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犬のパルボウイルス感染症は完治する?治療方法やワクチン等も解説!

犬のパルボウイルス感染症は完治する?治療方法やワクチン等も解説!サムネイル
犬パルボウイルス感染症を治療しないと完治せず、心筋症等に影響を与え重症化する可能性もあります。口からの経口感染が主な感染経路で、吐く等の症状があります。ワクチン予防接種も重要です
犬のパルボウイルス感染症とはパルボウイルス(parvovirus)が原因で引き起こされます。
感染力が高く消毒への抵抗性が高いため集団感染を起こす可能性もある怖い病気です。
では「犬パルボウイルス感染症」ではどんな治療が行われるのでしょうか。

この記事では

・犬パルボウイルス感染症について
・犬パルボウイルス感染症の症状や治療について
・犬パルボウイルス感染症を予防する方法
について解説します。
最後までお読みいただければ、「犬パルボウイルス感染症という病気について」「犬パルボウイルス感染症の症状や治療費について」わかるようになっていますので、ぜひ最後までお読みください。

目次

犬パルボウイルス感染症ってどんな病気?

犬パルボウイルス感染症は重篤な症状に陥ることもある怖い病気です。

そのため犬を迎え入れるときにはこの病気についてしっかり知っておくことが必要となります。

ここでは「犬パルボウイルス感染症という病気」について解説します。

 

犬パルボウイルス感染症の症状

犬パルボウイルス感染症の主な症状として

・元気消失
・食欲不振
・吐く等の嘔吐
・下痢
・胃腸障害
・血便
・発熱
・脱水
・体重減少

などの消化器症状(腸炎型)が特にみられます。

 

症状が進行すると

・全身性疾患
・敗血症
・多臓器不全
・心筋炎(心筋炎型)

などを引き起こし亡くなることもあります。心筋炎型は心臓に影響を与えます。

運動後に突然死することや慢性的な心筋症を引き起こす可能性があります

 

子犬の時期に発症するケースが多くさらに重症化しやすいです。

犬パルボウイルス感染症はできるだけ早期に治療が必要となります。

 

子犬は感染症を感染していなくてもストレスなどにより下痢や嘔吐などの消化器症状を引き起こしやすいです。

犬パルボウイルス感染症との見極めも必要になりますがどちらにせよ早めに治療を受けることをおすすめします。

 

子犬を新しく迎え入れたばかりのご家庭ではしばらく子犬の体調には注意しておきましょう。

 

 

犬パルボウイルス感染症の予後は犬の状態により異なります

どれくらいで完治するかはその犬の回復力次第ですが1週間程度で回復していくケースもあります。

しかし症状が改善しない場合は発症後1~2日程度で亡くなることもあります。

 

人間に感染することはありません

ただ犬には感染するため排泄物の処理には十分注意することが必要です。

犬パルボウイルス感染症の原因

犬パルボウイルス感染症の原因は

感染源となるパルボウイルスに感染している犬との接触

です。

犬パルボウイルスの感染経路は「経口感染で、パルボウイルスを口に入れることで感染します。

ウイルスが体の中に入るとリンパ組織で増殖し消化器症状を引き起こします。

 

空気感染で感染が広がることはありませんが排泄物の後処理が不十分だと簡単に広がってしまいます。

 

潜伏期間は1~2週間ほどあるため気が付かないうちに感染が広がる可能性があります。

ペットショップなどの子犬が多くいる場所では感染が広がりやすく重症化しやすいため注意が必要です。

 

犬パルボウイルス感染症にかかりやすい犬種は?

犬パルボウイルス感染症のかかりやすい犬種として

・ロットワイラー
・ドーベルマン・ピンシャー
・アメリカン・ピット・ブル・テリア
・イングリッシュ・スプリンガー・スパニエル
・ジャーマン・シェパード

などがあげられます。

 

かかりやすい犬の特徴としては

・子犬(生後1か月前後~6か月齢)
・ワクチン接種が終わっていない犬
・ワクチン接種をしていない犬
・免疫力が低い犬

などがあげられます。

特にワクチン接種が済んでいない子犬はかかりやすく重篤化しやすいため注意が必要です。

 

犬パルボウイルス感染症の治療法について

犬パルボウイルスは同居犬にも感染してしまう怖い病気です。

死亡することもあるため感染犬を隔離し早く治療を受けなければいけません。

ここでは「犬パルボウイルス感染症の治療法」について解説します。

 

検査方法

・パルボウイルス感染症検出の簡易キット(糞便使用)
・血液検査
・糞便検査
などの検査が行われます。
パルボウイルスは糞便中に排泄されるため検出検査キットでは糞便を使用します。
必要に応じて他の検査が行われることもあります。

治療方法

犬パルボウイルス感染症では

・輸液療法
・抗生剤の投与
・制吐剤

などが行われます。

他にも犬の状態に応じて必要な処置が行われます。

状態が悪化している場合は入院して集中治療が行われるケースもあります。

 

基本的に犬パルボウイルス感染症は今出ている症状に対して治療を行っていきます。

・症状の緩和
・犬の状態の改善(脱水や栄養失調など)
・二次感染を防ぐ
などを目的として治療が進められます。
犬パルボウイルス感染症は
・無治療の場合は生存率が10%程度
・積極的な治療を行なった場合の生存率は80〜95%
となります。
治療を行った場合でもできるだけ早く治療を行うことで生存率はあがります
できるだけ早く治療を受けれるようにしてあげることをおすすめします。
治療内容は犬の状態により異なるためかかりつけの獣医師さんと相談していきましょう。

犬パルボウイルス感染症にかかる治療費

犬パルボウイルス感染症では主に消化器症状がみられます。

ここでは「消化器症状の通院・入院にかかる治療費」について解説します。

 

嘔吐 / 下痢 / 血便(原因未定)通院

1 頭あたりの
年間診療回数
1 頭あたりの年間診療費
中央値(円)
1 頭あたりの年間診療費
平均値(円)
2.8 8,748 36,198

※参考:アニコム損保「家庭どうぶつ白書2019

消化器症状では年間診療費の平均値は4万円程度です。

消化器症状は軽度であれば1回の通院で完治することもあるため診療費はそこまで高額にはなりません。

しかし治療開始が遅れ脱水などが見られる場合は治療費も高額になり通院回数も増えます

犬の状態が悪い場合はこれ以上かかることもあります。

 

嘔吐 / 下痢 / 血便(原因未定)入院

1回あたりの
平均入院日数
1 回あたりの診療費
中央値(円)
1 回あたりの診療費
平均値(円)
3.1 39,674 56,087

※参考:アニコム損保「家庭どうぶつ白書2019」

消化器症状は少し様子を見るだけでも状態が悪くなってしまう怖い症状です。

進行すると脱水を引き起こし入院が必要になります。

 

消化器症状での1回の入院にかかる治療費は平均値で56,087円です。

状態が悪ければこれ以上かかることもあります。

治療内容は犬の状態により変わるため金額も変動します。

 

犬の状態が急変することもあるため治療の説明を受ける前に処置が行われるケースもあります。

消化器症状は命に関わる状態に陥る可能性もあるため様子を見るのではなく早めに動物病院を受診しましょう。

 

犬パルボウイルス感染症にならないための予防法とは?

犬パルボウイルス感染症は感染力が強いためできるだけ感染しないようにすることが大切です。

ここでは「犬パルボウイルス感染症にならないための予防法」について解説します。

 

混合ワクチンの接種

犬パルボウイルス感染症にならないための予防法として「混合ワクチンの接種」がおすすめです。

ワクチン接種は100%感染を防ぐことはできません。

しかし感染しにくくすることや感染したときに症状が軽く済ませることができます。

 

さらに他の感染症も予防することができます

犬パルボウイルス感染症以外にも死に至る可能性の高い病気を防ぐことが可能です。

 

混合ワクチンは日本にある病気を予防する注射です。

予防接種についてはかかりつけの動物病院で相談してみることをおすすめします。

免疫力を上げる

犬パルボウイルス感染症にならないための予防法として「免疫力を上げること」がおすすめです。

免疫力は感染症以外にも他の病気にかかりにくくしてくれます。

 

免疫力を上げる方法としては

・栄養バランスの良い食事を与える
・腸内環境を整える
・ストレス解消
・十分な運動
・適切な室温・湿度を保つ
などがあげられます。
他にも病気の早期発見のために「定期的な健康診断」もおすすめです。

犬が多く集まる場所を避ける

犬パルボウイルス感染症にならないための予防法として「犬が多く集まる場所を避けること」がおすすめです。

・トリミングサロン
・ペットショップ
・ドッグラン
・ドッグカフェ

などは犬が多く集まる傾向があります。

子犬のときや免疫力が低下しているときは避けることをおすすめします。

 

早めに動物病院を受診する

犬パルボウイルス感染症の予防ではありませんが健康に過ごすためにも「早めに動物病院を受診する」ことがおすすめです。

どんな病気も治療が遅れると完治までの時間もかかり治療費も高額になってしまいます。

さらに犬へのダメージも大きくなるため早めに治療を受けることがおすすめです。

見た目ではわからない病気を早く見つけるためには「定期的な健康診断」を受けて病気を予防していきましょう。

 

よくある質問

感染後完治はする?後遺症はある?

犬パルボウイルス感染症が治るかどうかは犬の体力や免疫力次第です。後遺症も心筋症が残る可能性があります。症状の出方は犬により異なります。そのため、治療後もしっかり状態を確認していきましょう。

パルボウイルス感染症は再発することはある?

犬パルボウイルスに感染すると免疫が作られるため感染しにくくなります。しかし100%感染しないわけではないため免疫力が低いときには犬同士の接触に注意しましょう。

ペット保険は必要?

ペットには公的な保険制度がありません。そのため治療費の自己負担額は100%です。

もしもの時に、お金を気にせずペットの治療に専念できるよう健康なうちにペット保険に加入することをおすすめします。

また、病気になった後では加入を断られる可能性があります。

ペット保険比較表や記事を活用するのがおすすめ!

ペット保険比較アドバイザーでは、ペットに合った保険の選び方やペットの健康に関するお役立ち記事を公開しております。

記事と合わせて比較表も活用することで、ペットと飼い主様に合った保険を選ぶことができます。

また、保険会社のデメリット等も理解できるので、後悔しないペット保険選びができます。

ペット保険への加入を検討されている方はぜひご活用ください。

【犬のパルボウイルスとはどんな病気?治療について】まとめ

今回、ペット保険比較アドバイザーでは

・犬パルボウイルス感染症について
・犬パルボウイルス感染症の症状や治療について
・犬パルボウイルス感染症を予防する方法
について解説してきました。
犬パルボウイルス感染症は「犬パルボウイルス」が原因で引き起こされる病気です。
子犬の時期に感染すると下痢や嘔吐などの消化器症状がみられます。
重篤な状態に陥ることも多いためできるだけ早く治療することが望ましいです。
ペット保険比較アドバイザーではペット保険に関する記事も掲載しておりますので、ぜひご活用ください。

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