【猫の腸閉塞】誤飲には要注意!手術費用や症状についても解説!
2023年11月8日
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この記事では
・猫の腸閉塞の検査方法
・猫の腸閉塞の治療方法と治療費
「腸閉塞」とは
胃や腸といった消化管の内容物が何らかの原因で腸に詰まってしまい、肛門まで移動できなくなってしまう状態をいいます。
腸閉塞には
・腹膜炎などで腸が麻痺して正常に動かなくなる「機能的腸閉塞」
があります。
猫の多くは「機械的腸閉塞」で、「機能的腸閉塞」は稀です。
猫が腸閉塞を起こす原因は?
猫が腸閉塞を起こす原因は主なもので4つあります。
異物誤飲
犬ほど多くはありませんが、猫の誤飲事故も腸閉塞の大きな原因となっています。
異物誤飲しやすい猫の特徴として
・よくおもちゃで遊ぶ猫
があげられます。
猫はおもちゃで遊んでいるうちに飲み込んでしまうことが多く、特にひも状の異物の誤食は犬より多い傾向があります。
・ひも状のもの(糸付き裁縫針や釣り具など)
・ラップ、布製品
・飼い主の髪の毛
・小さなネズミのおもちゃ など
特にひも状の異物が腸にひっかかると腸が巻き込まれ、腸が壊死して死ぬほど重篤な状態になるケースもあります。
ひもを飲み込んでしまった場合は閉塞の症状がなくてもすぐに病院にかかってください。
毛球症
毛球症は
のことをいいます。
毛づくろいで飲み込んだ毛の多くは吐くことで体外に排出されます。
しかし、飲み込んだ毛の量が多かったり毛が長かったりすると腸に詰まることがあります。
多くは長毛の猫で見られますが、短毛でも毛づくろいが過剰な猫だと起こる可能性があります。
毛づくろいが過剰になる原因には
・ストレス
があります。
皮膚トラブル
皮膚に傷やかゆみなど何らかの異常がある場合、その箇所をなめ続けていることがあります。
外飼猫で虫に刺されたりノミによるアレルギー性皮膚炎など、皮膚トラブルの原因はさまざまです。
普段から皮膚のケアを怠らず、何かあればすぐ病院で診てもらうようにしましょう。
ストレス
脱毛の原因にもなるストレスにも注意が必要です。
何らかの原因により猫がストレスを感じた場合、気持ちを落ち着かせるために毛づくろいを行います。
過剰な毛づくろいによる毛球症を防ぐためにもストレスの原因を見つけることが重要です。
・猫とコミュニケーションが取れているか、または取りすぎていないか
など見直してみましょう。
腫瘍
腸の腫瘍が成長してしまうと腸自体を塞ぎ、腸閉塞を起こしてしまうケースがあります。
主に中高齢の猫に見られます。
猫回虫
猫回虫は寄生虫の一種です。小腸に移動して成虫になります。
成虫になると細い糸のような形状でになり、小腸でボールを形成して腸閉塞を引き起こす可能性があります。
感染経路は
・経口感染
です。
猫回虫に感染した猫のうんちには大量の卵が含まれており、感染した猫がいろいろな場所でうんちをすると卵がばら撒かれます。
ほかの猫がいろいろな場所の匂いを嗅いだり舐めたりすることで感染するのです。
そのため外に行く機会が多い猫ほど感染率が高くなります。
猫が腸閉塞になったときの症状
腸閉塞の症状は
・元気、食欲がない
・多飲(水を良く飲む)
などです。
腸閉塞になると食べた物が腸を通過しないため、食べても水を飲んでも全部吐いてしまうのが一般的な症状です。
吐いたものからうんちのにおいがすることもあります。
腸が完全に詰まっていないケースでは、初期に食欲が落ちないこともあります。
そのため食欲があっても嘔吐の回数が増えるような場合には注意が必要です。
腸が完全に詰まったときの症状
腸が異物や腫瘍で完全に詰まってしまったり異物によって腸が部分的に引き延ばされてしまうと、その部分の血流が悪くなり腸の壊死が起こります。
壊死が起こると腸に穴があき命の危険につながります。
また、腸は異物で完全に詰まっても動き続けます。
その結果、腸の一部が内側にめくれ入り込んでしまう「腸重積(ちょうじゅうせき)」の状態になることがあります。
腸重積は激しい嘔吐と腹痛が生じます。緊急事態なのですぐに病院に行きましょう
猫は腸閉塞でお腹が膨らむ?
ただ腸閉塞になっただけでは、腸の中で閉塞が起こるためお腹は膨らんで見えることはありません。
ただし腫瘍が原因だと、腹部がぽっこりと張る「腹水」の兆候が見られることもあります。
腹水は肥満や食事の後の満腹状態に似ているため見分け方にはコツがあります。
1.猫の片方の脇腹を手のひらで覆う
2.反対の横腹を軽くたたく
3.腹水がたまっていると振動がボコボコと反対の手のひらに伝わる
腹水のほかに
・お腹がパンパンに硬く張っている
・痛がって触られるのを嫌がる
などいつもと様子が違う場合は無理に触らずに獣医に相談してください。
猫は腸閉塞で下痢になる?
腸閉塞では腸が詰まり消化物が通過することができないため、どちらかというと便秘や粘液が少し出る程度になります。
腸閉塞の場合、消化物を肛門まで下ろそうと腸が動くため、何度も便意を催します。しかし当然どんなにいきんでも便は出ません。
その結果脱腸になるケースもあります。
- 脱腸とは
- 肛門から粘膜の一部や直腸が飛び立してしまった状態のこと。長時間にわたって腹圧がかかることで脱腸を起こしやすくなる。
脱腸ではお腹が波打つような腹痛を伴い、腸が飛び出た状態で放置すると腸が壊死してしまう恐れもあります。
愛猫が苦しそうだったり便が数日出ていないようなら、早めに動物病院で診てもらいましょう。
猫は腸閉塞でお腹が鳴る?
腸閉塞ではなく腸の腫瘍が原因でお腹が鳴ることがあります。
腸の働きである蠕動(ぜんどう)運動が原因。
腸内に存在するガスと消化液、そして食物が混ざり合うことによって“ゴロゴロ”や“ギュルギュル”といった音が発生する。
健康な猫でもお腹はなります。
ただし状態が悪い時だと
・ゲフッといったゲップをすることが多い
・お腹が鳴ると痛そうにうずくまる
・いつもより元気がない、もしくはぐったりしている
・食欲がない、もしくは低下している
などが見られます。
放置して腫瘍が大きくなると腸閉塞を併発する恐れがあります。
猫の異変に気付いたら早めに動物病院を受診しましょう。
猫の腸閉塞はどうやって検査する?
猫の腸閉塞で異物の誤飲・誤食が原因であれば、問診で経緯を伝えることが獣医師の診断の手助けになります。
情報が何もなく腸閉塞を疑う場合、獣医師はお腹を触診して詰まっている部分がしこりとして触れないか確認します。
その後
・超音波検査
・血液検査(必要な場合)
を行います。
レントゲン検査や超音波検査では詰まっているものを探していきます。
嘔吐がひどいようなら血液検査を行い、脱水や貧血がないかを確認します。問診で嘔吐の回数を伝えると参考になります。
咳か吐くときのえづきかわからない場合は、動画にとって獣医師に見てもらいましょう。
レントゲン検査
レントゲン検査では異物によって映るものと映らないものがあります。
レントゲンで映るもの | レントゲンで映らないもの |
裁縫針やコインなどの金属 | 毛玉、布やひもなどの繊維 |
石、ガラス | ビニール、木片、プラスチック、ゴム製品、桃や梅干しの種、トウモロコシの芯、 コルク |
猫の異物誤飲で多い毛玉やひもなどの繊維はレントゲンに映りません。
ただし異物をレントゲンで確認できなくても、便の溜まり具合や腸の様子などを確認することは可能です。
レントゲンで判断が付かない場合には超音波検査を行います。
超音波検査
超音波検査ではレントゲンには写らないひも状異物や毛球も確認することができます。
加えてレントゲンではわかりにくい腸の中の液状物や腸の壁の層構造も見ることができます。
またリアルタイムで腸の動きを見ることができるので、腸がどこで詰まっているかも確認しやすい検査です。
腫瘍ができている場合も腸の壁の構造などに変化が見られるため、超音波検査が有効です。
超音波検査の弱点は
ことです。もやがかかったようになりはっきりと見えなくなるのです。
条件が悪くなければ詳細な診断ができるため、超音波検査までしておくと安心でしょう。
バリウムを飲むことも
レントゲンや超音波検査でおなかの状態が判断できない場合、バリウムを飲んでのレントゲン検査を併用することがあります。
バリウムはレントゲン写真にはっきりと写る液体の造影剤です。
消化管の内側の壁や内容物の表面をバリウムが覆い、一時的にその輪郭がレントゲン上に写し出されます。
バリウムを使用することで
・閉鎖している場合、閉鎖場所の特定
・消化器官内の異物の形
などがわかります。
・猫にバリウムを飲ませなくてはいけない
・検査に長時間(多くは半日以上)がかかる
バリウムを飲んだ後、腸の動きに合わせて時間の経過とともにレントゲンを撮っていく必要があるため時間がかかります。
そのため
・閉塞が広範囲に渡るような場合
に行うことが多くなっています。
猫の腸閉塞の治療法・治療費について
腸閉塞の治療は閉塞している原因により異なります。
方法としては
・切開手術
・切開手術
内視鏡で異物を取り除くのが難しい場合は切開手術を行います。
特に
・腫瘍が原因の場合
では日数を置いてしまうと死亡率が上がるため緊急を要します。そのようなケースだと切開手術になります。
開腹すると同時に
・腫瘍があれば切除して、正常な腸の部分を縫い合わせる
手術も行います。
猫の腸管腫瘍の多くは小腸で発生し、大腸へ行く道を塞ぎます。
壊死が見られる場合には大腸~盲腸までなど広めに切除して腸をつなぎます。
このように腫瘍切除は単純な異物や毛球の手術と比べて切除範囲が広くなることが多くあります。
そのため術後の回復に時間がかかったり、再発のリスクを伴います。
また、腫瘍の種類によっては手術は行えず抗がん剤を中心とした治療をする場合もあり、事前にしっかり検査を行ってから治療方法を決めることになります。
腸重積の場合
腸重積の場合は開腹後重なっている腸管を手で引っ張って戻します。
ただし
・腸の機能が落ちていて同じ部分がまた腸重積になる確率が高い場合
・腸同士が重なった結果壊死してしまっている場合
にはその部分を切除する必要があります。
【治療費】
切開手術では入院の日数や手術方法によって治療費も変わってきます。
目安として
数個のおもちゃが取り出される症例も
ネコがおもちゃを飲み込んでいるケースでは、1個だけでなく数個のおもちゃが腸内から発見された症例もあります。
このように猫の腸閉塞は異物が何個も入ったり複雑な状態で腸にとどまっていることがあるので、手術としては医師の高度な技術が必要となってきます。
そのため腸閉塞の手術費用は高額になってしまうことがほとんどです。
猫の腸閉塞は自然治癒する?
腸閉塞は自然に治る可能性は低いと考えられます。
ごくまれに詰まっていた状態から自然に腸を通過していくこともあります。
そのケースだと何日も便秘をしていることが多いため、硬い便の中に異物が混入しているでしょう。
ただし残念ながら異物が腸を通過する保証はありません。
逆に様子を見る期間が長いと、
・腸の壁が破れて中の細菌がお腹に漏れ
・腹膜炎を起こして死亡してしまう
危険性があります。
異物を吐けないようなら早めにかかりつけの獣医さんに診てもらいましょう。
原因を調べてもらって適切な治療を受けることをおすすめします。
手術するときの注意、費用は?
腸閉塞の多くは緊急性を要します。診察からそのまま入院、手術になることも少なくありません。
飼い主さんは急な決断を迫られることでしょう。
手術方法やリスクは原因により異なり、治療費も15万〜30万円前後と幅があります。
獣医さんとしっかり相談した上で手術に臨むことが重要です。
・手術のリスク
・どのような手術なのか
・大まかな入院日数と費用
手術後は腸が正常に動くかの確認をするためにも点滴と流動食で数日の入院が必要となります。
状態によってはお薬の長期投与が必要になったり、腫瘍の場合などは再手術が必要になることもあります。
腸閉塞は飼い主さんの覚悟と高額な治療費が必要になることを覚えておきましょう。
猫の腸閉塞は完治する?
腸閉塞は
再発防止対策が重要
一度異物や毛球症を経験した猫は
・毛づくろいをたくさんする癖
があるということです。
再度同じ症状で治療を受けることが多く、生活環境の見直しが必要となります。
・猫が口にしそうなものは手の届かないところへ置く
・毛づくろいで飲み込む毛をできるだけ減らすために定期的にブラッシングを行う
腫瘍については種類や悪性の程度により治療方法が変わってきます。
中には猫に負担をかけたくないことから、手術を行わず抗がん剤治療を選択するケースもあります。
猫にとって最善の治療方法を家族や獣医と話し合いながら決めていくとよいでしょう。
猫の腸閉塞はペット保険で補償される?
猫の腸閉塞は基本的にはペット保険では補償されますが、必ず重要事項説明書や保険約款を確認してください。
ここでは猫及び猫の腸閉塞に合ったおすすめのペット保険、比較・選び方について解説します。
全てのペット保険で補償の対象外である去勢の費用等の項目は除き、あくまで保険会社・プランで差別化になるポイントに絞って解説します。
他サイトのようなランキング形式ではなく、あくまで猫目線で解説していきます。
猫のペット保険加入の選び方のポイント
・歯科治療(歯周病等)②加入後に発症した先天性、遺伝性疾患が補償されるか
③通院・手術・入院を補償するフルカバー型のペット保険の中でも通院は他社と比較しても手厚いか
④更新の際に「来年度からの傷病や部位補償の対象外」とする可能性がないか
①猫のなりやすい病気が補償されるか確認
ペット保険は保険会社によって補償する病気や、補償の対象外となる項目が異なります。
中には猫がなりやすい、歯周病を含む一切の歯科治療を補償の対象外としているペット保険も存在します。例えば「プリズムコール」では一切の歯科治療が補償の対象外です。
また、「日本ペット少額短期保険:いぬとねこの保険」では「歯肉に触れる治療は補償されるが、歯に触れる治療は補償の対象外」といった細かい制限があります。
特に歯科治療は保険会社によって補償されるかが異なりますので、必ず保険約款や重要事項説明書を確認することをおすすめします。
また公式HPでも「保険金のお支払いできない事例」の中に記載されていることがほとんどですので必ず確認しましょう。
補足になりますが、予防目的の歯石除去等は全てのペット保険で補償の対象外なので注意しましょう。
猫がなりやすい病気で補償の対象外か確認すべき病気
②加入後に発症した先天性、遺伝性疾患が補償されるか
全てのペット保険で加入前に発症している先天性、遺伝性疾患は基本的には補償の対象外となってしまいますが、加入後に発症した先天性、遺伝性疾患を補償するかどうかは保険会社によって異なります。
猫種によっては、なりやすい遺伝性疾患があります。例えばスコティッシュフォールドでは 骨軟骨異形成症という遺伝性疾患が存在します。
こちらも併せて公式HP内の「保険金をお支払いできない事例」や保険約款・重要事項説明書を確認し、加入後に発症した先天性疾患が補償されるかしっかり確認しましょう。
③通院・手術・入院を補償するフルカバー型のペット保険の中でも通院補償の手厚さを重視するのがおすすめ
猫がなりやすい病気である「腎臓病」や「膀胱炎」は長期もしくは複数回の治療が必要になる疾患です。また「腸閉塞」は症状が重い場合、外科手術を伴う高額治療が必要になる傷病です。
そのため、猫には「通院・手術・入院を補償するフルカバー型のペット保険」に加入することがおすすめです。
しかし、猫は腎臓病等の慢性疾患になりやすいのに対し、そこまで手術の可能性は高くありません。そのため猫にはフルカバー型の中でも通院補償が他社より手厚いペット保険に加入することをおすすめします。
【通院治療費】
・年間平均診療費 : 272,598円
・平均診療単価 : 9,329円
・年間平均通院回数 : 15.2回
参考:アニコム損保「家庭どうぶつ白書2019」
参考:猫との暮らしとお金「猫が慢性腎臓病になったときにかかる費用はどれくらい?」
(あくまでも統計による平均なので一つの参考資料として見てください)
④更新の際に「来年度からの傷病や部位補償の対象外」とする可能性がないか
ほとんどのペット保険が一年契約となっており、契約を毎年更新していくことで終身の補償となっています。
つまり、ペット保険に加入すると毎年契約更新の審査があります。
中には「前年度にかかった傷病や慢性疾患」等の、特に治る見込みが少ない、再発の可能性が高い慢性疾患を、更新の際に「来年度から補償の対象外とします。」と条件を付け加えてくる保険会社があります。
もちろん中には「更新の際に条件を付け加えることはありません」といった記載をしているペット保険もあります。
猫がなりやすい「腎臓病」や「泌尿器間疾患」は慢性疾患のためかかってしまったら一生の付き合いが必要な病気です。
加入を検討しているペット保険会社の「更新時の対応」についても必ず確認することをおすすめします。
また、ペット保険比較アドバイザーではそういった情報も一つの記事内でまとめていますのでぜひ一度ご確認ください。
猫におすすめのペット保険をご紹介!
最後に、今回ペット保険比較アドバイザーでは猫におすすめのペット保険をご紹介します。
おすすめの理由としては上記で説明した猫及びサイベリアンのペット保険の選び方、ポイントや条件をすべて満たしているからです。
アニコムでは保険金請求回数に応じた保険料割増制度ありますが、「腸内フローラ測定」を年一で行えるため、猫の死因ランキング1位である腎不全の予防までできる他、外出しずらい猫には有効な健康チェックです。
ただし、細かい補償内容や金額についてはもちろん違いがありますので必ず重要事項説明書や保険約款、パンフレットや公式HPを確認してください。
あくまで参考ですが、そもそも病気にさせたくないと考える飼い主様にはアニコムがおすすめです。
ちなみに、気になる保険料を条件が近いプラン同士で比較すると、保険料が高い順に①アニコム、となります。※0~15歳までの保険料の総額
メリット | デメリット | |
・歯科治療も補償 ・「腸内フローラ測定」等の予防型サービスも付帯 ・通院は一日当たり14,000円×年20日まで補償(補償割合70%プラン) |
保険料が高い 保険金請求回数に応じた保険料割増制度あり |
弊社の商品の保険期間は1年間ですが、ご契約には「継続契約特約」を適用して引受をさせていただいておりますので、解約等のお申し出がない限り満期後は、原則ご契約は自動的に継続となり、終身ご継続いただけます。
※ご注意
・ご契約者または弊社より別段の意思表示があった場合には、ご契約は継続となりません。
・自動的にご契約が継続とならない場合や、商品改定により保険料、補償内容などが変更となる場合があります。
引用:重要事項説明書
補足:先天性疾患が発症する前に!遅くとも7.8歳までには加入しよう
ペット保険は、加入する前に発症している先天性疾患は補償の対象外となります。
そのため、病気になってから保険に加入しようとしても、肝心のその病気の治療費は補償の対象外になってしまいます。
また、加入後に発見できた病気であっても先天性疾患を補償の対象外としているペット保険や、慢性疾患にかかると更新できない保険もあります。
また一般的にペット保険では8~12歳で新規加入年齢を設定していることがほとんどです。早いところでは7歳で新規加入を締め切るペット保険もあります。
「健康なうちに加入しないと意味がない」「また年齢制限に引っかからないから保険の選択肢が広がる」という意味で遅くとも7~8歳までにはペット保険の加入、少なくとも検討をすることをおすすめします。
補足ですが、アニコムやプリズムコールではシニア向けのペット保険商品もあります。しかし保険料も高くなり、補償内容のグレードも普通のプランより下がってしまいます。
高齢・シニア向けのペット保険については下記の記事でも解説していますのでぜひ参考にしてください。
よくある質問
うちの猫がおもちゃのひもを飲み込みました。便は出るのですが病院に連れて行ったほうがいいですか?
そのような場合は便が出ていても動物病院に連れていくことをおすすめします。
猫が腸閉塞で食べたものが詰まっているらしいのですがお腹は張っていません。むしろへこみが見られます。
そのためレントゲンや超音波検査を使用しないと気付かず放置して重症化する恐れがあります。
間違いなく猫が異物を誤飲したのであれば、早めに獣医師に相談しましょう。
ペット保険は必要?
ペットには公的な保険制度がありません。そのため治療費の自己負担額は100%です。
もしもの時に、お金を気にせずペットの治療に専念できるよう健康なうちにペット保険に加入することをおすすめします。
また、病気になった後では加入を断られる可能性があります。
ペット保険比較表や記事を活用するのがおすすめ!
ペット保険比較アドバイザーでは、ペットに合った保険の選び方やペットの健康に関するお役立ち記事を公開しております。
記事と合わせて比較表も活用することで、ペットと飼い主様に合った保険を選ぶことができます。
また、保険会社のデメリット等も理解できるので、後悔しないペット保険選びができます。
ペット保険への加入を検討されている方はぜひご活用ください。
【猫の腸閉塞】誤飲には要注意!症状がなくても危険なものとは?】まとめ
今回、ペット保険比較アドバイザーでは
・猫の腸閉塞の検査方法
・猫の腸閉塞の治療方法と治療費