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猫の動脈血栓塞栓症とは?原因や症状・治療法や余命等も解説!

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猫の動脈血栓塞栓症は症状が現れると余命が短いとされています。突然死も考えられ、無事治療できたとしても麻痺が残るケースもあります。症状としては強い痛み、原因の多くは肥大型心筋症です。

猫の動脈血栓塞栓症は肥大型心筋症の合併症として見られます。
いきなり後ろ足が麻痺して歩けなくなり、強い痛みがあるのが特徴です。

この記事では

・猫の動脈血栓塞栓症の症状
・猫の動脈血栓塞栓症の原因
について解説します。
最後までお読みいただければ、「猫の動脈血栓塞栓症の治療」もわかるようになっていますので、ぜひ最後までお読みください。


猫の動脈血栓塞栓症とは

猫の動脈血栓塞栓症とは

心臓内でできた血栓が血管に詰まることで症状が出ること

です。

動脈血栓塞栓症は心筋症の合併症として発症しやすい緊急疾患です。突然死の可能性も高く、早急な処置が求められます。

心筋症には3種類ありますが猫は肥大型心筋症の羅漢率が高いため、動脈血栓塞栓症も肥大型心筋症に多くみられます。

動脈血栓塞栓症は発症すると余命が非常に短くなる疾患です。そのため血栓になりやすい猫では予防のため、血栓形成を抑える投薬が行われます。

 

猫の動脈血栓塞栓症の症状

猫の動脈血栓塞栓症の症状には下記のようなものがあげられます。

・後ろ足が動かない
・呼吸が荒い
・激しい痛み など

特に強い痛みがあるのが特徴です。痛みにより叫び声をあげるケースもあります。

血栓は脳や内臓など体のどこででも閉塞する可能性はありますが、9割が腹部大動脈の分岐部といわれています。

この大動脈から後ろ足両方に枝分かれしており、ここで血栓が閉塞すると血流がなくなり後ろ足が動かなくなります。

動脈血栓塞栓症では肥大型心筋症にかかっていることも多く、肺水腫や胸水による呼吸困難と強い痛みのため呼吸が荒くなると考えられます。

 

猫の動脈血栓塞栓症の原因

猫の動脈血栓塞栓症の原因は主に心疾患です。心筋症などで血流が乱れて血栓ができ、血流に乗って塞栓すると症状が現れます。

猫の動脈血栓塞栓症では次のような検査で診断を行います。

 

動脈血栓塞栓症の検査方法

  • 触診・聴診
  • 超音波検査
  • レントゲン検査
  • 血液検査

 

<触診・聴診>

動脈血栓塞栓症の場合血流が止まるため、塞栓した後肢は冷たく、脈も触れません。動脈血栓塞栓症の原因が心疾患にあると、聴診で心雑音が聴かれます。

 

<超音波検査>

超音波検査は心臓の状態や血栓のリスクを調べるのに有効な方法です。心エコー図検査とも呼ばれます。

 

<レントゲン検査>

心疾患があると心臓の肥大が確認されます。

 

<血液検査>

塞栓症によって血流の途絶えた筋肉がダメージを受けると血清酵素値の上昇がみられます。その割合は高く

  • 血清ast(got)値は83~99%
  • 血清cpk(クレアチンホスホキナーゼ)は80~100%

で見られると言った報告もあります。

血清ast(got)とは
血液中に含まれる酵素の一種で、血清astの値が高いと肝臓や心臓、筋肉などの臓器や組織に障害がある可能性がある。
血清cpk(クレアチンホスホキナーゼ)とは
筋肉や脳などに多く存在し、血清cpkの値が高いと筋肉や脳などの組織に障害がある可能性がある。

 

猫の動脈血栓塞栓症の予防方法

猫の動脈血栓塞栓症の予防方法は特にありません。

ただし原因となる心筋症を早期発見し、

動脈血栓塞栓症のリスクが高い場合には血栓ができにくくする投薬

を行えば予防が可能です。

 

麻痺は回復の可能性がある

動脈血栓塞栓症を発症した猫の余命は短いとされます。複数の調査での生存退院率は33~39%との報告があるほど予後は厳しいです。

退院できたとしても後ろ足に麻痺が残るケースが多いため、悲観的になってしまうでしょう。

一方で麻痺が回復する可能性も報告されています。

ミネソタ大学による調査では127頭の急性動脈血栓塞栓症を発症した猫で、退院できた44頭のうち下肢に影響が出たのは以下だけでした。

【下肢の状態とその頭数】
壊死にともなう断肢が2頭(4.5%)
軽度の組織壊死と傷の治療が2頭(4.5%)
下肢の拘縮(関節の動きが制限された状態)が1頭(2.3%)

また血栓が塞栓しても自己溶解や血栓の移動などで血流が回復することもあり、あきらめずに治療を行う大切さが分かります。

 

猫の動脈血栓塞栓症の治療方法や治療費

猫の動脈血栓塞栓症の治療方法は

・外科手術での血栓摘出
・バルーンカテーテルによる血栓摘出
・血栓溶解(点滴や注射による)
・痛みなどの症状をやわらげ、全身の状態を整える治療

などが用いられます。肥大型心筋症が原因である場合、その治療も同時に行われます。

外科手術やバルーンカテーテルによる血栓摘出ができるのは設備が整った動物病院だけです。そのため一般的には血栓溶解薬が使用されます。

ただし血栓溶解薬には重大な副作用のリスクがあるため、慎重に使用されます。

【血栓溶解薬のリスク】
今まで血が流れていなかった部分が急激に血流回復することで毒性物質が産生されて逆に症状が悪化する「再灌流(さいかんりゅう)障害」が起きる

上記のリスクが高い場合には

  • 痛み止めなどで症状を和らげる
  • 抗凝固療法で血栓の発生を抑制し進行を緩やかにする

などの治療方法がとられます。

 

【治療費】
外科手術やバルーンカテーテルによる血栓摘出手術は専門性が高いため、治療費は高額になります。

また猫の動脈血栓塞栓症は同時に肥大型心筋症の治療を行うケースも多く、肥大型心筋症の治療費からさらにプラスされます。

<肥大型心筋症の治療費>
平均 164,135円
参考:アニコム損保「家庭どうぶつ白書2019

血栓抑制の投薬は症が行う必要があり、長期の備えが必要な疾患です。

 

よくある質問

動脈血栓塞栓症にかかりやすい猫種はありますか?

動脈血栓塞栓症は心筋症が原因として発症するケースが多いため「メインクーン」や「ラグドール」はかかりやすい猫種としてあげられます。
ほかにも中高齢の猫のほとんどは心筋症にかかっているといった報告もあり、猫種限らず全ての猫に注意が必要です。

猫の動脈血栓塞栓症は回復しますか?

一般的には動脈血栓塞栓症を発症すると余命は短いとされています。しかし血栓が自己溶解で溶かされたり移動して血流が回復するケースもあるため、あきらめずに治療を続けることが大切です。

ペット保険は必要?

ペットには公的な保険制度がありません。そのため治療費の自己負担額は100%です。

もしもの時に、お金を気にせずペットの治療に専念できるよう健康なうちにペット保険に加入することをおすすめします。

また、病気になった後では加入を断られる可能性があります。

 

ペット保険比較表や記事を活用するのがおすすめ!

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また、保険会社のデメリット等も理解できるので、後悔しないペット保険選びができます。

ペット保険への加入を検討されている方はぜひご活用ください。

【猫の動脈血栓塞栓症とは?原因や治療法など解説!】まとめ

今回、ペット保険比較アドバイザーでは

・猫の動脈血栓塞栓症の症状
・猫の動脈血栓塞栓症の原因
について解説してきました。
猫の動脈血栓塞栓症は緊急疾患です。一刻も早い処置が命をつなぐカギになります。
動脈血栓塞栓症にならないためにも愛猫の異常にはいち早く察知できるよう、普段の様子を確認しておきましょう。
ペット保険比較アドバイザーではペット保険に関する記事も掲載しておりますので、ぜひご活用ください。