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【猫の気管支炎】治療が必要な咳はゼーゼー?治療法や費用も解説!

2023年9月22日

猫の保険

 
【猫の気管支炎】治療が必要な咳はゼーゼー?治療法や費用も解説!サムネイル

猫の気管支炎の治療は長期間かかる場合があります。咳が続いたり痰が絡む場合は獣医師に診てもらいましょう。自然治癒に期待するよりはワクチン等で予防・早期に動物病院に行くことが重要です。

猫の咳や呼吸音には注意しましょう。ゼーゼーとした咳ヒューヒューといった呼吸音だと異常のサインです。
猫の気管支炎の恐れがあり治療が必要です。

この記事では

・猫の気管支炎の原因
・猫の気管支炎の症状
・猫の気管支炎の治療法・治療費
について解説します。
最後までお読みいただければ、「猫の気管支炎の予防法」もわかるようになっていますので、ぜひ最後までお読みください。


猫の「気管支炎」ってどんな病気?

猫の気管支炎とは

気管支に炎症が起こる病気
を指します。気管支は鼻や口とつながる太い気管から肺までをつないでいます。

肺へつながる気管支の働きは、

  • 気管から肺に新鮮な空気を送る
  • 不要なガスを外に出す

です。

猫が気管支炎にかかると

  1. 気道が狭くなる
  2. 慢性化すると気管支の構造が変化する

などがみられ、呼吸がしづらくなるなどのリスクがあります。

 

①気道が狭くなる

猫の気管支炎は、気管支が炎症を起こして厚く腫れあがります。

さらに過剰な粘液の分泌により気道が狭くなると呼吸がしづらくなり、ガス交換がうまくいかなくなります。

粘液が気道を塞いでしまうと

  • 息切れ
  • 呼吸困難
  • チアノーゼ

などの呼吸器症状が現れる場合があり、注意が必要です。

 

②気管支炎が慢性化すると気管支の構造が変化する

気管支炎が2カ月以上続くと「慢性化」と呼ばれます。

気管支炎が慢性化した気管支は

硬く分厚く、柔軟性がなくなり

ます。

中には気管支が狭いまま元に戻らないといった構造の変化も見られ、長期化すると厄介な疾患です。

 

猫の「気管支炎」の原因は?

猫の気管支炎には主な原因として6つ考えられます。

  1. ウイルス性気管支炎
  2. 細菌性気管支炎
  3. フィラリア症による寄生虫感染
  4. 気管支異物
  5. 刺激物の吸引
  6. アレルゲン物質

気管支炎の引き金になるのは感染症異物など外部によるものばかりです。

予防できる可能性も高いため、原因を知って注意しましょう。

 

原因①:ウイルス性気管支炎

ウィルスが原因の気管支炎で最も多いのが「猫ウイルス性鼻気管炎」です。

猫風邪で知られるヘルペスウィルスによる感染

で症状を引き起こします。

ヘルペスウィルスは、くしゃみなどのウィルスが含まれた分泌物に触れることで感染する「飛沫感染」です。

感染すると粘膜で増殖して気管や気管支に広がり炎症が起きます。特徴として気管支炎の他に鼻炎結膜炎もみられます。

ヘルペスウィルスは特に子猫や抵抗力が弱い猫が感染症にかかりやすくなります。
体力がある猫だと自然治癒しますが、体力がない猫だと衰弱したり長引くケースが多く、最悪死に至るため注意が必要です。

 

原因②:細菌性気管支炎

細菌性の気管支炎の代表的なものとして「マイコプラズマ感染症」があげられます。

マイコプラズマはいたるところに存在する常在菌です。マイコプラズマ感染症は

抵抗力が弱い猫がまれに発症する

感染症で、中でも子猫は要注意です。

発症するとほかの猫風邪と混合感染し重篤化する場合があります。

 

原因③:フィラリア症による寄生虫感染

フィラリアといえば犬を死に至らしめる厄介な寄生虫として有名ですが、実は猫にも寄生します。

猫は肺の血管でフィラリア成虫になるケースが多く、その炎症が気管支にまで及び「気管支炎」となります。

フィラリアは猫にも寄生し、10匹に1匹は寄生された証拠があると報告されています。しかし犬のように体内で成虫にまで発育しないことが多く、ほとんどは途中で死滅します。
まれに生き残ることもあり肺で成虫になると治療は困難となるため、猫でもフィラリアには気を付けなければいけません。

 

原因④:気管支異物

例えば子猫の乳歯など、飲み込んだ小さな異物が気管支に入り込むと炎症を起こすケースがあります。

異物が除去されない限り炎症が続くため、数ミリの小さなものでも飲み込む可能性があれば猫の手の届かない場所に保管することが重要です。

注意すべきものとしては
・種
・小石
・プラスチック片
などがあります。

 

原因⑤:刺激物の吸引

塩素系の刺激があるものを吸引して炎症を起こすケースです。

主に

  • 殺虫剤
  • カビ取り剤

などがあげられます。

塩素系の刺激物は気管支炎だけでなく、目や鼻の粘膜も傷つける場合があります。

 

原因⑥:アレルゲン物質

日常生活の中で長期的にアレルゲン物質と触れ合っていると、アレルギー性の気管支炎を発症する場合があります。

【アレルゲン物質】
・タバコの煙
・芳香剤
・環境中の埃
・花粉
・ハウスダスト など

人の喘息と同じような症状がみられるため「猫喘息」とも呼ばれます。

猫喘息は慢性的な疾患であることから、注意が必要な呼吸器疾患のひとつです。

 

猫の「気管支炎」の症状は?

猫の気管支炎には「慢性」と「急性」の2つに分けられます。

【急性と慢性の違い】
・急性 突然強い症状が現れる
・慢性 2ヶ月以上症状が続いて徐々に悪化する

急性気管支炎は

  • ウイルス性
  • 細菌性
  • 異物
  • 刺激物の吸引

で起こることが多くあります。

一方慢性気管支炎は

  • アレルゲン物質による気管支炎
  • フィラリア症

がきっかけで慢性的な症状が続き、慢性気管支炎となります。

急性気管支炎が長期化し2カ月以上症状が続くと、慢性気管支炎に移行するケースもあります。

また、気管支が弱いとちょっとした刺激で炎症を起こしやすいため注意が必要です。

 

主な症状は咳

急性や慢性に関わらず、気管支炎の主な症状はです。たまにだったり数回で治まる咳であれば問題ありません。

一方で

・咳がなかなか止まらない
・咳の頻度が毎日
・ゼーゼーと湿ったような咳

だと一度獣医師に診てもらう必要があります。

 

【注意すべき咳の症状】

急性気管支炎 ・眠れない位の激しい咳を連発し、数日続く
・苦しくて床にアゴをくっつける様子が見られる
・咳の後に嘔吐する
慢性気管支炎 ・咳の回数が徐々に増えて苦しそうな咳に変わった
・発作的に咳を連発し、その後は落ち着くということを繰り返す

動画などで猫の咳の様子を撮影して獣医師に確認してもらうと、正しい判断ができるでしょう。

慢性も急性も、粘液分泌物が気管支に大量に詰まるようなことがあると呼吸不全に陥り命を落としてしまう場合があります。

異常を感じたら早めに動物病院で診てもらうことが重要です。

 

痰が絡む咳

猫が痰が絡む咳をしたら喘息に注意が必要です。さらに喘息から「ブロンコレア」を発症するケースがあります。

ブロンコレアとは別名「気管支漏」とも言い、

粘り気がある分泌物(痰)が過剰に出ている状態

を指します。ほかにもたんが絡んだゴロゴロ音が聞こえます。

ブロンコレアを発症すると酸素交換がうまくいかなくなり、

  • 呼吸困難
  • チアノーゼ

などの呼吸器障害がみられる場合があります。

 

むせるような咳

むせるような乾いた咳をするようなら、異物が気管支に引っかかっている可能性があります。

咳の他にも異物を吐き出そうと、

泡のようなよだれ

を吐くしぐさも見られます。

喉のつかえが原因で咳をしているため、異物を除去しなければ咳は続くでしょう。

異物が取れれば元の元気を取り戻します。

 

グーグーと音がする

息を吸った時にいびきのようなグーグーと音が鳴る場合は、「逆くしゃみ」と呼ばれる行為です。

咳やくしゃみが息を吐く動作なのに対し、逆くしゃみは

鼻から息を吸い込むことで異物を排除

しようとする生理的な動作で、病気ではありません。

主に

  • 水を飲んだあと
  • 興奮したとき

などに起きやすく、多くは数回繰り返してケロっとしています。

人によっては逆くしゃみをグフグフといった表現をすることもあり、咳と間違いやすい行為です。

 

異常な呼吸音「喘鳴音」

喘鳴とは呼吸をするときに、ヒューヒュー、ゼーゼーなどと音がすることです。

空気の通り道である気道が狭くなったときに出る音

で、気管支内の分泌物が増えて細くなった気道を空気が出て行く時に音が聞こえます。

人によっては

  • 「呼吸がスースーする」
  • 「フガフガというような呼吸音がする」

と表現される場合もあります。

普段聞かないような呼吸音なので異常には気づきやすいでしょう。

 

その他の症状

ウィルスが原因の「猫カゼ」や細菌性の気管支炎だと、同時に

・発熱
・鼻汁
・クシャミ
・結膜の炎症

などの症状が現れます。気道が狭くなるため、呼吸回数が増えるのも特徴のひとつです。

さらに苦しくなると、

  • 元気・食欲の低下
  • 体重減少
  • 脱水

がみられるようになります。

また下記の行動をするようになったら低酸素状態が考えられます。

・口を開けて呼吸をしている
・うつぶせに首を伸ばしている など

低酸素状態ではいつ症状が急変してもおかしくありません。早急に動物病院へ連れていきましょう。

 

猫の「気管支炎」の治療法は?治療費は?

気管支炎は原因にアプローチしながら症状を和らげる処置を行います。

気管支は炎症が長期間続くと

気管支の構造が変化してしまい、咳や呼吸の症状が治らない

ケースがあります。できるだけ早めに治療を受けましょう。

正しい治療で治るケースも多いため、完治までしっかり治療を続けることが大切です。

自己判断で治療をやめてしまったり放置しないために、治療方法治療費をそれぞれ解説していきます。

 

原因疾患に対する治療

気管支炎では原因を知って、それに対する治療を行います。

どのくらいで治るか、治療の期間も原因によって様々です。

 

ウィルスや細菌感染

感染症が原因の気管支炎の場合では、

抗菌薬や抗ウイルス薬、駆虫薬の投与

を行います。

抵抗力が強い猫であれば自己治癒する場合がありますが、子猫など抵抗力が弱いと悪化しやすいため治療が必要です。

 

刺激物や異物

刺激物や異物が原因だと、「気管支の洗浄」や「内視鏡手術」という方法があります。

ただしどちらも

設備が整った動物病院でないと受けられない

ため注意が必要です。多くは症状の軽減を目的に治療を行います。

 

アレルギー性(喘息)

アレルゲン物質が原因での慢性的な気管支炎だと、アレルゲンとの接触をなくすと症状が抑えられます。

ただしアレルゲン物質の断定は難しいため、多くは

ステロイドなどの抗炎症薬で気管支の炎症をできるだけ抑える

治療を行います。

アレルギー性気管支炎は完治が厳しい疾患です。そのため症状の進行を抑えるための長期的な治療が必要となります。

抗炎症薬は

  • 注射
  • 飲み薬
  • 吸入薬(ネブライザー)

など様々な方法で投薬が可能です。

獣医師と相談しながら、症状の程度や愛猫の好みで使い分けましょう。

 

症状をやわらげる対症療法

改善ではなく、猫の痛みや苦しさなど症状を少しでも和らげる目的で行うのが「対症療法」です。

気管支炎での対症療法としては主に

気管支拡張剤

が使われます。気管支炎により細くなった気管支を広げて呼吸を楽にします。

気管支炎によって

  • 発熱
  • 食欲低下
  • 脱水

などがある場合には、点滴などで水分や栄養補助を行い体調を戻す手伝いをします。

さらに重篤で低酸素状態に陥っているのであれば、

酸素室での入院
が行われます。
慢性的に低酸素状態になるようなら、在宅で酸素吸入器の設置が検討されます。
ちなみに気管支炎では、咳が出て苦しくても咳止めの投薬はあまり行われません。
咳は異物を取り除くための身体の防護反応であり、咳止めを使ってしまうと気管支の分泌物が排泄されない危険性があるためです。

 

治療費はどのくらい?

アニコム損保の「みんなのどうぶつ大百科」によると、猫の気管支炎は

通院1回あたりの平均治療費 5,832円程度

となっています。

気管支炎の原因や症状、病院によっても治療費は大きく異なりますが、症状が安定するまでの通院回数は最低でも2回以上必要だと考えられます。

加えて

  • 気管支洗浄
  • 内視鏡手術

など、特殊な処置を行うと別途で数万円の治療費がかかります。

さらに慢性のアレルギー性気管支炎だと長期間の治療が必要です。

月に1~2回の通院で状態を確認、その状態に対応した薬の処方をしてもらわなければいけません。

1回の治療費は数千円程度
かかります。レントゲン検査などで胸の状況を確認する必要があれば、さらに高額になります。
もし症状が重篤で入院となると、治療内容によるものの
1日数万円程度の入院費用

がかかるケースがあります。

気管支炎は1回の治療費はそこまで高くはありませんが、長期の治療が必要だったり重篤な場合だと高額になる恐れのある疾患です。

 

猫の「気管支炎」の予防法はある?

愛猫の気管支炎予防のために私たち飼い主ができることは、

・ワクチン接種をする
・猫に危険なものは届かないところに保管する
・猫の刺激になり得るものを排除する
です。

ワクチン接種によりウィルスが原因の気管支炎を防げます。フィラリアの予防接種も同様です。

好奇心旺盛な猫は異物による気管支炎のリスクが高まります。飲み込みそうな小さなものや誤飲しそうなものなど、愛猫の手の届かない引き出しの中や戸棚の中に片付けましょう。

掃除などで刺激があるスプレーを使用すると、急性の気管支炎になりかねません。猫を別の部屋に移動させるかしっかり換気をしておくなどして配慮してください。

他にも刺激物による気管支炎対策として

  • タバコの煙
  • 芳香剤
  • お香

などがあげられます。

これらをできるだけ排除して、気管支炎のリスクを減らしましょう。

 

喘息(ぜんそく)とは違う?

医学的に「喘息」と「気管支炎」は別の疾患とされています。

病名 症状
喘息 呼吸時に空気が通る気管支が長く炎症を起こし、炎症が強いときに気管支が狭くなる
気管支炎 空気の通り道である気管支が、原因物質に感染することで粘膜に炎症が発生し、咳や痰が出るようになる

しかし猫の場合、「猫喘息」を「アレルギー性気管支炎」と呼んだりするように、多くは同じように考えられています。

猫喘息の原因はアレルギーがほとんどです。

喘息の発症を抑えるためにも、できるだけアレルゲン物質となり得るものから遠ざけることが重要です。

 

よくある質問

猫の気管支炎の診断はどのようにされるのですか?

気管支炎の診断は病気の程度を調べるために、血液検査やX線検査、口腔内・鼻腔等の検査を行います。
細菌やウィルス性気管支炎を疑う場合には、培養検査や遺伝子検査、糞便検査なども必要です。
他にも場合によっては血圧検査、胸部超音波検査、CT検査などを行うケースもあり、多くの検査で診断がされることが分かります。

猫の咳がたまに見られるのですが、気管支炎でしょうか?

咳がたまにであれば、様子を見ても良いと考えられます。
一方で
・咳がなかなか止まらない
・毎日咳をする
・咳に痰が絡んでいる
など、回数が増えてきたり異常な音がするようなら動物病院に連れて行ってください。
早めの診察で治療を行うことが大切です。

ペット保険は必要?

ペットには公的な保険制度がありません。そのため治療費の自己負担額は100%です。

もしもの時に、お金を気にせずペットの治療に専念できるよう健康なうちにペット保険に加入することをおすすめします。

また、病気になった後では加入を断られる可能性があります。

 

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【猫の気管支炎】治療が必要な咳はゼーゼー?治療法や費用も解説まとめ

今回、ペット保険比較アドバイザーでは

・猫の気管支炎の原因
・猫の気管支炎の症状
・猫の気管支炎の治療法・治療費
について解説してきました。
猫の気管支炎は治療で治るケースがあります。
早期の治療で愛猫の負担も軽くなりますので、呼吸音や咳は常に注意しておきましょう。
ペット保険比較アドバイザーではペット保険に関する記事も掲載しておりますので、ぜひご活用ください。