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メインクーンの体重はどれくらい?成長推移の月齢体重や病気も解説!

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メインクーンの体重はオスで8kg、メスでも6kgまでなります。3歳まで成長を続け、1歳以降はゆっくりと大きくなります。体が大きい分股関節に負担がかかりやすいため肥満には注意が必要です。

メインクーンは体重も重く、体が大きな猫種です。その見た目にはそぐわない優しい性格としなやかな体が人気となっています。
子猫期の成長も著しく、その過程を見ることで成長の喜びを感じられます。

この記事では

・メインクーンの性格や特徴
・メインクーンの体重
・メインクーンがかかりやすい病気
について解説します。
最後までお読みいただければ、「体重が増えないメインクーンの対処法」もわかるようになっていますので、ぜひ最後までお読みください。


目次

「メインクーン」とは

メインクーンはアメリカの最東北部にあるニューイングランド・メイン州で自然に誕生した猫種です。

メイン州は

冬の寒さが厳しかった

ため、身を暖められるようその被毛はボリューミーになりました。

メインクーンが生まれた一説として

  • 大型の猫とアライグマを交配した
  • オオヤマネコ科のボブキャットとイエネコを交配して生み出された

という話もあります。しかし遺伝子的に不可能なため、ユニークなエピソードとして語り継がれたものだと考えられます。

メインクーンは1600年頃からアメリカでネズミなどの害獣を捕まえる「ワーキングキャット」として飼われるようになりました。

19世紀頃には愛猫家に認められるほどの人気猫種になり、一時はペルシャに人気を奪われ絶滅の危機にさらされるも「セントラル・メイン・キャット・クラブ」によって頭数を増やし現在に至ります。

 

メインクーンの特徴や性格

メインクーンは大型猫種です。個体差はあるものの小型犬よりも大きくなるケースもあり、犬のようにボールで遊ぶ個体もいます。

そんなメインクーンの特徴と性格をそれぞれ解説していきましょう。

 

メインクーンの特徴

メインクーンの特徴といえば

・大きな体
・美しく長い被毛

があげられます。

なんといってもその大きな体はメインクーンにしかないものです。筋肉質で骨格はがっしりとしています。顔つきは頑丈な口元と大きな縦長の輪郭、耳も大きくキツネのようで力強さの中に愛嬌を感じます。

被毛は「シャギーコート」といわれる毛の長さが不ぞろいで光沢のある分厚い毛質です。特に尻尾の毛量は多めでふさふさしています

この長く厚みがある被毛は寒暖の厳しい気候風土を生き抜くためのもので、たくましさが感じられます。

メインクーンには長毛だけでなく短毛も存在します。メインクーンと交配した猫が短毛の場合、生まれた子猫が長毛でも成長すると短毛になるケースがあります。
猫は両親どちらかの血統を名乗ることを許されていることから、この猫も立派なメインクーンとなります。

 

メインクーンの性格

メインクーンはその大きくいかつい見た目に反してとてもやさしい性格をしています。

猫の巨人」「ジェントル・ジャイアント(穏やかな巨人)」といわれるほど性格はとても良いことが知られています。

ほかにも

・穏やかで飼い主に忠実
・学習能力が高い
・環境に適応しやすい
・協調性がある

などがあげられ、犬の2倍しつけの手間がかかるといわれる猫の中でメインクーンは覚えが良くしつけがしやすいことで知られています。

非常に飼いやすく日本だけでなく海外でも人気が高い猫種です。

一方でワーキングキャットとしてネズミを追いかけて暮らしてきた猫種です。ハンター気質が残っていることから、飼い主さんの目には活動的で好奇心旺盛に映ることもあるでしょう。

 

メインクーンのサイズや体重はどれくらい?

メインクーンはそこに居ることを知らない人が見たら犬と間違われるくらいの大きさがあります。室内にいると存在感もあり、長毛で厚みがある被毛も目に入るでしょう。

大型猫のメインクーンは実際どれくらいでかくなるのでしょうか。

サイズや体重はオス、メスで差があります。

 

メインクーンの平均平均体重やオス・メスの体重の差を紹介!

メインクーンはメスよりオスのほうが大きくなる傾向があります。

【メインクーンの体重平均】
オス 6kg~8kg
メス 4kg~6kg
【体長平均】
オスメスともに約100m
猫の平均体重が3kg~5kgなため、オスのメインクーンは平均的な猫の約2倍であることが分かります。

また一般的な猫が1年で成猫になるのに対し、メインクーンは約1年~3年かかります。大型犬同様1歳までは成長が著しく、それ以降はゆっくりと成長していきます。

 

メインクーンの月齢体重、体重の推移はどれくらい?

【メインクーンの月齢体重】

月齢 体重 特徴
1ヶ月 500g~1kg ほかの猫と大きさは変わらない
2ヶ月 1kg~1.5kg ほかの猫と比べて手足が大きいものの大きな差は見られない
3ヶ月 1.5~2.0kg 動きが活発になる
4ヶ月 2.5kg~3kg 成長が著しい時期でほかの猫との体重差が出始める
5ヶ月 3kg~3.5kg 雌は体重増加が緩やかになる
6ヶ月 3.5kg~4.5kg 雄はまだまだ成長中
7ヶ月 4.5kg~5.0kg 顎がしっかりしてきたり毛がふさふさになる
8ヶ月 4.5kg~5.5kg 雄の成長が緩やかになる
9ヶ月 5.0kg~6.0kg 個体差が出始める
10ヶ月 5.0kg~6.5kg 一般的な猫の成猫時の大きさになる
11ヶ月 5.0kg~7.0kg 骨格がしっかりし体にも厚みが出始める
1歳~3歳 〜8kg 1歳では毛並みがまとまり、以降3歳までゆっくりと成長し続ける

中には2歳辺りで成長が止まる固体もいますが多くは3歳までゆっくりと成長し、

  • オスは約6kg~8kg
  • メスは約4kg~6kg

まで体重を増やしていきます。成猫時のメインクーンは目安として、10kg未満の小型犬くらいです。

 

ギネス世界記録にも載るメインクーンの大きさや最大体重は?

メインクーンは「世界一長い猫」としてギネス記録にも載っています。

イギリスのルド

2015年、3歳になるオス猫のルドが世界最長の猫としてギネス記録に認定されました。

【ルドの記録】
体長 118.33cm

体重は15.42kgもあり、でかいメインクーンであることがわかります。

ルドは家族みんなになついており、彼の日課は生まれたばかりの赤ちゃんの子守りだといいます。

「穏やかな巨人」を物語るエピソードです。

 

イタリアのバリベル

ルドの記録は2018年に更新されました。更新した猫は当時2歳のオス、バリベルです。

【バリベルの記録】
体長 120cm

2歳のバリベル君はまだ成長中です。自身のギネス記録を更新し続けることでしょう。

 

アメリカのストゥーウィー

実はルドとバリベルよりも長いメインクーンが、ギネスに登録されたことがありました。

その名前を通称ストゥーウィー、本名マンズ・スチュワート・ギリガンといい、オスで年齢は8歳でした。

【ストゥーウィーの記録】
体長 123cm

2010年にギネスから「世界一長い猫」の認定を受け、残念ながら2013年に亡くなっています。

 

メインクーンの体重について注意したいことは?

メインクーンは1歳までの成長が著しく、体重も一気に増えていきます。

このように一般的な猫種と比べると体重の増加が大きなメインクーンですが、メインクーンは成長期が長く、体重の増えすぎに注意しなければいけません。

 

注意点①:メインクーンの成長期は非常に長い

先述しましたが、メインクーンの成長期は非常に長く、個体差がありますがおよそ3歳まで続きます。

一般的な猫種の成長期が1歳までなのに対し、メインクーンは

その3倍成長

を続けます。1歳を過ぎると体重は落ち着きますが、体長は伸び続けます。

一般的な猫の成長期を知っていると長くて不安になることもありますが、メインクーンについての知識を得て適切な体重の管理を行うことが重要です。

 

注意点②:標準体重の1.2倍の体重は肥満!食事量に注意しよう

メインクーンは生まれてから1歳まで、毎月500~1キロというスピードで体重が増えていきます。前にご紹介した月齢体重表の当てはめた体重と同じくらいなら心配はありません。

ただし

標準体重の1.2倍の場合には肥満の可能性

が高くなります。そのような場合には食事量に注意が必要です。

月齢体重票でもわかる通り、生後五ヶ月や六ヶ月頃にはメスの成長が緩やかになります。

その時期になると必要カロリーが減り、

今までと同じ量の餌を与えているとカロリーオーバーになる可能性

があります。成長とともに餌の量を減らしていかなければいけません。

子猫は成長のため成猫の2倍のタンパク量が必要だといわれています。とはいえ与えすぎも良くないため、月齢や運動量に合わせて餌の量も調節しましょう。

 

注意点③:平均よりも体重が小さい猫の場合はどうする?

一方で月齢体重よりも少ないといった悩みもあります。大型猫種であるメインクーンがなかなか大きくならないのは心配でしょう。

しかし個体差や体質の問題、食の細さなどがあるため、

遊んだり走ったりするくらい元気があれば多くは大丈夫

だと考えられます。

その一方で飼い主さんが気を付けなければいけない点もあります。

 

なかなか体重が増えないメインクーンの場合はどうする?

メインクーンの体重の目安は

およそ3歳までに
・オスが約6kg~8kg
・メスが約4kg~6kg

です。個体差があるためここまで体重が増えないメインクーンもいます。

ただし飼い主さんが気をつけるだけで体重が増える場合があります。

 

フードの量と子猫用のフードを与えているかを確認

メインクーンの体重が増えない原因として

  • フードの量が少ない
  • 適切なフードを与えていない

ことが考えられます。

中にはあまりフードを食べない子もいます。

食べない理由には運動不足でお腹がすかないといった場合もあるため、

十分に遊んで空腹にさせた

後にフードを与えてみましょう。

フードを食べないからとおやつの与えすぎでお腹がすかないケースが考えられるのであれば、おやつを減らす必要があります。

おやつよりも成長に必要な栄養素が含まれているキャットフードをしっかり食べてくれることが重要です。

また、子猫用のキャットフードを与えないと、栄養やカロリーが足りず体重も増えません。

子猫用のキャットフードには

・筋肉や皮膚を作る「タンパク質
・骨を丈夫にする「カルシウム

など成長に必要な栄養素が含まれています。将来丈夫な体を手に入れるためには、子猫のうちから適切な栄養素を摂取することが重要です。

 

メインクーンには餌をどれくらい与える?成長期はどうするか

成猫の場合、メインクーンで必要な餌の量の求め方は「体重×80kcal」です。これは成猫の場合で、子猫だと成猫の2~3倍のカロリーを必要とします。

そのため子猫の成長期の計算式は

体重×160〜240kcal

が目安でしょう。

例えば生後三ヶ月で体重2kgの場合だと、1日の必要カロリーは
2(kg)×160=320kcal
となります。

具体的な餌の量はキャットフードのパッケージに体重や月齢別に書かれています。

フードのカロリーもパッケージに記載されているため、上記のカロリーと合わせて参考にしてください。

 

体重の増え方が気になるなら動物病院に連れて行くのもおすすめ

体重の増え方で気になる点があるようなら、獣医師に相談するのもいいでしょう。専門家からの意見を聞くことで得られる知識や安心感があります。

また体重が増えない原因がキャットフード自体にある可能性があります。

キャットフードには様々な種類があり、原材料やカロリーがそれぞれ違います。

特に

安くて量が多いものは栄養が足りていない

ことも考えられます。

そのためキャットフードを選ぶ際にはパッケージの成分表を確認することが重要です。

 

メインクーンがかかりやすい病気とは?

メインクーンがかかりやすい病気として

・熱中症
・毛球症
・股関節異形成症

などがあげられます。

メインクーンはその豊かな被毛のおかげで寒さには強いのですが、暑さには弱い猫種です。そのため熱中症にかかりやすいといわれています。

また毛の長い猫種に多い毛球症も注意が必要です。飲み込んだ毛が胃や腸で絡まりやすくなってしまいます。

股関節異形成症は大型犬に多い疾患です。猫であってもメインクーンは成長過程がほかの猫種よりも著しいため、股関節に負担がかかりやすいです。

ほかにも遺伝性で気を付けたい疾患があります。

 

肥大型心筋症(ひだいがたしんきんしょう)

肥大型心筋症は心筋症の一種です。心臓の筋肉が厚くなることで全身に送る血液量が減ってしまい、症状が出ます。

【症状】
・元気、食欲低下
・あまり動きたがらない

進行すると心不全や血栓になります。特に血栓は急死のリスクがあります。

メインクーンは肥大型心筋症を遺伝しやすい代表的な猫種のひとつで、中でもオスと中年齢以降に発症しやすいとされています。

脊髄性筋萎縮(せきずいせいきんいしゅくしょう/SMA)

脊髄性筋萎縮は胴や四肢の筋肉を動かす脊髄の神経が消失することによって発生します。

両親がこの病気をもっている場合、その両親から生まれたメインクーンにも100%発症する恐ろしい病気です。

【症状】
・後ろ足が弱くなる
・震え
・ジャンプができなくなる
・筋力の低下

多くは生後3~4ヶ月で発症し、短命にもつながります。根治は難しい疾患です。

脊髄性筋萎縮は遺伝子検査で早期発見することができ、発症した際に備えることができます。

 

多発性嚢胞腎(たはつせいのうほうじん)

多発性嚢胞腎は腎臓に嚢胞という液体が溜まった袋が異常発生する病気です。徐々に腎臓の機能低下をもたらし、最終的には尿毒症で死に至ります。

【症状】
・多飲、多尿
・嘔吐、下痢
・体重減少

初期症状は多飲多尿ですが、尿毒症になると腎臓が機能しないため無尿になります。

多発性嚢胞腎も遺伝子検査で発症リスクが分かります。

 

よくある質問

メインクーンの子猫はいつまで「子猫用フード」を与えればいいのですか?

メインクーンは一般的な猫種より成長期が長いといった特徴があります。そのためおよそ生後15か月までは子猫用フードを与えて構いません。
3歳までは成長しますがスピードはゆっくりなため、3歳まで子猫用フードだとカロリーオーバーになってしまいます。
ほかの猫種と同様1歳になったら成猫用に変えても構いませんが、成長を考えて生後15か月までは子猫用フードを与え続けるほうが良いでしょう。

大きいメインクーンに育てたいです。たくさん餌をあげたら大きくなりますか?

せっかく大型猫を飼い始めたのなら、大きくしたいと考えるでしょう。しかし餌をたくさん与えたからといって大きく成長するとは限りません
確かに体重は増えるかもしれませんが、愛猫の骨格に合わない体重だとそれはただの肥満です。肥満は様々な病気を引き起こす原因となり、メインクーンは体重が重いことから股関節の異常を招くリスクが高くなります。
大きくしたい気持ちもわかりますが、愛猫にとって適切な餌の量で健康的に育てましょう。

ペット保険は必要?

ペットには公的な保険制度がありません。そのため治療費の自己負担額は100%です。

もしもの時に、お金を気にせずペットの治療に専念できるよう健康なうちにペット保険に加入することをおすすめします。

また、病気になった後では加入を断られる可能性があります。

ペット保険比較表や記事を活用するのがおすすめ!

ペット保険比較アドバイザーでは、ペットに合った保険の選び方やペットの健康に関するお役立ち記事を公開しております。

記事と合わせて比較表も活用することで、ペットと飼い主様に合った保険を選ぶことができます。

また、保険会社のデメリット等も理解できるので、後悔しないペット保険選びができます。

ペット保険への加入を検討されている方はぜひご活用ください。

【メインクーンの体重はどれくらい?成長過程の体重や病気について解説】まとめ

今回、ペット保険比較アドバイザーでは

・メインクーンの性格や特徴
・メインクーンの体重
・メインクーンがかかりやすい病気
について解説してきました。
メインクーンはとても魅力的な猫種です。その大きな体と穏やかな性格で、一緒にいるとゆったりとした時間を過ごせるでしょう。
メインクーンがかかりやすい病気に注意して、健康的に長く暮らしていきたいですね。
ペット保険比較アドバイザーではペット保険に関する記事も掲載しておりますので、ぜひご活用ください。

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