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犬が骨折したらどうする?捻挫との見分け方や症状・治療費も解説!

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犬が足を痛がっている場合、骨折か捻挫か見分ける方法としては「足を地面に接地しているか、いないか」というのがポイントです。接地している場合は骨折の可能性は低いです。
愛犬が足を痛がっている!骨折かもしれない!
こんな状況になったらパニックになってしまいますよね。
予備知識をもっておくと冷静に対応できるかもしれません。

この記事では

・犬の骨折の症状と見分け方
・犬が骨折する原因
・骨折の治療法と治療費
について解説します。
最後までお読みいただければ、「犬が骨折する場面や骨折の症状」・「骨折の治療法や治療費」などがわかるようになっていますので、ぜひ最後までお読みください。


目次

「犬の骨折」とは

骨折は外からの力で骨が折れたりひびが入った状態を言います。特に小型犬の子犬は少ない外力でも簡単に骨折してしまいます。

原因として最も多いのが高かさのある場所からの落下事故で、0歳の受傷率は1歳の犬の2.5倍以上になっています。治療としては手術によってプレートで固定する方法が一般的です。

 

犬の骨折とは

骨折というと大きな事故やスポーツを連想しませんか?

しかし、犬の骨折は日常的な場面で多く発症しています。

特に近年増えているのが「トイ種の橈骨(とうこつ)尺骨(しゃっこつ)の骨折」で、特に幼い犬は要注意です。犬の前足を触ると太めの骨と細い骨の2本が触れると思います。太い方が橈骨で細い方が尺骨です。

 

犬が骨折する原因

犬の骨折で注意したいのはペットショップなどから子犬を迎えた時です。小さくてかわいい存在が愛おしくて抱っこする人は多いでしょう。

しかし、このような場面での注意が必要です。犬も慣れない環境で落ち着かず、抱っこする側も慣れておらず、飼い主さんが抱っこした腕の中から落ちてしまうことがあります。

【骨折する場面】

・抱っこしている手から落ちた 急に動いたり興奮した場合は要注意
・ソファや机に上がっていて、飛び降りた
・床を走って遊んでいて滑り転んだ
・階段から滑り落ちた
・閉まりかけたドアに挟まれた
・足元にまとわりついていて踏んだ

その他にも散歩中に飼い主さんの手を離れて交通事故にあう、ドッグランで遊んでいて他の犬にぶつかるなど、挙げればきりがありません。

小型犬、特にトイ種はある程度の高さから飛び降りたり落ちると、簡単に骨折する場合があります。飛び降りるときには前足で着地し、その細い前足で全体重と衝撃を受け止めることになり、たえきれず骨折します。後ろ足より前足の骨折が多くみられます。

 

犬が骨折した際の症状・見分け方

犬が骨折すると次のような症状が出現します。

・歩くときに地面に足を着かない
・立っている時に足を浮かせている
・キャンと鳴く その後足を着かなくなる
・抱っこを嫌がる 怒る
・触ると嫌がる
・足が熱をもったり腫れている 変形している
・ケージの奥に入ってうずくまっている

これらは一般的な症状ですが、散歩中の交通事故には注意しましょう。交通事故は最悪の場合亡くなってしまうこともあります。

顎や骨盤を骨折したり、頭蓋骨骨折、首(頸椎)、脊椎を骨折すると神経麻痺などを起こし、後遺症が残ることもあります。

 

捻挫との見分け方

骨折と捻挫の違いは分かりづらいですが、見分け方は「足をつくか、つかないか」ということになります。足を痛そうにしていても着きながら歩いている場合は骨折の可能性は少ないでしょう。

しかし、中には痛がらない犬もいるので厄介です。ということは、痛がらなくても骨折をしているケースがあるということです。痛がらなくて気づかずに放置しておくと自然治癒することもありますが、不自然な形のまま骨が融合すると後々歩行に支障が出ることがあるので注意しましょう。

日々のケアの中で触って異変がないか、変形や腫れている部分がないか注意して観察しましょう。

 

飼い主さんの対処法

骨折かもしれない、と思ったらなるべく早く動物病院を受診しましょう。受傷後、半日以内の受診が理想的です。気づかずに1週間以上放置すると骨融合が難しくなります。

骨折の応急処置としては、手ごろなサイズの板、定規、段ボールなど使って添え木をします。嫌がるようなら触らない方がよいかもしれません。興奮して暴れると、骨折の部分の骨がずれてしまうこともあります。

固定方法痛がる所(骨折部位)と関節を含めて添え木を当て、包帯やハンカチなどで優しく固定します。動いてはいけないときつく縛ると犬も痛がり、また血行障害を起こすこともあるので注意しましょう。

 

犬の骨折の治療

トイ種など骨の細い犬種の前肢は骨折しやすく、悪いことに骨融合がしにくい場所です。初期治療をきちんと正しく行わないと融合不全をおこしてしまいます。

【骨折の主な治療法】

・ギプス固定
・プレート手術による固定
・創外固定

ギプス固定 グラスファイバーやシーネを用いて骨折部位を固定します。手術困難な部位や、手術が不要な場合に行われます。手術が可能な状態であれば手術を優先した方が骨の融合不全の心配もなく、早く治すことができます。きちんと固定してあるので手術翌日から歩行も可能になります。

プレート手術による固定 折れた骨をプレートとボルトで固定します。最も一般的に行われる手術です。

創外固定法 皮膚の外からピンを刺して固定する方法です。

 

骨折の治療費用

料金に関しては、骨折の状態や治療期間によってまちまちです。また、使用する材料(素材)によっても異なります。

ざっくりとした目安を言うなら

・ギプス固定  1万円~
・創外固定   10万円~
・プレート固定 15万円~

アニコムどうぶつ白書2019によると、骨折は犬の手術理由の10位で治療費は中央値が168,696円、平均値が190,655円となっています。

実際の治療費の例を紹介します。

初診料 1,620円
入院費(7日) 68,040円
点滴 21,060円
血液検査 12,960円
レントゲン 11,880円
注射 8,640円
麻酔 14,040円
手術費用 129,600円
合計 267,840円

引用:犬と暮らし大百科

この例では、ペット保険なしの場合は全額自己負担であり267,840円が飼い主さんの負担になりますが、保険あり(アニコムの「どうぶつ健保ふぁみりぃ70%プラン」)の場合、支払額は80,352円となります。

 

補足:骨折の後遺症にかかる費用を負担してくれるペット保険がある

犬が骨折し、最悪後遺症が残る可能性もあります。その際は歩行を助ける犬用の車いすの用意が必要になります。

近年ペット保険ではこういった、車いすの作成・購入費用も補償するペット保険があります。

ちなみに楽天市場でこういった犬用の車いすを購入しようとすると相場は15000円~35000円程度です。オーダーメイドであれば4~6万円、高いものであれば10万円程度は必要になります。

 

車いすの補償もするペット保険

PS保険
PS保険のロゴ

罹患した病気やケガにより保険の更新をお断りしたり、更新時の補償対象外にしたり、保険料を増額にすることはございません。(※保険料の改定などがあった場合、保険料は変わります。)
ケガ、病気の原因が生じた時が保険期間内であれば、皮膚病や外耳炎等の軽度の病気から、ガンや心臓病等の重大な病気まで補償の対象となります。

引用:PS保険
引用:よくあるご質問

※補償内容や保険料について必ず重要事項説明書・保険約款もご確認ください

骨折は自然治癒する?

骨折をしていても、解放骨折(骨が皮膚を破って外に突き出ている)でない限り手術しないでも自然に治ることはあります。しかし、曲がったままで骨がくっついてしまうと歩きにくくなるケースも出てきます。

そうなると痛みや腫れがでて、辛い思いをすることになるかもしれません。この場合の治療は難になり、治らない場合もでてきます。

 

骨折した犬のリハビリ・手術後の過ごし方

術後の過ごし方は状態によって異なります。一般的には3~7日の入院後に退院してきます。完治までには1~3ヶ月、もっとかかる場合もあります。ご家庭に帰ってくるとき、獣医師に言われたことは必ず守りましょう。内服薬が処方されている場合はきちんと飲ませましょう。

寝る場所は暖かくして、静かに過ごせる環境を整えて、治るまでは走ったり跳んだりしないようにするなど運動制限も必要になってきます。抜糸までは傷口が化膿などしていないかチェックし、犬が傷口をなめないように工夫する必要があります。

術後はなるべく安静を保つ必要があるので、骨折した足の筋肉が落ちてきます。回復に向かうと、少しずつリハビリを始めるのですが、ご家庭で行う場合は医師の指示に従います。マッサージで血行をよくして、固まった筋肉をほぐすのも一つの方法です。

 

滑りにくい床にする

滑るとまた骨折をする可能性もあります。フローリングの床は滑りにくい床材にするか、マットを敷くのもよい方法です。

子犬は30センチの高さから飛び降りただけでも骨折の危険性があります。ソファは低いものにするかスロープを利用するという方法もあります。危険を思われる場所にはガードをしておきます。

併せて足の裏の毛が伸びていると滑りやすいので気を付けてカットする必要があります。きちんと対処していないと骨折を繰り返す危険性もあります。

 

よくある質問

犬が肋骨を骨折したときの治療法を教えて下さい。

骨折した肋骨で肺や心臓などが損傷している場合は手術が必要ですが、そうでない場合はバンドなどで固定して自然に治癒するのを待ちます。そしてなるべく安静な生活を送ることを心がけます。

犬が骨折した場合どれくらいの期間安静が必要ですか?

骨折の状況にもよりますが、入院期間は3~7日程度が必要であり、元のように歩けるまでには6週間程度が必要になります。その間はなるべき安静に過ごします。状態によってはもっと長くかかる場合も少なくありません。

ペット保険は必要?

ペットには公的な保険制度がありません。そのため治療費の自己負担額は100%です。

もしもの時に、お金を気にせずペットの治療に専念できるよう健康なうちにペット保険に加入することをおすすめします。

また、病気になった後では加入を断られる可能性があります。

ペット保険比較表や記事を活用するのがおすすめ!

ペット保険比較アドバイザーでは、ペットに合った保険の選び方やペットの健康に関するお役立ち記事を公開しております。

記事と合わせて比較表も活用することで、ペットと飼い主様に合った保険を選ぶことができます。

また、保険会社のデメリット等も理解できるので、後悔しないペット保険選びができます。

ペット保険への加入を検討されている方はぜひご活用ください。

ペット保険比較アドバイザーでは公式LINEでの「ペット保険の適正診断」「保険相談サービス」を開始いたしました。

従来の比較表だけではわかりづらいペット保険の補償内容の範囲や充実度を踏まえたうえで、保険の募集人資格 を持った、ペット保険のプロが提案させていただきます。

 

【犬が骨折したらどうする?捻挫との見分け方や治療費も解説!】まとめ

今回、ペット保険比較アドバイザーでは

・犬の骨折の症状と見分け方
・犬が骨折する原因
・骨折の治療法と治療費・箇条書き
について解説してきました。
子犬の骨折原因の一位は段差からの飛び降りです。成長期の子犬の骨はとても細く華奢です。そのうえ骨の硬さも十分ではありません。特に子犬を家族に迎えるときには知識を持って対処することが大切ですね。
ペット保険比較アドバイザーではペット保険に関する記事も掲載しておりますので、ぜひご活用ください。

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