【猫のリンパ腫】治療費用はどれくらい?抗ガン剤費用や治療法も解説
2023年11月8日
アビシニアン, アメリカン・ショートヘア, アメリカンカール, エキゾチックショートヘア, サイベリアン, スコティッシュフォールド, ソマリ, ノルウェージャン・フォレストキャット, ブリティッシュ・ショートヘア, ペルシャ猫, マンチカン, ミックス(雑種), ミヌエット, メインクーン, ラグドール, リンパ腫, ロシアンブルー
この記事では
・猫のリンパ腫の治療と治療費
・猫のリンパ腫を予防するために飼い主のできること
「リンパ腫」とは
リンパ腫とは、白血球の一部であるリンパ球が腫瘍性に増殖するがんの一種です。リンパ球は血管やリンパ管を通って全身を巡っているので、一カ所で発見されると、すでに全身に広がっていることが懸念されます。
猫のリンパ腫の主流は抗がん剤治療ですが、治療の目的は完治を目指すのではなく延命と猫のQOLの低下を防ぐことです。
猫のリンパ腫はどんな病気?
リンパ腫は、猫に発生する腫瘍の三分の一を占め、完治することはない死亡率の高い病気です。リンパ腫という言葉には「悪性」という意味が込められており、良性腫瘍ではありません。
ここで少し、リンパについて説明します。
そもそもリンパの正体は何?
リンパ球は主に骨髄で作られる血液成分の一つです。
・血液の成分 赤血球 白血球 血小板 血漿
・白血球の成分 好中球 リンパ球 単球 好酸球 好塩基球
・リンパ球の成分 B型リンパ球 T型リンパ球 ナチュラルキラー細胞
リンパ球は白血球の成分の一つで免疫機能を担っています。
リンパ球は血液の流れに乗って全身を巡ります。血液は隅々の細胞に栄養を届けるために毛細血管から浸みだし、その後再吸収されますが血管の中に戻れなくなったものがリンパ液(血漿・リンパ球)です。
リンパ液は、血管に沿うように全身に張り巡らされたリンパ管(血管より細く柔らかい)に吸収されるという仕組みになっています。リンパ管にはいくつかのポイント(リンパ節)が存在しており、異物などが侵入すると攻撃をするために近くのリンパ液がリンパ節に集まります。
体の表面を触ってわかりやすい比較的大きなリンパ節は顎(下顎リンパ節)、喉の下・首の付け根あたり(浅頚リンパ節)、脇(腋窩リンパ節)、足の付け根(鼠経リンパ節)、膝(膝窩リンパ節)です。リンパ節が腫れるとコリコリとした動く塊が触れます。
【リンパ節の役割】
・リンパ管内のウイルスや異物をせき止めて戦う~リンパ節が腫れる
・皮膚から入ってきた細菌・リンパ管内にある不要物のろ過
リンパ球は、リンパ節のほかにも胸腺・消化器・皮膚などにも多く存在しています。
リンパ腫は特定のタイプのリンパ球が癌化して増殖し、炎症に関係なくリンパ節が腫れてしこりを作ったり、皮膚や内臓などに病変が生じます。
リンパ腫は、日ごろからリンパ球の集まっているリンパ節・胸腺・消化器・皮膚などに多く見られます。
リンパ腫にはさまざまなタイプがありますが、猫に多いのは消化器型(胃腸に腫瘤ができる)、鼻腔型(鼻の中がリンパ腫の塊で埋め尽くされるタイプ)です。タイプごとに治療法が異なり、多くのバリエーションがあります。
リンパ腫はヒトでは完治できる病気ですが、動物ではまだその域に達していないのが現状です。
猫のリンパ腫の原因は?
リンパ腫に限らず「がん」は遺伝子に傷がつくことで発症しますが、さまざまな要因が関係しています。例えばウイルス感染・放射線や紫外線・ある種の薬剤・ホルモン・炎症性疾患・加齢など、複数の因子が関係しあって発症します。
その中でも猫のリンパ腫の発症に深く関係しているものは
・猫白血病ウイルス(FeLV) 持続感染している猫の20%に発症。発症率はFeLV陰性猫の60倍と言われている
・猫エイズウイルス(FIV) 免疫機能が低下しているため発症しやすい。発症率はFIV陰性猫の5倍
・たばこの副流煙 副流煙を浴びていない猫に対して発症率は2.4倍
これらは発生要因であることが統計的に証明されています。
猫のリンパ腫の症状・治療法は?
猫のリンパ腫は発生部位によって症状や治療法も異なります。
猫のリンパ腫の検査と診断
様子がおかしいと動物病院を受診すると獣医師は「症状を聞いて」「兆候をとらえて」「病気を疑うなら検査」をします。
【猫のリンパ腫・検査】
② 血液検査:治療前に体の状態を調べるため
③ 画像診断:脾臓・肺・腸の様子を調べるために画像診断(レントゲン エコー)など
④(確定診断のための):針生検 組織診
⑤ 画像診断:リンパ腫がどこまで広がっているか 目的にあった方法で画像診断
⑥(抗がん剤副作用チェックのため)血液検査
⑦(治療効果確認のための)画像診断
①~⑤は治療開始前に行う検査です。治療を開始すると⑥⑦を常にチェックしながら治療をすすめていきます。④採取した検体の組織検査をすることで治療の方針を決定します。
組織検査の結果次のようなことが判明します。
・免疫学的分類(T細胞性リンパ腫・B細胞性リンパ腫)
悪性度は低い方が良好で、免疫学的分類ではB細胞性リンパ球の方が一般的には良好とされています。
発生部位によって分けられる
【リンパ腫の発生部位による分類と症状~主なもの】
平均年齢 | 症状 | ||
前縦隔型 | 3-5 | 胸にしこりができる 胸水 嚥下困難 呼吸困難 咳 など | |
消化器型 | 10-12 | 胃や腸にしこりができる 嘔吐 下痢 食欲不振 体重減少 | |
多中心型 | 1-4 | 体の表面のリンパ節が腫れる 元気消失 体重減少 症状ないこともある | |
多
中 心 型 |
腎臓 | 7.5 | 沈鬱 体重減少 多飲多尿 中枢神経系を侵すこともある |
皮膚 | 10-12 | 強い痒み 脱毛 皮膚の硬化 潰瘍 丘疹など | |
鼻腔 | 9-12 | 鼻の中のリンパ節が腫れる 鼻汁 鼻出血 呼吸困難 顔面変形 |
多くのリンパ腫で共通する症状は「体重減少」です。これは「癌悪液質」と言い癌における症状の一つです。
治療法
リンパ腫の治療には化学療法(抗がん剤治療)・外科療法・放射線療法がありますが、リンパ腫は全身性の疾患のため、化学療法が中心です。
一部のリンパ腫では外科療法を行ったり、鼻腔型では放射線療法が選択されます。
猫のリンパ腫を治療する理由は・・・
リンパ腫は全身性の癌で根治はできません。
【治療を始める前に知っておきたいこと】
・多くは半年以内に再発
・再度抗がん剤治療をするが効き目は落ちる
・ステロイドのみを使用して緩和治療をするか
・抗がん剤治療をするか
・治療費は50万円程度かかる
・計画している治療は最後までやる(症状が軽減しても続ける)
・よくなっても(寛解)その期間はわからない
猫のリンパ腫治療
治療法はリンパ腫の種類によって異なります。ここでは最も一般的な治療法例について説明します。
全身性の抗がん剤による治療になりますが、使用する薬の種類や投与頻度などの計画書(マニュアル化されたもの)を「プロトコール」と呼びます。
主な抗がん剤
【ステロイドホルモン(プレドニゾロン)】
【L-アスパラギナーゼ(ロイナーゼ)】
【ドキソルビシン(アドリアシン)】
リンパ腫に対して最も強力な抗がん剤。頻度は高くないが、嘔吐・下痢・白血球減少などがみられる。1時間ほどかけて注射
【ビンクリスチン(オンコビン)】
【サイクロフォスアミド(エンドキサン)】
その他にもいろいろな抗がん剤があり、通常2つ以上の抗がん剤を組み合わせ(多剤併用療法)治療効果をあげます。治療にはいくつかのプロトコールがあります。
最も標準的に使用されているのがウィスコンシン大学(UW-Madison)プロトコールと呼ばれるものです。
治療期間6カ月
はじめの2カ月は毎週、その後の4カ月は2週に1回の治療を行う、ワンクール6カ月のものが多く、その後はリンパ腫の再燃がみられるまで無治療で経過観察をします。
通常は治療終了後3~4カ月で再燃がみられ、治療が再開されます。
リンパ腫治療の流れ
リンパ腫の治療は「導入」「維持」「再導入」「レスキュー」という時期があります。
つまり治療(導入期)をしてよくなる ➡ (維持期)無治療で1カ月に1回状態をチェックしながら過ごす(元気) ➡ 症状が出る(再燃)と治療を再開(再導入) ➡ 維持期(この期間がだんだん短くなってくる) ➡ レスキュー(再燃を繰り返し、だんだん薬も効かなくなり他の薬剤を使用)
このような段階を踏まえながら、病気と闘う力が落ちてきます。
【抗がん剤の副作用】
抗がん剤は増殖の盛んな細胞に作用するため、増殖の盛んな正常な細胞にもダメージを与えます。
活発な増殖を繰り返す細胞は骨髄、消化管粘膜、口の中の粘膜、毛根などがあげられます。
・骨髄:白血球や血小板の減少(感染しやすくなる、一週間から10日で症状が出る)
・消化管粘膜:嘔吐、下痢(治療当日から2日目くらいで症状が出る)
・口の中の粘膜:口内炎
・毛根:脱毛(猫ではヒゲが抜ける程度)
副作用は個体差があり、また抗がん剤の中でも出やすいものとそうでないものがあります。
猫のリンパ腫における抗がん剤治療は完治を目指すものではなく、生活の質を維持するために行います。
副作用で消耗してしまうのは目的にかなっていません。動物の抗がん剤はヒトのものより副作用は緩やかで、副作用のために入院する猫は1割以下です(抗がん剤はヒトの治療と同じものを使用する場合と、犬や猫用に開発された抗がん剤があります)。
なるべく猫が苦痛を感じないような治療法を選択します。
また、抗がん剤治療ではなく、ステロイドを使用した緩和ケアを選択するのも一つの方法です。長い期間の延命は期待できませんが、一時的には症状が改善されます。薬の値段も抗がん剤に比べると安価です。
猫のリンパ腫になりやすい猫種ってあるの?
猫種に限って言えばシャム猫、シャム系の猫がリンパ腫にかかりやすいと言われています。
海外の研究によると、シャムネコのリンパ腫は「前縦隔型」が多く、このタイプは3歳から5歳と発症年齢が低いため何らかの遺伝的要因によるものではないかと考えられています。
猫のリンパ腫の治療費はどのくらい?
アニコム損保の調査によると、猫のリンパ腫の平均年間通院回数は2回程度で、通院1回あたりの平均単価は9,612円程度でした。
また、リンパ腫の猫の年間における診療費の平均は年間14万1518円であったという集計もあります。※参考:アニコム損保「猫と暮らし 大百科」
上記の例はあくまでも統計的なデータであり、実際に治療を受けるとなると少々異なるかもしれません。
例えば「はとりの動物病院」の場合では、
高悪性度のリンパ腫(週1回の抗がん剤治療がメイン)1カ月の治療費用は10万円程度、低悪性度のリンパ腫の場合(抗がん剤の内服治療がメイン)は1カ月5万円程度が必要だそうです。
また実際にリンパ腫治療を受けて最初の寛解に入った14歳のねこちゃん「ナナト君」の場合、
「半年間で通院29回、抗がん剤治療16回」
ワンクールを終えて、実際の治療費は最初に獣医師から言われた金額・50万円程度だったそうです。
ある日の治療費 明細 抗がん剤治療を行う日の料金は大体下記位の金額になったと記載されています。
再診料 | 540(円) |
血球計算 | 3,240 |
生化学 6項目 | 3,240 |
エコー | 3,240 |
皮下注射 | 756 |
血管留置処置 | 1,080 |
抗がん剤 アドリノア | 5,400 |
静脈注射 抗生剤 | 1,080 |
ステロイド剤内服 1日分 | 324 |
血液検査(腎)SDMA | 2,700 |
合計 | 21,600円 |
合計 21,600円 でした。
抗がん剤治療を行う上では全身状態のチェックが必要です。白血球の数が低いなど一般状態が悪いと治療ができません。
血液検査と画像で状態をみながら慎重に進めていきます。再燃したら同様の治療がまた繰り返されます。
猫のリンパ腫の予防法はある?
猫のリンパ腫は猫白血病ウイルス感染症(FeLV)や猫エイズウイルスに感染している猫に発症しやすいというデータがあります。
これらはワクチン接種で予防できる疾患です。きちんとワクチン接種は行いましょう。
日本ではFeLVウイルスを保有している猫は3~5%、週1回以上外に出る猫では12.2%という統計もあります。リンパ腫の発生状況をみるとFeLVウイルス保有猫は、保有していない猫の60倍の発生頻度です。
猫エイズ(FIV)は混合ワクチンではなくて単独のものですが、獣医師と相談しながら接種に努めましょう。猫白血病も、猫エイズも感染すると完治することはありません。
また、外出の機会が多くなるとそれだけ感染のリスクも上がってきます。完全室内飼がおすすめです。
たばこの副流煙が悪影響を及ぼすという統計もあり、愛煙家の飼い主さんは注意しましょう。
また、日ごろからコミュニケーションの意味も込めて猫の体に触ることになれさせておきましょう。リンパ腫の場所が体の表面であれば触ることによって早期発見ができます。日ごろのチェックが早期発見のキーポイントです。
猫のリンパ腫におすすめのペット保険は?
猫のリンパ腫の治療費は基本的に全てのペット保険で補償の対象となっていますが、必ず保険約款・重要事項説明書を確認してください。
ここでは猫のリンパ腫・猫に合ったおすすめのペット保険、比較・選び方について解説します。
全てのペット保険で補償の対象外である去勢の費用等の項目は除き、あくまで保険会社・プランで差別化になるポイントに絞って解説します。
他サイトのようなランキング形式ではなく、あくまで猫目線で解説していきます。
猫のペット保険加入の選び方のポイント
①猫のなりやすい病気が補償されるか確認
・歯科治療(歯周病等)
②加入後に発症した先天性、遺伝性疾患が補償されるか
③通院・手術・入院を補償するフルカバー型のペット保険の中でも通院は他社と比較しても手厚いか
④更新の際に「来年度からの傷病や部位補償の対象外」とする可能性がないか
①猫のなりやすい病気が補償されるか確認
ペット保険は保険会社によって補償する病気や、補償の対象外となる項目が異なります。
中には猫がなりやすい、歯周病を含む一切の歯科治療を補償の対象外としているペット保険も存在します。例えば「プリズムコール」では一切の歯科治療が補償の対象外です。
また、「日本ペット少額短期保険:いぬとねこの保険」では「歯肉に触れる治療は補償されるが、歯に触れる治療は補償の対象外」といった細かい制限があります。
特に歯科治療は保険会社によって補償されるかが異なりますので、必ず保険約款や重要事項説明書を確認することをおすすめします。
また公式HPでも「保険金のお支払いできない事例」の中に記載されていることがほとんどですので必ず確認しましょう。
補足になりますが、予防目的の歯石除去等は全てのペット保険で補償の対象外なので注意しましょう。
猫がなりやすい病気で補償の対象外か確認すべき病気
②加入後に発症した先天性、遺伝性疾患が補償されるか
全てのペット保険で加入前に発症している先天性、遺伝性疾患は基本的には補償の対象外となってしまいますが、加入後に発症した先天性、遺伝性疾患を補償するかどうかは保険会社によって異なります。
猫種によっては、なりやすい遺伝性疾患があります。例えばスコティッシュフォールドでは 骨軟骨異形成症という遺伝性疾患が存在します。
こちらも併せて公式HP内の「保険金をお支払いできない事例」や保険約款・重要事項説明書を確認し、加入後に発症した先天性疾患が補償されるかしっかり確認しましょう。
③通院・手術・入院を補償するフルカバー型のペット保険の中でも通院補償の手厚さを重視するのがおすすめ
猫のリンパ腫は完治することはなく、長期に渡って複数回の治療が必要になる疾患です。また猫がなりやすい「尿結石」は症状が重い場合、外科手術を伴う高額治療が必要になる傷病です。
そのため、猫には「通院・手術・入院を補償するフルカバー型のペット保険」に加入することがおすすめです。
しかし、猫は腎臓病等の慢性疾患になりやすいのに対し、そこまで手術の可能性は高くありません。そのため猫にはフルカバー型の中でも通院補償が他社より手厚いペット保険に加入することをおすすめします。
【通院治療費】
・年間平均診療費 : 272,598円
・平均診療単価 : 9,329円
・年間平均通院回数 : 15.2回
参考:アニコム損保「家庭どうぶつ白書2019」
参考:猫との暮らしとお金「猫が慢性腎臓病になったときにかかる費用はどれくらい?」
(あくまでも統計による平均なので一つの参考資料として見てください)
④更新の際に「来年度からの傷病や部位補償の対象外」とする可能性がないか
ほとんどのペット保険が一年契約となっており、契約を毎年更新していくことで終身の補償となっています。
つまり、ペット保険に加入すると毎年契約更新の審査があります。
中には「前年度にかかった傷病や慢性疾患」等の、特に治る見込みが少ない、再発の可能性が高い慢性疾患を、更新の際に「来年度から補償の対象外とします。」と条件を付け加えてくる保険会社があります。
もちろん中には「更新の際に条件を付け加えることはありません」といった記載をしているペット保険もあります。
猫のリンパ腫は完治することが無く、一生の付き合いが必要な病気です。
加入を検討しているペット保険会社の「更新時の対応」についても必ず確認することをおすすめします。
また、ペット保険比較アドバイザーではそういった情報も一つの記事内でまとめていますのでぜひ一度ご確認ください。
猫におすすめのペット保険をご紹介!
最後に、今回ペット保険比較アドバイザーでは猫におすすめのペット保険をご紹介します。
おすすめの理由としては上記で説明した猫及びサイベリアンのペット保険の選び方、ポイントや条件をすべて満たしているからです。
アニコムでは保険金請求回数に応じた保険料割増制度ありますが、「腸内フローラ測定」を年一で行えるため、猫の死因ランキング1位である腎不全の予防までできる他、外出しずらい猫には有効な健康チェックです。
ただし、細かい補償内容や金額についてはもちろん違いがありますので必ず重要事項説明書や保険約款、パンフレットや公式HPを確認してください。
あくまで参考ですが、そもそも病気にさせたくないと考える飼い主様にはアニコムがおすすめです。
ちなみに、気になる保険料を条件が近いプラン同士で比較すると、保険料が高い順に①アニコム、となります。※0~15歳までの保険料の総額
メリット | デメリット | |
・歯科治療も補償 ・「腸内フローラ測定」等の予防型サービスも付帯 ・通院は一日当たり14,000円×年20日まで補償(補償割合70%プラン) |
保険料が高い 保険金請求回数に応じた保険料割増制度あり |
弊社の商品の保険期間は1年間ですが、ご契約には「継続契約特約」を適用して引受をさせていただいておりますので、解約等のお申し出がない限り満期後は、原則ご契約は自動的に継続となり、終身ご継続いただけます。
※ご注意
・ご契約者または弊社より別段の意思表示があった場合には、ご契約は継続となりません。
・自動的にご契約が継続とならない場合や、商品改定により保険料、補償内容などが変更となる場合があります。
引用:重要事項説明書
補足:先天性疾患が発症する前に!遅くとも7.8歳までには加入しよう
ペット保険は、加入する前に発症している先天性疾患は補償の対象外となります。
そのため、病気になってから保険に加入しようとしても、肝心のその病気の治療費は補償の対象外になってしまいます。
また、加入後に発見できた病気であっても先天性疾患を補償の対象外としているペット保険や、慢性疾患にかかると更新できない保険もあります。
また一般的にペット保険では8~12歳で新規加入年齢を設定していることがほとんどです。早いところでは7歳で新規加入を締め切るペット保険もあります。
「健康なうちに加入しないと意味がない」「また年齢制限に引っかからないから保険の選択肢が広がる」という意味で遅くとも7~8歳までにはペット保険の加入、少なくとも検討をすることをおすすめします。
補足ですが、アニコムやプリズムコールではシニア向けのペット保険商品もあります。しかし保険料も高くなり、補償内容のグレードも普通のプランより下がってしまいます。
高齢・シニア向けのペット保険については下記の記事でも解説していますのでぜひ参考にしてください。
よくある質問
猫のFeLVのワクチン接種はいつ受ければよいのでしょうか?
リンパ腫の場合、治療しないと余命はどのくらいでしょうか?
ペット保険は必要?
ペットには公的な保険制度がありません。そのため治療費の自己負担額は100%です。
もしもの時に、お金を気にせずペットの治療に専念できるよう健康なうちにペット保険に加入することをおすすめします。
また、病気になった後では加入を断られる可能性があります。
ペット保険比較表や記事を活用するのがおすすめ!
ペット保険比較アドバイザーでは、ペットに合った保険の選び方やペットの健康に関するお役立ち記事を公開しております。
記事と合わせて比較表も活用することで、ペットと飼い主様に合った保険を選ぶことができます。
また、保険会社のデメリット等も理解できるので、後悔しないペット保険選びができます。
ペット保険への加入を検討されている方はぜひご活用ください。
【猫のリンパ腫・治療費】まとめ
今回、ペット保険比較アドバイザーでは
・猫のリンパ腫の治療と治療費