猫の異物誤飲を経験したことがある飼い主さんは多くいます。
症状がないケースだと「猫が誤飲しても何日後かにうんちで出るだろう」と楽観視してしまいますが、本当に大丈夫なのでしょうか?
この記事では、
- 猫の誤飲で注意すべき症状
- 猫の誤飲の治療費
- 誤飲の防止策
について解説します。
最後までお読みいただければ、「猫が誤飲しやすいもの」「猫が誤飲して中毒症状を起こすもの」もわかるようになっていますので、ぜひ最後までお読みください。
「異物誤飲」と「異物誤嚥(ごえん)」の違い
飲み込まれた異物の行き着く先の違いで言い方が異なります。
「誤飲」は消化器官が詰まる恐れが、
「誤嚥」は気道がふさがれる恐れがあります。
- 誤飲
-
食道や胃といった消化管の方に行ってしまった場合
- 誤嚥
-
気道や肺の方に行ってしまった場合
猫が誤飲しちゃったかも…。この症状に要注意
愛猫が誤飲してしまったら、まずは落ち着いて猫の様子を確認しましょう。
「これぐらいだから大丈夫」と安易に判断することはできず、下記のようなしぐさが見られたら注意が必要です。
- 嘔吐、えずく
- 元気がない・食欲不振
- 舌や歯茎などが青紫色になっている(チアノーゼ)・呼吸困難
嘔吐・えずく
愛猫が吐いた時、できれば吐いたものを確認してください。
その中に原因となる異物があれば様子を見てもいいでしょう。
吐いた後元気や食欲があるようなら経過観察で十分です。
しかし嘔吐を繰り返したり、えずきだけで吐けないようなこともあります。
嘔吐を繰り返すと泡状の胃液を吐き、生唾を飲み込むしぐさを見せます。
そのような場合は、動物病院へ連れていきましょう。
えづきや吐く仕草、咳の区別がつきにくい場合は動画を撮っておくと獣医師が診断しやすくなります。
元気はない・食欲不振
誤飲した異物が吐いても出てこず腸閉塞になると、ぐったりしてご飯も食べないことがあります。
また、鋭いものを飲み込んだり、紐や糸状の物を飲み込んでから時間が経つと、腸壁に穴が開く「腸穿孔(ちょうせんこう)」を起こすこともあります。
腸穿孔になると緊急手術が必要となり、また手術をしても手遅れになるケースもあります。
腸閉塞とは
腸の一部が詰まってしまうことで食べ物や水分がうまく流れなくなってしまう病気
舌や歯茎などが青紫色になっている(チアノーゼ)・呼吸困難
大きな物を飲み込んでしまい、それが喉や食道に引っかかって気道を圧迫するとチアノーゼを起こすこともあります。
また呼吸困難である場合、何かの中毒症状であることも考えられます。
猫の身の回りに中毒症状を起こすものは多くあるため注意が必要です。
猫が中毒症状を起こすもの | 中毒症状が出るまでの時間 |
玉ねぎやネギ類 | 1日~数日後 |
チョコレート | 4時間以内に発症し、3日ほど続くことがある |
コーヒーなどのカフェイン | 1時間〜2時間後 |
タバコ | すぐに出る(1時間以内) |
一部人間用の薬 | すぐに出る(1時間以内) |
洗剤 | 2~4時間後 |
ユリなどの植物 | 1~6時間以内 |
猫は犬ほどなんでも口にはしません。
ただし、子猫や好奇心の強い子の場合は、気になったものを口に入れる場合があります。
また、成猫でも危険なものが偶然口に入るケースがあります。
花瓶が倒れて水がこぼれた時や、洗剤がこぼれた時は注意が必要です。
こぼれた水や洗剤の上を猫が歩き、肉球に付いたところを舐めてしまう事故もあります。
さらに、ユリの場合は根に毒性があります。
ユリを挿している花瓶の水でも中毒症状を起こしてしまいますので注意しましょう。
症状が一度治まっても要注意!
中毒症状の中には数時間続いた後、治まる場合もあります。
個体差や量によっては、症状が出ない子や数日後に現れる子もいますが、上記のものを口にしたら一刻も早く病院に向かいましょう。
症状が治まったりすぐに症状が出なくても、有害成分は体内をめぐり内臓を壊しています。
うんちに出るのは何日後?
異物を誤飲してうんちに出る期間は、
個体差があるもののおよそ1日~3日後あたりが目安です。
猫は、異物を誤飲してしまうと便秘になりやすい傾向にあります。
そのため、
「3日目にやっと出たうんちの中に異物が含まれていた」
などのケースも多くみられます。
腸閉塞に注意
誤飲した場合、異物が吐かれずに胃を通り腸で詰まると腸閉塞になります。
- 3日以上うんちが出ない
- 元気がない
- 食欲不振
などの症状が見られたら異物誤飲による腸閉塞の可能性が高まります。
すぐにでも動物病院へ連れていくことをおすすめします。
誤飲した形跡もチェック
猫ちゃんの場合、飼い主さんがその瞬間を見ておらず、本当に誤飲したのかがわからない場合もあります。
誤飲の可能性がある場合、下記チェックポイントを確認しましょう。
- ゴミ箱の周辺やキッチンが乱雑な状態になっている
- 普段遊んでいるおもちゃが見当たらない、損傷している
- 飼い主のヘアゴムや服のひもなどが見当たらない
- 飼い主のアクセサリーがなくなっている、壊れている
- 飼い主さんの服に噛んだあとがある
- クッションやカーテン、毛布など布製品がボロボロになっている
- 毛糸や糸など裁縫道具を猫がいたずらした形跡がある
- 保冷剤の中身が出ている
- ペットシーツがボロボロになっている
猫が誤飲するケースで多いのがゴミ箱や台所です。
特に、ゴミ箱には猫が好きなチュールの袋など魅力的なものがたくさん捨てられています。
ゴミ箱や台所が荒らされていたら誤飲も疑いましょう。
また、猫は糸やひもに興味を持ちます。
もし裁縫道具でじゃれた糸に針が付いていたら非常に危険です!
猫はおもちゃ以外でも誤飲することがあるので注意しなければいけません。
独自で吐かせる行為は危険
吐かせる方法は、ネットなどで下記のような記載があったりします。
- 水に大量の食塩を溶かしたものを飲ませる
- 牛乳でお腹を下させて中毒症状の原因となっている物質を体内から出す
しかし、逆に猫が危険な目にあう可能性があるためおすすめできません。
また、誤飲した瞬間を目撃し、指を入れて無理に吐かせるという人もいます。
これは、飼い主さんが噛まれる危険性があり、何より愛猫自体無理やり吐かせられるのはとてもつらいです。
独自で吐かせるという行為は何かしらの危険を伴うことからすべきではありません。
放置すると死亡する程の中毒症状が出ていても、動物病院で胃洗浄を行うことにより助けられる命もあります。
焦らず落ち着いて動物病院へ連れていきましょう。
猫が誤飲しやすいもの
猫が誤飲しやすいものとして次のようなものがあげられます。
猫の舌はザラザラしており、なめると舌に引っかかることで口の中に入り誤飲につながります。
- ビニールひもなどのひも類
- ヘアゴムなどの細長いもの
- タオル・毛布・スポンジなど柔らかいもの
- 猫用おもちゃ
- ティッシュペーパー
- 小さなアクセサリー・ストラップ
- ビニール袋
- お菓子や食品のパッケージ
- ラップ
- 保冷剤
- 人間の歯磨き粉
- キシリトール入りのガム
- 電池
ひも類
ビニールひもやプレゼント用のひもなど細いものは猫の好奇心を刺激します。
小動物や昆虫のように感じるのか、基本的に細長いものには興味を示します。
ひも状のものが腸の中でつまった場合、腸をたぐり寄せ、大きなダメージを与えることがあるので十分注意が必要です。
やわらかいもの
毛布や綿素材のタオル、ウレタンのスポンジなど、柔らかいものを誤飲する猫もいます。
中でも、ウールサッキングと呼ばれる猫の異常行動には注意しましょう。
ウールサッキング
ウールのものに限らず、布製品・ビニール製品・プラスチック製品などを吸う、噛むなどして食べてしまう行動です。早期離乳やストレスが関係していると言われています。
猫用おもちゃ
猫じゃらしなどの猫用おもちゃで、下記のものは飲み込む危険があります。
- 小さなパーツが付いている
- ひもが付いている
- 動物の本物の毛でできた小さなおもちゃ
また猫はペットボトルのキャップに興味を示します。
ペットボトルのキャップを猫のおもちゃとして与えているのであれば、遊んでいるうちに食べることもあるため、飼い主さんが見ている時だけおもちゃで遊ばせるようにすると安心です。
ティッシュペーパー
ティッシュペーパーの誤飲は、遊んだ拍子の他、ストレスが関係しているといわれています。
飼い主に構ってもらえず寂しくなったりするとストレスが溜まってしまい、それを発散するためにティッシュを噛むことがあります。
同じくストレスが原因で誤飲するものに、石や砂利があげられます。
ストレスが原因であれば、愛猫と向き合う時間を作ることで解決します。
小さなアクセサリー・ストラップ
ピアス、イヤリング、指輪などのアクセサリー、ストラップも誤飲しやすいです。
洗面台や鏡台に置いたままにするのはやめましょう。
また、猫の首輪についている鈴やネームタグなどのアクセサリーも要注意です。
猫の首輪が緩くなりすぎないよう、こまめにサイズ調整しましょう。
ビニール袋・お菓子や食品のパッケージ・ラップ
音がカサカサいうビニール袋や飴などを包んだ紙のパッケージに猫は興味津々です。
さらに、パッケージに使われていた輪ゴムは猫にとって虫に見えるでしょう。
梱包材として使われる発泡スチロールも爪を研ぎたくなる素材です。
ラップは噛み心地がいいのか、口の中に入れてくちゃくちゃします。
これらをゴミ箱に捨てても、ふたのないタイプのゴミ箱だと漁る場合があります。
お菓子を食べた後は必ず包み紙が落ちていないことを入念にチェックして、ゴミ箱はふた付の物を使ってくださいね。
保冷剤
暑い時期や、食べ物についてくる保冷材の誤飲事故にも注意です。
中には、固まらないタイプの保冷剤でエチレングリコールという中毒物質を含んでいるものもあります。
もし食べた場合は、中毒症状が起きる可能性があり非常に危険です。
そのため、保冷材は猫の届かないところに保管しましょう。
人間の歯磨き粉・キシリトール入りのガム
キシリトールは、一般的に人の食品や口腔ケア製品に使用されている甘味料です。
人間用の歯磨き粉やガムにもキシリトール配合のものがあります。
しかし、猫はキシリトールを摂取すると中毒を引き起こし死亡する危険性があります。
キシリトールガムと合わせて配合されていることが多いミントの香りは、西洋マタタビとも呼ばれるほど猫に好まれるものです。
ガムや人間用の歯磨き粉は扉がある棚などに保管しなければいけません。
さらに、メンソールも猫が好む匂いです。
人間用の湿布にもメンソールが使われており、猫がなめると中毒症状を起こし最悪死に至ります。
特に塗るタイプの湿布だと、手についた状態で愛猫に触り、猫がグルーミングすることで体内に入る可能性があるため注意が必要です。
電池
ボタン電池のような小さなものだと遊んで口の中に入れることがあります。
電池は、体内で液漏れをしてしまうと触れた組織が短時間で損傷する危険性があります。
電池を誤飲した可能性がある場合、迷わず動物病院で調べてもらいましょう。
誤飲かもと思ったらすぐ病院へ!
猫が誤飲したか怪しいのであれば獣医師に相談してください。
誤飲したものによっては早急な処置や入院・手術が必要なケースもあります。
有害成分や量によっては、「症状が出ない」「数日後に現れる」こともあるので、安心できません。
間違いなく誤飲したなら動物病院を受診しましょう。
誤飲した際の病院での主な診断方法と処置
誤飲の対処方法は、すべて吐き出せばいいというわけではありません。
中には、吐かせることでかえって危険なものもあります。
何を誤飲したのかが分かると診断の材料になりますよ。
獣医師に、下記の詳しい状況を伝えます。
誤飲の残骸がある場合は、受診の際に持っていくといいでしょう。
誤飲しても慌てず状況をメモしておくと、正しい情報を獣医師に伝えることができますよ。
- 元気はあるか
- 何時ごろ
- 何を
- どれくらい誤飲したか
- いつから嘔吐しているか(嘔吐している場合)
- 病院につくまでの嘔吐の回数
胃を中心に触診した後、レントゲンを撮って異物を確認します。
さらに精密に調べるためにエコー検査を行うこともあります。
嘔吐が続いているようなら血液検査で脱水や電解質のバランスを調べます。
電解質とは
血液の中を循環しているミネラルのこと。
血液など水分の調節は腎臓とホルモンが行っているため、血中の電解質のバランスで腎機能が正常かどうかがわかる。
誤飲の症状では、必要であれば点滴で脱水や電解質のバランスを整えます。
- 催吐(さいと)の場合
-
異物が胃の中に残っていて、食道をスムーズに通過しそうな場合は、催吐剤(吐かせる薬)を点滴、注射して吐かせます。
嘔吐の間は異物がつかえないよう観察する必要があり、入院が必要な場合があります。 - 内視鏡手術の場合
-
内視鏡手術は、切開をせずに食道や胃の中の異物を取る処置です。
全身麻酔をかけて、先端に鉗子の付いた内視鏡を口の中から入れ、異物を取り除きます。 - 切開手術の場合
-
内視鏡で摘出できない場合、手術が必要です。
また、下記の場合も切開手術になります。- 腸に異物がからまっている
- 腸閉塞を起こしている
特に異物がひも状だと、小腸がアコーディオン状になって折れ曲がった部分で穿孔(穴が開いた状態)していることがあるため緊急手術となります。
- 投薬の場合
-
中毒を起こす危険性のある異物を飲み込んだ場合、薬物の作用を中和する拮抗剤や解毒剤を投薬して治療を行います。
ほかにも、点滴などで排出を促すこともあります。
猫の誤飲治療の費用はどのくらい?治療費例
ほつれたカーテンの糸を誤飲してしまい開腹手術になった例です。
合計で10万円以上の治療費がかかっています。
細い糸のようなものは腸の粘膜が吸収しようとして張り付いてしまい、腸が引きつってしまいます。
カーテンの糸などほつれたら縫い直すか糸を切るようにしましょう。

カーテン誤飲・ミックス猫(1歳)
内視鏡で確認後、腸切開手術
診療内容 | 費用 |
---|---|
診察 | 1,200円 |
入院(4日間) | 16,000円 |
血液検査 | 4,300円 |
レントゲン | 13,000円 |
エコー検査 | 2,000円 |
点滴・注射 | 30,000円 |
麻酔 | 12,000円 |
内視鏡 | 9,300円 |
手術 | 55,000円 |
薬 | 700円 |
合計 | 143,500円 |

猫の誤飲を防ぐためにできること
猫の誤飲を防止するためには誤飲が起きないような飼育環境を整える必要があります。
基本的には猫が誤飲しそうなものは手の届くところに置かないことです。
ゴミ箱はふたがあるものにしましょう。
部屋の隅にあるほこりを異食することもあるので、掃除の際は隅々まで掃除機をかけてください。
おもちゃは簡単にほつれないもの、飲み込めない大きさのものを与えるようにします。
ほつれたり壊れそうになったら思い切って捨てるのも大事なことです。
ひも付きの猫じゃらしや小さなおもちゃは飼い主さんと遊ぶ時だけにします。
遊び終わったら手の届かない場所に片付けてください。
また退屈やストレスでビニールや布などをなめたり噛んだりして、それが癖になってしまうケースもあります。
環境を見直して、愛猫のストレスがたまっていないかを確認することが大切です。
- かまいすぎていないか
- 逆に一緒に遊ぶ時間が減っていないか
- トイレが汚れていないか
などもチェックしましょう。
猫におすすめのペット保険は?
ここでは猫に合ったおすすめのペット保険、比較・選び方について解説します。
全てのペット保険で補償の対象外である去勢の費用等の項目は除き、あくまで保険会社・プランで差別化になるポイントに絞って解説します。
他サイトのようなランキング形式ではなく、あくまで猫目線で解説していきます。
- 猫のなりやすい病気が補償する
- 加入後に発症した先天性・遺伝性疾患を補償する
- 通院補償の手厚さを確認
- 更新の際に「来年度からの傷病や部位補償の対象外」とする可能性がないか
1|猫のなりやすい病気を補償する
ペット保険は保険会社によって補償する病気や、補償の対象外となる項目が異なります。
中には、猫がなりやすい歯周病など一切の歯科治療を補償の対象外としているペット保険も存在します。
例えば「プリズムコール」では一切の歯科治療が補償の対象外です。
また、日本ペット少額短期保険の「いぬとねこの保険」は、「歯肉に触れる治療は補償されるが、歯に触れる治療は補償の対象外」といった細かい制限があります。
ペット保険に加入する際は
後悔しない為にも
必ず保険約款や重要事項説明書を
確認しましょう
また、公式HPでも「保険金のお支払いできない事例」の中に記載されていることがほとんどです。
こちらも必ず確認しましょう。
2|加入後に発症した先天性・遺伝性疾患を補償する
一般的に、ペット保険は加入前に発症している先天性、遺伝性疾患が補償の対象外です。
しかし、加入後に発症した先天性、遺伝性疾患を補償するかどうかは保険会社によって異なります。
猫種によっては、なりやすい遺伝性疾患があります。
例えば、スコティッシュフォールドでは 骨軟骨異形成症という遺伝性疾患が存在します。
こちらも併せて公式HP内の「保険金をお支払いできない事例」や保険約款・重要事項説明書を確認し、加入後に発症した先天性疾患が補償されるかしっかり確認しましょう。
3|通院補償の手厚さを確認
猫がなりやすい「腎臓病」や「膀胱炎」は、長期もしくは複数回の治療が必要になる疾患です。
また「異物誤飲」は症状が重い場合、外科手術を伴う高額治療が必要になる傷病です。
そのため、猫のペット保険は「通院・手術・入院を補償するフルカバー型のペット保険」に加入することがおすすめです。
猫は腎臓病等の慢性疾患になりやすいのに対し、そこまで手術の可能性は高くありません。
そのため、
猫はフルカバー型の中でも
通院補償が他社より手厚いペット保険に
加入することをおすすめします
例えば、腎不全であれば通院だけでも下記の治療費がかかります。
- 年間平均診療費
-
272,598円
- 平均診療単価
-
9,329円
- 年間平均通院回数
-
15.2回
※あくまでも統計による平均なので一つの参考資料として見てください
ペット保険の中で一番人気である補償割合70%(通院・手術・入院を補償するフルカバー型)の保険では、通院補償が「年間20~22日:1日あたり10,000~14,000円:年間最大20万~30万円」で設定されていることが多いです。
4|更新の際に「来年度からの傷病や部位補償の対象外」とする可能性がないか
基本的にペット保険は一年契約です。
そのため、契約を毎年更新していくことで終身の補償となっています。
ペット保険に加入すると、毎年契約更新のタイミングで審査があります。
更新の際、下記の傷病に対し「来年度から補償の対象外にします」と条件を付け加えてくる保険会社があります。
猫がなりやすい病気は慢性疾患も多く、かかってしまうと一生の付き合いが必要です。
そのため、更新の際の条件はしっかり確認しましょう。
- 前年度にかかった傷病や慢性疾患の中でも治る見込みが少ない疾患
- 再発の可能性が高い慢性疾患
ペット保険の中には
「更新の際に条件を付け加えることはありません」
といった記載をしているものもあるのでこちらがおすすめです。
「更新時の対応」は公式HPや保険約款の目立たないところにあったりするので結構見落とします。※
加入前に各ペット保険会社の「更新時の対応」を必ず確認しましょう。
※公式HP「よくある質問 更新について」「保険金をお支払いできない事例」等のページで記載されていることがあります。
必ず一度は確認することをおすすめします。
よくある質問
- 猫が誤飲をして異物がうんちに出るまで何週間かかりますか?
-
猫や異物の大きさにもよりますが、およそ3日以内で異物がうんちに出るケースが多くみられます。
異物の形状や大きさによっては腸で詰まることも考えられるため、早めに動物病院を受診しましょう。 - 2cmくらいのおもちゃの破片を誤飲した猫が、3回ほど繰り返し吐きました。
-
猫には器官の太さなどに個体差があるため、異物がどれくらいの大きさであっても大丈夫とは言い切れません。
繰り返し吐いているとのことですので、動物病院で獣医師に相談することをおすすめします
ペット保険は必要?

ペットには公的医療保険制度がありません。
そのため診療費の自己負担額は100%です。
もしものときにお金を気にせずペットの治療に専念できるよう、ペット保険に加入することをおすすめします。
また、病気になった後では加入を断られる可能性があります。
ペットが元気なうちに加入を検討しましょう。
無料で活用!ペット保険比較表や、豆知識コラム、LINE無料相談がおすすめ
大切なペットのために、まずはLINEで気軽に相談してみませんか?
ペット保険アドバイザーでは、あなたのペットにぴったりの保険選びをサポートします。
ペットの健康に関するお役立ち記事や、詳しい比較表もご用意していますので、ご家族に合った後悔しない保険選びにご活用ください!
まとめ
今回、ペット保険比較アドバイザーでは
- 猫の誤飲で注意すべき症状
- 猫の誤飲の治療費
- 誤飲の防止策
について解説してきました。
猫が誤飲をすると、異物によっては中毒症状を起こしたり緊急手術となることがあります。
最悪死に至ることもあるため、誤飲をしそうなものは猫の手が届かないところに保管しましょう。
ペット保険比較アドバイザーでは、ペット保険に関する記事も掲載しております。
併せて比較表も活用することで、ペットと飼い主様に合った保険を選ぶことができます。
ぜひご活用ください!
