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ペット保険の選び方は?ポイントや後悔しない方法を解説!

2023年9月21日

ペット保険 比較

 
ペット保険の選び方は?ポイントや後悔しない方法を解説!サムネイル
ペット保険の選び方を解説しています。ペット保険の制度や仕組みを踏まえたペット保険の選ぶポイントや選び方の注意点、後悔しないペット保険の選び方も併せて解説します。
現在ペット保険を取り扱っている保険会社は国内で17社あります。
それぞれが複数のプランを販売しているのでペット保険のプランは50以上あります。
そのため多すぎて選べないという人は多いでしょう。また、ペット保険は複雑で比較するにもよくわからないという声も多いです。
また日本でも9割程度はペット保険に加入していないため、周りに聞けないという事も多いです。
支払う保険料の値段や知名度のみしか見ておらず、加入してから後悔したという声も少なくありません。

 

この記事では

・賢いペット保険の選び方
・後悔しないペット保険の選び方とポイント
について解説します。
最後までお読みいただければ、自分に合ったペット保険が選べているはずですので、ぜひ最後までお読み下さい。


 

ペット保険の賢い選び方を解説

では実際にはどうやってペット保険を選んでいけばよいのでしょうか。

ここではペット保険比較アドバイザーでおすすめの「ペット保険の選び方」を紹介します。

5ステップでできますので、ぜひ一度お試しください。

選び方①:補償割合と補償限度額を理解する
選び方②:タイプAとBを選ぶ
選び方③:候補を絞る
選び方④:候補の中で比較する
選び方⑤:デメリットを理解して申し込む

選び方①:補償割合と補償限度額の理解から

まずはペット保険の仕組みや制度を理解しましょう。

しっかり理解することで、自分にあっているかの判断もしやすくなります。

 

補償割合とは

補償割合とは「治療費のうち、保険会社が負担してくれる割合」を指します。

補償割合が80%、90%、100%のプランもありあすが、「50%」「70%」が主流です。

ヒトの健康保険制度では、補償割合が70%、自己負担が30%ですので「補償割合が70%」のほうがイメージしやすいかもしれません。

中には補償割合を「100パーセント」としているペット保険商品もありますが、補償割合が高くなればなるほど、飼い主様が支払う保険料も高くなります。

 

例えば治療費が30000円の場合、補償される金額は補償割合によって下記のように変化します。

治療費;30000円 補償割合50% 補償割合70%
補償金額

(保険会社が負担する金額)

15000円 21000円
自己負担額 15000円 9000円

補償割合が高ければ高いほど、治療費がかかった場合は経済的負担が減り、助かることになります。

しかし、その分支払う保険料も高くなることは覚えておきましょう。

 

補償限度額とは

補償限度額とは年間で「保険会社が負担してくれる限度金額」になります。保険期間中に補償限度額を超えてしまった場合、それ以上は支払われません。

ペット保険ではこの補償限度額の設定の仕方が大きく分けて2種類あります。

タイプA
支払合計金額=補償限度額タイプB
入院・通院・手術等、治癒目的別に「限度回数(日数)」と「一日当たりの限度金額」を設けており、
それぞれの合計金額=補償金額

文字だけで説明してもわかりづらいかと思いますので、実際の数値を使って説明します。

 

タイプA
支払合計額=年間補償限度額

限度回数(日数) 限度金額(一日/回当たり) 補償限度額
通院 無制限 70万円
入院
手術

 

タイプB
入院・通院・手術等、治療目的別に「限度回数(日数)」と「一日あたりの限度金額」を設けており、
それぞれの合計金額=補償限度金額

限度回数(日数) 限度金額(一日/回当たり) 補償限度額
通院 22日 15000円 33万円
入院 20日 20000円 40万円
手術 2回 15万円 30万円
補償限度額 103万円

 

保障限度額だけでいえばタイプAは70万円、タイプBは103万円ですので、タイプBのほうがお得なように感じるでしょう。

しかし実際に受け取れる保険金を計算すると、それぞれに受け取れる金額にも差がでます。

また、タイプAには「免責金額」が設定されていることが多く、免責金額によっても受け取れる金額にも差がでます。

免責金額とは?
実際に病気や事故で治療費が発生した場合に、
契約者様が必ず支払う最低限の金額になります。
免責金額が設定されていると、受け取れる保険金にも差が生じます。【例】
治療費:1万円
補償割合:70%
免責金額:3000円
保険金:(10000円-3000円)×0.7=4900円
自己負担額:5100円「一回の支払いは大したことないが、何回も通院をしなければならない治療」では、
免責金額が飼い主様の大きな負担となってしまう場合があります。

 

タイプAタイプBを知ろう!受け取れる保険金の違い

上記でお伝えした通り、タイプAとタイプBでは受け取れる保険金の金額に差が出ます。

具体的には治療費の内約によって受け取れる保険金が変わります。

 

今回ペット保険アドバイザーでは2つの治療を例に、実際の保険金受取を検証していきます。

 

治療費例①異物誤飲による胃腸炎のケース

治療費合計:201.000円
手術(1回) 64,000円
入院(1日)    10.000円
通院(14日間)127,000円

タイプA

タイプB

補償割合による補償金額 201,000×0.7=140,700円
免責金額 3000円 なし
補償限度額 年間70万円 年間110万円
支払限度額 通院 1日あたり 回数制限なし
補償限度額の範囲に限る
2万円
限度日数 20日
入院 1日あたり 2万円
限度日数 20日
手術 1日あたり 150000円
限度回数 2回
支払保険金の額 957,000円 140,700円
自己負担額 105,300円 60,300円

この例では、タイプBのほうが受け取れる保険金の額が大きいです。

一方タイプAは、免責金額がネックとなり、想像よりも受け取れる保険金額は少ないのではないでしょうか。

 

治療費例②パテラ(膝蓋骨脱臼)

治療費合計:408,000円
手術(1回)   350,000円
入院(4日)     40.000円
通院(2回)  18,000円

タイプA

タイプB

補償割合による補償金額 408,000×0.7=285,600円
免責金額 3000円 なし
補償限度額 年間70万円 年間110万円
支払限度額 通院 1日 回数制限なし
補償限度額の範囲に限る
2万円
限度日数 20日
入院 1日 2万円
限度日数 20日
手術 1日 150000円
限度回数 2回
支払保険金の額 273,000円 190,600円
自己負担額 135,000円 217,400円

この例では、タイプAのほうが受け取れる保険金額が多いです。

一方タイプBでは、手術の一回当たり制限金額がネックとなり、、想像よりも受け取れる保険金額は少ないのではないでしょうか。

 

選び方②:ペット保険は2種類!メリット・デメリットを理解して選ぼう

「補償割合」や「補償限度額」については理解できましたでしょうか。

またペット保険には「タイプA」と「タイプB」2種類の保険があることも理解できましたでしょうか。

それぞれのメリットデメリットを比較して、「自分はどんな場合にペット保険で備えたいのか」しっかり確認し、どちらが自分にあっているか選びましょう。


メリット


タイプA
・補償に対して日数や回数の上限が無い
・手術等で治療費が高額になっても、自己負担が少なくなるケースが多い

タイプB
・補償限度額がタイプAに比べると多い
・治療費が少額で回数の多い場合、自己負担額が少なくなるケースが多い

デメリット


タイプA
・補償限度額はタイプBに比べて低い
・治療費が少額で回数の多い治療の場合、免責金額の有無で自己負担額が重くなる
タイプB
・補償に細かい制限回数や金額がある
・治療形態ごとに制限金額や日回数があるため、治療費が高額な場合、受け取れる保険金が少ないことがある
【タイプA】
治療費が高額になりがち、特に20万円以上の手術や入院が必要な傷病に備えたい人に向いている

【タイプB】
風邪や小さなケガなど、「発生確率が高いが一回の治療費は比較的安い傷病」に備えたい人向き
タイプAのプランを販売している保険会社は「ペット&ファミリー」や「いぬとねこの保険(日本ペット少額短期保険)」があげられます。
一方タイプBを販売している保険会社は「アニコム」「アイペット」「楽天ペット保険」「PS保険」「SBIプリズムコール」などがあげられます。

選び方③:候補を絞る

「タイプA」と「タイプB」のメリット・デメリットを理解し、自分に合ったペット保険はどっちか決めれましたか?しかし、まだまだ絞り切れていない方も多いのではないでしょうか。

 

更なる候補の絞り方を説明いたします。

・「通院を含めたフルカバー型」or「手術・入院特化型」で絞る
・「かかりやすい病気をカバーしているか」で絞る
・請求方法(窓口精算・オンライン請求・郵送)で絞る
・保険料(※高齢時の保険料に注意)で絞る
・補償割合(50・70・90・100%)で絞る

「かかりやすい病気」に関してはもちろん犬猫によっても異なりますし、犬種・猫種によっても変わります。

例えばパテラは小型犬に多く、パテラを補償することを宣伝文句にしている保険会社も多いですが、猫にとってはあまり重要ではありません。

猫の場合は慢性疾患で通院が多くなるので、通院補償が手厚いプランを選ぶことが重要になります。

 

補償割合を下げれば、当然支払う保険料も下がりますので、プランの補償割合を下げることによって自分にあった保険料にすることができます。

ただし、保険料だけで加入するペット保険を決めてしまうのはおすすめしません。

補償内容をよく確認せずに、安値に安いからという理由だけで決めてしまうと、後にトラブルも起きやすいので絶対にしないようにしましょう。

 

補足:ペット保険には新規加入年齢等の加入条件がある

実はペット保険に加入するには基本的に2つの条件を満たす必要があります。

・新規加入年齢制限を下回っていること
・(原則)健康体
ペット保険では一般的8~12歳で新規加入年齢制限を設けています。中には7歳で設定しているペット保険もあります。
また、下限として生後60日以上の制限があったり、0歳の中でも条件があることも多いです。
自分にあったプランの選択肢を増やすという意味でも、遅くとも7歳までに検討・加入することがおすすめです。
高齢であってもシニア用のペット保険が複数あります。それぞれ比較してみるのもいいでしょう。
また原則、ペットが健康体であることが条件です。既往症や既に何かしらの病気にかかっている場合には加入できません。
ただし、内容によってはその病気を補償しないことを条件に加入できる場合もあります。
ある保険会社では加入を断られれても、別の保険会社では加入できた。ということもありますので、まずは申し込んでみましょう。

選び方④:候補の中で比較する

ここまでくれば、2~3社に絞れたのではないでしょうか。

ここからは、保険会社を一つに絞るため、そして加入後に後悔しないおススメの選び方を紹介します。

ペット保険のプロは特に下記に注意します。上記の「ペット保険の候補の絞り方」の内容とも若干被りますが、再度確認してほしいことでもありますのでぜひもう一度確認しましょう!

①かかりやすい病気は補償されるか
②高齢時の保険料の確認(特に12-15歳時の保険料)
③更新時の対応
④免責金額の有無
特に③番については「終身でペット保険を使えるか」という観点で大事になります。
詳しくは割愛しますが、ペット保険は通常一年間の保険期間となっており、毎年契約を更新する形で終身の補償となります。
契約を更新した際に、「前年にかかった病気は補償の対象外」となってしまうようなペット保険があるのが今の現状です。
また別の保険会社に乗り換えようとしても、再度加入審査があるので補償に制限がかかったり、最悪断られてしまう可能性もあります。
しかし中には「前年度の病気やケガを理由に条件をつけたり、継続を断らない」と明記しているペット保険も多くあります。
更新時の対応についても一度比較しましょう。
詳しくは下記の記事でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください!

選び方⑤:デメリットを理解して申し込む

どんなペット保険にもメリットがあればデメリットもあります。

どれだけ補償内容が充実していても、代わりに保険料が高かったりとメリットデメリットは表裏のようなものです。

最後は選んだペット保険のデメリットを確認して加入しましょう。

といっても、保険会社のHPやパンフレットに商品のデメリットを載せているところはありません。

ペット保険比較アドバイザーでは「各保険会社のデメリットや注意点」「口コミを交えた評判」記事を作成しておりますので、気になる方はぜひ参考にしてください。

デメリットについて納得できるようであれば、そのまま加入することをおススメします。

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よくある質問

ペット保険はいらない・不要という声もよく聞くのですが・・・

正直にお伝えしますと、確かにペット保険が不要な方も一定数いるとは思います。具体的には150万円程度躊躇なく使える貯金がある方にはペット保険は不要かもしれません。逆に上記の金額がないのであればペット保険に入るべきです。ペットの治療費は人間と違い100%自己負担となります。普通に生活していても生涯で100万円以上は医療費として必要になりますし、手術等で一度に数十万~100万円程度の治療費が必要になることもあります。その際治療費が用意できなければ最悪、適切な治療ができずに悲しい結末を迎えてしまう可能性があります。また貯金があったとしてもペット保険に加入しておけば、いざという時に経済的な余裕が生まれることになります。そうなれば治療の選択肢が広がるかもしれません。治療の選択肢を増やすという意味でもペット保険に加入することをおススメしています。

ペット保険の保険料の相場はいくらくらいですか

保険会社やプラン、犬猫、犬種や年齢によっても異なりますが1000円~1万円ほどが相場です。
多くのペット保険の保険料がペットの年齢とともに値上がりするので、高齢時の保険料についても確認することをおすすめします。

ペット保険では全ての治療が補償の対象ですか?

保険会社・プランによっても異なりますが基本的には「通院・入院・手術」の治療費に対して補償されます。
人間の保険と同じように「予防目的の検査や健康診断」や「妊娠に関わる費用」は補償の対象外です。
詳しくは各社の重要事項説明書や保険約款をご確認ください。

ペット保険比較表や記事を活用するのがおすすめ!

記事モデル:えひめイヌ・ネコの会

ペット保険比較アドバイザーでは、ペットに合った保険の選び方やペットの健康に関するお役立ち記事を公開しております。

記事と合わせて比較表も活用することで、ペットと飼い主様に合った保険を選ぶことができます。

また、保険会社のデメリット等も理解できるので、後悔しないペット保険選びができます。

ペット保険への加入をどうするか検討されている方はぜひご活用ください。

補足:先天性疾患が発症する前に!遅くとも7.8歳までには加入しよう

ペット保険は、加入する前に発症している先天性疾患や既に発症している病気や疾患は補償の対象外となります。

そのため、病気になってから保険に加入しようとしても、肝心のその病気の治療費は補償の対象外になってしまいます。

また、加入後に発見できた病気であっても先天性疾患を補償の対象外としているペット保険や、慢性疾患にかかると更新できない保険もあります。

また一般的にペット保険では8~12歳で新規加入年齢を設定していることがほとんどです。早いところでは7歳で新規加入を締め切るペット保険もあります。

「健康なうちに加入しないと意味がない」「また年齢制限に引っかからないから保険の選択肢が広がる」という意味で遅くとも7~8歳までにはペット保険の加入、少なくとも検討をすることをおすすめします。

補足ですが、アニコムやプリズムコールではシニア向けのペット保険商品もあります。

高齢・シニア向けのペット保険については下記の記事でも解説していますのでぜひ参考にしてください。

まとめ:賢いペット保険の選び方

賢いペット保険の選び方は5ステップです!

まとめると

①「補償割合」と「補償限度額」を理解する
②「タイプA」「タイプB」どちらかのペット保険を選ぶ
③候補を絞る
④候補の中で比較する
⑤デメリットを理解して加入する

という順番で選べば、後悔しないペット保険の選び方にもつながるでしょう。ぜひ一度ご自身で検討なさってください。