フレンチ・ブルドッグがなりやすい病気は?性格や特徴も踏まえて解説
この記事では
・フレンチ・ブルドッグのなりやすい病気
・フレンチ・ブルドッグにおすすめのペット保険
フレンチ・ブルドッグの特徴
フレンチ・ブルドッグはフレブルと略して呼ばれることもありますが、どんな犬なのでしょうか。
ここでは「フレンチ・ブルドッグの特徴」について解説します。
フレンチ・ブルドッグの歴史
フレンチ・ブルドッグの歴史にはいろんな説があります。
18世紀頃イギリスで飼育されていたイングリッシュ・ブルドッグがフランスに渡りパグやテリアと交配し誕生したと言われています。
フランスではベースになったのはマスティフ系の犬種だとも言われています。
当初は垂れ耳でしたがアメリカ人のブリーダーが改良を行い立ち耳となりました。
フレンチ・ブルドッグのサイズ
体高28~33cm
フレンチ・ブルドッグの被毛
フレンチ・ブルドッグの被毛は
・パイド
・ブリンドル
・クリーム
の4種類になります。
他にも組み合わせによりいろんなバリエーションのカラーの毛色がみられるようになります。
フレンチ・ブルドッグのお手入れ方法
お手入れとしてブラッシングをこまめに行うことがおすすめです。
短い被毛なのでケアが簡単のように思いますが抜け毛が多いためラバーブラシを使って梳かしてあげましょう。
フレンチ・ブルドッグは顔や鼻周りのシワに汚れがたまってしまうことが多いため濡れたタオルで拭いてあげましょう。
「顔周り」「足先」「お腹周り」は皮膚が弱く敏感な場所なのでこまめに状態を確認します。
カットは必要ありませんが定期的にシャンプーをし清潔を保つようにしてあげることをおすすめします。
フレンチブルドッグの寿命
フレンチブルドッグの平均寿命は少し短めです。
定期的に健康診断を受けて病気の早期発見につなげることをおすすめします。
フレンチ・ブルドッグの性格
フレンチ・ブルドッグは比較的体の大きい小型犬です。
ここでは「フレンチ・ブルドッグの性格」について解説します。
フレンチブルドッグのしつけ方法
フレンチ・ブルドッグは愛嬌があり人懐こい性格をしています。
好奇心旺盛でおおらかな性格をしているので小さい子供がいる家庭でもすぐに馴染みます。
賢く自分で考え判断することができる犬種ですが、頑固な面もあるためしつけでは褒めてのばしてあげましょう。
褒めてのばしてあげることでよりしつけを覚えやすくなります。
しつけトレーニングは犬が集中できるように1回10分程度で教えていきましょう。
ストレス
短頭種なので夏さが苦手です。
しかし被毛が短いため寒さに耐えることも難しい犬種です。
そのためフレンチ・ブルドッグを飼育する場合は室温管理されている場所で飼育することが必要です。
フレンチ・ブルドッグのなりやすい病気・ケガ
フレンチ・ブルドッグに皮膚が敏感なので皮膚炎などの病気になりやすいです。
他にもいくつかなりやすい病気やケガがあります。
ここでは「フレンチ・ブルドッグのなりやすい病気・ケガ」について解説します。
皮膚炎
皮膚が敏感なので皮膚炎を引き起こしやすいです。
「痒み」「赤み」「脱毛」「フケ」などの症状がみられます。
皮膚炎は進行すると完治までに時間と費用がかかるため早めに治療を行うことが望ましいです。
また、「涙やけ」「外耳炎」等にもなりやすいのが特徴です。
アニコム損保「家庭どうぶつ白書2019」によると皮膚病の年間平均診療費は約3万円~12万円と算出されています。また、下記に記載ある傷病すべてが犬の請求理由TOP20にランクインしている点も留意する必要があります。
傷病名 | 1頭あたりの平均年間診療費 |
原因未定の外耳炎 | 39,782円 |
原因未定の皮膚炎 | 49,689円 |
膿皮症/細菌性皮膚炎 | 51,986円 |
アレルギー性皮膚炎(抗原特異的) | 96,850円 |
アトピー性皮膚炎 | 123,723円 |
細菌性外耳炎 | 34,432円 |
尿石症(シスチン)
尿石症は尿から石がみられる病気で進行すると「膀胱炎」や「尿路閉塞」を引き起こす可能性もあります。
シスチン尿石症は遺伝性疾患となるため発症する可能性が高い病気です。
難産
フレンチ・ブルドッグは頭が大きいため出産時に難産になる可能性が高いです。
出産前に自然分娩で生まれてくることが難しい場合は帝王切開となります。
短頭種気道症候群
短頭種は呼吸がうまく行えないことがあり、総称として短頭種気道症候群と呼ばれます。
症状として激しいパンティングや呼吸困難などを引き起こします。
よだれや鼻水が多い、いびきがうるさいなどの症状も見られます。
原発性脳腫瘍
脳に腫瘍ができるためふらつきやけいれんなどの神経症状がみられる病気です。
良性腫瘍であれば摘出手術を行いますが、悪性腫瘍の場合は放射線療法、対処療法などが行われます。
第三眼瞼腺脱出(チェリーアイ)
目頭にある第三眼瞼(瞬膜)が飛び出てしまう病気です。
チェリーアイとも呼ばれ、投薬や点眼などにより炎症を抑える内科治療と元の位置に戻す外科治療があります。
食物アレルギー(食物過敏症)
食事の中のアレルゲンに対してアレルギー症状を起こす病気です。
「痒み」や「赤み」「炎症」などを引き起こし、「下痢」や「嘔吐」などの消化器症状がみられることがあります。
治療としてアレルゲンを除去する方法がとられます。
フレンチ・ブルドッグにおすすめの保険は?
ここではフレンチ・ブルドッグに合ったおすすめのペット保険、比較・選び方について解説します。
全てのペット保険で補償の対象外である去勢の費用等の項目は除き、あくまで保険会社・プランで差別化になるポイントに絞って解説します。
他サイトのようなランキング形式ではなく、あくまでフレンチ・ブルドッグ目線で解説していきます。
フレンチ・ブルドッグのペット保険加入の選び方のポイント
・涙やけ
・チェリーアイ
②加入後に発症した先天性、遺伝性疾患が補償されるか
③通院・手術・入院を補償するフルカバー型のペット保険の中でも通院は他社と比較しても手厚いか
④更新の際に「来年度からの傷病や部位補償の対象外」とする可能性がないか
①フレンチ・ブルドッグのなりやすい病気が補償されるか確認
ペット保険は保険会社によって補償する病気や、補償の対象外となる項目が異なります。
中にはフレンチ・ブルドッグがなりやすい涙やけやチェリーアイを補償の対象外としているペット保険も存在します。例えば「日本ペット少額短期保険:いぬとねこの保険」では涙やけもチェリーアイも補償の対象外です。
特に下記の傷病・疾患は保険会社によって補償されるかが異なりますので、必ず保険約款や重要事項説明書を確認することをおすすめします。
また公式HPでも「保険金のお支払いできない事例」の中に記載されていることがほとんどですので必ず確認しましょう。
・チェリーアイ
②加入後に発症した先天性、遺伝性疾患が補償されるか
フレンチ・ブルドッグがなりやすい、シスチン尿石症は先天性、遺伝性の要素が大きい疾患です。
全てのペット保険で加入前に発症している先天性、遺伝性疾患は基本的には補償の対象外となってしまいますが、加入後に発症した先天性、遺伝性疾患を補償するかどうかは保険会社によって異なります。
こちらも併せて公式HP内の「保険金をお支払いできない事例」や保険約款・重要事項説明書を確認しましょう。
せっかく保険に加入するのであれば、フレンチ・ブルドッグのためにもシスチン尿石症に備えができるようにもしましょう。
③通院・手術・入院を補償するフルカバー型のペット保険の中でも通院補償の手厚さを重視するのがおすすめ
フレンチ・ブルドッグがなりやすい病気である「外耳炎」「涙やけ」等はいずれも発症頻度が高く、定期的な通院が求められる病気です。また「原発性脳腫瘍」は数十万円単位の手術費用が求められます。
そのため、フレンチ・ブルドッグには「通院・手術・入院を補償するフルカバー型のペット保険」に加入することがおすすめです。
といっても、フレンチ・ブルドッグは皮膚疾患が多いものの、他の犬種と比べてケガの心配はそこまで高くありません。そのため
を重視することをおすすめします。
一般的にペット保険では補償割合70%のフルカバー型が一番人気ですが、その条件の中で比較すると通院補償は年間20~22日まで、一日につき10,000~15,000円で設定されていることが多いです。
年間にすると最大25万~30万程度まで通院補償してくれます。
④更新の際に「来年度からの傷病や部位補償の対象外」とする可能性がないか
ほとんどのペット保険が一年契約となっており、契約を毎年更新していくことで終身の補償となっています。
つまり、ペット保険に加入すると毎年契約更新の審査があります。
中には「前年度にかかった傷病や慢性疾患」等の、特に治る見込みが少ない、再発の可能性が高い慢性疾患を、更新の際に「来年度から補償の対象外とします。」と条件を付け加えてくる保険会社があります。
もちろん中には「更新の際に条件を付け加えることはありません」といった記載をしているペット保険もあります。
そのため、加入を検討しているペット保険会社の「更新時の対応」についても必ず確認することをおすすめします。
また、ペット保険比較アドバイザーではそういった情報も一つの記事内でまとめていますのでぜひ一度ご確認ください。
フレンチ・ブルドッグにおすすめのペット保険をご紹介!
最後に、今回ペット保険比較アドバイザーではフレンチ・ブルドッグにおすすめのペット保険を2社ご紹介します。
おすすめの理由としては上記で説明したフレンチ・ブルドッグのペット保険の選び方、ポイントや条件をすべて満たしているからです。
一部PS保険は手術の補償金額が1回あたり最大10万円だったり不安な点はありますが、先天性疾患や更新時の対応が他社より優れています。
ただし、細かい補償内容や金額についてはもちろん違いがありますので必ず重要事項説明書や保険約款、パンフレットや公式HPを確認してください。
あくまで参考ですが、保険料重視であればPS保険、補償内容重視であればアニコム(ふぁみりぃ)に加入することをおすすめします。
メリット | デメリット | |
・複数回通院にも強い ・手術は一回当たり最大14万円まで補償(補償割合70%プラン) |
保険料が高い
※健康割増引制度により保険の利用状況によって割増引の適応【可】 |
|
保険料が安い | ・1つの病気に対しての限度額・回数があり (更新時にリセットされない) ・手術は一回当たり最大10万円まで |
弊社の商品の保険期間は1年間ですが、ご契約には「継続契約特約」を適用して引受をさせていただいておりますので、解約等のお申し出がない限り満期後は、原則ご契約は自動的に継続となり、終身ご継続いただけます。
※ご注意
・ご契約者または弊社より別段の意思表示があった場合には、ご契約は継続となりません。
・自動的にご契約が継続とならない場合や、商品改定により保険料、補償内容などが変更となる場合があります。
引用:重要事項説明書
罹患した病気やケガにより保険の更新をお断りしたり、更新時の補償対象外にしたり、保険料を増額にすることはございません。(※保険料の改定などがあった場合、保険料は変わります。)
ケガ、病気の原因が生じた時が保険期間内であれば、皮膚病や外耳炎等の軽度の病気から、ガンや心臓病等の重大な病気まで補償の対象となります。
補償内容やそれぞれのデメリット等がより気になる場合は下記の記事を参考にしてください。
補足:先天性疾患が発症する前に!遅くとも7.8歳までには加入しよう
ペット保険は、加入する前に発症している先天性疾患や既に発症している病気や疾患は補償の対象外となります。
そのため、病気になってから保険に加入しようとしても、肝心のその病気の治療費は補償の対象外になってしまいます。
また、加入後に発見できた病気であっても先天性疾患を補償の対象外としているペット保険や、慢性疾患にかかると更新できない保険もあります。
また一般的にペット保険では8~12歳で新規加入年齢を設定していることがほとんどです。早いところでは7歳で新規加入を締め切るペット保険もあります。
「健康なうちに加入しないと意味がない」「また年齢制限に引っかからないから保険の選択肢が広がる」という意味で遅くとも7~8歳までにはペット保険の加入、少なくとも検討をすることをおすすめします。
補足ですが、アニコムやプリズムコールではシニア向けのペット保険商品もあります。
高齢・シニア向けのペット保険については下記の記事でも解説していますのでぜひ参考にしてください。
よくある質問
フレンチ・ブルドッグがなりやすい病気のランキングは?
犬を飼育することが初めてでもフレンチ・ブルドッグは飼育できる?
ペット保険は必要?
ペットには公的な保険制度がありません。そのため治療費の自己負担額は100%です。
もしもの時に、お金を気にせずペットの治療に専念できるよう健康なうちにペット保険に入ることをおすすめします。
また、病気になった後では加入を断られる可能性があります。
ペット保険比較表や記事を活用するのがおすすめ!
ペット保険比較アドバイザーでは、ペットに合った保険の選び方やペットの健康に関するお役立ち記事を公開しております。
記事と合わせて比較表も活用することで、ペットと飼い主様に合った保険を選ぶことができます。
また、保険会社のデメリット等も理解できるので、後悔しないペット保険選びができます。
ペット保険への加入を検討されている方はぜひご活用ください。
【フレンチ・ブルドッグがなりやすい病気は?性格や特徴も踏まえて解説】まとめ
今回、ペット保険比較アドバイザーでは
・フレンチ・ブルドッグのなりやすい病気
・フレンチ・ブルドッグにおすすめのペット保険