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犬の耳血腫の費用はいくら?治療方法や原因、自宅治療についても解説

2024年5月22日

犬の保険

 
犬の耳血腫の費用はいくら?治療方法や原因、自宅治療についても解説サムネイル
犬の耳血腫の費用は5000~1万円程度ですが動物病院や状態によっても異なります。初期症状であれば自然治癒や自宅治療が期待できますが、放置せず必ず動物病院に行くことをおすすめします
犬の耳血腫とは「耳に血液や漿液が溜まってしまう病気」です。
再発しやすい病気なので1度治ってもまた繰り返す可能性があります。なぜ耳血腫は起こるのでしょうか

この記事では

・犬の耳血腫について
・犬の耳血腫の原因や症状
・犬の耳血腫の治療や予防法
について解説します。
最後までお読みいただければ、「犬の耳血腫という病気について」「犬の耳血腫の治療にかかる費用について」わかるようになっていますので、ぜひ最後までお読みください。


犬の耳血腫とは

犬の耳血腫とは耳の耳介部分に血液や漿液が溜まる病気です。読み方は「じけっしゅ」です。

軽度であれば自然治癒で完治することもあります

しかし症状が悪化した状態ではしっかり治療を受ける必要があります。

再発しやすい病気なので1度発症した場合は再発しないようにしっかりケアしていきましょう。

 

犬の耳血腫の症状

犬の耳血腫の症状として

・耳介の腫れ
・耳介のただれ
・頭を激しく振る
・耳を掻く
・耳を触るのを嫌がる
・耳が熱くなる
・痛み

などです。

犬は耳血腫になると耳を気にしてしまいます。そのため顔を激しく振ることや耳を足でひっかく行動をします。

愛犬がしきりに気にしている様子が見られるときには耳血腫を発症している可能性があります。

 

さらにひっかくことにより耳がただれて出血してしまうこともあります。

化膿し皮膚が炎症を起こしてしまうとさらに痒みがみられるためさらに悪化してしまいます。

 

耳血腫を発症しているときに外耳炎を併発していることもあります

耳血腫の治療だけでなく外耳炎も治さなければいけないため早めに動物病院を受診しましょう。

 

犬の耳血腫の原因

犬の耳血腫の原因として

・耳の病気
・外傷
・皮膚炎

などがあげられます。

犬の耳血腫はミミヒゼンダニや外耳炎などが原因で引き起こされます。

耳の異常により犬が気にして引っ掻くことにより発症します。

 

他にもトリミングでの怪我や犬に噛まれたなどの外傷が原因で引き起こされることもあります。

外傷は放置すると炎症を起こし化膿してしまいます。

 

中には皮膚炎が原因で発症することもあります。

アトピー性皮膚炎を発症している犬やアレルギー体質の犬に引き起こしやすいです。

原因が皮膚炎にある場合は耳血腫の治療を行いながら皮膚炎の治療も行う必要があります。

 

犬の耳血腫の治療法

犬の耳血腫は放置すると耳の形が変形してしまう可能性もあります。

ここでは「犬の耳血腫の治療法」について解説します。

 

自然治癒

耳血腫の治療法として「自然治癒」があります。

犬の耳血腫は初期の段階であれば自然治癒が選択されるケースがあります。

 

自然治癒では耳介の出血がおさまり自然に吸収されるのを待ちます。

犬にかかる負担は少ない治療法ですが経過観察中に病状が悪化することもあります。

 

自然治癒でもいいと聞くと動物病院を受診しなくてもいいように感じるかもしれません。

しかし自然治癒でも経過観察をしていく必要があるためしっかり動物病院を受診しましょう。

 

自宅治療で気になることがあれば早めに受診することをおすすめします。

 

手術

耳血腫の治療法として「手術」があります。

耳血腫の血腫が大きい場合や何度も再発を繰り返してしまう場合は手術が選択されます。

 

手術では腫れた耳介を切開し血液や血漿を除去します。

その後皮膚と軟骨を縫合していきます。

 

手術では再発のリスクは軽減できます。

しかし手術には

・全身麻酔のリスク
・耳の変形のリスク
などがあります。
術後も経過観察を行い自宅でもケアしていきましょう。
さらに手術を行う前には血液検査も行われるため費用も数万円かかります。

手術費用は動物病院や手術の難易度にもより異なるため一度かかりつけの獣医師さんに相談することをおすすめします。

 

薬物療法

耳血腫の治療法として「薬物療法」があります。

 

耳介にたまった血液や血漿を注射器や注射針を刺し除去しステロイド剤を投薬する治療法です。

その後耳介にまた血液がたまらないように耳介を頭部に貼り付けて固定します。

耳血腫の治療では多く選択される治療法です。

 

無麻酔で行えるため手術を行うことができない犬でも治療を行うことができます。

ただ治療には通院が必要で再発の可能性もあります。

 

治療を行う前にはそれぞれの治療法のメリット・デメリットをしっかり聞き選択することが望ましいです。

 

応急処置

犬が耳血腫になったときは応急処置をしてあげましょう。

 

応急処置として

・包帯を巻く
・エリザベスカラーをつける

などがおすすめです。

 

原因がわからない段階で判断して治療を行うのは危険です。

病状が悪化する可能性もあります。

 

そのため耳血腫を悪化させないようにすることが望ましいです。

できるだけ犬が耳を引っかかないようにしましょう。

 

犬の耳血腫にかかる費用

犬の耳血腫にかかる費用は症状により異なります。

ここでは「耳の疾患にかかる治療費」について解説します。

 

耳の疾患にかかる治療費

 耳の疾患・年 齢 別 の 年 間 診 療 費 ( 1 頭 あ た り )
0歳 1~4歳 5~8歳 9~12歳
中央値 8,598 10,498 12,366 13,414
平均値 13,354 18,207 23,234 27,500

※参考:アニコム損保「家庭どうぶつ白書2019」

耳の疾患では治療にかかる年間診療費の平均値は1~2万円前後です。

治療もそこまで高額になることが少ないですが治療が長引けば診療費も高額になります。

できるだけ早く治療を受けることが望ましいです。

 

原因未定の外耳炎・通院
1 頭あたりの
年間診療回数
1 頭あたりの年間診療費
中央値(円)
1 頭あたりの年間診療費
平均値(円)
2.9 10,778 39,782

※参考:アニコム損保「家庭どうぶつ白書2019

外耳炎にかかる年間診療費の平均値は39,782円です。

治療に時間がかかれば治療費も高額になります。

耳血腫とともに外耳炎を併発している場合はこれらの金額もかかってきます

耳血腫を発症したときは耳の中も確認してみることをおすすめします。

 

犬の耳血腫の予防法

犬の耳血腫の予防方法として

・耳の定期検診
・皮膚の状態を健康に保つ
・気になることがあれば早めに治療を受ける

などがおすすめです。

 

耳の定期検診としてはこまめに耳の状態をチェックすることです。

耳が汚れていないか確認し汚れている場合は動物病院で耳掃除をしてもらいましょう。

 

皮膚の健康を保つためには定期的なシャンプーやブラッシングがおすすめです。

皮膚の状態を清潔に保つことで耳を引っ掻く頻度を下げて耳血腫を予防します。

 

さらに気になることがあれば早めに動物病院を受診することが望ましいです。

どんな病気でも早く治療を受けることで完治も早くなります。

定期的に健康診断を受けることをおすすめします。

よくある質問

犬の耳血腫は治る?痛みはある?

耳血腫はしっかり治療を受ければ治ります。しかし再発することが多い病気なのでなかなか治らないということもあります。痛いと感じるかどうかは病状にもより異なります。痛みが見られる場合はかかりつけの獣医師さんに相談することをおすすめします。

犬の耳血腫の治療にかかる値段はどれくらい?

耳血腫の治療にかかる値段は治療内容により異なります。手術を行う場合は2~5万円程度、薬物療法では1~2万円程度かかります。動物病院にもより治療費は異なるため、かかりつけの動物病院ではどれくらいかかるのか確認してみることをおすすめします。

ペット保険は必要?

ペットには公的な保険制度がありません。そのため治療費の自己負担額は100%です。

もしもの時に、お金を気にせずペットの治療に専念できるよう健康なうちにペット保険に加入することをおすすめします。

また、病気になった後では加入を断られる可能性があります。

ペット保険比較表や記事を活用するのがおすすめ!

ペット保険比較アドバイザーでは、ペットに合った保険の選び方やペットの健康に関するお役立ち記事を公開しております。

記事と合わせて比較表も活用することで、ペットと飼い主様に合った保険を選ぶことができます。

また、保険会社のデメリット等も理解できるので、後悔しないペット保険選びができます。

ペット保険への加入を検討されている方はぜひご活用ください。

【犬の耳血腫はどんな病気?治療にかかる費用について】まとめ

今回、ペット保険比較アドバイザーでは

・犬の耳血腫について
・犬の耳血腫の原因や症状
・犬の耳血腫の治療や予防法
について解説してきました。
犬の耳血腫は耳介の内部に血液や漿液が溜まる病気です。
軽度の耳血腫であれば自然治癒で改善することもありますが症状が進行している場合はしっかり治療を受ける必要があります。
犬の耳血腫にかかる費用は手術を行う場合は2~5万円程度、薬物療法では1~2万円程度となります。
動物病院によりかかる費用は異なるためかかりつけの獣医師に相談することをおすすめします。
愛犬の耳に異常がみられる場合は一度動物病院を受診しましょう。
ペット保険比較アドバイザーではペット保険に関する記事も掲載しておりますので、ぜひご活用ください。