告知義務違反をすると、ペット保険に加入できないだけでなく詐欺罪に問われる可能性もあるため絶対にやめましょう。保険会社も告知内容に虚偽が無いか調査をします。
故意に告知義務違反をしたわけでなくても告知内容に誤りがあったことが判明した場合は、保険金が支払われない、強制退会などのペナルティが課せられる可能性があります。
ペット保険に加入する前の申告は、嘘偽りない内容を記載しましょう。
ペット保険の補償内容やメリット・デメリット
ここでは、これからペット保険に入ろうと思っている人に向け、ペット保険の補償内容やメリット・デメリットをわかりやすく解説していきます。
ペット保険の補償内容は?通院・入院・手術を主に補償してくれる
ペット保険は、通院・入院・手術をすべて補償してくれるフルカバー型と、手術・入院のみを補償してくれる特化型の2つを販売している会社がほとんどです。
また、悪性腫瘍(がん)のみを補償する保険や、シニアに特化した保険商品を販売している会社もあります。
フルカバー型の場合は、補償割合を50%・70%、特化型の場合は50%~100%で設定している保険会社がほとんどです。
補償割合100%のペット保険は特化型に多く、月々の保険料も安いのが特徴です。
ただ、特化型は特定の疾患・状態しか補償されないため、「万が一に備えておきたい」と考える人はフルカバー型に入っておくと良いでしょう。
ペット保険のメリット・デメリットとは?
ペット保険は良い面が多いですが、人によってはデメリットと感じる点もあるでしょう。
ペット保険に加入したは良いものの「思ってたのと違うな…」とならないよう、ここではペット保険のメリット・デメリットを紹介していきます。
ペット保険のメリット
・ペットに高額な治療を受けさせてあげられる
ペット保険の最大のメリットは、治療費の負担を軽減できることです。
ペットの治療費は全額負担のため、ちょっと調子が悪いからと動物病院に行き、色々検査をすればお会計が1万円以上行くことも少なくありません。
不調が長引けばもっとお金がかかります。
しかし、ペット保険に入っていれば自己負担額を減らせるため、気軽に動物病院にも行きやすくなるでしょう。
また、数十万~数百万と高額になりがちな手術なども、ペット保険に入っていれば飼い主の負担額が少なくなるだけでなく、精神的にも治療を受けやすくなります。
ペット保険のデメリット
・補償対象外の病気やケガがある
・すでに病気にかかっている場合は加入できないこともある
・ペットが高齢になると保険料が高くなる
ペット保険は掛け捨てのため、積み立てができません。
また、保険商品によって補償対象となる病気がそれぞれ違うため要注意です。例えば小型犬に多いパテラや椎間板ヘルニアを補償の対象外としていたり、犬猫共に多い歯周病含む歯科治療を補償の対象外としているペット保険もあります。
また、前年度の保険金支払い状況に応じて更新時に「特定部位や傷病・疾患」を補償の対象外とする条件を付帯させたりする保険会社もあります。慢性疾患への備えとしては実質的に機能しないことにもなります。もちろんそうではないペット保険も多くあります。
ペット保険に加入する前に、どんな病気が補償対象外となっているのかをきちんと確認しておきましょう。
犬種・猫種によってなりやすい病気が違うので、ご自分のペットがなりやすい病気がしっかりと補償対象となっているかを確認するのがおすすめです。
現在すでにペットが病気の場合は、ペット保険に加入できない可能性もあります。
例えば、下記の病気にかかっていると加入を断られる可能性が高いです。
・慢性腎不全
・甲状腺疾患
・糖尿病
・猫伝染性腹膜炎
・猫白血病ウイルス感染症
【知らなきゃ損】ペット保険への加入をおすすめする理由
最近ではペット保険に入っている人も増えてきましたが、それでもまだ「ペット保険って必要なのかわからない」と加入を悩んでいる人もいるでしょう。
結論から言うと、十分な貯蓄がない人はペット保険に入っておくのがおすすめです。
ペットの治療費は高額になるケースが多く、手術ともなれば30万円以上かかることも。
下記はマンチカン(4歳)が膀胱結石になり通院4日と手術+入院3日間となった場合の治療費の一例です。
・手術―110,000円
・入院―75,000円
合計228,000円
ペット保険に加入していない場合、上記の金額をすべて自己負担しなくてはいけません。
しかし、例えばフルカバー型(補償割合50%)のペット保険に入っていた場合、自己負担額は143,000円となり、かなり出費を抑えられます。
ペット保険は、病気をした後ではその病気が補償対象外となってしまうため、健康なうちに加入しておく必要があります。
ペットも万が一に備えたい、十分な貯蓄がないという人は、早めにペット保険へ加入しておくのがおすすめです。
よくある質問
ペット保険に加入してからすぐに、愛犬が骨折してしまいました。補償対象となるでしょうか?
ペット保険の保険料を安くする裏技はないですか?
ペット保険は必要?
ペットには公的な保険制度がありません。そのため治療費の自己負担額は100%です。
もしもの時に、お金を気にせずペットの治療に専念できるよう健康なうちにペット保険に加入することをおすすめします。
また、病気になった後では加入を断られる可能性があります。
ペット保険比較表や記事を活用するのがおすすめ!
ペット保険比較アドバイザーでは、ペットに合った保険の選び方やペットの健康に関するお役立ち記事を公開しております。
記事と合わせて比較表も活用することで、ペットと飼い主様に合った保険を選ぶことができます。
また、保険会社のデメリット等も理解できるので、後悔しないペット保険選びができます。
ペット保険への加入を検討されている方はぜひご活用ください。
【ペット保険の裏技】まとめ
今回、ペット保険比較アドバイザーでは
・ペット保険の5つの裏技
・ペット保険の補償内容
・ペット保険のメリット・デメリット
・ペット保険への加入をおすすめする理由