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猫の誤飲は何日後にうんちで出る?誤飲したかわからない時の確認方法

 
猫の誤飲は何日後にうんちで出る?誤飲したかわからない時の確認方法サムネイル
猫が誤飲をしてうんちとして出るまではおよそ1日~3日後です。放置すると腸閉塞になることもあり、処置が遅れると死亡してしまいます。猫が誤飲しないような環境作りが重要です。
猫の異物誤飲を経験したことがある飼い主さんは多くいます。
症状がないケースだと「猫が誤飲しても何日後かにうんちで出るだろう」と楽観視してしまいますが、本当に大丈夫なのでしょうか?

この記事では

・猫の誤飲で注意すべき症状
・猫の誤飲の治療費
・誤飲の防止策
について解説します。
最後までお読みいただければ、「猫が誤飲しやすいもの」「猫が誤飲して中毒症状を起こすもの」もわかるようになっていますので、ぜひ最後までお読みください。

「異物誤飲」と「異物誤嚥(ごえん)」の違い

飲み込まれた異物の行き着く先の違いで言い方が異なります。

「誤飲」…食道や胃といった「消化管」の方に行ってしまった場合

「誤嚥」…気道や肺の方に行ってしまった場合

「誤飲」は消化器官が詰まる恐れが、「誤嚥」は気道がふさがれる恐れがあります。

猫が誤飲しちゃったかも…!? こんな症状があれば要注意

愛猫が誤飲してしまったら、まずは落ち着いて猫の様子を確認しましょう。

「これぐらいだから大丈夫」と安易に判断することはできず、下記のようなしぐさが見られたら注意が必要です。

・嘔吐、えずく
・元気・食欲不振
・下や歯茎などが青紫色になっている(チアノーゼ)や呼吸困難

 

えずく・嘔吐

愛猫が吐いた時、できれば吐いたものを確認してください。その中に原因となる異物があれば様子を見てもいいでしょう。

吐いた後元気や食欲があるようなら経過観察で十分です。

しかし嘔吐を繰り返したり、えずきだけで吐けないようなこともあります。

嘔吐を繰り返すと泡状の胃液を吐き、生唾を飲み込むしぐさを見せます。

そのような場合には動物病院へ連れていくことをおすすめします。

えづきや吐く仕草、咳の区別がつきにくい場合は動画を撮っておくと獣医師が診断しやすくなります。

 

元気・食欲不振

誤飲した異物が吐いても出てこないことで腸閉塞になると、ぐったりしてご飯も食べないことがあります。

腸閉塞とは
腸の一部が詰まってしまうことで食べ物や水分がうまく流れなくなってしまう病気

また鋭いものを飲み込んだり紐や糸状の物を飲み込んでから時間が経つと、腸壁に穴が開く「腸穿孔(ちょうせんこう)」を起こすこともあります。

腸穿孔になると緊急手術が必要となり、また手術をしても手遅れになるケースもあります。

チアノーゼや呼吸困難

大きな物を飲み込んでしまい、それが喉や食道に引っかかって気道を圧迫しチアノーゼを起こすこともあります。

また呼吸困難である場合、何かの中毒症状であることも考えられます。

猫の身の回りに中毒症状を起こすものは多くあるため注意が必要です。

 

猫が誤飲して中毒症状を起こすもの 中毒症状が出るまでの時間
玉ねぎやネギ類 食べてすぐではなく、1日~数日後
チョコレート 4時間以内に発症し、3日ほど続くことがある
コーヒーなどのカフェイン 1時間〜2時間後
タバコ すぐに出る(1時間以内)
人間の薬 すぐに出る(1時間以内)
洗剤 2~4時間後
ユリなどの植物 1~6時間以内
猫は犬ほどなんでも口にはしません。ただし子猫など好奇心で口に入れる場合があります。
加えて成猫でも偶然口に入るケースがあります。例えば花瓶の水や洗剤がこぼれた時などがあげられます。
ユリの根には毒性があり、ユリを挿している花瓶の水でも中毒症状を起こしてしまいます。
洗剤や花瓶からこぼれた水の上を猫が歩き、肉球に付いて舐めてしまうという事故もあります。
こぼさないようしっかりと管理しておかなくてはいけません。
症状が一度治まっても要注意
中毒症状の中には数時間続いた後治まる場合があります。
個体差や量によっては症状が出なかったり、何日か後に現れるケースもあります。
治まったりすぐに症状が出なくても有害成分は体内をめぐり内臓を壊しています。

上記のものを口にしてしまったら一刻も早く獣医師の診断を仰ぎましょう。

 

うんちに出るのは何日後?

異物を誤飲してうんちに出る期間は、個体差があるものの

およそ1日~3日後

あたりが目安です。

猫が異物を誤飲してしまうと便秘になりやすい傾向があります。

そのため「3日目にやっと出たうんちの中に異物が含まれていた」などといったケースが多くみられます。

 

誤飲した場合、異物が吐かれずに胃を通り腸で詰まると腸閉塞になります。

・3日以上うんちが出ない
・元気がない・食欲不振

などの症状が見られたら異物誤飲による腸閉塞の可能性が高まりますので、すぐにでも動物病院へ連れていくことをおすすめします。

 

部屋の中で猫が誤飲した形跡があるかどうかもチェック

猫では飼い主さんがその瞬間を見ていなくて誤飲したかわからない場合もあります。

そんな時のチェックポイントがあります。

【猫の誤飲チェックポイント】
・ゴミ箱の周辺やキッチンなどが乱雑な状態になっている。
・猫がいつも遊んでいるおもちゃが見当たらない、損傷している。
・飼い主さんのヘアゴムや服のひもなどが見当たらない。
・飼い主さんのアクセサリーがなくなっている、壊れている。
・飼い主さんの服から糸が出ている、噛んだあとがある。
・クッションやカーテン、毛布など布製品がボロボロになっている。
・毛糸や糸など裁縫道具を猫がいたずらした形跡がある。
・保冷剤の中身が出ている。
・ペットシーツがボロボロになっている。

猫が誤飲するケースで多いのがゴミ箱や台所です。

特にゴミ箱には猫が好きなチュールの袋など魅力的なものがたくさん捨てられています。

ゴミ箱や台所が荒らされていたら何かを誤飲した可能性があります。

 

また、猫は糸やひもに興味を持ちます。もし裁縫道具でじゃれた糸に針が付いていたら非常に危険です。

このように猫はおもちゃ以外でも誤飲することがあるので注意しなければいけません。

 

独自で吐かせる行為は危険

ネットなどで

・水に大量の食塩を溶かしたものを飲むことで吐かせる
・牛乳でお腹を下させて中毒症状の原因となっている物質を体内から出させる

等の方法があると言われています。

しかし逆に猫が危険な目にあう可能性がありおすすめできません。

また、誤飲した瞬間を目撃し指を入れて無理に吐かせるという人もいます。

これは飼い主さんが噛まれる危険性もあり、何より愛猫自体無理やり吐かせられるのはとてもつらいです。

独自で吐かせるという行為は何かしらの危険を伴うことからすべきではありません。

 

放置すると死亡する程の中毒症状が出ていても、動物病院で胃洗浄を行うことにより助けられる命もあります。

焦らず落ち着いて動物病院へ連れていきましょう。

猫が誤飲しやすいもの

猫が誤飲しやすいものとして次のようなものがあげられます。

・ビニールひもなどのひも類、ヘアゴムなどの細長いもの
・タオル、毛布、スポンジなど軟らかいもの
・猫用おもちゃ
・ティッシュペーパー
・小さなアクセサリー・ストラップなど
・ビニール袋、お菓子や食品のパッケージ、ラップ
・保冷剤
・人間の歯磨き粉やキシリトール入りのガム
・電池

猫の下はザラザラしており、なめると舌に引っかかることで口の中に入り誤飲につながります。

 

ひも類

ビニールひもやプレゼント用のひもなど細いものは猫の好奇心を刺激します。

小動物や昆虫のように感じるのか、基本的に細長いものには興味を示します。

ひも状のものが腸の中でつまった場合、腸をたぐり寄せてしまって大きなダメージを与えることがあります。

そのため管理には十分注意が必要です。

 

やわらかいもの

毛布や綿素材のタオル、ウレタンのスポンジなど、柔らかいものを誤飲する猫がいます。

例えば、ウールサッキングと呼ばれる猫の異常行動があります。

ウールのものに限らず、布製品やビニール製品、ときにはプラスチック製品などを吸う、噛むなどして食べてしまう行動です。

早期離乳やストレスが関係していると言われています。

 

猫用おもちゃ

猫じゃらしなどの猫用おもちゃで

・小さなパーツが付いている
・ひもが付いている
・動物の本物の毛でできた小さなおもちゃ

は飲み込む危険があります。

また猫はペットボトルのキャップに興味を示します。

ペットボトルのキャップを猫のおもちゃとして与えているのであれば遊んでいるうちに食べることもあります。

飼い主さんが見ている時だけおもちゃで遊ばせるようにすると安心です。

 

ティッシュペーパー

ティッシュペーパーを誤飲する理由として、遊んだ拍子のほかにストレスが関係しているといわれています。

飼い主に構ってもらえず寂しくなったりするとストレスが溜まってしまい、それを発散するためにティッシュを噛むことがあります。

同じくストレスが原因で誤飲するものに、石や砂利があげられます。

ストレスが原因であれば愛猫と向き合う時間を作ることで解決します。

 

小さなアクセサリー・ストラップなど

ピアス、イヤリング、指輪などのアクセサリー、ストラップなども誤飲しやすい物です。

洗面台や鏡台に置いたままの小さなアクセサリーを触り、遊んでいるうち口に入れて飲み込んでしまう危険性があります。

また猫の首輪についている鈴やネームタグなどのアクセサリーも要注意です。

猫の首輪が緩くなりすぎないようこまめにサイズ調整しましょう。

 

ビニール袋、お菓子や食品のパッケージ、ラップ

音がカサカサいうビニール袋や飴などを包んだ紙のパッケージに猫は興味津々です。

お菓子のパッケージに使われていた輪ゴムは猫にとっては虫に見えるでしょう。

梱包材として使われる発泡スチロールも爪を研ぎたくなる素材です。

さらにラップは噛み心地がいいのか口の中に入れてくちゃくちゃします。

 

これらの素材をゴミ箱に捨てても、ふたのないタイプのゴミ箱だと漁る場合があります。

お菓子を食べた後は必ず包み紙が落ちていないことを入念にチェックして、ゴミ箱はふた付の物を使ってくださいね。

 

 

保冷剤

暑い時期や、クリスマスに購入するケーキで使用された保冷材の誤飲事故が増えてきます。

特に固まらないタイプの保冷剤だとエチレングリコールという中毒物質を含んでいるものがあります。

もし食べてしまうと中毒症状が起きる可能性があり非常に危険です。

そのため保冷材は猫の届かないところで保管しなければいけません。

 

人間の歯磨き粉やキシリトール入りのガム

キシリトールは人では食品や口腔ケア製品に一般的に使用されている甘味料です。

人間用の歯磨き粉やガムの中にもキシリトール配合のものがあります。

しかし猫はキシリトールを摂取すると中毒を引き起こし死亡する危険性があります。

キシリトールガムと合わせて配合されていることが多いミントの香りは、西洋マタタビとも呼ばれるほど猫に好まれるものです。

ガムや人間用の歯磨き粉は扉がある棚などに保管しなければいけません。

 

さらに猫が好む匂いにはメンソールがあります。

人間用の湿布にはメンソールが使われており、猫が湿布をなめると中毒症状を起こし最悪死に至ります。

特に塗るタイプの湿布だと手についた状態で愛猫に触り、猫がグルーミングすることで体内に入る可能性があるため注意が必要です。

 

電池

猫が電池を誤飲するなんて予想できませんが、ボタン電池のような小さなものだと遊んで口の中に入れることがあります。

電池は体内で液漏れをしてしまうと触れた組織が短時間で損傷する危険性があります。

電池を誤飲した可能性があるなら迷わず動物病院で調べてもらいましょう。

 

猫が誤飲したか疑われる場合は、すぐ獣医師に相談を

猫が誤飲したか怪しいのであれば獣医師に相談してください。

誤飲したものによっては早急な処置や入院・手術が必要なケースもあります。

有害成分や量によっては

・症状が出ない
・何日か後に現れる

ことがあるので、すぐに症状がないからといって安心できません。

間違いなく誤飲したなら動物病院を受診しましょう。

 

病院での主な診断法と処置方法

誤飲したからといってすべて吐き出してしまえばいいというわけではありません。

中には吐かせることでかえって危険なものもあります。

そのため何を誤飲したのかが分かると診断の材料になります。

①問診

獣医師に誤飲した詳しい状況を伝えます。

【誤飲で獣医師に伝える情報】
・元気はあるか
・何時ごろ
・何を
・どれくらい誤飲したか
・いつから嘔吐しているか(嘔吐している場合)
・病院につくまでの嘔吐の回数

誤飲の残骸があるようなら受診の際に持っていくといいでしょう。

誤飲しても慌てず上記の内容をメモしておくと、正しい情報を獣医師に伝えることができます。

 

②検査

胃を中心に触診した後、レントゲンを撮って異物を確認します。さらに精密に調べるためにエコー検査を行うこともあります。

嘔吐が続いているようなら血液検査で脱水や電解質のバランスを調べます。

電解質とは
血液の中を循環しているミネラルのこと。血液など水分の調節は腎臓とホルモンが行っているため、血中の電解質のバランスで腎機能が正常かどうかがわかる。

必要であれば点滴で脱水や電解質のバランスを整えます。

 

③処置

・催吐(さいと)のケース

異物が胃の中に残っていて食道をスムーズに通過しそうな異物の場合は吐かせて出します。

吐かせるには、催吐剤(吐かせる薬)を点滴、注射します。

嘔吐の間は異物がつかえてしまわないかどうかきちんと観察する必要があり、入院になる場合があります。

 

・内視鏡手術のケース

内視鏡手術は切開をせずに食道や胃の中の異物を取る処置です。

先端に鉗子の付いた内視鏡を口の中から入れ異物を取り除くことができ、全身麻酔をかけて行います。

針や粘膜に引っかかっている異物などの対処で内視鏡が使われます。

 

・切開手術のケース

胃の中の異物が内視鏡で摘出できないものは手術が必要です。

また

・腸に異物がからまっている
・腸閉塞を起こしている

場合も切開手術になります。

特に異物がひも状だと、小腸がアコーディオン状になって折れ曲がった部分で穿孔(穴が開いた状態)していることがあるため緊急手術となります。

 

・投薬のケース

保冷剤の中身など中毒を起こす危険性のある異物を飲み込んだ場合、薬物の作用を中和する拮抗剤や解毒剤を投薬して治療を行います。

ほかにも点滴などで排出を促すこともあります。

猫の誤飲治療の費用はどのくらい?

猫の誤飲の治療費は病院ごとに違ってきます。

ある猫さんの治療費を例に挙げて表にまとめました。

 

【カーテン誤飲】1歳ミックス猫 内視鏡で確認後、腸切開手術

治療内容 費用
診察 1,204円
入院(4日間) 16,000円
血液検査 4,306円
レントゲン 12,963円
エコー検査 2,000円
点滴・注射 29,917円
麻酔 12,000円
内視鏡 9,259円
手術 55,000円
704円
合計 143,353円

(税別)

ほつれたカーテンの糸を誤飲してしまい開腹手術になった例です。合計で10万円以上の治療費がかかっています。

細い糸のようなものは腸の粘膜が吸収しようとして張り付いてしまい、腸が引きつってしまいます。

カーテンの糸などほつれたら縫い直すか糸を切るようにしましょう。

 

アニコムの口コミは?デメリットについても徹底解説!

 

猫の誤飲を防ぐためにできること

猫の誤飲を防止するためには

誤飲が起きないような飼育環境

を整える必要があります。

基本的には猫が誤飲しそうなものは手の届くところに置かないことです。ゴミ箱はふたがあるものにしましょう。

部屋の隅にあるほこりを異食することもあるので、掃除の際は隅々まで掃除機をかけてください。

 

おもちゃは簡単にほつれないもの、飲み込めない大きさのものを与えるようにします。

ほつれたり壊れそうになったら思い切って捨てるのも大事なことです。

ひも付きの猫じゃらしや小さなおもちゃは飼い主さんと遊ぶ時だけにします。

遊び終わったら手の届かない場所に片付けてください。

 

また退屈やストレスでビニールや布などをなめたり噛んだりして、それが癖になってしまうケースもあります。

環境を見直して、愛猫のストレスがたまっていないかを確認することが大切です。

・かまいすぎていないか
・逆に一緒に遊ぶ時間が減っていないか
・トイレが汚れていないか

などもチェックしましょう。

猫におすすめのペット保険は?

ここでは猫に合ったおすすめのペット保険、比較・選び方について解説します。

全てのペット保険で補償の対象外である去勢の費用等の項目は除き、あくまで保険会社・プランで差別化になるポイントに絞って解説します。

他サイトのようなランキング形式ではなく、あくまで猫目線で解説していきます。

 

猫のペット保険加入の選び方のポイント

①猫のなりやすい病気が補償されるか確認
・歯科治療(歯周病等)
②加入後に発症した先天性、遺伝性疾患が補償されるか
③通院・手術・入院を補償するフルカバー型のペット保険の中でも通院は他社と比較しても手厚いか
④更新の際に「来年度からの傷病や部位補償の対象外」とする可能性がないか

 

①猫のなりやすい病気が補償されるか確認

ペット保険は保険会社によって補償する病気や、補償の対象外となる項目が異なります。

中には猫がなりやすい、歯周病を含む一切の歯科治療を補償の対象外としているペット保も存在します。例えば「プリズムコール」では一切の歯科治療が補償の対象外です。

また、「日本ペット少額短期保険:いぬとねこの保険」では「歯肉に触れる治療は補償されるが、歯に触れる治療は補償の対象外」といった細かい制限があります。

 

特に歯科治療は保険会社によって補償されるかが異なりますので、必ず保険約款や重要事項説明書を確認することをおすすめします。

また公式HPでも「保険金のお支払いできない事例」の中に記載されていることがほとんどですので必ず確認しましょう。

補足になりますが、予防目的の歯石除去等は全てのペット保険で補償の対象外なので注意しましょう。

 

猫がなりやすい病気で補償の対象外か確認すべき病気

・歯科治療(歯周病等)

②加入後に発症した先天性、遺伝性疾患が補償されるか

全てのペット保険で加入前に発症している先天性、遺伝性疾患は基本的には補償の対象外となってしまいますが、加入後に発症した先天性、遺伝性疾患を補償するかどうかは保険会社によって異なります。

猫種によっては、なりやすい遺伝性疾患があります。例えばスコティッシュフォールドでは 骨軟骨異形成症という遺伝性疾患が存在します。

こちらも併せて公式HP内の「保険金をお支払いできない事例」や保険約款・重要事項説明書を確認し、加入後に発症した先天性疾患が補償されるかしっかり確認しましょう。

 

③通院・手術・入院を補償するフルカバー型のペット保険の中でも通院補償の手厚さを重視するのがおすすめ

猫がなりやすい病気である「腎臓病」や「膀胱炎」は長期もしくは複数回の治療が必要になる疾患です。また「異物誤飲」は症状が重い場合、外科手術を伴う高額治療が必要になる傷病です。

そのため、には「通院・手術・入院を補償するフルカバー型のペット保険」に加入することがおすすめです。

 

しかし、猫は腎臓病等の慢性疾患になりやすいのに対し、そこまで手術の可能性は高くありません。そのためにはフルカバー型の中でも通院補償が他社より手厚いペット保険に加入することをおすすめします。

例えば、腎不全であれば通院だけでも下記の治療費がかかります。

【通院治療費】

・年間平均診療費 : 272,598円
・平均診療単価 : 9,329円
・年間平均通院回数 : 15.2回

参考:アニコム損保「家庭どうぶつ白書2019
参考:猫との暮らしとお金「猫が慢性腎臓病になったときにかかる費用はどれくらい?
(あくまでも統計による平均なので一つの参考資料として見てください)

ペット保険の中で一番人気である補償割合70%:通院・手術・入院を補償するフルカバー型の保険では、通院補償が「年間20~22日:1日あたり10,000~14,000円:年間最大20万~30万円」で設定されていることが多いです。
ちなみにフルカバー型のペット保険(補償割合70%)の中で年間の最大通院補償金額が高いのは楽天ペット保険の、「年間22日まで:一日あたり15,000円まで:年間最大33万円まで」です。

更新の際に「来年度からの傷病や部位補償の対象外」とする可能性がないか

ほとんどのペット保険が一年契約となっており、契約を毎年更新していくことで終身の補償となっています。

つまり、ペット保険に加入すると毎年契約更新の審査があります。

中には「前年度にかかった傷病や慢性疾患」等の、特に治る見込みが少ない、再発の可能性が高い慢性疾患を、更新の際に「来年度から補償の対象外とします。」と条件を付け加えてくる保険会社があります

もちろん中には「更新の際に条件を付け加えることはありません」といった記載をしているペット保険もあります。

 

猫がなりやすい「腎臓病」や「泌尿器間疾患」は慢性疾患のためかかってしまったら一生の付き合いが必要な病気です。

加入を検討しているペット保険会社の「更新時の対応」についても必ず確認することをおすすめします。

しかも、「更新時の対応」については、どのペット保険であっても公式HPや保険約款の目立たないところにあったりするので結構見落とします。
公式HPの「よくある質問:更新について」「保険金をお支払いできない事例」等のページで記載されていることが多いので、必ず一度は確認することをおすすめします。

また、ペット保険比較アドバイザーではそういった情報も一つの記事内でまとめていますのでぜひ一度ご確認ください。

 

猫におすすめのペット保険をご紹介!

最後に、今回ペット保険比較アドバイザーでは猫におすすめのペット保険をご紹介します。

おすすめの理由としては上記で説明した猫のペット保険の選び方、ポイントや条件をすべて満たしているからです。

アニコムでは保険金請求回数に応じた保険料割増制度ありますが、「腸内フローラ測定」を年一で行えるため、猫の死因ランキング1位である腎不全の予防までできる他、外出しずらい猫には有効な健康チェックです

測定結果によっては血液検査も無料で受けることができます

ただし、細かい補償内容や金額についてはもちろん違いがありますので必ず重要事項説明書や保険約款、パンフレットや公式HPを確認してください。

あくまで参考ですが、そもそも病気にさせたくないと考える飼い主様にはアニコムがおすすめです。

メリット デメリット
・歯科治療も補償
・「腸内フローラ測定」等の予防型サービスも付帯
・通院は一日当たり14,000円×年20日まで補償(補償割合70%プラン)
保険料が高い
保険金請求回数に応じた保険料割増制度あり
アニコム(ふぁみりぃ)
2年目以降のご契約継続について
弊社の商品の保険期間は1年間ですが、ご契約には「継続契約特約」を適用して引受をさせていただいておりますので、解約等のお申し出がない限り満期後は、原則ご契約は自動的に継続となり、終身ご継続いただけます。
※ご注意
・ご契約者または弊社より別段の意思表示があった場合には、ご契約は継続となりません。
・自動的にご契約が継続とならない場合や、商品改定により保険料、補償内容などが変更となる場合があります。
※補償内容や保険料について必ず重要事項説明書保険約款もご確認ください
補償内容やそれぞれのデメリット等がより気になる場合は下記の記事を参考にしてください。

補足:先天性疾患が発症する前に!遅くとも7.8歳までには加入しよう

ペット保険は、加入する前に発症している先天性疾患は補償の対象外となります。

そのため、病気になってから保険に加入しようとしても、肝心のその病気の治療費は補償の対象外になってしまいます。

また、加入後に発見できた病気であっても先天性疾患を補償の対象外としているペット保険や、慢性疾患にかかると更新できない保険もあります。

また一般的にペット保険では8~12歳で新規加入年齢を設定していることがほとんどです。早いところでは7歳で新規加入を締め切るペット保険もあります。

「健康なうちに加入しないと意味がない」「また年齢制限に引っかからないから保険の選択肢が広がる」という意味で遅くとも7~8歳までにはペット保険の加入、少なくとも検討をすることをおすすめします。

補足ですが、アニコムやプリズムコールではシニア向けのペット保険商品もあります。しかし保険料も高くなり補償内容のグレードも普通のプランより下がってしまいます。

高齢・シニア向けのペット保険については下記の記事でも解説していますのでぜひ参考にしてください。

よくある質問

猫が誤飲をして異物がうんちに出るまで何週間かかりますか?

猫や異物の大きさにもよりますが、およそ3日以内で異物がうんちに出るケースが多くみられます。
異物の形状や大きさによっては腸で詰まることも考えられるため、早めに動物病院を受診しましょう。

2cmくらいのおもちゃの破片を誤飲した猫が、3回ほど繰り返し吐きました。

猫には器官の太さなどに個体差があるため、異物がどれくらいの大きさであっても大丈夫とは言い切れません。
繰り返し吐いているとのことですので、動物病院で獣医師に相談することをおすすめします。

ペット保険は必要?

ペットには公的な保険制度がありません。そのため治療費の自己負担額は100%です。

もしもの時に、お金を気にせずペットの治療に専念できるよう健康なうちにペット保険に加入することをおすすめします。

また、病気になった後では加入を断られる可能性があります。

ペット保険比較表や記事を活用するのがおすすめ!

ペット保険比較アドバイザーでは、ペットに合った保険の選び方やペットの健康に関するお役立ち記事を公開しております。

記事と合わせて比較表も活用することで、ペットと飼い主様に合った保険を選ぶことができます。

また、保険会社のデメリット等も理解できるので、後悔しないペット保険選びができます。

ペット保険への加入を検討されている方はぜひご活用ください。

 

 

【猫の誤飲は何日後にうんちで出る?危険な症状や対策も解説!】まとめ

今回、ペット保険比較アドバイザーでは

・猫の誤飲で注意すべき症状
・猫の誤飲の治療費
・誤飲の防止策
について解説してきました。
猫が誤飲をすると、異物によっては中毒症状を起こしたり緊急手術となることがあります。
最悪死に至ることもあるため、誤飲をしそうなものは猫の手が届かないところに保管しましょう。
ペット保険比較アドバイザーではペット保険に関する記事も掲載しておりますので、ぜひご活用ください。