チワックスとはどんな犬?飼い方や寿命などを徹底解説!
2024年5月22日
チワックスは純血種のチワワとダックスフンドの間から生まれたミックス犬です。胴長短足の体や大きな瞳が人気となっています。ここではチワックスの特徴や育て方、寿命などについて解説しています。
この記事では
・チワックスの平均寿命
・チワックスを飼育するための準備
チワックスとは、どんな犬?
チワックスはチワワとダックスフンドの純血種を掛け合わせたミックス犬のことです。
ダックスフンドはミニチュア・ダックスフンドやカニンヘン・ダックスフンドと掛け合わせていることが多いです。
特に、近年は小型化の傾向が高いため、小さなサイズであるカニンヘン・ダックスフンドとチワワを掛け合わせたチワックスが増加傾向にあります。
チワックスの特徴・大きさ・毛色
チワックスのようなミックス犬の特徴は、チワワとダックスフンドのどちらの特徴を大きく引く継いでいるかによります。
大きな見た目の特徴は、ダックスフンドの胴長短足の体系に、チワワの大きな瞳を引き継いでいることがあげられます。
チワワの特徴を大きく引き継いだ場合、立ち耳でマズルが短く、ダックスフンドの特徴を大きく引き継いだ場合マズルが長くなる傾向があります。
また、大人に成長するにつれ、見た目が大きく変化していくのも、ミックス犬の大きな特徴です。
チワックスの大きさは平均体高が22㎝前後、平均体重が3~4㎏前後です。
毛色のバリエーションは多く、単色や2色が混じったタン系以外にも、複数の色が混じった場合もあります。
チワックスの性格
チワックスはチワワとダックスフンドの両方の性格を引き継いでいることがあるため、個体によって性格が異なることが多いです。
例えばチワワを性格を大きく引き継いでいれば吠えやすく、ダックスフンドの性格を大きく引き継いでいればあまり吠えることはありません。
基本的には以下のような性格であることが多いようです。
・気が強い
・好奇心が高い
・人懐っこい
・飼い主に忠実
チワックスの歴史
チワックスは2000年ごろに起きたミックス犬ブームの時に生み出された犬種です。
最初はアメリカで人気になり、その後小型で飼育しやすいという理由により、日本でも広がりました。
チワックスの飼い方のポイント
チワックスを飼育するときには以下のポイントに気を付けるようにしましょう。
チワックスのしつけ方
見た目がかわいいので甘やかしてしまう育て方になりがちになりますが、しつけは早いうちからしっかりと行いましょう。
警戒心が強いため、外に連れ出して飼い主さん以外の人や他の犬などと触れ合う機会を持ってください。
予防注射が済んでいないうちは抱っこして外を歩いてあげるとよいでしょう。
またパピー教室に通ってみるのもおすすめです。
基本的なしつけも子犬のうちに始めるようにしましょう。
アイコンタクト
犬が飼い主に意識を向けている状態、注目している状態がアイコンタクトです。
アイコンタクトはしつけの基礎とも言える状態なので、きちんとできるようにしておきましょう。
アイコンタクトを覚えさせるためにはあごの下あたりにおやつを持ってきて名前を呼んでください。
目があったらほめておやつをあげるようにしましょう。
触られることに慣れさせる
まずは飼い主さんにどこを触られても平気になることが重要です。
ブラッシングや爪切り、耳掃除、歯磨き、シャンプーなどのケアを問題なく行えるようになりましょう。
嫌がったら触るのをやめるなど根気よく行ってください。
また、獣医師など家族以外の人に触られても問題ないようにすることも重要です。
子犬のころから他の人にも慣れさせるようにしましょう。
トイレトレーニング
決められた場所で排泄するようになることは人と一緒に暮らしていくうえでとても重要です。
犬はトイレに行く前にくるくる回ったり、そわそわする動きをすることがあります。
このようなトイレサインを見かけたらトイレに連れて行きましょう。
最初のうちはサークル内にトイレを置いてあげるとトイレトレーニングを覚えやすいかもしれません。
うまくできたら十分にほめてあげます。
失敗しても怒らないでください。
怒ってしまうとトイレ自体が怒られることだと思ってしまう可能性があります。
コマンド
コマンドとは以下のようなものを指します。
・お座り
・伏せ
・待て
・よし
・ハウス 等
コマンドを覚えさせるポイントはおやつをうまく使って動きを誘導することです。
飼い主さんの言う通りの行動ができたらほめてあげてください。
散歩の仕方・運動量
小型犬はあまり運動量を必要としませんが、運動不足やストレス解消をするためにも散歩は必要です。
1日20分程度のお散歩を心がけましょう。
お散歩で外に出ることは、犬の社会性を身に着けるためにも大切なことです。
雨などで外に出られないときは、家の中で遊んであげてください。
室内環境を整え、くつろげるスペースをつくる
チワックスは足腰に負担がかかりやすいので、高いところからジャンプしないようにしたり、滑らないように床にカーペットを敷くなどした対策が必要です。
また、ケージなどでチワックスのテリトリーを作ってあげるとリラックスして過ごすことができるのでおすすめです。
誤飲などしないように、チワックスの過ごす部屋にある物には十分に気を付けるようにしましょう。
チワックスの平均寿命
チワックスの平均寿命は13~15歳程度だとされています。
これは小型犬の中でも平均的な年齢です。
しかし、生活環境や食生活などで寿命は大きく変化するため、この年齢より長生きするチワックスもいます。
チワックスを家族に迎える方法と費用
チワックスの子犬の値段は20~50万円ほどで、月齢や毛色、性別などで値段が変わってきます。
チワックスの入手方法はさまざまな方法があります。
ペットショップで探す
一番チワックスをお迎えしやすい方法はペットショップです。
月齢がある程度言っている場合、簡単なしつけや予防注射が済んでいることもあります。
現在ではミックス犬専用のペットショップもありますし、HPで現在販売されている犬の状況を確認することも可能です。
ブリーダーからの紹介
ブリーダーとは、犬の繁殖を専門としている業者のことです。
犬の知識や飼育経験が豊富なので、わからないことを質問することができます。
また、親犬の状況も確認できるので、成犬時のサイズなどの参考にもなります。
悪質なブリーダーもいるので、環境の良い状態で飼育しており信頼ができるブリーダーさんを探すようにしましょう。
里親になる
引き取り手のいない犬を向かい入れる制度のことを里親制度と言います。
ペットショップやブリーダーのように犬を販売しているわけではないので費用はあまりかかりません。
しかし、チワックスがいないことや里親になる条件が厳しいところもあります。
さまざな保護団体がいるので、譲渡会などに参加したりHPで確認してみてください。
家族に迎え入れるまでに準備したいもの
犬を迎え入れる前に、犬が過ごしやすい環境を整えてあげる必要があります。
まずは以下のものをペットショップやホームセンターなどで買いそろえるようにしましょう。
・クレート
・ベッド
・フード
・食器
・トイレトレー
・トイレシーツ
・ペット用ウエットティッシュ
・ブラシ
・歯磨きグッズ
・首輪
・リード 等
その他にも床が滑らないように絨毯を敷いたり、エアコンなどの空調設備も重要です。
かまれて困るものや誤飲しそうなものなど、危険なものはきちんと片づけておきましょう。
1ヶ月にかかる飼育費用は?
当たり前ですが、犬を育てるためにはそれなりの費用が掛かります。
小型犬の場合、平均的な飼育費用は1~2万円ほどです。
食費
フードやおやつなど食べるものにかかる費用で、1か月1万円前後ほどかかります。
フードやおやつはさまざまな種類が販売されていますが、食べるものがチワックスの体を作るので、以下のことに気を付けて質の良いものを選びましょう。
・粗悪とされる原料が入っていない
・グレインフリー 等
日用品代
トイレシーツやデンタルケア、ペット用ウエットティッシュなど消耗品が日用品になります。
1か月で2,000~3,000円ほどかかります。
シャンプー・トリミング代
チワックスはダブルコートの被毛を持つ犬種なので、基本的にトリミングの必要はありません。
もしシャンプーなどのお手入れやカットをトリミングサロンに頼む場合、3,000~9,000円ほどかかります。
家でシャンプーする場合は1か月に1回程度にしておきましょう。
あまり洗いすぎてしまうと、皮膚に必要な皮脂まで洗い流し、それが原因で皮膚病になることもあるので注意が必要です。
医療費
犬は必ず毎年予防注射を受ける必要があり、フィラリアやダニ・ノミの予防薬も1か月に1回上げなくてはいけません。
そのため、全く健康に問題がない場合でも、年間4万円ほどの医療費がかかります。
また、健康に長生きしてもらうためにも年に一度は健康診断を受けることをおすすめします。
ペット保険
ペットの医療費は人間のように健康保険がないため100%支払う必要があります。
そのため、病気やケガを治療するとすると多額の費用がかかります。
飼い主さんの金銭的な負担を和らげるためにも、事前にペット保険に加入しておくことはとても重要です。
ペット保険の保険料はペットの年齢や体重、プランによって大きく変わります。
保険会社がさまざまなプランを販売しているので、納得できる補償内容がある保険を選ぶようにしましょう。
また、加入年齢が満7歳までになっていることもあるので注意が必要です。
よくある質問
チワックスが気を付けた方が良い病気はありますか?
チワックスのようなミックス犬は、遺伝的な疾患が少ないため純血種よりも丈夫だと言われています。しかし、胴長短足なので椎間板ヘルニアになりやすいですし、小型犬のため関節に負担がかかりやすく膝蓋骨脱臼などになりやすいです。病気を早期発見するためにも、定期的に健康診断を受けるようにしましょう。
チワックスの日頃のお手入れはどのようなことをすればよいですか?
ペット保険は必要?
ペットには公的な保険制度がありません。そのため治療費の自己負担額は100%です。
もしもの時に、お金を気にせずペットの治療に専念できるよう健康なうちにペット保険に加入することをおすすめします。
また、病気になった後では加入を断られる可能性があります。
ペット保険比較表や記事を活用するのがおすすめ!
ペット保険比較アドバイザーでは、ペットに合った保険の選び方やペットの健康に関するお役立ち記事を公開しております。
記事と合わせて比較表も活用することで、ペットと飼い主様に合った保険を選ぶことができます。
また、保険会社のデメリット等も理解できるので、後悔しないペット保険選びができます。
ペット保険への加入を検討されている方はぜひご活用ください。
【チワックスとはどんな犬?飼い方や寿命などを徹底解説!】まとめ
今回、ペット保険比較アドバイザーでは
・チワックスのしつけは子犬のころからしっかり行うことが重要
・チワックスを受け入れる前に過ごしやすい環境づくりをする