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犬の歯石取り費用はいくら?全身麻酔や歯石にまつわる病気も解説!

2023年10月3日

犬の保険

 
犬の歯石取り費用はいくら?全身麻酔や歯石にまつわる病気も解説!サムネイル
犬の歯石取り費用はおよそ2~5万円程度が必要ですが全身麻酔の有無で値段も異なります。歯石はほぼ全ての犬についており、歯周病や心臓病等の全身疾患の罹患率を高めています。
ご家庭のワンちゃんの口臭が気になっていませんか?
その原因は歯石かもしれません。
この記事では
・歯石が原因でおきるトラブル
・歯石の取り方と治療費
・歯石の予防のためのお手入れ方法
について解説します。
最後までお読みいただければ、歯石をとる必要性や治療費用もわかるようになっていますので、ぜひ最後までお読みください。


「犬の歯石取り」とは

歯石取りは、歯に付いた歯石を取る処置で、動物病院において全身麻酔下で実施するのが一般的です。ハンドスケーラーで歯石を削り取ったり、超音波スケーラーを使用して粉砕します。

犬は歯に付いた汚れが1日で歯垢になり、3日後には歯石へと変化します。歯石は歯ブラシでは落とせないため、歯石になる前に歯磨きで歯垢を落とすことが大切です。

 

犬の歯石とは何?原因は?

犬にも多く見られる歯周病ですが、7歳ころになるとほぼすべての犬が罹っていると言われています。

歯周病とは、歯垢中の細菌が原因となり歯肉が腫れたり(歯肉炎)、歯を支えている歯周組織が破壊されてしまう(歯周炎)病気です。 進行すると、歯槽骨(歯を支えている顎の骨)がどんどん溶けて歯が抜け落ちたり、ひどい時には下顎が骨折してしまうこともある恐ろしい病気です。

犬の場合は歯垢は数日で歯石になり、歯石ができると歯周病が進行しやすくなってきます。

 

犬の歯石とは?

犬も人間と同様に歯石が付き、歯周病に発展するケースが多々みられ、QOLに大きな影響を与えています。

口の中に残っている食べ物のカスと口腔内の細菌が混じりあって歯にくっついたものが「歯垢」です。白っぽくてネバネバしていますが、歯磨きで取ることができます。

歯石とは

歯垢に唾液中のカルシウムなどのミネラルが沈着し、石灰化したもの

 

歯石の原因

犬の唾液はpH8~9前後のアルカリ性です。

歯に付着した歯垢はアルカリ性の方が石灰化しやすく、歯垢に唾液中のカルシウム等のミネラルが沈着して3日くらいで歯石へと変化します。いったん歯石になると歯磨きで落とすことはできません。

歯石は表面に凹凸があり、歯垢がさらに付着しやすくなるという悪循環が生じます。放置すると歯周病の誘因となります。

歯石の原因は

歯にくっついた歯垢を、そのままにしておくと歯石になります。

つまり3日間歯磨きをしないと、歯石ができてしまうということです。

 

歯石の確認方法

まず、愛犬の口の臭いをかいでみましょう。

口臭が強くなっていませんか?

犬の口臭の原因の多くは歯石がついていたり、歯周病を発症しているケースが多く見られます。

次に唇をめくって歯の状態を観察しましょう。歯の根っこの方が黄色っぽく変色していたり、茶色になっていれば、それが歯石です。

歯石の確認方法は

・臭いをかいでみる
・歯の状態を見る

 

歯石が溜まると病気になる?

歯石が付くと歯周病を発症することは知られていますが、内臓疾患のリスクも高まることをご存知でしょうか?

たかが歯石かもしれませんが、歯周病を起こし、それが原因で命を落とすこともあります。

歯石を放置すると

・歯周病(歯肉炎・歯周炎)になる
・歯や骨に異常をきたす
・内臓疾患のリスクも生じる

 

歯周病の進行過程

【歯肉炎】:食べ物のカスや細菌の塊(歯垢)が歯と歯肉の間にたまり、歯肉が炎症を起こした状態。

【歯周炎】:炎症が進み歯肉以外の歯周組織にまで炎症が及んだもの。酸素を嫌う嫌気性菌が増殖し、歯周ポケットの奥へ増殖していきます。

【歯槽膿漏】:歯周炎がさらに進行すると歯根膜(歯と歯槽骨の間にあり、歯と顎の骨を結合している組織)に影響が出てきます。歯根膜は歯と顎の骨を密着させる働きをしており、この部分に細菌感染が及ぶと歯と歯肉の間から排膿するようになります。次第に歯肉はやせ細り、歯周ポケットが深くなり、重度になると歯が脱落することもあります。

【歯根膿瘍】:歯周病の細菌感染が歯根部にまで至り、膿が溜まった状態。膿は瘻管というトンネルを作りながら出口に向かいます。

 

歯根膿瘍で危惧されること

① 頬から膿がでる:上顎の最も大きい奥歯などで歯根膿瘍が生じると、頬の部分に穴が開き排膿することがあります。大きな歯の歯根は深く、歯根から歯茎までの距離よりも頬の皮膚までの距離の方が短く、膿が排出されやすいためです。

② 口腔鼻腔瘻:犬は口と鼻を隔てる骨が非常に薄いため、歯周病によってその骨が溶けてしまうとトンネルの出口が鼻腔につながってしまうこともあり、くしゃみや鼻水、鼻からの出血などが見られます。

③ 下顎骨折:特に小型犬に多く見られます。歯周病が重症になって下顎骨まで溶けてしまうと、硬いものを噛んだり、外から衝撃を受けると簡単に折れてしまいます。

 

全身への影響

歯周病に関与する細菌や炎症性物質が血管を通じて全身にまわると、心臓・肝臓・腎臓などの疾患の原因になることがあります。

歯周病は、犬の心疾患で最も多い僧帽弁閉鎖不全症の原因の一つとして注目されています。歯周病菌が血中に入り心臓にたどり着くと、僧帽弁などに炎症を起こします。炎症を起こした弁は変形したり分厚くなって、その結果僧帽弁がきちんと閉じなくなることで発症します。

ヒトより犬の方が心臓病の発生が異常に多いのは、歯磨きをせずに歯周病菌を放置しているためとも言われています。

 

犬の歯石の取り方は?

では、実際に歯石を除去する方法を説明します。歯石取りはスケーラーという器具を使用するためスケーリングと呼ばれます。その他にもクリーニング・歯石除去などという言い方もあります。

スケーラーの種類

・ハンドスケーラー
・超音波スケーラー

ハンドスケーラーとは、人の歯石取りでもお馴染みの先が釣り針のようにカーブしている金属の器具です。先が刃物になっており、この部分で歯石を削り取るのですが、使用には細心の注意が必要です。

超音波スケーラーとは、水を流しながら、超音波振動を利用して歯の表面に付着した歯石を粉砕・洗浄する器械です。すごい歯石が付いている場合や、歯周ポケットの中の歯石除去、歯の裏側の歯石もきれいに取ることができます。

歯石除去には麻酔下で行う場合と無麻酔で行う場合がありますが、基本的には麻酔下で行います。

無麻酔でのスケーリングの是非については、獣医師の間でも見解が分かれています。

 

無麻酔歯石除去

文字通り麻酔をかけずに歯石除去します。主にハンドスケーラーを使用して行います。犬が大人しくしていることが条件になります。

メリット

・ 高齢犬や心臓病などの基礎疾患のある犬でも実施可能
・ 絶食や術前検査などが不要
・ 犬の状態を見ながら1回の治療範囲を調節できる
・ 料金が比較的安価

デメリット

・ 大人しくできない犬には適さない
・ 歯茎の炎症が激しい場合や抜歯が必要な場合は適さない
・ 歯周ポケットが深く、歯茎の奥深くまで歯石が入り込んでいる場合は取り切れない
・ 犬が急に動いた時にスケーラーで口腔内を傷つける危険性がある。

 

全身麻酔下により歯石除去

一般的には歯石除去は全身麻酔をして行います。麻酔前の検査・絶食などが必要になりますが、安全に行うことができます。

メリット

・ 犬が動かないので施術中の事故を防げる
・ 状態に応じて必要な処置ができる

デメリット

・麻酔のリスクがある
・費用が高くなりがち

 

自宅で歯石を取る方法

「麻酔をして歯石を取るのは怖いので」と、ご自身で歯石を取りたいという飼い主さんもおられるかもしれません。歯石を取るために使用するハンドスケーラーはホームセンターやネットなどで入手できます。

愛犬の歯石をちょっと取ってあげるだけ・・・と安易に考えがちですが実は歯石取りは「医療行為」なのです。

獣医師を管轄する農林水産省の見解は

「歯垢・歯石除去の際に出血などの危害を及ぼす恐れのある行為は診療業務に相当する」

そして、獣医師法では「診療業務は獣医師以外が行ってはならない」と定めています。

ということで、スケーラーという刃物を使用する歯石取りは獣医師以外の人が行うのは基本的には違法なのです。

犬の歯石取りは獣医師さんにお任せして、歯石をなるべくつけないようにオーラルケアを行いましょう。

 

歯石除去の費用は?

「歯石取りの値段ってどれくらいなのか」気になるところではないでしょうか。

犬の歯石除去費用の相場は以下の通りです。

全身麻酔の場合:30,000~70,000円程度

無麻酔の場合 :一回5,000~10,000円程度

実は、歯石除去というと歯石をとるだけの単純な処置と考えがちですが、実際には以下のような意味合いをもっています。

日本獣医師会によると「歯石取り」とは

「歯面や歯周ポケット内に蓄積された歯垢や歯石を除去し、再付着を防ぐための歯面研磨までの一連の処置で、歯周病の発生予防や進行防止を目的として行われます。
このため、歯面の清掃と同時に、歯周ポケットの有無の確認やレントゲンによる歯周炎の進行度の診断、ポケット内清掃が重要とされます。」

 

歯石除去の方法は人も犬も同じです。

歯や歯茎の状態をチェック・歯周ポケットの深さを測定・レントゲンで歯槽骨の状態を検査します。その上で歯石除去をおこないます。異なるのは犬の場合、多くは全身麻酔が必要になるということでしょう。

 

まず、犬の歯石取り費用の実例を紹介します(6歳 7キロのワンちゃんの場合)

術前検査 11,000円
留置処置 2,200円
点滴 5,060円
抗生物質 2,770円
歯石除去(全身麻酔含む) 29,700円
50,730円

 

次に、実際に犬が歯石を取る場合、どれくらいの金額がかかるのか内訳を説明します。

歯石除去(麻酔下で行う場合)の費用と内訳

全身麻酔を使用する場合には犬の全身状態確認のための検査(術前検査)が必要です。動物病院が公表している「歯石取りの金額」に関しては術前検査料金を含めている場合と、別途請求される場合があるので確認が必要です。

 

【犬の歯石取りの費用内訳】

初診料(再診料) 1,000~2,000円
術前検査(血液検査) 血球検査(CBC) 1,000~3,000円
 〃         生化学検査 3,000~7,500円
レントゲン 3,000~5,000円
全身麻酔 5,000~10,000円
血管確保・点滴 3,000~5,000円
歯石除去 5,000~7,500円

※ 参考:(家庭飼育動物(犬・猫)の診療料金実態調査結果・令和3年度)で最も多い診療費用価格帯

これは悪までも参考資料としてとらえてください。基本的な料金であり、動物病院や犬の健康状態によって検査項目の追加や省略というケースもあります。

歯石取りの料金に影響するもの

・検査内容(血液検査の範囲 歯科用レントゲン CTなど )
・犬の健康状態
・犬の大きさ(体重)
・動物病院の設備や使用機器
・歯石の状態
・治療の有無
・施術後の状態
・歯石除去後の予防処置 など

日常のケア方法は?

LIONの行った全国1600人を対象とした調査によると、きちんとワンちゃんの歯磨きをしている飼い主さんは全体の20.7%という結果がでています(歯ブラシや歯磨きシートを使用して毎日~週2回実施している人)。

多くの飼い主さんは「やった方がいいけど、面倒・手間がかかる・・・」と感じておられるようです。しかし、歯石は放置しておくと歯が抜け落ちたり、寿命にも影響を及ぼすことがあります。

ワンちゃんを家族に迎えたら、歯磨き習慣をつけるために口の周囲を触ったり、歯ブラシを咥えるなど歯磨きのベースを作りましょう。嫌がったり怖がったりするときは無理をせずに、少しずつ慣れさせていきましょう。

歯ブラシが無理なら、最初は綿棒・歯磨きガム・歯磨きシート・歯磨き用のおもちゃなどで代替えできます。ただし、最終的には歯磨きができるようになることを目指します。楽しみながら行う歯磨きのやり方動画もありますのでのぞいてみてください。

近年様々な歯磨きジェルなども販売されえいますが、「犬の歯石が取れた」などの宣伝広告をうのみにしないで、使用に際しては動物病院で一度相談することをお勧めします。

犬の歯周病含めた歯科疾患はペット保険で補償される?

基本的にペット保険で歯周病は

保険の対象
になります。ただし保険会社によっては補償されない場合があるため注意が必要です。

 

<ペット保険会社別歯周病補償一覧表>

歯科疾患を補償の対象外としていないペット保険 歯科疾患を補償の対象外としているペット保険
アイペット損害保険会社 アクサ損害保険株式会社
アニコム損害保険株式会社 au損害保険株式会社
ペット&ファミリー損害保険株式会社 SBIいきいき少額短期保険株式会社
イーペット少額短期保険株式会社 SBIプリズム少額短期保険株式会社
イオン少額短期保険株式会社 ペッツベスト少額短期保険株式会社
株式会社FPC エフ・ピー・シー 日本ペット少額短期保険株式会社
つばき少額短期保険株式会社 リトルファミリー少額短期保険株式会社
楽天少額短期保険株式会社
ペットメディカルサポート株式会社

詳細は各保険会社の重要事項説明書及び約款でご確認ください。また実際の保険金支払いにおいては補償範囲等、状況によって各社対応が異なる場合もあります。

詳しくは下記の記事でも解説していますので、ぜひ参考にして下さい。

 

よくある質問

犬が全身麻酔で歯石を取ってもらうのは手術になるのですか?

全身麻酔をかけるため歯石除去手術という言葉を使用する場合もあります。またペット保険においては全身麻酔をかけた処置は手術扱いとなりますが、歯周病予防のための歯石取りは補償対象にはなりません。

全身麻酔をかけられる年齢は何歳まででしょうか?

特に何歳という決まりはありません。しかし小型犬の場合は10歳くらいから老齢期にはいるため体への負担を考えて若い頃よりは入念な術前検査が必要になります。

ペット保険は必要?

ペットには公的な保険制度がありません。そのため治療費の自己負担額は100%です。

もしもの時に、お金を気にせずペットの治療に専念できるよう健康なうちにペット保険に加入することをおすすめします。

また、病気になった後では加入を断られる可能性があります。

ペット保険比較表や記事を活用するのがおすすめ!

ペット保険比較アドバイザーでは、ペットに合った保険の選び方やペットの健康に関するお役立ち記事を公開しております。

記事と合わせて比較表も活用することで、ペットと飼い主様に合った保険を選ぶことができます。

また、保険会社のデメリット等も理解できるので、後悔しないペット保険選びができます。

ペット保険への加入を検討されている方はぜひご活用ください。

【犬の歯石取り費用はいくら?歯石にまつわる病気や除去方法も解説!】まとめ

今回、ペット保険比較アドバイザーでは

・歯石が原因でおきるトラブル
・歯石の取り方と治療費
・歯石の予防方法
について解説してきました。
きちんとオーラルケアを行って歯周病を防ぐことは、歯を守るだけではなく、ワンちゃんの健康を保つことにつながります。
子犬の時から、歯磨きに慣れさせておきたいですね。

ペット保険比較アドバイザーではペット保険に関する記事も掲載しておりますので、ぜひご活用ください。