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猫の健康診断の費用の相場はいくら?内容や頻度についても解説!

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猫の健康診断の費用はおよそ10000円程度です。ただし持病や診断結果によっては追加検査が必要になります。動物病院では必要な検査がセットで料金が設定されていることも多いです。

猫の健康診断は、病気の早期発見にはとても重要です。
費用は動物病院によって異なるものの、手が出せないほどの金額ではありません。
愛猫の命を守るという意味でも、成猫から定期的な健康診断を行いましょう。

この記事では

・猫の健康診断の費用
・猫の健康診断の検査内容
について解説します。
最後までお読みいただければ、「猫の健康診断の頻度」「猫の健康診断の流れ」もわかるようになっていますので、ぜひ最後までお読みください。


目次

猫の健康診断はどんな内容?

猫の健康診断(キャットドック)では、どこまで調べたいかによって検査項目や内容が変わってきます。

基本的な検査では体全体を通したチェックができ、その結果により

オプションでより詳しい検査が追加される

場合があります。

また持病がある猫や高齢猫だと、多くは追加で検査が必要です。

 

検査項目は?

一般的な健康診断の検査項目は

・身体検査
・尿検査
・便検査
・血液検査

です。すべての結果を通して全身状態を調べます。

 

身体検査

獣医師による診察で

  • 視診(口腔内検査など)
  • 体重・体温測定
  • 触診
  • 聴診

で大まかな健康チェックを行います。

口腔内検査では歯や歯肉の状態とともに、その他異常がないか調べます。

触診では直接体に触れて肥満や痩せ具合をチェックすると同時に、腫れやしこり、関節や骨などに異常がないか診ます。

聴診では聴診器で心臓や肺、腸の音を確認します。

 

尿検査

尿検査では

  • 尿のpH
  • 尿糖
  • 尿比重

の検査を行います。猫は結石や腎臓病にかかりやすいことで知られており、尿検査は猫にとって行うべき検査です。

上記の検査と並行して、顕微鏡で結晶や細菌の有無を調べます。

 

便検査

便に

  • 寄生虫がいないか
  • 寄生虫の卵が混じっていないか
  • 血が混じっていないか

などを調べます。

顕微鏡と専用の方法で検査を行い、腸の細菌バランスもわかるためお腹の健康状態を知ることができます。

多くは健康診断の予約を取った際検査当日の便を持参するよう言われるため、採取し忘れがないようにしましょう。

 

血液検査

血液検査には

・血球検査
・生化学検査

の2種類あります。

血球検査では

  • 赤血球
  • 白血球
  • 血小板

の数を測定し、その形状で健康状態が分かります。

生化学検査では

  • 肝臓酵素
  • 血糖値
  • 腎機能のマーカー
  • コレステロール値

などを測定して、臓器に異常がないか調べます。

 

子猫にも健康診断は必要

一方で子猫をお迎えする際にも健康診断を行っておくと安心でしょう。

基本的な健康診断の他に子猫で行っておきたい検査には

・ウィルス検査
・遺伝子検査

などがあります。

ウィルス検査にも多種ありますが、致死率が高い

  • 猫エイズ(FIV)
  • 猫白血病(FeLV)

は調べておきましょう。

遺伝子検査では、その猫が病気を発症する遺伝子を保有しているかがわかります。

遺伝性疾患には代表的なものとして

  • メインクーンやラグドールの肥大型心筋症
  • ペルシャの多発性嚢胞腎
  • スコティッシュフォールドの遺伝性骨軟骨異形成症

などがあげられます。

一方ペットショップやブリーダーからお迎えする場合には事前に済ませていることもあるため、事前に確認しておきましょう。

 

検査でわかること

それぞれの検査で下記のことが分かります。

検査内容 分かること
身体検査 触診 ・肥満や痩せすぎ
・しこりなど皮膚の異常
聴診 ・心雑音
・呼吸の異常
口腔内検査 歯肉炎
尿検査 尿のpH 泌尿器疾患
尿比重 肝臓や腎臓の働き
便検査 寄生虫や腸の様子
血液検査 血球検査 ・貧血
・脱水
・炎症 など
生化学検査 ・肝臓や腎臓の異常
・電解質の異常 など

疑わしい疾患が見つかれば、診断の確定のためより詳しい検査が必要になる場合があります。

一般的な検査の結果をもとにさらに詳しく検査を行うかどうかが判断されます。

 

猫の健康診断でかかる費用はいくら?

猫の健康診断でかかる費用はいくらくらいでしょうか?

一般的な検査とオプション検査に分けて解説していきましょう。

 

一般的な費用

猫の健康診断の価格は動物病院によって違います。

相場として、一般的な内容の健康診断の料金は

5,000円~10,000円程度

です。

 

保護猫の場合は金額が上がる

野良猫を保護したら真っ先に獣医師の診察と健康診断を受けておく必要があります。長い間外で暮らしてきた猫は健康状態に問題を抱えているケースが多いので、基本的な検査は受けておきましょう。

健康な子猫を保護しても初期費用は必要です。場合によってはそれにプラスして

・猫風邪など病気にかかっている場合の薬代や治療費
・ノミやダニの駆虫費

が追加になります。

また野良猫の多くは感染症にかかっています。将来のことを考えると、オプションでウィルス検査をしておくことが望ましいでしょう。

薬代や治療費がかからなかったとしても、一般的な健康診断にくわえて下記の金額分高額になることを知っておかなければいけません。

項目 値段
初診料 約1,000円〜3,000円
ノミ・ダニ駆虫代 約1,500円〜2,500円
ウィルス検査費用2種類(猫エイズFIVと猫白血病FeLV) 4,000円~8,000円

初めての診察だと、保護猫に限らず全ての猫には初診料が必ずかかります。

他にも駆虫費用やウイルス検査など、どれも保護猫にとっては重要なためきちんと行ってあげましょう。

 

オプション費用(どんなオプションがある?)

一般的な検診の他に

  • 心配なことがある場合
  • もっと詳しく調べたい場合
  • 高齢猫の場合

などでオプションの検査を追加するケースがあります。

【オプション検査項目】
・レントゲン検査
・エコー検査
・CT
・MRI
・心電図検査
・甲状腺機能検査 など

オプション費用も病院によって異なります。

病院によっては検査を一つずつ加えていくのではなく、オプションをいくつか加えたプランが用意されています。

基本コース」や「詳しく調べるコース」などコース別で分けられており、

  • 基本的なコースはレントゲン検査が加わることもあり10,000~15,000円程度
  • 詳しく調べるコースは内容によっても異なり20,000~35,000円程度

が目安です。

必要な検査は猫の状態や年齢などで異なります。検査には猫の負担になるものも多く、やみくもに行うのはおすすめできません。
どの検査が必要かをしっかりと見極めるのが重要です。

 

猫の健康診断は定期的に必要?

人が健康診断を年に1度行うのと同じように、猫も定期的な健康診断が必要です。

猫は自分の体調不良を隠す習性があります。また症状が出にくい病気もあり、「気づいたら進行していた」といったケースがほとんどです。

【症状が出にくい疾患】
・腎臓病
・糖尿病
・尿石症
・膀胱炎
・甲状腺機能亢進症 など

早期に発見すれば完治や進行を抑える効果が高いため、定期的な健康診断が重要です。

 

どのくらいの頻度で実施するのがよい?

健康診断の頻度は

・成猫で年に1度
・中年齢猫で半年に1度
・高齢猫で年に3度

が理想です。

半年に1度の検診を行うタイミングは、猫の健康状態や持病によって変わってきます。

猫の健康診断の頻度はかかりつけの獣医師と相談し、愛猫に合わせて行いましょう。

 

定期的にしたほうがよいのはなぜ?

定期的に健康診断をしたほうが良い理由は、多くのメリットがあるからです。

【定期的な健康診断のメリット】
・異常にすぐ気づける
・健康な時の数値が分かる
・異常がなければ安心できる
・獣医師にアドバイスが受けれる

定期的な健康診断の最も大きなメリットは早期発見でしょう。特に猫で多い腎疾患は症状が出にくいことで知られており、飼い主さんが気づいたころにはかなり進行しているといったケースが多くみられます。

また健康診断は愛猫の健康な状態の数値を知る良いチャンスです。普段の値を知っていれば、異常にも気付きやすくなります。

問題がなければ安心でき、検診で獣医師に会って日常生活やお手入れなど様々なアドバイスが受けれるメリットもあります。

 

病気やケガをする前に…

病気やケガは愛猫に前触れもなく降りかかります。

「今は元気だから」「うちの子に限って病気はあり得ない」などと考えず、もしもの時の対策をしておきましょう。怠っているといざというときに満足な治療を受けさせてあげられない可能性があります。

後悔をしなくてもいいように、ペット保険に加入しておいたり、備えをしておきましょう。

万が一の際にはきっと飼い主さんの力になれるでしょう。

 

猫の健康診断を受けるときの流れは?予約から当日まで

猫の健康診断の多くは予約制です。

動物病院によっては猫を預かって行う場合もあり、予約を入れる際に

  • 検査の説明
  • 排せつ物持参の有無
  • 料金
  • その他注意点

を確認しておきましょう。

当日の健康診断の流れはこのようになります。

  1. 受付(便があれば渡しておく)
  2. 普段の健康状態など問診
  3. 獣医師による身体検査
  4. 採血
  5. 各種検査

排せつ物は時間が経っていると検査に影響する場合があります。できれば当日採取してください。

普段の様子など問診の後身体検査を行い、採血後血液検査尿検査便検査へ進みます。

検査結果によっては詳しい検査が必要なケースもあります。
そのような場合には相談のうえで追加検査を行います。

行った検査の診断結果は、時間がかかるもの以外はその日に聞けます。

検査内容によっては数週間かかり、その結果病気が見つかれば治療を開始するといった手順です。

 

猫の健康診断で注意したいこと

血液検査や尿検査を行う健康診断の場合、検査に影響が出るため、

当日の朝は絶食・絶水

が基本です。

動物病院から検査時間に合わせて、絶食や絶水の日にちと時間の指示があれば必ず守ってください。

飲んでいる薬があるようであれば伝えておき、当日の指示を仰ぐ必要があります。伝え忘れると薬の服用により健康診断が受けられない可能性もあるため、忘れないようにしましょう。

猫の性格によっては激しく嫌がることで

  • 鎮静処置
  • 検査不可能

になる場合があります。

怖がりだったり恐怖で攻撃的になるような子は、あらかじめ動物病院に相談しておいてください。

検査後はご褒美で恐怖心を和らげましょう。

問診では普段の愛猫の様子や気になることなどを聞かれます。伝えたいことや聞きたいことなどメモを取っておくと安心です。

 

普段から健康に気をつけよう

健康診断は素人ではわからない病気の兆候を見つけるためのものです。普段の様子との違いなど、愛猫の異常は飼い主さんが一番わかります。

病気によっては症状がみられたら一刻も早い治療が必要な病気もあるため、愛猫の健康状態は毎日しっかり確認しましょう。

健康診断を受けているからと油断しないことが重要です。

 

お手入れしながら健康チェック

お手入れと同時に健康チェックを行えば無理なく続けられるでしょう。

お手入れ内容 チェックポイント
ブラッシング ・触って痛がる部位はないか
・しこりはないか
・脱毛など皮膚の異常はないか
・フケは出ていないか
耳掃除 ・耳は汚れていないか
・耳から汁は出ていないか
・匂いはきつくないか
歯磨き ・口臭はないか
・歯茎は赤くなっていないか

これらを中心に

  • 安静時の呼吸は早くないか
  • 元気や食欲はあるか

などを気がけて下さい。異常に早めに気づくことが大切です。

 

補足:ペット保険で健康診断は補償される?

残念ながら全てのペット保険で、健康診断含む健康体に行う予防目的の行為に関しては補償の対象外としています。

しかし唯一アニコム損保だけが後述する「腸内フローラ測定」を付帯サービスとして備えており、自宅で出来る簡易的な健康診断として注目されています。特に猫は犬と比べて外出しづらいため、ストレスを与えづらい意味でも注目されています。

検査では、腎不全の早期発見や予防に役立ち、また検査結果次第で無料で血液検査を受けることができます。※アニコム損保指定の動物病院

 

人間と同じように腸内環境を整えて健康に

人間と同じように、猫でも腸内環境を整えると健康につながります。

例えば

健康な猫と腎臓病の猫の腸内細菌類の構成比が違う

ことが明らかにされており、腸内細菌を整えることの重要さが分かります。

腸内には「腸内フローラ」と呼ばれる腸内細菌が生息しています。

腸内フローラは大きく

  • 善玉菌
  • 悪玉菌
  • 日和見菌

の3種類に分けられ、バランスが整うことで体の調子が維持できるのです。

アニコム損保では、契約者を対象にこの腸内フローラの無料測定を行っています。腎臓のチェックができ、症状が出にくい腎疾患の早期発見が可能です。

また測定結果から病気のリスクあるとわかった場合には、アニコム損保指定動物病院で

無料の健康診断が受けられるチケットが送付

されます。

契約者以外でも8,800(税込)円で腸内フローラ測定を受けることができるため、愛猫の健康を守るためにも受けてみてはいかがでしょうか。

 

アニコム(ふぁみりぃ7歳11ヶ月まで:しにあ8歳~)
2年目以降のご契約継続について
弊社の商品の保険期間は1年間ですが、ご契約には「継続契約特約」を適用して引受をさせていただいておりますので、解約等のお申し出がない限り満期後は、原則ご契約は自動的に継続となり、終身ご継続いただけます。
※ご注意
・ご契約者または弊社より別段の意思表示があった場合には、ご契約は継続となりません。
・自動的にご契約が継続とならない場合や、商品改定により保険料、補償内容などが変更となる場合があります。
※補償内容や保険料について必ず重要事項説明書保険約款もご確認ください

よくある質問

子猫でも健康診断を受けておいたほうが良いですか?

はい。子猫でも健康診断を受けておく方が望ましいでしょう。
特に保護猫であれば、一般的な健康診断と同時にウィルス検査や遺伝子検査を追加で行っておくと安心です。
ウィルス検査は生後6ヶ月以降でないと正しく検査ができないため、検査スケジュールは獣医師と相談してください。

高齢猫の健康診断の頻度はどれくらいですか?

猫の持病や状態にもよりますが、健康な猫でも7歳を過ぎたら半年に1回の健康診断をおすすめします。猫は高齢になると腎臓病のリスクが高くなり、腎臓病は症状が出にくい疾患だからです。
早期の発見で進行を遅らせることが可能なため、定期的に健康診断を受けるようにしましょう。

ペット保険は必要?

ペットには公的な保険制度がありません。そのため治療費の自己負担額は100%です。

もしもの時に、お金を気にせずペットの治療に専念できるよう健康なうちにペット保険に加入することをおすすめします。

また、病気になった後では加入を断られる可能性があります。

 

ペット保険比較表や記事を活用するのがおすすめ!

ペット保険比較アドバイザーでは、ペットに合った保険の選び方やペットの健康に関するお役立ち記事を公開しております。

記事と合わせて比較表も活用することで、ペットと飼い主様に合った保険を選ぶことができます。

また、保険会社のデメリット等も理解できるので、後悔しないペット保険選びができます。

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【猫の健康診断の費用はいくら?内容や頻度についても解説】まとめ

今回、ペット保険比較アドバイザーでは

・猫の健康診断の費用
・猫の健康診断の検査内容
について解説してきました。
猫の健康診断は定期的に行うことが重要です。
費用も驚くほど高額ではないため、成猫になったら年に1回行うようにしましょう。
ペット保険比較アドバイザーではペット保険に関する記事も掲載しておりますので、ぜひご活用ください。

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