この記事では
・犬が雷を怖がるときの対処法
・犬が雷を怖がるときにしてはいけない行動
なぜ犬は雷を怖がるの?
雷に対して怖い・嫌いと感じる方も多くいます。
犬は雷を怖がるイメージが強いですが何が原因になってしまうのでしょうか。
ここでは「犬が雷を怖がる理由」について解説します。
雷から身を守ろうとするため
犬が雷を怖がる理由として「身を守るため」ということがあげられます。
犬は野生で生活していた頃聴覚や嗅覚などの五感を使って生活していました。
特に音には敏感で大きな音や危険と感じる音を聞くと警戒します。
雷から自分の身を守るために雷に対して恐怖を感じます。
雷に対する過去のトラウマから
犬が雷を怖がる理由として「雷に対するトラウマ」があげられます。
犬の中には雷に対して恐怖や不安を感じることがあります。
雷が鳴ったときに怖い思いをした過去の経験から恐怖や不安を強く感じます。
その後自分の身を守るために行動するようになります。
飼い主の反応から
犬が雷を怖がる理由として「飼い主の反応から」ということがあげられます。
飼い主さんが雷に対して必要以上に反応することにより犬は不安になります。
さらに雷が鳴るときに犬を抱っこすることや優しくすることによりその行動は強化されます。
雷が鳴るたびに怯え飼い主さんにすり寄るようになります。
雷は人でも怖い自然現象です。
しかし飼い主さんが怯えることにより犬は余計に恐怖を感じてしまいます。
雷が鳴っていてもいつもと同じ行動を心がけましょう。
雷以外でも地震や台風などでも同様です。
パニックになることは当たり前のことですが犬を安心させるような行動を心がけましょう。
パニックになることで二次被害を引き起こすこともあります。
災害時にはどのような対応をするのかも家族間で相談しておくといいかもしれませんね。
雷が苦手な犬の特徴は?
雷が苦手な子もいれば特に雷に対して反応しない子もいます。
ここでは「雷が苦手な犬の特徴」について解説します。
騒音が苦手な犬種はいるの?
日常的に聞いていれば慣れることもありますが犬は基本的に大きな音は苦手です。
騒音が苦手な犬種は
・パピヨン
・ミニチュア・ダックスフンド
犬が雷を怖がるときにする反応は?
犬は雷を怖がるときにみられる行動があります。
犬が怖がっている場合はできるだけ早く気付き対処してあげることが望ましいです。
ここでは「犬が雷を怖がるときにする反応」について解説します。
行動の変化
犬が雷を怖がるときには
・落ち着きがなくなる
・息が荒い
・ソワソワする
・暗く狭い場所に隠れる
・吠える
・ブルブルと震える
・地面を掘ろうとする
・よだれを垂らす
などの行動をとります。
恐怖心から体を隠そうとし飼い主さんにすり寄ることもあるでしょう。
息が荒くなりはあはあとしているときは雷に対して怯えている可能性が高いです。
外飼いでパニック状態になり暴れ脱走してしまうこともあります。
雷が苦手な場合は室内で飼育してあげましょう。
体の変化
犬が雷を怖がるときには
・心拍数の増加
・瞳孔の拡張
・呼吸数の増加
・体温の上昇
・ストレスホルモンの上昇
などの体の変化が見られます。
体の変化は見た目では判断できないことが多いです。
ただ心拍数の増加や体温の上昇は犬の体を触れば測定することができます。
普段から犬の体を触ることで愛犬の平均心拍数や体温を確認しておくことがおすすめです。
雷が病気の原因になることも
雷に怯えていることが長期的に続くと犬にとってはかなりの負担がかかります。
しかしストレスは病気の原因にもなります。
ストレスが長期的にかかると
・食欲がなくなる
・嘔吐
・下痢
・血便
・失神
などの症状がみられます。
他にもストレスがかかると「免疫力」や「体力」が低下します。
免疫力や体力が低下すると病気にもかかりやすくなるため注意が必要です。
雷のパニックでショック死する可能性はあるの?
雷のパニックではショック死する可能性は低いですがあります。
心臓や呼吸器に持病を抱えている場合には雷のストレスにより死亡するケースもあります。
そのため雷に対して過剰に反応しないようにトレーニングしていくことがおすすめです。
持病に関しては定期的に動物病院を受診してコントロールしておきましょう。
犬が雷を怖がったときに飼い主がとるべき対処法は?
雷に対して恐怖を感じるかどうかは飼い主さんの対応により左右されます。
ここでは「雷を怖がったときに飼い主が取るべき対処法」について解説します。
ご褒美の時間だと思わせる
雷を怖がったときには「ご褒美の時間だと思わせる」ことが大切です。
雷が鳴り犬がソワソワしだしたときに犬に「おすわり」「まて」などの指示を与えます。
犬が指示に従ったときにおやつやおもちゃなどのご褒美を与えます。
他にも雷が鳴ったときに犬を気をそらすためにおもちゃで遊ぶこともおすすめです。
雷が鳴る=ご褒美の時間だと認識できるまでには時間がかかります。
焦らずに少しずつ慣れさせておきましょう。
生活音で気をそらす
雷を怖がったときには「生活音で気をそらす」こともおすすめです。
生活音とは家事や家電の音やテレビ、音楽の音などで、普段から犬が聞き慣れている音をきかせましょう。
多少音量を大きくし犬が雷に気が付かないようにしてあげましょう。
犬を安全な場所につれて行く
雷を怖がったときには「犬を安全な場所に連れて行く」ことがおすすめです。
犬は狭く暗い場所にいると安心する傾向があります。
「サークル」「ケージ」「ハウス」などの犬がゆっくりと休むことができる場所を用意しましょう。
特にケージは災害時にも活用することができるため1つは持っておきましょう。
さらに遮光カーテンなどを活用することもおすすめです。
雷の強い光を抑えることができます。
光によりパニックになってしまう場合は光が届かないような場所に移動させましょう。
サプリメント&薬を活用する
雷を怖がってしまうときには「サプリメント&薬を活用する」ことがおすすめです。
雷を怖がりパニックになる場合は一度動物病院に相談しましょう。
動物病院では不安を軽減させる内服やサプリメントなどを処方してくれることもあります。
他にもパニック時の対処法などを聞くこともできます。
パニックは犬にとってかなりのストレスになります。
犬にかかる負担を軽減するためにも早めに相談しに行きましょう。
犬が雷を怖がった時に取ってはいけない行動とは?
犬が雷を怖がったときには飼い主さんの行動で恐怖心が増強される可能性もあります。
犬を雷恐怖症にしないためにも知っておきましょう。
ここでは「飼い主さんが取ってはいけない行動」について解説します。
なだめない
犬が雷を怖がるときには「必要以上になだめない」ようにしましょう。
雷が鳴ったときに必要以上になだめることにより犬は雷が鳴ると飼い主さんがかまってくれると認識してしまいます。
雷が鳴るたびに飼い主さんに甘えひどくなると吠え続けることもあります。
雷が鳴ったときは優しく声をかけたくなるかもしれませんが声をかけないことが望ましいです。
声をかけずにそっとしておきましょう。
狭いところに閉じ込めない
犬が雷を怖がるときには「狭いところに閉じ込めない」ようにしましょう。
犬がパニックになった状態で狭いところに閉じ込めてしまうと余計にパニックになります。
さらにケージやサークルを怖がるようになってしまうためやめましょう。
ケージに入り落ち着く子もいますが自分を傷つけてしまうこともあります。
パニック状態のときは一度落ち着かせるために他のことに気をそらせることがおすすめです。
犬が雷を怖がらないための予防策は?
雷が鳴ってパニックになってしまうと落ち着かせるのも大変です。
そのため事前にパニックにならないように予防していきましょう。
ここでは「犬が雷を怖がらないための予防策」について解説します。
雷の音に慣れさせておく
犬が雷を怖がらないようにするためには「雷の音に慣れさせておくこと」がおすすめです。
子犬の頃から雷の音は怖くないと認識させましょう。
CDやフリーの音源などで雷の音を流します。
はじめは小さい音からはじめ聞かせご褒美を与え少しずつ音量を上げて慣れさせていきましょう。
これは雷だけでなく車やトラックの音や工事の音などに対して怖がる場合にもおすすめです。
愛犬にとって安全な場所を作る
犬が雷を怖がらないようにするためには「安全な場所を作ること」がおすすめです。
雷だけでなく普段の生活でも犬が怖がったときに安心して休むことができる場所を確保してあげましょう。
ケージやサークルなど犬の体の大きさにあったものを選び購入しましょう。
犬の留守番中に雷が鳴ることを対策する
お出かけや買い物中に雷がなってしまうこともあるでしょう。
犬が一人でいるときにパニックになる可能性があります。
そのため留守番をさせるときにはしっかり準備しておくことがおすすめです。
ここでは「犬の留守番中に雷が鳴ることへの対策」について解説します。
安心して隠れられる場所を作る
犬の留守番時には「安心して隠れられる場所を作る」ことがおすすめです。
犬の体をすっぽり隠せる場所を確保します。
さらに快適に留守番ができるように室温もしっかり調節しましょう。
寒い時期は保温性の高いベッドなどの活用もおすすめです。
暑い時期は体を冷やすことができる冷却シートなどを用意しておきましょう。
特に雷のときは停電になることもあるため夏場の時期の留守番は注意しましょう。
トイレを失敗することもある
犬の留守番時には「トイレを失敗することもある」ためしっかり備えましょう。
トイレの周りに防水シートを敷いておくことがおすすめです。
トイレシーツやおむつは破いてしまうこともあります。
誤って飲み込んでしまうこともあるためパニックになる可能性がある場合は避けておくことをおすすめします。
危険なものは片付けておく
犬の留守番時には「危険なものは片付けておく」ようにしましょう。
犬がパニックになったときにぶつかってしまい怪我をしてしまうこともあります。
できるだけ障害物をどかしておきましょう。
ペットカメラなどを活用する
犬の留守番時には「ペットカメラなどを活用する」ことをおすすめします。
ペットカメラでは家にいる犬の様子をしっかり確認することができます。
商品によっては声をかけることができるものやおやつが出てくるものなどもあります。
犬の気をそらすこともできるため設置することがおすすめです。
よくある質問
雷恐怖症の犬の反応とは?
犬は雷を克服できる?
ペット保険は必要?
ペットには公的な保険制度がありません。そのため治療費の自己負担額は100%です。
もしもの時に、お金を気にせずペットの治療に専念できるよう健康なうちにペット保険に加入することをおすすめします。
また、病気になった後では加入を断られる可能性があります。
ペット保険比較表や記事を活用するのがおすすめ!
ペット保険比較アドバイザーでは、ペットに合った保険の選び方やペットの健康に関するお役立ち記事を公開しております。
記事と合わせて比較表も活用することで、ペットと飼い主様に合った保険を選ぶことができます。
また、保険会社のデメリット等も理解できるので、後悔しないペット保険選びができます。
ペット保険への加入を検討されている方はぜひご活用ください。
【犬は雷が苦手?ハァハァしているときの対処法】まとめ
今回、ペット保険比較アドバイザーでは
・犬が雷を怖がるときの対処法
・犬が雷を怖がるときにしてはいけない行動