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ペット保険の必要性を解説!いらない人についても解説!

2023年8月24日

ペット保険 比較

 
ペット保険の必要性を解説!いらない人についても解説!サムネイル
ペット保険が必要な人は貯金が約150万用意できていない人です。逆に用意できているのであれば加入は不要かもしれません。ペット保険に加入することで治療の選択肢が広がることもあります。
ペットを飼育した時に迷うのがペット保険の加入についてです。
ペットショップで迎え入れた時に、ペット保険の加入を進められることもありますが、「加入したけれど一度も使用しなかった」「健康だからいらない」という方もいます。
では本当に、ペット保険はいらないものなのでしょうか。
今回はペット保険の必要性について詳しく解説します。

この記事では

・ペット保険のメリット・デメリット
・ペット保険の必要性
・ペット保険の賢い選び方
について解説します。
最後までお読みいただければ、「ペット保険の必要性ついて」「ペット保険の選び方」についてわかるようになっていますので、ぜひ最後までお読みください。


 

ペット保険とは

ペット保険とは、ペットが動物病院を受診した時にかかる医療費を何割か補償してくれる保険のことです。
そのため、ペット保険に加入していなければ、動物病院でかかった医療費は全額自分で支払わなければいけません
動物病院では診察料だけでも1,000~2,000円程度かかり、血液検査やレントゲン検査などを行うと一万円を超えてしまうこともあります。
さらに、動物病院はクレジットカードが使用できない場所も多く、現金を多めに持っていなければいけません。
ペット保険に加入することで、医療費の何割かを保険会社が負担してくれます
何割を負担するかはペット保険によってかわります。50%補償、70%補償などがあり、補償の割合により保険料も変わってきます

補償対象にならない治療

ペット保険はすべて対象になるわけではなく、基本的に「予防目的の検査や健康診断」「出産や妊娠に関わる費用」「既往症(保険加入前加入前にかかっている病気)」は補償の対象外となります。

 

他にも「マイクロチップ挿入」「トリミング」「健康診断」などの健康体への処置も補償の対象外です。

ペット保険の補償対象外の一例

・予防目的の検査や健康診断
・予防接種やワクチン費用、またそれらで防げる病気(狂犬病やフィラリア等)
・去勢や妊娠に関わる費用
・歯石除去等の歯科治療
・保険加入前に発見されている病気(既往症や先天性・遺伝性疾患)

上記以外にも、ペット保険によっては、パテラ(膝蓋骨脱臼)、歯周病などのかかりやすい病気も補償の対象外となっているケースもあります。

ペット保険によって細かい決まりは異なりますので、ペット保険に加入する前に調べておくことが大切です。

 

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ペット保険はいらない?加入するメリット

・自己負担額を抑えられるので、結果高度医療の選択肢も増える
・損害補償や獣医師相談サービスの付帯サービスが利用できる

ペット保険に加入するメリットとして、自己負担を抑えることができます。

さらに、ペットに高額医療が必要になった時にペット保険を利用することで高度医療を受けるという選択肢も増えます

ペットの高度医療は医療費が高いため、治療を諦める飼い主さんも多くいます。

 

高額医療だけでなく、完治することのない病気を患ってしまうと毎月薬代がかかります。薬は安価なものもあれば高額な薬代を払うケースもあります。

そんな時にもペット保険は活用することができ、医療費の負担を軽減してくれます

 

他にも、損害補償や獣医師相談サービスの付帯サービスを利用できるペット保険もあります。

ペットが他のペット、人に危害を加えた時や物を壊してしまった時などに補償をしてくれます。

子犬の頃は物を壊すことも多く、遊びに来た方の荷物や靴などを壊してしまったなんてことも多くあります。いざという時にペット保険は活用することができます。

 

さらに、獣医師相談サービスでは、動物病院を受診するべきなのか迷った時に相談できます。

獣医師に相談することで、様子を見るべきなのか、動物病院に行くべきなのか判断することができます。

 

ペット保険はペットが健康的に生きていくためのサポートをしてくれます。

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ペット保険はいらない?加入するデメリット

・月々の保険料がかかる(高齢時には注意)
健康状態や新規加入年齢によっては加入できない
ペット保険に加入するデメリットとして月々の保険料がかかることです。
保険料は「ペットの種類」「年齢」などによって金額が変わります。そのため、年齢を重ねるごとに金額もあがります。
そのため、子犬の頃は負担に感じていなくても、年々負担が大きくなります。
さらに、健康状態や新規加入年齢によっては加入することができません
ペット保険の加入時には「ペットの健康状態」「既往歴」などを告知し審査を通します。持病がある場合や体調があまり良くない場合は加入できません
ペット保険の告知については下記の記事でも詳しく解説していますのでぜひ参考にしてください
さらに、加入していても保険を上限近くまで利用することや利用回数が多いと、来年度の契約ができないケースもあります。
新規加入年齢はペット保険により異なります。0~10歳程度が一般的ですが、10歳では加入できないペット保険もあるため、気になるペット保険がある場合は早めに調べておくことが大切です。

補償割合・補償制限と保険料のバランスが大事

ペット保険に加入する時は

・補償割合
・補償制限
・保険料

のバランスが大切です。

補償割合

補償割合はペット保険が負担してくれる割合のことです。割合に応じた金額の保険金が支払われます

ペット保険は50%補償、70%補償の保険が多くあります。

中には90%補償の保険もありますが、補償の割合が高ければ医療費の負担も軽減することができます。

ただ、補償の割合が大きくなるほど、保険料も高くなる傾向があります。

 

補償制限

ペット保険にもよりますが、保険内容により補償制限があるケースもあります。

補償制限とは「一日当たり○万円まで」「補償回数は○回まで」などと決められていることです。

 

「一日当たり」の上限が決められている場合、医療費がそれ以上にかかってしまった時には自己負担でカバーしなければいけません。

補償制限があるため、高額な手術の時にカバーしきれず、高額な医療費がかかってしまうケースもあります。

 

保険料

保険料を決定づけるものは「補償割合」「免責金額」です。

保証割合が高ければ高いほど保険料は高く、免責金額が高ければ高いほど保険料は安くなります

 

免責金額とは、飼い主さんが支払わなければいけない金額のことで、

例えば、補償割合70% 免責金額7,000円 診療費10,000円 の場合
保険金額 = (診療費10,000円 × 補償割合70%) – 免責金額7,000円 = 0円

ペット保険全てに免責金額が設定されているわけではありませんが、設定されている金額が高ければ高いほど保険料は安くなります。

ただ、診療費が安いとペット保険を利用できずに契約終了となる可能性もあります。

 

他にも保険料を決めるポイントとして、保険内容があります。

ペット保険を、「通院・手術・入院を補償するフルカバー型」にするか「入院・手術の補償に特化」させるかでも保険料変わります。

 

特にフルカバー型のペット保険は幅広い補償を受けることができるため保険料は高めになります。

特化型のペット保険は保険料は安くなりますが、補償内容は狭まります。

 

さらに「ペットの種類・大きさ」でも保険料は変わります。ペットの種類や大きさは、体が大きくなれば保険料も高くなります。

さらに、年齢を重ねるごとに病気のリスクも高まっていくため、保険料も高くなっていきます。

ペット保険の選び方については下記でも説明いたします。

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ペット保険はいらない?必要性ってあるの?

ペット保険はペットにもしものことがあった時には活用できますが、健康状態であれば特に必要ないように感じてしまうものです。
しかし、ペット保険は健康状態に問題がある場合は加入することができないため、もしものことがあってからでは遅いです。
その時に備えるためにペット保険に加入することがおすすめですが、必要性はあるのでしょうか。
ここでは、ペット保険の必要性についてご紹介します。

犬・猫の平均寿命の推移

犬・猫の平均寿命は年々長くなっていく傾向があります。

2021年の犬・猫の平均寿命は犬は14歳を超え、猫も15歳を超える結果となっています。

犬の平均寿命は、体が小さい犬種ほど長い傾向があります。

 

犬・猫の平均寿命が長くなった要因には、日本の獣医療の進展や飼い主さんのペットへの医療意識の向上などが挙げられます。

以前は治すことができなかった病気でも「特効薬が見つかる」「症状を緩和させる」ことができるようになりました。

さらに、飼い主さんの医療意識の向上やペットの健康を考えて「健康診断」や「ペットドッグ」などを受診する方も増加傾向です。

獣医療従事者や飼い主さんの様々な努力により犬・猫の平均寿命は長くなっています。

 

犬・猫の生涯平均治療費

犬・猫の平均寿命が伸びていくと同時に「生涯平均治療費」も高くなっていきます

犬の場合

「年齢別一か月で動物病院にかかる平均費用」

犬0-6歳 犬7-12歳 犬13歳以上
7,136円 7,800円 9,801円

出典:日本獣医師会「家庭飼育動物(犬・猫)の飼育者意識調査(平成27年度)」

となります。

やはり年齢を重ねるごとに治療費も上がる傾向にあります。

ただ、0歳でも7,000円を超える治療費が毎月かかっています

平均費用を一年に換算すると、

犬0-6歳 犬7-12歳 犬13歳以上
85,632円 101,400円 117,612円

となります。

一歳でも平均すると毎年85,632円かかる計算になります。

他の食費や消耗品代を含めると犬にかかる生涯必要経費は200万円を超えます

 

さらに、手術が必要な病気を患ってしまうと、これを超えることもあります。

ヘルニアの手術で100万を超える医療費を請求されたという話もあるほど、動物病院の治療費は高額になります

手術をしなくても、一生涯薬を飲まなければいけない病気になってしまう可能性もあります

 

犬種別病気が完治するまでの平均費用では、

超小型犬 小型犬 中型犬 大型犬
58,046円 66,533円 59,386円 74,839円

となっています。

大型犬になるほど、体の大きさが大きいため薬の量も増えるため、完治までの医療費は高額になります

さらに、こまかく年齢別にみると、

1万円満未満 2-5万円未満 5-10万円未満 10-20万円未満 20-30万円未満 30-40万円未満 一度も病気にかかっていない
犬0-6歳 21.0% 28.4% 10.7% 4.0% 2.0% 2.9% 21.8%
犬7-12歳 17.5% 27.1% 12.6% 10.1% 2.5% 5.8% 11.4%
犬13歳以上 13.3% 22.4% 14.4% 12.0% 5.8% 6.1% 9.6%

となります。

やはり年齢が高くなればなるほど、10万円以上の治療費がかかっている割合も高くなります

どの年代でも20%以上の方に一万円以上の治療費がかかっていることがわかります。

 

まとめると、

・犬の平均寿命は14歳を超える
・一ヶ月にかかる平均治療費は7,136円~9,801円
一年間にかかる平均治療費は85,632円~117,612円 ※年齢により異なる
病気が完治するまで平均費用は58,046円~74,839円 ※犬種により異なる

となります。

病気になってしまうと、病気が完治するまででもこれほどの金額がかかってしまいます。

今は健康でも病気になってしまうと「高額な医療費」がかかってしまうことは頭に入れておきましょう。

 

猫の場合

「年齢別一か月で動物病院にかかる平均費用」は下記の通りとなっています。

猫0-6歳 猫7-12歳 猫13歳以上
6,779円 6,467円 7,991円

出典:日本獣医師会「家庭飼育動物(犬・猫)の飼育者意識調査(平成27年度)」

 

猫も犬と同じく年齢を重ねるごとに治療費も上がる傾向にあります。

どの年齢でも7,000~8,000円の金額が毎月かかります。

平均費用を一年に換算すると、下記の通りです。

猫0-6歳 猫7-12歳 猫13歳以上
81,348円 77,604円 95,892円

 

一歳でも平均すると毎年81,348円かかる計算になります。

他の食費や消耗品代を含めると猫にかかる生涯必要経費は150万円を超えます

さらに、手術が必要な病気を患ってしまうと、これを超えることもあります。

猫は腎不全や泌尿器疾患を患うことが多く、長期的に治療を行わなければいけないこともあります。

 

年齢別病気が完治するまでの平均費用では、

1万円満未満 2-5万円未満 5-10万円未満 10-20万円未満 20-30万円未満 30-40万円未満 一度も病気にかかっていない
猫0-6歳 23.3% 21.2% 10.5% 4.1% 0.9% 3.7% 24.9%
猫7-12歳 22.8% 22.6% 10.6% 8.8% 1.6% 3.6% 15.6%
猫13歳以上 17.1% 27.0% 10.8% 10.0% 2.3% 5.1% 10.8%

となっています。

13歳以上では病気が完治するまでに10万円以上かかった割合が17.4%となっており、約6人に1人は10万円以上の治療費がかかっているということになります。

 

まとめると、

・猫の平均寿命は15歳を超える
・一ヶ月にかかる平均治療費は6,779円~7,991円
一年間にかかる平均治療費は81,348円~95,892円 ※年齢により異なる

となります。

猫は犬と比べると、一ヶ月にかかる治療費は低い傾向があります。

ただ、一年で8万円~10万円かかり、病気の場合完治までに10万超えの治療費がかかる可能性もあります。

 

日本におけるペットの飼育数と、ペット保険の加入率

ペットの飼育数

日本におけるペットの飼育数は下記の通りです。

合計
2021年 約710万 約890万 約1,605万

 

犬の飼育頭数は約710万頭で、猫のほうが約180万頭多くなっています。

ペットブームが少し落ち着き全体的にペットの飼育頭数は減少傾向にあります。

 

ペット保険の加入率

ペット保険の加入率は9.1%程度にとどまっています。

理由として、日本でペット保険が普及したのは1995年です。まだ日本に知れ渡っていないため、ペット保険率が低くなっています。

ペット保険を初めて普及したスウェーデンでは加入率は50%を超えています

日本では、ペット保険の知名度がまだ低いためかもしれません。

 

犬・猫の疾患請求割合と治療費目安

ペットが健康である場合動物病院に通うことも少ないため、治療にどれだけの医療費がかかるのか、想像するのは難しいですよね。

ここでは、犬・猫の疾患請求割合と治療費目安についてご紹介します。

 

【犬の場合】疾患請求割合と、治療費の目安

疾患請求割合

犬の保険金請求が多い傷病ランキング(総合)は、

順位 傷病名
1位 皮膚炎
2位 外耳炎
3位 胃腸炎
4位 下痢
5位 腫瘍
6位 異物誤飲
7位 心臓病
8位 歯周病
9位 骨折
10位 嘔吐

引用:ペットの保険金が請求が多い傷病のランキング2020

となっています。

保険金請求が多い傷病ランキング(総合)には「皮膚炎」「外耳炎」「胃腸炎」「下痢」にならび「腫瘍」がランクインします。

「皮膚炎」「外耳炎」「胃腸炎」や「下痢」は犬がかかりやすい病気にもあげられます。

免疫力が低下している時などに引き起こしやすい病気です。これらの病気は早く治療を行うことで完治につなげることができます。

「腫瘍」「異物誤飲」「歯周病」「骨折」などの病気は手術が必要になることもある傷病です。

手術費も高額になりやすい傾向があります。

治療費の目安

保険金請求が多い傷病ランキング(手術)として、

順位 傷病名 (参考)診療費
1位 腫瘍 90400円
2位 歯周病 97300円
3位 骨折 308700円
4位 異物誤飲 77760円
5位 膝蓋骨脱臼 254000円

引用:ペットの保険金が請求が多い傷病のランキング2020

となります。

保険請求金額が多い傷病として「腫瘍」「歯周病」「骨折」「異物誤飲」などです。

「腫瘍」「歯周病」は特に高齢期に多い傷病で、手術が必要になることもあります。

ペット保険に入っていなければ全額支払わなければいけなくなるため、経済的負担が大きくなります。

「骨折」「異物誤飲」は高齢期だけでなく、幼齢期にも多く見られる傷病です。

 

また膝蓋骨脱臼(パテラ)はトイプードル等の人気犬種・小型犬で多く発症し、治療費も高額になりやすいです。

 

ペット保険に加入することでこれらの負担を軽減することができるようになります。

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【猫の場合】疾患請求割合と、治療費の目安

疾患請求割合

猫の保険金請求が多い傷病ランキング(総合)は、

順位 傷病名
1位 下痢
2位 皮膚炎
3位 腎臓病
4位 膀胱炎
5位 異物誤飲
6位 胃腸炎
7位 心臓病
8位 結膜炎
9位 嘔吐
10位 尿石症

引用:ペットの保険金が請求が多い傷病のランキング2020

となっています。

保険金請求が多い傷病ランキング(総合)には「皮膚炎」「外耳炎」「腎臓病」「膀胱炎」にならび「異物誤飲」がランクインします。

「皮膚炎」「外耳炎」「腎臓病」「膀胱炎」は猫がかかりやすい病気にもあげられます。

「皮膚炎」「外耳炎」「膀胱炎」免疫力が低下している時などに引き起こしやすい病気です。これらの病気は早く治療を行うことで完治につなげることができます。

「腎臓病」は高齢期に入ると多くの猫が患う疾患です。

さらに、長期的な治療を行うため高額な治療費がかかります

 

治療費の目安

保険金請求が多い傷病ランキング(手術)として、

順位 傷病名 (参考)診療費
1位 異物誤飲 220800円
2位 腫瘍 90400円
3位 歯周病 97300円
4位 尿石症 127800円
5位 骨折 308700円

引用:ペットの保険金が請求が多い傷病のランキング2020

となります。

保険請求金額が多い傷病として「異物誤飲」「腫瘍」「歯周病」「尿石症」などです。

「腫瘍」「歯周病」は特に高齢期に多い傷病で、手術が必要になることもあります。

腫瘍は手術をしない場合もありますが、通院で治療を行うことがあるため治療費もかなり高額になります。

「骨折」「異物誤飲」は高齢期だけでなく、幼齢期にも多く見られる傷病です。

 

犬同様、ペット保険に加入することでこれらの負担を軽減することができるようになります。

 

迷ったら最短4ステップで!ペット保険の選び方と比較ポイント

ペットが健康のまま生活している姿を見ると「ペット保険は必要なのか?」と感じることもあるでしょう。

ただペットの治療費は0歳でもかなり高額になります。さらに、手術をするとなると、10万円近くの治療費がかかります。

動物病院では基本的に現金払いが多く、高額な治療費を一度に払わなければいけなくなります

 

ペット保険に加入することで、高額な治療費を抑えること可能になります。

ただ、ペット保険はたくさんの種類があるため、選ぶ時に悩んでしまいます。

ここでは、ット保険の選び方や比較ポイントをご紹介します。

詳しくは下記の記事でも詳しく解説していますのでぜひ参考にしてください。

ペット保険の賢い選び方を解説

では実際にはどうやってペット保険を選んでいけばよいのでしょうか。

ここではペット保険比較アドバイザーでおすすめの「ペット保険の選び方」を紹介します。

5ステップでできますので、ぜひ一度お試しください。

選び方①:補償割合と補償限度額を理解する
選び方②:タイプAとBを選ぶ
選び方③:候補を絞る
選び方④:候補の中で比較する
選び方⑤:デメリットを理解して申し込む

選び方①:補償割合と補償限度額の理解から

まずはペット保険の仕組みや制度を理解しましょう。

しっかり理解することで、自分にあっているかの判断もしやすくなります。

 

補償割合とは

補償割合とは「治療費のうち、保険会社が負担してくれる割合」を指します。

保険会社や保険商品、プランによって異なりますが、「50%」「70%」を補償割合としていることが一般的です。

ヒトの健康保険制度では、補償割合が70%、自己負担が30%ですので「補償割合が70%」のほうがイメージしやすいかもしれません。

中には補償割合を「100パーセント」としているペット保険商品もありますが、補償割合が高くなればなるほど、飼い主様が支払う保険料も高くなります。

例えば治療費が30000円の場合、補償される金額は補償割合によって下記のように変化します。

治療費;30000円 補償割合50% 補償割合70%
補償金額

(保険会社が負担する金額)

15000円 21000円
自己負担額 15000円 9000円

補償割合が高ければ高いほど、治療費がかかった場合は経済的負担が減り、助かることになります。

しかし、その分支払う保険料も高くなることは覚えておきましょう。

 

補償限度額とは

補償限度額とは年間で「保険会社が負担してくれる限度金額」になります。保険期間中に補償限度額を超えてしまった場合、それ以上は支払われません。

ペット保険ではこの補償限度額の設定の仕方が大きく分けて2種類あります。

タイプA
支払合計金額=補償限度額
タイプB
入院・通院・手術等、治療目的別に「限度回数(日数)」と「一日あたりの限度金額」を設けており、
それぞれの合計金額=補償金額

文字だけで説明してもわかりづらいかと思いますので、実際の数値を使って説明します。

タイプA
支払合計額=年間補償限度額

限度回数(日数) 限度金額(一日/回当たり) 補償限度額
通院 無制限 70万円
入院
手術

 

タイプB
入院・通院・手術等、治療目的別に「限度回数(日数)」と「一日あたりの限度金額」を設けており、
それぞれの合計金額=補償限度金額

限度回数(日数) 限度金額(一日/回当たり) 補償限度額
通院 22日 15000円 33万円
入院 20日 20000円 40万円
手術 2回 15万円 30万円
補償限度額 103万円

 

保障限度額だけでいえばタイプAは70万円、タイプBは103万円ですので、タイプBのほうがお得なように感じるでしょう。

しかし実際に受け取れる保険金を計算すると、それぞれに受け取れる金額にも差がでます。

また、タイプAには「免責金額」が設定されていることが多く、免責金額によっても受け取れる金額にも差がでます。

免責金額とは?
実際に病気や事故で治療費が発生した場合に、
契約者様が必ず支払う最低限の金額になります。
免責金額が設定されていると、受け取れる保険金にも差が生じます。【例】
治療費:1万円
補償割合:70%
免責金額:3000円
保険金:(10000円-3000円)×0.7=4900円
自己負担額:5100円「一回の支払いは大したことないが、何回も通院をしなければならない治療」では、
免責金額が飼い主様の大きな負担となってしまう場合があります。

 

タイプAタイプBを知ろう!受け取れる保険金の違い

上記でお伝えした通り、タイプAとタイプBでは受け取れる保険金の金額に差が出ます。

具体的には治療費の内約によって受け取れる保険金が変わります。

 

今回ペット保険アドバイザーでは2つの治療を例に、実際の保険金受取を検証していきます。

 

治療費例①遺物誤飲による胃腸炎のケース

治療費合計:201.000円
手術(1回) 64,000円
入院(1日)    10.000円
通院(14日間)127,000円

タイプA

タイプB

補償割合による補償金額 201,000×0.7=140,700円
免責金額 3000円 なし
補償限度額 年間70万円 年間110万円
支払限度額 通院 1日あたり 回数制限なし
補償限度額の範囲に限る
2万円
限度日数 20日
入院 1日あたり 2万円
限度日数 20日
手術 1日あたり 150000円
限度回数 2回
支払保険金の額 957,000円 140,700円
自己負担額 105,300円 60,300円

この例では、タイプBのほうが受け取れる保険金の額が大きいです。

一方タイプAは、免責金額がネックとなり、想像よりも受け取れる保険金額は少ないのではないでしょうか。

治療費例②パテラ(膝蓋骨脱臼)

治療費合計:408,000円
手術(1回)   350,000円
入院(4日)     40.000円
通院(2回)  18,000円

タイプA

タイプB

補償割合による補償金額 408,000×0.7=285,600円
免責金額 3000円 なし
補償限度額 年間70万円 年間110万円
支払限度額 通院 1日 回数制限なし
補償限度額の範囲に限る
2万円
限度日数 20日
入院 1日 2万円
限度日数 20日
手術 1日 150000円
限度回数 2回
支払保険金の額 273,000円 190,600円
自己負担額 135,000円 217,400円

この例では、タイプAのほうが受け取れる保険金額が多いです。

一方タイプBでは、手術の一回当たり制限金額がネックとなり、、想像よりも受け取れる保険金額は少ないのではないでしょうか。

 

選び方②:ペット保険は2種類!メリット・デメリットを理解して選ぼう

「補償割合」や「補償限度額」については理解できましたでしょうか。

またペット保険には「タイプA」と「タイプB」2種類の保険があることも理解できましたでしょうか。

それぞれのメリットデメリットを比較して、「自分はどんな場合にペット保険で備えたいのか」しっかり確認し、どちらが自分にあっているか選びましょう。


メリット


タイプA
・補償に対して日数や回数の上限が無い
・手術等で治療費が高額になっても、自己負担が少なくなるケースが多い

タイプB
・補償限度額がタイプAに比べると多い
・治療費が少額で回数の多い場合、自己負担額が少なくなるケースが多い

デメリット


タイプA
・補償限度額はタイプBに比べて低い
・治療費が少額で回数の多い治療の場合、免責金額の有無で自己負担額が重くなる
タイプB
・補償に細かい制限回数や金額がある
・治療形態ごとに制限金額や日回数があるため、治療費が高額な場合、受け取れる保険金が少ないことがある
【タイプA】
治療費が高額になりがち、特に20万円以上の手術や入院が必要な傷病に備えたい人に向いている

【タイプB】
風邪や小さなケガなど、「発生確率が高いが一回の治療費は比較的安い傷病」に備えたい人向き
タイプAのプランを販売している保険会社は「ペット&ファミリー」や「いぬとねこの保険(日本ペット少額短期保険)」があげられます。
一方タイプBを販売している保険会社は「アニコム」「アイペット」「楽天ペット保険」「PS保険」「SBIプリズムコール」などがあげられます。

選び方③:候補を絞る

「タイプA」と「タイプB」のメリット・デメリットを理解し、自分に合ったペット保険はどっちか決めれましたか?しかし、まだまだ絞り切れていない方も多いのではないでしょうか。

 

更なる候補の絞り方を説明いたします。

・「通院を含めたフルカバー型」or「手術・入院特化型」で絞る
・「かかりやすい病気をカバーしているか」で絞る
・請求方法(窓口精算・オンライン請求・郵送)で絞る
・保険料(※高齢時の保険料に注意)で絞る
・補償割合(50・70・90・100%)で絞る

「かかりやすい病気」に関してはもちろん犬猫によっても異なりますし、犬種・猫種によっても変わります。

例えばパテラは小型犬に多く、パテラを補償することを宣伝文句にしている保険会社も多いですが、猫にとってはあまり重要ではありません。

 

補償割合を下げれば、当然支払う保険料も下がりますので、プランの補償割合を下げることによって自分にあった保険料にすることができます。

ただし、保険料だけで加入するペット保険を決めてしまうのはおすすめしません。

補償内容をよく確認せずに、安値に安いからという理由だけで決めてしまうと、後にトラブルも起きやすいので絶対にしないようにしましょう。

 

選び方④:候補の中で比較する

ここまでくれば、2~3社に絞れたのではないでしょうか。

ここからは、保険会社を一つに絞るため、そして加入後に後悔しないおススメの選び方を紹介します。

ペット保険のプロは特に下記に注意します。上記の「ペット保険の候補の絞り方」の内容とも若干被りますが、再度確認してほしいことでもありますのでぜひもう一度確認しましょう!

①かかりやすい病気は補償されるか
②高齢時の保険料の確認(特に12-15歳時の保険料)
③更新時の対応
④免責金額の有無
特に③番については「終身でペット保険を使えるか」という観点で大事になります。
詳しくは割愛しますが、ペット保険は通常一年間の保険期間となっており、毎年契約を更新する形で終身の補償となります。
契約を更新した際に、「前年にかかった病気は補償の対象外」となってしまうようなペット保険があるのが今のペット保険です。
また別の保険会社に乗り換えようとしても、再度加入審査があるので補償に制限がかかったり、最悪断られてしまう可能性もあります。
しかし中には「前年度の病気やケガを理由に条件をつけたり、継続を断らない」と明記しているペット保険も多くあります。
更新時の対応についても一度比較しましょう。
詳しくは下記の記事でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください!

選び方⑤:デメリットを理解して申し込む

どんなペット保険にもメリットがあればデメリットもあります。

どれだけ補償内容が充実していても、代わりに保険料が高かったりとメリットデメリットは表裏のようなものです。

最後は選んだペット保険のデメリットを確認して加入しましょう。

といっても、保険会社のHPやパンフレットに商品のデメリットを載せているところはありません。

ペット保険比較アドバイザーでは「各保険会社のデメリットや注意点」「口コミを交えた評判」記事を作成しておりますので、気になる方はぜひ参考にしてください。

デメリットについて納得できるようであれば、そのまま加入することをおススメします。

まとめ:賢いペット保険の選び方

賢いペット保険の選び方は5ステップです!

まとめると

①「補償割合」と「補償限度額」を理解する
②「タイプA」「タイプB」どちらかのペット保険を選ぶ
③候補を絞る
④候補の中で比較する
⑤デメリットを理解して加入する

という順番で選べば、後悔しないペット保険の選び方にもつながるでしょう。ぜひ一度ご自身で検討なさってください。

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よくある質問

ペット保険はいつ加入するのがいい?

遅くとも8歳までには検討し、加入するのをおすすめします。理由としては多くの保険会社が8~12歳程度で新規加入年齢制限を設定してるからです。「検討できる選択肢が増える」のももちろん、8歳であれば人間の40~50代程度にもなりまうので「医療費がかさみだす頃」というのも理由の一つです。
また、既に病気になっており、それからペット保険に加入しようとした場合、加入を断られるか、加入できたとしても何かしらの条件が付く可能性が高いです。子犬の頃は健康だからあまり必要ないと感じる方もいますが、健康な子犬であっても異物誤飲などを引き起こしやすい時期です。「健康でなければ加入できない・条件が付く」「健康な子犬であっても子犬が故に事故やケガが多い」という意味でなるべく早くの加入をおすすめします。

ペット保険全く使用しないけど解約してもいい?

ペット保険はできれば継続して加入しておくことがおすすめです。今は健康でペット保険を必要としない方もいますが、解約してしまった後は治療費がかかってもすべて自己負担をなります。ペット保険は、もしもの時に備えるものです。加入していても健康で過ごせるケースもいます。ただ、解約後にペット病気になってしまい後悔している方も中にはいます。ペット保険に加入することで、医療の選択肢を広げることも可能となります。今一度メリットとデメリットを踏まえて検討することをおすすめします

ペット保険比較表や記事を活用するのがおすすめ!

ペット保険比較アドバイザーでは、ペットに合った保険の選び方やペットの健康に関するお役立ち記事を公開しております。

記事と合わせて比較表も活用することで、ペットと飼い主様に合った保険を選ぶことができます。

また、保険会社のデメリット等も理解できるので、後悔しないペット保険選びができます。

ペット保険への加入をどうするか検討されている方はぜひご活用ください。

 

 

補足:先天性疾患が発症する前に!遅くとも7.8歳までには加入しよう

ペット保険は、加入する前に発症している先天性疾患や既に発症している病気や疾患は補償の対象外となります。

そのため、病気になってから保険に加入しようとしても、肝心のその病気の治療費は補償の対象外になってしまいます。

また、加入後に発見できた病気であっても先天性疾患を補償の対象外としているペット保険や、慢性疾患にかかると更新できない保険もあります。

また一般的にペット保険では8~12歳で新規加入年齢を設定していることがほとんどです。早いところでは7歳で新規加入を締め切るペット保険もあります。

「健康なうちに加入しないと意味がない」「また年齢制限に引っかからないから保険の選択肢が広がる」という意味で遅くとも7~8歳までにはペット保険の加入、少なくとも検討をすることをおすすめします。

補足ですが、アニコムやプリズムコールではシニア向けのペット保険商品もあります。

高齢・シニア向けのペット保険については下記の記事でも解説していますのでぜひ参考にしてください。

 

【ペット保険の必要性】まとめ

今回、ペット保険比較アドバイザーでは

・ペット保険のメリット・デメリット
・ペット保険の必要性
・ペット保険の賢い選び方
について解説してきました。
ペット保険は、ペットが健康な時は必要ないと感じることが多いものです。
加入前は「使わなかったら無駄かな」と感じることもあるかもしれません。
しかし、ペット保険はペットにもしものことが合った時に備えるものです。
ペット保険に加入することで受けられる医療の可能性も広がります。ペットの健康を守るためにもペット保険に加入しておくことがおすすめです。
ペット保険比較アドバイザーではその他保険に関する記事も掲載しておりますので、ぜひご活用ください。