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野良猫が家に入りたがる理由とは?お迎え前に知りたい病気や治療費の目安

玄関の前に野良猫が座っていたり、縁側や窓の前に定期的に現れる猫ちゃんを見るとちょっと驚きますよね。

「どうしていつも来るんだろう?」と不思議に思う人も多いと思います。

最初は戸惑うこともありますが、何度も姿を見るうちに惹かれていくケースも少なくありません。

実際、家に入りたがる姿がきっかけでそのまま家族として迎える家族もいます。

しかし、野良猫を迎えるとなると気になることも多いですよね。

病気は大丈夫なのか、お迎えしてもよいものなのか、治療費はどれくらいかかるのかなど、不安はたくさんあるでしょう。

この記事では、野良猫が家に入りたがる理由や、保護を考えたときに知っておきたい注意点、猫エイズなどの病気、治療費の目安について分かりやすく解説します。

「お迎えするべきかどうか」を考えている方の参考になれば幸いです。

目次

野良猫が家に入りたがる理由。家に来るのはなぜ?

実は、野良猫が家に近づいたり家に入りたがる行動にはいくつかの理由があります。

多くの場合は、猫が生活するうえで必要な環境が関係していると考えられており、主な理由として次のようなものが挙げられます。

  • 餌をもらった経験がある
  • 雨風をしのげる場所を探している
  • 人に慣れている(元飼い猫の可能性)
  • 発情期で猫が集まっている
  • 出産できる場所を探している
  • 家主が優しい・好きだから

それぞれの理由についてもう少し詳しく見ていきましょう。

餌をもらった経験がある

野良猫が家に来る理由としてよくあるのが、過去に餌をもらった経験があるケースです。

猫は食べ物があった場所を覚え、そこを再訪する習性を持っています。

そのため、同じ家の前に何度も現れたり、時には出待ちや座り込みをして長時間待つ場合もあります

環境省が公開している地域猫活動の資料でも、猫は餌場を覚えて同じ場所に集まりやすい習性があることが説明されています。

実際、最初は「かわいそうだから」と少しだけ餌をあげたつもりでも、その後毎日のように猫が来るようになったり、子猫を連れて訪問するケースも少なくありません。

何度も姿を見るとついあげたくなってしまいますが、餌を与えることでその場所に居着いてしまう可能性もあるため注意が必要です。

参考:環境省「住宅密集地における犬猫の適正飼養ガイドライン」
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h2202.pdf

雨風をしのげる場所を探している

野良猫が家に近づく理由のひとつに、雨や寒さを避けられる場所を探しているケースがあります。

猫はもともと、外敵から身を守れる静かな場所を好む動物です。

野性の猫は木陰などの天敵から身を守れる狭い場所を好みますが室内が居心地良く快適だと知った野良猫は家の中まで入ってくるケースがあります。

各地の市町村の資料でも、野良猫が生活場所として選びやすい場所に

  • 軒下
  • 縁側
  • 車庫
  • 物置の隙間
  • 室外機の周辺

などが挙げられています。

これらの場所は雨風を避けやすく、人の出入りも比較的少ないため、猫にとって安心できる休憩場所になりやすいのです。

同じ猫を何度も家の周りで見た場合、ご飯をもらえることだけでなく「ここなら落ち着けるな」と感じている可能性も考えられます。

参考:広島市公式ウェブサイト「地域猫活動のすすめ」
https://www.city.hiroshima.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/023/065/417126_943172_misc.pdf

参考:一宮市「地域猫活動のすすめ」
https://www.city.ichinomiya.aichi.jp/hokenjo/hoken-eisei/1044007/1000182/1038066.html

人に慣れている猫(元飼い猫)の可能性

家の近くまで来たり、玄関の前で待っていたりする猫の中には、もともと人に飼われていた猫が含まれていることもあります。

飼い猫が野良猫になるのは、脱走して迷子になってしまった猫や、残念ながら捨てられてしまった経緯が挙げられます。

元飼い猫の場合、もともと人間に飼われていたことから警戒心が薄いのです。

加えて人懐っこい性格だったり、飼い主以外にも可愛がられた経験を持つ元飼い猫だと、さらに警戒心が少ない可能性があります。

環境省の資料でも、元飼い猫が外で繁殖して野良化するケースがあることが指摘されており、人に慣れている猫が外で生活している場合もあるとされています。

逃げずに近づいてきたり、自分の顔を見て鳴く様子を見ると、つい気になってしまいますよね。

ただし、首輪が付いていない猫でも迷い猫の可能性があります。

すぐに保護するのではなく、周囲で飼い主が探していないか確認することが大切です。

参考:環境省「動物の適正飼養について」
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/

発情期で猫が集まっている

家の周りに突然野良猫が増えたり、夜に大きな鳴き声が聞こえるようになった場合、発情期の影響で猫が集まっている可能性もあります。

猫は発情期になると鳴き声やフェロモンによって他の猫を引き寄せることが知られています。

日本獣医師会でも、猫の発情期にはオス猫が集まりやすくなり、鳴き声やケンカが増えることがあると解説されています。

そのため、家の周りで次のような様子が見られると、その猫が家に入りたがっているというより、近くに発情中の猫がいると考えられます。

  • 夜中に大きな鳴き声がする
  • 猫同士のケンカが起きる
  • 同じ場所に何匹も猫が集まる

さらに、特に家でメス猫を飼っている場合は、発情期に入ったオス猫が家の中に入ることがあります。

オス猫が発情するのは、メス猫のフェロモンの匂いを嗅いだ時です。

そのため、ペットの猫が未避妊のメスだと、野良のオス猫が反応して入ってくる可能性があります。

このようなことから、トラブルを避けたい場合はメス猫の場合、出産させる予定がなければ避妊手術を受けることが推奨されます。

参考:日本獣医師会
https://www.javma.or.jp/

出産できる場所を探している

お腹の大きい野良猫が家の周りに来る場合、安全に出産できる場所を探している可能性もあります。

猫は出産が近づいてくると、安全にお産できる場所を探します。

環境省は、野良猫が出産場所として選ぶことがある場所として下記のような場所を挙げています。

  • 物置の中
  • 車庫の隅
  • 軒下
  • 段ボールのある場所

家の中に入ってくることは稀ですが、人の周りは比較的安全な環境であることが多く、落ち着いて出産できる場所として選ばれることがあります。

神戸新聞の記事では、「押しかけ猫」として家の中で赤ちゃんを産んだ野良猫のことが書かれていました。

めったにないケースですが、家主に信頼を寄せて出産場所を決めたのだと考えられます。

参考:広島市公式ウェブサイト「地域猫活動のすすめ」
https://www.city.hiroshima.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/023/065/417126_943172_misc.pdf

参考:一宮市「地域猫活動のすすめ」
https://www.city.ichinomiya.aichi.jp/hokenjo/hoken-eisei/1044007/1000182/1038066.html

家主が優しい・好きだから

単純に家主に優しくしてもらったことをきっかけに、家に入ることもあります。

懐いているのは家族の誰かという場合もあり、その人の匂いをたどって気付けば家の中にいたりと可愛い一面も。

優しくされることの中には餌をもらうことも含まれています。

ごはんをもらいに行ったり、近付いても安全な人間には信頼してついて行ったりするのでしょう。

しかし、成猫の場合は優しくされても家の中までついてくることはあまりなく、多くは子猫の頃の体験が元となっています。

コラム~スピリチュアルから見る野良猫が家に入る意味~

スピリチュアルの世界では、猫は人間に見えないものが見えているといわれています。

そのため、野良猫は良いオーラに引き寄せられて家に入ると考えられることがあるのです。

野良猫が家に入る意味として、スピリチュアルな観点で見ると下記の3つが挙げられます。

  • よいオーラに引き寄せられている
  • 幽霊などに導かれている
  • 何かに気づかせようとしている

一方で、「悪いオーラから猫が逃げている」とされることもあり、家に逃げ込んだら守ってあげるとよいといわれています。

さらに、幽霊に導かれて家に入るという説もあります。

昔から、近場で誰かが亡くなった時に猫は幽霊が見えているかのような行動を取るとよく耳にします。

過去にお世話になった人に会いに来たのかもしれませんね。

最後に、猫は「今後起きることを指し示す生きもの」とも考えられています。

黒猫が横切るのは悪い前兆といわれるのはこの説に由来があります。

他にも、警戒心が強い猫が家の中にまで入ってくるのは伝えたいなにかがある可能性があります。

伝えたいなにかは悪いことだけとは限らず、幸せの訪れの場合も。

野良猫が家の中に入ってきたら、家族にとって今後良いことが起きるかもしれませんね。

このように野良猫が家の中に入ってくるのは、視点を変えてみるとさまざまな意味を持つのが分かります。

現実的な理由だけでなく、スピリチュアルな意味も知っておくと、なにか特別なご縁を考えさせられます。

野良猫を家に入れても大丈夫?お迎え前に知っておきたいこと

猫の尿毒症は回復する?原因・症状・治療方法をどこよりも詳しく解説サムネイル

玄関の前や窓辺に何度も来る姿を見ると、「このまま家に入れてあげたい」と思うことがあるでしょう。
特に雪や雨の降る日だと、「助けてほしいのかな」と感じてしまう方も多いと思います。

ただし、野良猫を家の中に入れるにはいくつか注意が必要です。

例えば

  • 病気や寄生虫を持っている
  • 家の中を汚してしまう
  • そのまま居着いてしまうことがある

といった問題が起こることがあります。

環境省からも、野良猫への餌やりや保護を考える場合には、周囲への影響や猫の健康状態を十分に考えることが重要だと警告が出されています。

野良猫を保護して家族として迎えること自体は決して珍しいことではありません。

実際、野良猫がきっかけで家族になった猫もたくさんいます。

大切なのは、衝動的に家に入れるのではなく、順番を踏んで対応することです。

ここからは、野良猫を家に入れる前に知っておきたいポイントを解説します。

野良猫は病気や寄生虫を持っていることがある

野良猫の場合、病気や寄生虫を持っている可能性が十分にあることを知っておく必要があります。

猫を飼っているのであれば飼育猫にも感染する危険があり、中には猫から人にうつる感染症も存在するので注意が必要です。

外で生活している猫の場合、他の猫とのケンカや接触によって感染症にかかる可能性が高く、代表的なものに次のような病気があります。

  • 猫エイズ(猫免疫不全ウイルス感染症)
  • 猫白血病ウイルス感染症
  • バルトネラ症(猫ひっかき病。人に感染することも。)
  • ノミ・ダニなどの寄生虫
  • サルモネラ症
  • パスツレラ症
  • 皮膚糸状菌症(猫カビ)
  • トキソプラズマ感染症

特に、猫エイズや猫白血病は猫同士の接触によって感染することが知られており、高確率で感染している可能性があります。

日本獣医師会の資料でも、これらの感染症は屋外で生活する猫から見つかることがあると解説されています。

もちろん、すべての野良猫が病気を持っているわけではありません。

しかし、猫には症状が現れず人間に感染するウイルスがあったりと、見た目だけでは判断できないケースもあるため、保護を考える場合はまず動物病院で健康チェックを受けることが大切です。

参考:日本獣医師会
https://jvma-vet.jp/

各感染症の感染経路や人間にうつった際の症状が知りたい場合は下記を確認下さい。

1. 猫エイズ(猫免疫不全ウイルス感染症)
猫への感染経路感染した猫とのケンカによる傷からの感染
人間の症状人には感染しません

猫エイズは、猫免疫不全ウイルス(FIV)に感染することで発症する免疫力が低下する病気です。

主に猫同士のケンカによる咬み傷から感染します。

感染してもすぐに症状が出るわけではなく、数年かけて免疫力が低下し、様々な症状や病気にかかりやすくなります。

なお、猫から人に感染することはありません。

2. 猫白血病ウイルス感染症
猫への感染経路感染した猫との接触(唾液・グルーミングなど)
人間の症状人には感染しません

猫白血病ウイルス感染症は、猫白血病ウイルス(FeLV)による感染症です。

感染した猫との接触やグルーミング、食器の共有などで感染することがあります。

感染すると免疫力が低下し、貧血や腫瘍(リンパ腫)、その他慢性的な感染症などを引き起こすことがあります。

人には感染しない猫特有の病気ですが、他の猫と一緒に生活する場合は生活区画を分けるなどかなりの注意が必要です。

3. バルトネラ症(猫ひっかき病)
猫への感染経路バルトネラ菌を持ったノミに吸血されることによる感染
人間の症状傷口の化膿や発熱・リンパ節の腫脹など

バルトネラ菌は、犬や猫にとっては常在菌です。

そのため野良猫が感染しても症状は全く現れません。

ただし、人間が感染すると猫に引っかかれた傷口が化膿したり、発熱倦怠感、食欲不振などがみられる場合があります。

4. サルモネラ症
猫への感染経路サルモネラ菌を保有するネズミなどを食べたり、川や下水の水を飲む
人間の症状急性胃腸炎

サルモネラ症は、食中毒の原因である「サルモネラ菌」の感染症です。

猫との接触を通して人の体内に侵入し、症状を発症します。

サルモネラ菌自体は多くの哺乳類の腸内や下水に生息し、成猫自体には感染しても症状がはっきりと表れないのが特徴です。

5. パスツレラ症
猫への感染経路健康な猫や犬の口の中や爪に存在する常在菌
人間の症状激しい痛みや腫れ、赤み

パスツレラ菌は、猫は100%、犬は75%の確率で持っている常在菌です。

犬や猫に噛まれたり引っかかれたりした傷口から人にも感染しますが、ペットの場合は同じ食器やキスからでもうつります。

健康な人の場合は痛みや腫れ程度で済みますが、まれに肺炎や気管支炎、副鼻腔炎が起きる可能性があるため要注意です。

最悪の場合、敗血症や骨髄炎で死亡するケースもあります。

家にお迎えする前に動物病院で検査を行い、適切な処置を行うことが大切です。

6. 皮膚糸状菌症(猫カビ)
猫への感染経路接触感染
人間の症状痒み、水疱など

「皮膚糸状菌」というカビ(真菌)の感染症です。

猫にも脱毛や痒み、発疹などの症状が現れます。

人間にも猫にも感染するため、先住猫がいる場合はそちらにもうつらないよう早めの発見・処置が大切です。

7. トキソプラズマ感染症
猫への感染経路感染した動物を食べて感染
人間の症状妊婦の場合、流産や胎児の先天性障害の原因に

トキソプラズマ感染症は、大人の猫が感染しても多くは無症状です。

ただし子猫が感染すると肺炎や脳炎などを発症し、死亡してしまうケースがあります。

また、人が感染してもほとんどが無症状ですが、妊娠している場合は胎児に影響を及ぼしてしまいます。

いきなり家に入れるのはおすすめできない理由

季節の変わり目や天気によっては、中に入れてあげたいと思う場面がありますよね。

その気持ちはとても素敵ですが、健康状態を確認せずにいきなり家に入れるのはあまりおすすめできません。

その理由として、いくつか注意しておきたい点があります。

家を汚される

まずはじめに、家の中を汚してしまう可能性を懸念しましょう。

普段外で生活している野良猫は、体に泥や寄生虫が付いていることがあります。

何もせず室内に入れると、ノミやダニが家の中に広がってしまうこともあるため、動物病院で適切な処置をしてから迎え入れましょう。

さらに、マーキングや爪とぎの習慣にも注意が必要です。

マーキングといえばオス猫がするものと思われがちですが、発情期であればメス猫もマーキングを行います。

マーキングはフェロモンを含んだ濃いおしっこで、においも色も強いのが特徴です。

白い壁にマーキングをされたらシミが残り、さらに一度マーキングをした場所はどんなに拭いてもにおいが残り、賃貸物件の場合や先住猫がいる場合は影響が出るでしょう。

メス猫のマーキングは、オスの野良猫を家の中に誘うきかっけにもなります。

どちらも本能なため、やめさせるのは難しいでしょう。

居着いてしまう

野性の猫は自分のテリトリーを決め、その中にくつろげる場所を作ります。

最初は一時的に保護するつもりでも、猫にとっては安心できる場所になり、そのまま外に戻らなくなることもあります。

野良猫が居ついてしまうと、次のトラブルが考えられます。

  • フンの被害
  • 花壇を荒らされる
  • 猫が集まる
  • 猫が出産する

最も野良猫のトラブルで多いのが、「フンの被害」と「花壇を荒らされる被害」です。

野良猫は通常、土の上にフンをします。

しかし、庭がある場合はそこでフンをされると気づかずに踏んでしまう可能性があります。

さらにフンを隠すために土を掘られると、管理されている植物が掘り起こされるといった二次被害も。

居ついたのがメス猫の場合は、安全に過ごせる場所や狩り場、餌場を子猫に教えるため連れてきます。

子猫はそのまま残り、さらに妊娠・出産を繰り返すとトラブルが増幅されることも考えられます。

「居つく」といってもトラブルは様々で、慎重に対応することが大切だとわかります。

環境省からも、野良猫への対応では猫の健康状態や周囲の環境を十分に考えることが重要だと警告されています。

「助けたい」という気持ちは大切ですが、猫にとっても人にとっても安心できる形で迎えるために、まずは落ち着いて状況を確認することが大切です。

参考:環境省「住宅密集地における犬猫の適正飼養ガイドライン」
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h2202.pdf

【迎える前に】まずは動物病院で健康チェックしよう

野良猫を保護して家族として迎えることを考えている場合、必ず動物病院で健康チェックを受けましょう。

見た目が元気そうに見えても、外で生活している猫は感染症や寄生虫を持っている可能性が高く、危険がいっぱいです。

特に猫同士の接触によって感染する病気もあるため、室内で飼う前に状態を確認しておくと安心です。

動物病院では、主に次のような検査や処置が行われます。

  • 猫エイズ・猫白血病の検査
  • ノミやダニなど寄生虫のチェック
  • ワクチン接種
  • 健康診断

これらの検査によって、猫の健康状態を把握することができます。

また、必要に応じて治療や予防の処置を受けることもできます。

日本獣医師会でも、新しく猫を迎える場合には健康状態の確認や感染症検査を行うことが重要だとされています。

「この子を家族として迎えたい」と思ったときこそ、まずは動物病院でしっかり状態を確認しておくと安心です。

参考:日本獣医師会
https://jvma-vet.jp/

コラム~野良猫が家に入りたがるときの対処法~

野良猫が家の近くに来ると、「どうしたらいいんだろう」と悩む方も多いかと思います。

かわいいと思う一方で、家に入れるわけにもいかず悩んでしまいますよね。

野良猫を保護する予定がない場合は、猫が近づきにくい環境をつくることが大切です。

例えば次のような方法があります。

餌を与えない

一度でも餌を与えると、猫はその場所を餌場として覚えてしまうことがあります。

餌を与えて可愛がるのであれば、野良猫の行動に対しての責任が伴うことを知っておくべきでしょう。

野良猫に餌を与えると、子猫を連れてきたり猫のたまり場になるケースがあり、さらなるトラブルが考えられます。

かわいそうに思えても、継続的に世話ができない場合は餌を与えないようにすることが大切です。

入り込める場所をふさぐ

床下や物置、車庫の隙間などは猫が入り込みやすい場所です。こうした場所をふさいでおくことで、住み着くのを防ぐことができます。

庭など野良猫が侵入してこないよう、高さがある柵を立てるのは直接的で効果があります。

ご近所さんとの目隠しにもちょうどよいため、解放されている庭であればこれを機に柵の設置を検討してみてもいいでしょう。

柵の対策ができない場合には、足元に変化をつけてみてください。

猫は歩きにくい足元が苦手です。

「爪が引っかかりやすい目が細かいネット」や「肉球に不快なトゲがある植物や枯葉」には近づきたがりません。

猫よけグッズを使う

市販の猫よけグッズや、猫が嫌がる匂いのスプレーなどを使う方法もあります。庭や玄関周りに設置することで、猫が近づきにくくなることがあります。

スクロールできます
商品名特徴デメリット
忌避剤安価で散布するだけで手軽に効果が発揮できる・ニオイに慣れるため数種類を使い分けなければいけない
・定期的な散布が必要
猫除けスプレー設置の手間がなくスプレーするだけの手軽さ・ニオイに慣れるため数種類を使い分けなければいけない
猫除けシート車のボンネットなど置くだけと簡単すき間なく置かないと避けて侵入される
超音波薬剤に影響がなく環境に配慮されている慣れる可能性がある
スプリンクラー環境に配慮でき猫にも優しい設置場所によっては通行人に水がかかる

各市町村の地域猫活動の資料でも、野良猫対策として餌場の管理や住みつきやすい場所を作らないことが重要だとされています。

対処法のポイントは「居心地が良いと思わせないこと」です。

ポイントを抑えれば、猫を脅かしたりする必要はありません。

これらの対策を日々行うことで徐々に猫が近寄らなくなるので、ぜひ試してみてください。

参考:広島市公式ウェブサイト「地域猫活動のすすめ」
https://www.city.hiroshima.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/023/065/417126_943172_misc.pdf

参考:一宮市「地域猫活動のすすめ」
https://www.city.ichinomiya.aichi.jp/hokenjo/hoken-eisei/1044007/1000182/1038066.html

家に入りたがる野良猫を家族に迎える場合は健康診断を受けよう

可能であれば、住み着いてしまった野良猫は保護するのが一番望ましいでしょう。

家族に迎え入れると決まったら、動物病院で早めに健康診断を受け、病気や怪我が見つかれば治療を行う必要があります。

治療が終わったら、ワクチン接種の時期をかかりつけの獣医師と相談しましょう。

ワクチン接種は愛猫の命に関わる病気を予防できるため、年に1回のワクチン接種は忘れないようにしましょう。

保護猫であっても、ペットを飼うということは「命を預かること」です。

健康で健やかに過ごさせるのは飼い主にしかできないことであり、最期の時まで責任をもって飼育する覚悟が大切です。

野良猫を迎えるときにかかる主な治療費

野良猫を保護して家族として迎える場合、まず気になるのが「どれくらい治療費がかかるのか」という点ではないでしょうか。

猫の健康状態によって費用は変わりますが、保護したばかりの猫の場合は、まず健康チェックや感染症検査などの初期医療を受けることが一般的です。

動物病院で行われる主な検査や処置には、次のようなものがあります。

  • 健康診断
  • 猫エイズ・猫白血病の検査
  • ワクチン接種
  • ノミ・ダニなど寄生虫の駆除
  • 避妊・去勢手術(必要に応じて)

費用は動物病院によって異なりますが、一般的には次のような目安になります。

内容費用の目安
健康診断約3,000〜5,000円
猫エイズ・猫白血病検査約4,000〜8,000円
ワクチン接種約3,000〜6,000円
ノミ・ダニ駆除約1,000〜3,000円
避妊・去勢手術約15,000〜30,000円

猫の体調によっては追加の検査や治療が必要になることもあります。

特に野良猫の場合、感染症やケガが見つかるケースもあるため、ある程度の医療費がかかる可能性を考えておくと安心です。

日本獣医師会でも、新しく猫を迎える際には感染症検査や健康チェックを受けることが推奨されています。

下記の記事でも猫の治療費について解説しているので、気になる方はぜひチェックして下さいね。

参考:日本獣医師会
https://jvma-vet.jp/

野良猫と猫エイズの関係

野良猫を保護するときに気になる病気のひとつが、猫エイズ(猫免疫不全ウイルス感染症)です。

猫エイズは、猫免疫不全ウイルス(FIV)に感染することで発症する免疫力が低下する病気です。

主に猫同士のケンカによって感染し、特に屋外で生活している猫が感染しているケースが多く見られます。

感染してもすぐに症状が出るわけではなく、数年かけて免疫力が低下し、様々な症状や病気にかかりやすくなります。

そのため、野良猫を保護した場合には、動物病院で猫エイズや猫白血病の検査を受けることがすすめられています。

また、猫エイズは人に感染する病気ではありません。

正しい知識を持っていれば、感染している猫でも室内で大切に暮らしているケースは多くあります。

もしもに備えて、お迎え前に必ず検査を受けて、健康状態を確認することが大切です。

猫の医療費に備える方法にペット保険という選択肢も

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野良猫を家族に迎えたら、ペット保険の加入を検討するのはとても重要です。

ペットの治療費は、飼い主さんの全額負担です。

そのため人の医療費と比べるとかなり高額になります。

手術や入院が必要になると、数万円から数十万円かかるケースもあり、近年はクラウドファンディングで支援を募るケースもよく見られるようになりました。

それほどに、猫の治療費は高くつくのです。

もちろんすべての猫が高額な治療を受けるわけではありませんが、いざというときに備えてペット保険に加入する飼い主がとても増えています。

ペット保険に加入しておくと、通院・手術・入院などの治療費が補償されるため、治療の選択肢を減らすことなく、充分な治療を受けられるうえ治療費の負担が軽くなります。

ペット保険は、猫の年齢や健康状態によって加入条件が異なることもあります。

また元野良猫の場合、検査結果や健康状態によっては加入できる保険が限られることもあります。

そのため、「保護した猫が保険に入れるのか知りたい」「どの保険が合うのかわからない」と感じたときは、ペット保険の相談サービスを利用することをおすすめします。

下記は、唯一ペット保険専門のアドバイザーにオンラインで相談ができるサービスです。

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よくある質問

野良猫でもペット保険に加入できますか?

はい、野良猫でも保護して飼い猫として迎えれば、ペット保険に加入できる場合があります。

野良猫の場合、年齢が不明な場合が多いかと思います。

その場合、生年月日はお迎えした日を誕生日にしてもOKです。

年齢は、獣医師の元で推定で出してもらいましょう。

実際にペット保険で重要なのは、現在の健康状態です。

申込みの際には必ず健康状態の確認があり、現在治療中のケガや病気、猫エイズなどの感染症の有無について保険会社に報告する義務があります。

そのため、野良猫を保護した場合は、まず動物病院で健康診断や感染症検査を受けてから保険を検討する方が安心です。

検査結果があると猫の健康状態が分かるため、保険の申込みをする際の信頼性も高まります。

なお、病気があっても条件付きで加入が認められる場合もあるため、健康状態は正直に伝えましょう。

野良猫を保護したら、まず何をすればいいですか?

野良猫を保護した場合は、まず動物病院で健康チェックを受けることがすすめられています。

外で生活していた猫は、ノミやダニなどの寄生虫が付いていたり、猫エイズや猫白血病などの感染症を持っている可能性があります。

見た目が元気そうでも、体調に問題が隠れていることもあります。

健康診断や感染症検査を受けておくことで、安心して飼い始めることができます。

野良猫を家に入れても大丈夫ですか?

健康状態を確認していない場合はおすすめしません。

外で生活している猫は寄生虫や感染症を持っている可能性があります。

また、先住猫がいる家庭では病気の感染やトラブルの原因になることもあります。

保護を考える場合は、すぐに室内に入れるのではなく、まず動物病院で健康状態を確認することが大切です。

野性のネコが付いてくるのに逃げるのはなぜですか?

野良猫が付いてくるのは、餌がもらえるかもしれないと期待している証拠です。

以前人から餌をもらったことがあると、その成功体験から人に付いていくと考えられます。

一方で、「人」に対する警戒心を解いてはいないので、近づこうとすると逃げてしまいます。

一度餌がもらえると「餌をくれる人」と認識されるため、悲しいですが無視をするのが一番でしょう。

酷かもしれませんが、飼育するつもりがなければ餌付けしないことが猫の為にもなります。

ペット保険は必要?

ペットには、公的な医療保険制度がありません。

そのため、診療費の自己負担額は100%です。

もしものときにお金を気にせずペットの治療に専念できるよう、ペット保険に加入することをおすすめします。

また、病気になった後では加入を断られる可能性があります。

ペットが元気なうちに加入を検討しましょう。

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まとめ

野良猫が家に入りたがる理由には、餌をもらった経験や雨風をしのげる場所を探していることなど、さまざまな背景があります。

どんな理由でも、何度も家の近くに来る猫を見ると、助けてあげたいと感じますよね。

しかし、野良猫を迎える場合はまず動物病院で健康状態を確認することが大切です。

猫エイズなどの感染症検査を受けておくと安心して暮らし始めることができます。

また、将来の治療費に備えてペット保険の検討も必要です。

突然の治療や、シニア期の定期治療に向け、貯金では賄えないと感じる方は必ず加入しましょう。

迷ったときは相談サービスなども活用しながら、猫にとって幸せな生活を支えてあげられるといいですね。

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