ペット保険を選ぶ際には、補償内容や補償範囲を確かめることが重要です。
「どこまでを補償してくれるか」ももちろん大事ですが、「どこから補償されなくなるか」という視点も大事です。
そこで今回はスーパーペット保険の保険金をお支払いできない主なケースについて、解説していきます。
この記事ではスーパーペット保険の
・補償の対象外になる事例
・補償内容・補償範囲
「通院つき70%プラン」
「通院つき50%プラン」
「手術・入院プラン」
【スーパーペット保険の対象外】他社でも補償の対象外項目
スーパーペット保険の「保険金をお支払いできない主なケース」についてまとめてみました。
スーパーペット保険に限らず、ペット保険は基本的に「治療を目的とした行為」に対して補償されます。「予防目的の検査」などには補償がされません。
・予防目的の「アレルギー検査」「ワクチン」は補償されない
・「断耳」「断尾」などの美容整形を目的とした手術も保障されない
①病気に対して30日間は待機期間がある
スーパーペット保険では病気に対して30日の待機(免責)期間があります。つまり加入してから(初年度契約の契約日から)30日間は病気が補償の対象外になります。
ケガの場合は初年度契約の契約日より請求が可能です。他社には免責期間がない商品もありますが、偶発的なケガに対しては加入直後に補償されるので問題ないかと思われます。
他社ではこういった待機期間がない保険も存在はします。生まれて間もない生後数か月のペットは加入してからすぐに動物病院に行く可能性が高いので、待期期間がデメリットになる人もいます。
スーパーペット保険では初年度契約の契約日から30日間は病気が補償の対象外ということを覚えておきましょう。
【補償の対象外の項目】②傷病にあたらないもの・対象とならない処置及び傷病
下記の内容がスーパーペット保険で補償の対象外となる項目です。
【スーパーペット保険】傷病に当たらないもの・対象とならない処置及び傷病
交配・妊娠・出産・早産・帝王切開・流産及び人工流産
去勢、避妊及び不妊治療
停留睾丸、臍ヘルニア
歯石除去費用及び、乳歯遺残、不正咬合
断耳、断尾、声帯除去及び美容整形など傷病の治療を目的としない手術
爪切り(狼爪の除去を含みます)
肛門腺除去、肛門嚢絞り等
健康体に施す外科的手術やその他の医療・検査処置
マイクロチップ装着費用※上記処置等に起因する傷病
上記の中で特に注意したいのは「健康体に施す外科的手術やその他の医療・検査処置」になります。
例えば健康診断等に関わる費用や、なにかしらの検査を行い、結果何も異状がない場合は補償の対象外となってしまいます。
しかし、なにか既に症状があり、そのためのレントゲンの検査等はしっかり補償されます。
またワクチン等の予防接種により予防できる病気やワクチン費用は楽天ペット保険に限らず全てのペット保険で補償の対象外です。
スーパーペット保険では「24時間無料の獣医師相談サービス」があります。こちらのサービスを利用すれば本当に動物病院に行かなければならない時を見極められます。
うまく利用して「治療」と「予防」の判断をしていけます。
③治療費以外の費用等
スーパーペット保険に限らず、ペット保険では治療の際に作成する診断書や、往診・時間外診療の追加料金は補償の対象外となるのが一般的です。
楽天ペット保険でも
・診断書等書類作成の文書料
・往診費用、夜間休日等時間外診療費用
・治療を伴わない薬剤等の購入・受取のみの通院費用
は補償の対象外になります。
これら3項目に関しては、多くのペット保険でも対象外ですが一部のペット保険では補償対象内としていることもあります。
あくまで参考ですが上記の費用は一般的に1000円~2000円程度で収まることが多いです。
スーパーペット保険では対象の病気とケガ
上記では、スーパーペット保険を含めた一般的にペット保険で補償の対象外となってしまうものについて解説しました。
ここでは逆に他社では補償対象外の可能性があるが、スーパーペット保険で補償される病気やケガについて解説していきます。
他社では補償対象外の可能性があるが、スーパーペット保険で補償される病気やケガ
・歯周病
・てんかん
・白内障
・椎間板ヘルニア
・膝蓋骨脱臼(パテラ)
歯周病
ペット保険の中には歯周病を補償の対象外としているペット保険もありますがスーパーペット保険では補償されます。
歯周病は犬猫に限らず、どのペットでも頻繁に発症する病気です。一回の通院費用は高くなくとも、定期的に長期で通院が必要になる可能性もあり、総合で治療費が高額になることもあります。
また歯周病は放置しておくと糖尿病などの他の病気を併発する可能性が高まります。
ただし、上記でも触れたように予防目的である歯石除去などの治療費は補償の対象外となるので注意しましょう。
【椎間板ヘルニア】と【膝蓋骨脱臼(パテラ)】
他社では椎間板ヘルニアとパテラを補償の対象外としているところもありますが、スーパーペット保険では補償されます。
どちらの病気も、トイプードル等の小型犬やダックスフンド等の胴長犬種で多く発症する病気です。
またどちらも症状によっては手術を伴う治療が必要になります。そのため治療費も高額になりがちです。
アニコム損保「家庭どうぶつ白書2023」によると、パテラの手術の平均費用は26万1,170円となっています。
【スーパーペット保険の対象外】免責期間について
そもそも免責(待機)期間とは、初年度契約において、保険期間が開始しても発症した病気が補償の対象にならない期間のことです。
病気の場合は、契約日から30日間の免責(待機)期間があります。
免責(待機)期間中に発症した病気による治療については、保険金の支払いがされません。
ケガの場合は、契約日の初日から補償が開始されます。
※補償開始前に生じた病気やケガは補償対象にはなりません。
スーパーペット保険では、ケガに関しては免責期間がありません。
病気に関しては初年度契約の契約日から30日が免責期間となりますので、よく確認しておきましょう。
【スーパーペット保険の対象外】よくある質問
スーパーペット保険の提携病院は?
スーパーペット保険では窓口精算ではなく、後日精算型のオンライン請求となります。
そのため、全国全ての動物病院に対応しています。「窓口精算に対応している病院だけを選ぶ」ということはないので便利ですね。
- 窓口精算とは?
- 保険会社に保険金を請求する方法のうちのひとつになります。
動物病院の窓口で支払う際、あらかじめ補償金額を差し引いた精算ができます。
その際「保険証」の提示が必要になることがあります。
一見便利に見えますが、窓口精算の対応病院でしか使えないなどのデメリットがあります。
スーパーペット保険の年齢制限は?
スーパーペット保険では満11歳未満であれば加入できます。
「スーパーペット保険」の主な加入条件は以下の通りです。
加入するには、これらの条件を満たす必要があります。
・満11歳未満(10歳11ヵ月まで)
上記のように、契約日時点でのペットの年齢が満11歳未満(10歳11ヵ月まで)であれば申込み可能です。
なお、申込みの際にはペットの健康状態の告知が必要です。
治療中の病気やケガがあったとしても、条件付きで加入できる場合があるので、加入したいと考えている方は一度申込んでみましょう。
【スーパーペット保険の対象外】まとめ
スーパーペット保険は他社では補償対象外の可能性のある病気・ケガも補償の対象としています。
一方で他社が補償対象としているもので対象外としているものもあります。
しかし、スーパーペット保険は対象外の病気・ケガは少なく「安心の補償内容・補償範囲」といえます。
また予防目的の治療は対象外になるのがペット保険では一般的です。
しかし、スーパーペット保険では「24時間無料の獣医師相談サービス」があります。
上手く活用することで、「ちょっとした心配事は獣医師に相談」「相談してから病院に行く」といった予防の選択ができるのもおすすめです。
スーパーペット保険を検討している方へ
ここではスーパーペット保険の対象外の項目について解説していきました。
ペット保険に加入する際には、その保険の特長やメリットだけでなくデメリットや注意点に関してもしっかり理解し、納得したうえで加入することが大事です。
メリットや特長についてもっと知りたい、という場合には一度資料請求をしてみることを強くおススメします。
デメリットや注意点に関しては、口コミなどを参考にしながら重要事項説明書、約款をしっかり確認することが大事です。